ふしぎ探偵レミ3〜なぞの少年とコスモスの恋
ルビーばかりねらう謎の宝石泥棒と、
街の陸と空を駆けぬける、みしらぬ乗り物、
七匹の黒い犬を連れた、黒い服の美女。
あやしい三つのうわさは、
旅人の少年の故郷の街に関係していました。
このままだと、不幸なことが起きる。……それを知る
少年は、風早の街を守るため、故郷の友人を守るために
赤いマントで鳥のように街をはばたきます。
手に輝く銀の杖を持って。
彼に従う執事もまた、主を守るために、
そのそばに従います。
彼は無敵の力と、金属でできた翼を持っていました。
レミもまた、少年とともに、そして、
あらわれた不思議ななぞのお姉さんとともに、
街の平和を守ろうとします。
誰も悪くはないはずなのに、
少しだけ幸せになろうとしただけなのに、
少しずつ少しずつ、不幸へと動いていった歯車は、
みんなの力で、止めることができるのでしょうか?
そして、レミの祈りは、いつか、
どこか遠くの世界に届くのでしょうか?
時の彼方、どこかの次元で、
その願いが叶う日はくるのでしょうか?
少し切ない初恋物語、後編です。
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