青い石の伝説

魔法少女マリリンシリーズ第1巻

マリリン・マリルーンは、砂漠の街の魔法学校に通う、魔法使い見習いの女の子だ。
将来は、悪い奴らをやっつけたり、財宝探しの旅に出たりする
かっこいい、冒険者になりたいと思っている。

でも、砂漠一の大商人であるお母さんはその夢に反対だし(店の跡継ぎにしたいのだ!)、
マリリンは、自分の才能に自信がない。
伝説の魔法使いだったというおばあちゃん譲りの魔力は強いんだけど、
魔法がいつも使えるとは限らないし、失敗しちゃうことのほうが多いのだ。

十二才の夏休み、マリリンは、おばあちゃんが若いころ暮らした街、アルシャンに
やってくる。お休みのあいだ、おばさん(お母さんの妹)のうちで暮らしながら、
ないしょのぼうけんをするためだ。
「命がけの冒険をすれば、きっと、才能が目覚めるのに違いないんだわ!」

そして、実際にマリリンが出会ったぼうけんは、想像していたよりも、ずっとすてきで、
ずっと怖くて、でも、ずっと、わくわくするものだった…。

夢見る魔法少女マリリンの、夏休みの冒険物語。

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