☆初心者向け猫の飼い方入門☆

基本的なことだけを押さえておくので、これ以上のことは自分で勉強するか、
獣医師広報板の猫フォーラムのBBSあるいは意見交換掲示板にきてくださいね☆
村山は森の猫というハンドルでたま〜に、います。
(追記。2008年秋現在は、あまりいけなくなってしまっています。
あそこ大好きなので、またのぞきにいきたいんですが、仕事が…)。
私の百倍頼りになる猫飼いの先輩たちも、いっぱいいます。
☆うちのメイン掲示板「カフェかもめ亭」で質問してくださってもいいです。
わたしにわかることでしたら、なんとかお教えしますので…。

また、「赤ちゃん猫を拾ってしまった!」という人や、「猫を飼うにあたって必要なものは
なんだろう?」と考え込んでしまったみなさんには、
世界にたくさんある猫サイトの中でも、特に、こちら、
『赤ちゃん猫[手乗りーず]の育て方』さま
  http://island.geocities.jp/akacyanneko_no_sodatekata/
をお勧めします。
(もと、『Angel’s Garden』さまのコンテンツの一部を、
サイト主さまが、ご自分で復活させてくださったものになります)。

こちらさまのサイトさまのテキストは、愛情いっぱいで、
かつ、かゆいところに手が届く親切さです。
(サイト主さまは、猫の天使さまか女神さまみたいな方だと思います。いえ、おおげさではなく。実は、拙著「虹の物語」に登場した猫の
育て方のサイトとそのサイト主を描写するときに、こちら、
『Angel’s Garden』さまのサイトのことが、ふんわりと頭にありました)。
へそのおつきで捨てられていたレニを拾った頃に、自分がネットをしていたら、この愛情あふれる子猫の育て方は、
絶対、参考にしたのにな、といまも思います。

☆猫は完全室内飼いにしましょう
昔ながらの猫を外に出す飼い方は、猫のために勧められません。
外にでた猫は、交通事故の危険にさらされ、病気の伝染におびえ、動物を虐待するのが
趣味の人々に誘拐され、殺されるおそれがあります。
都市部では、実験動物として売るために、業者が猫さらいをしているという噂も。
またご近所の猫嫌いの人に熱湯をかけられる、なんて怖いこともあります。
田舎では、農薬いりの餌をまいて、猫を殺す人もいます。
ちょっと大げさに書いてみましたが、猫が危険にさらされているのは事実です。

「外に出さないなんて猫がかわいそう」という人もいるでしょうが、それは気のせいです。
猫には人間の家の広さのなわばりと、飼い主の愛情があれば十分なのです。
ただ、一度外に出してしまうと、なわばりが外まで広がってしまうため、どうしても
外にでたくてたまらなくなる猫もいます。
絶対に、外には出さないようにしましょう。

もうひとつ。猫を放し飼いにしていると、よその家のペットを傷つけるおそれが
あります。ご近所の家で、小鳥を飼っていた場合、猫にはどう言い聞かせても、
その小鳥を捕らないように教えることはできません。
もしあなたの猫が、よその家の小鳥を殺した場合、
あなたはどう責任をとるのでしょうか?
一羽の小さな小鳥でも、その家の人にとっては、大切な家族です。
あなたにとっての猫のように、その小鳥は、誰かの家族であり、
友だちであり、宝物なのです。
取り返しのつかないことになる前に、猫は室内飼いにしましょう。
(どうしても猫が外へでたがる猫の場合は、せめて、猫トイレを
家においてください。よその家の庭に排便をするのを防ぐためです。
また猫の首には、鈴と迷子札つきの首輪を付けましょう。
鈴は小鳥などの小動物を猫から逃がすため、迷子札は、
行方不明になったときのためのものです。
予防接種をするのはまず当たり前で、避妊去勢手術も必ずしましょう)。



☆猫にはキャットフードを与えましょう
昔の猫が猫まんまでたりていたのは、自分で小鳥や虫を捕って食べることができて
いたからです。室内飼いの猫には、それは不可能です。
ドライフードを中心に与えましょう。
フードは基本的にはコンビニで流通しているもので大丈夫…らしいのですが、
我が家では、いわゆる自然食フードと呼ばれているものを与えています。
(01年五月現在、アボキャット、ナチュラルチョイス、ソリッドゴールド…
の三種類を中心に与えています。ソリッドは、勧める人と勧めない人がいるので
この先も続けるかどうか、ちょっと迷っているところ)
(追記。2008年秋現在、ソリッドとヤラー、ホリスティックレセピーが
うちの猫たちの主食になっています。二匹とも毛づやがよいですよ)。

それプラス、夕食時には、猫缶を与えると、猫も喜ぶし、飼い主も楽しいです(笑)。
我が家では、いなば、はごろもなど、国産の人間用の缶詰を作っている
メーカーのものを中心に与えています。

ドライフードは我が家の場合、一日中お皿に入れてだしています。
猫は好きな時間に食事をしています。
猫の餌やりについては、一日二回とか三回、時間を決めてやるべきだという
意見と、我が家のように好きな時間に食べるようにさせるべきだという
意見があり、どちらの意見にも、獣医さんの裏付けがあるので、
家庭の事情によって、好きな方を選択するとよいでしょう。

☆年に一度、予防接種を受けさせましょう
猫には、三つの伝染病を防ぐことのできる混合ワクチンがあります。
もう一つ、猫白血病を予防する注射もあります。
猫白血病のワクチンについては、今のところあまりよい評判を聞かないので、
(副作用がかなり強いらしいので…)我が家では注射していません。
しかし、三種混合ワクチンは、毎年必ず接種しています。
我が家は完全室内飼いですが、猫の伝染病には、飼い主の靴の裏に
ついてくる!などという伝染力の強いものもありますので…。

予防接種は、子猫(生後二ヶ月以降)に第一回目、
その一ヶ月後に第二回目の注射を受けます。
(人によっては、三回受けさせる人もいるようです)。
その後は、年に一度、追加接種をおこないます。

子猫の時の予防接種は、副作用が強くでて、具合が悪くなる猫もいます。
我が家でも、注射のたびに具合が悪くなる猫がいました。
それでも大体、五時間くらいもすると元気になるので、あまり心配しないで
ください。ただ、翌日まで元気にならないときや、あまりにも
具合が悪くなったときは(そのあたりは飼い主の自己判断ですね)、
病院に電話して、獣医さんの指示を扇ぎましょう。

(追記。その後、我が家の猫二匹は、9歳と7歳になり、
いまは、「それくらい大きくなったら、副作用の方が怖いので、
室内飼いなら予防接種しなくてもいいですよ」と、おっしゃる
主治医に出会い、いまは予防接種していません…
しかし、これが正しいのかどうか、現時点では私にはまだ
わかりません。また、予防接種をしておいた方が、
たとえば他の病気やけがで獣医にかかるときに安心だと思いますし、
本来は、予防接種をしておいた方がいいのかなと思います)。

☆ホームドクターを作りましょう
行きつけの獣医さんを作りましょう。
別に近所の先生でなくてもかまいません。
我が家はタクシーで三十分くらいかかる病院につれていっています。
猫は抱いていくのではなく、キャリーバッグに入れるか、
洗濯ネットにくるんでいきましょう。
リードでつないでいるから大丈夫、という人がたまにいますが、
猫が万が一リードをつけたままで逃げた場合、危険です。
(猫がせまいところをくぐり抜けようとした場合や、木にかけのぼったときに、
リードが何かに引っかかって、首をつる危険があります)。

獣医さんに行くときは、当日でもいいですから、電話予約をします。
診療時間外に行くことは、なるべく避けてください。
急ぎでないときは、月曜日は避けましょう。
(土日に具合が悪くなった犬猫が、どっとくるので月曜日は混んでいる
獣医さんが多いです。ほかの犬猫が待合室に大勢いると、
猫は安心できませんし、院内感染のおそれもでてきます)。

猫の症状は、落ち着いて説明しましょう。
治療の時などには、猫を押さえるように獣医さんにたのまれるので、
猫になれている人が付き添うようにしてください。
ふだんから猫をさわることになれていましょう。
飼い主が扱えない猫は、獣医さんだって押さえられません。

☆避妊手術と去勢手術をしましょう
猫にはバースコントロールはできません。
そうして雌猫は、生後半年くらいにもなると、一人前に子猫をうみます。
室内飼いなら大丈夫だろうとか思っていると、扉のわずかな隙間から脱出して、
見事みごもってかえってくるのが猫なのです。
野生の衝動は誰にも抑えられません。
そうして、無理に我慢させていると、老後に子宮蓄膿症などの病気で苦しむ
ことになります。寿命が縮むという噂もあります。
雄猫の場合、手術をしていないと、家を離れて雌猫を求めて旅に出ます。
そのまま交通事故にあったり、よその猫とけんかして大けがをしたり、
猫嫌いな人にペンキをかけられて死ぬ目にあったりするので、
ぜひ、去勢手術を受けさせましょう。
スプレーと呼ばれる、臭い匂いのおしっこをするのも雄猫です。
手術後の猫はおっとりした性格になり、外出しなくなります。
スプレーも、ほとんどの猫がしなくなるそうです。
手術費は、病院によって違いますが、2から5万円くらいのあいだだと思います。(地方また病院によって違います。事前に調べていきましょう)。

避妊手術については、「不自然だから」と反対する人もいます。
「かわいそうだから」という人もいます。
そのあたりは飼い主の考え方によって違いますので、
するもしないも、結局は飼い主の自由だと思います。
でも、雌猫の場合、1回の出産で、3から5匹くらいの子猫をうみます。
季節ごとに、何度も出産します。
その子猫すべてに、里親を捜してやることが、できるでしょうか?
雌猫を飼っていながら、「かわいそうだから」「不自然だから」と
手術をしないでおいて、子猫が生まれると、公園に捨てにいく人は、
子猫のことはかわいそうだと思わないのでしょうか?
公園に捨てられた子猫は、烏につつかれ、寒さで凍え、病気になり、
時として、子猫を虐待する馬鹿な中学生たちに、手足を切断され、
生きながらライターの火であぶられ、苦しみながら死んでいきます。
親切な人に拾われる可能性は、限りなくゼロに近いのです。
なぜなら、猫を好きな人はすでに猫を飼っているからです。
幸運なことに、野良猫として成長しても、野良猫の平均寿命は三年です。

それでも子猫を手放さなくてはならない人や、
猫が飼えない環境にあるのに、子猫を拾ってしまった人は、
たとえば、インターネットの里親掲示板にかきこんでください。
獣医師広報板にもあります。

☆猫の飼い方の本を買いましょう
猫はポピュラーな生き物であるためか、ことさらに勉強をしないで飼っている
人が多く見受けられます。
とくに、昔猫を飼った経験がある人に、それが顕著です。
けれど、昔の自由に放し飼いしていた猫と、いまの室内飼いの猫とでは、
およそ飼い方が違います。
また、猫の研究は日々進んでいるので、昔常識とされていたことが、
いまは非常識になっていることもあります。
最新の知識を蓄えるためにも、猫の飼い方の本をぜひ一冊買い求めてください。
できれば、何冊でも買えるだけ買っておいておくことをお勧めします。
なぜなら、ふつう猫の飼い方の本は、獣医さんが書いているのですが、
獣医さんによって、微妙に意見が違うときがあるからです。
いろんな考え方があることを知るためにも、本のコレクションを作りましょう。
「猫の手帖」などの月刊誌を買うこともお勧めします。
(2008年秋現在、「猫手」は、お休み状態のようです…。
いま、素敵な猫の雑誌はたくさんあります。けれど、
猫および猫の飼い主に対して、あんなに愛情深く、
猫と暮らす、ということに対して、
筋の通った思想と理想をもっていることを感じさせた
猫雑誌は他にないので、復活していただきたいですね。
ちなみに、拙著「コンビニたそがれ堂」の最初の話に出てくる猫雑誌は、
当然、こちら「猫手」さんがモデルになっていました)。

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