ふしぎ探偵レミ2〜なぞの少年と宝石泥棒

風早の港のそばの小高い丘の上。
そこには古い図書館があり、そのそばには
小さな森と公園がある。
その森に、ある日ふいにたっていた一軒の洋館。

すんでいるのは、赤いマントを着た茶色い髪の少年と
彼に付き従う、若く万能な執事。
レミは運命に導かれたように、ある日ふたりとであう。

さみしげな瞳の少年は旅人で、
どうやら命がけの旅をして、この街にきたらしい。
この街には、彼が憧れた、大切な何かがあるらしい。
少年の手には輝く不思議な銀の杖。
遠い街からきた、と語る少年の故郷はどこなのか。

まるで物語の中から現れたような魔法使いの少年
あったことがないはずなのに、
レミを昔から知っているかのようにみつめてほほえむ
その少年は、一体誰…?

そんな中、風早の街には、三つの怪事件の噂が流れ…

少し切ない初恋物語、前編です。


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