Angel Lips(JOKER)

さて、今回はAngel Lipsについて書きます。

久々に友人の家に遊びに行って見付けたいかにもあれなゲームのタイトルですね。
家に持ち帰り開けてみました。中身はCD二枚ぐみです。
最近多い、インストール用ゲーム用に別れているタイプですね。
CD-ROMというメディアは1枚で650Mbも入るので
内容は盛り沢山なのだろうと楽しみにしつつCDを挿入。
ゲームディスク262Mb、インストールディスク80Mb
CD一枚に入るやんか!!

早速怪しげな雰囲気を醸し出してます。
別の意味で胸を躍らせながらインストールしスタート。
中身はビジュアルノベルでフルボイスです。
ま、一応CD二枚ぐみですからね。
しかしナレーションにまで声が入っているのは初めてです。
いきなり現れてやり始める女子高生、援交ものですがプレイヤーは完全に置き去りです。
プレイ10分後にようやく選択肢が出てきました。
一応マルチエンドみたいです。
しかし選択肢といえば、

 

・街で見かけた子に

1、話す  2、話さない

 

程度の物(他には電話をする、しないなど)なので無きに等しいでしょう。

ゲームとしては完全に敗れています。
というわけでこのゲームの(色々な意味での)良さは声であると私は感じました。
先程も書きましたが本当にフルボイスです。

この手のゲームのボイスは女性キャラのみ、あって脇役といったところでしょうが
主人公(とおぼしき高校生)の声から、三下のチンピラ、果ては薄汚いオッサンに至るまで
通常会話はもちろん、あえぎ声まで入っています。

ユーザーに対する嫌がらせですか?

しかし、もっとも凄いのがナレーションです。
この手のゲームというのは、かなり状況を文章で伝えると思いますが、
このゲームもご多分に漏れず、キャラのセリフの間に説明文が沢山入っています。
通常会話中なら未だいいのですが、そういうシーンになっても冷静な声で

「興奮した慎吾は優のスカートをめくり・・・・」

などと言われると、興奮云々の前に「間抜け」なかんじで大笑い。
トレビールと二人で笑い転げました。

また、このゲームはビジュアルノベルのくせにメッセージをページ単位でしかとばせません。
なので、ページの下にあるセリフを聞こうとするなら場合によっては、
オッサンの悶え声やら、冷静にとんでもない言葉を吐くナレーション
強制的に聞かされます。
この時点で完全にクソゲーに認定。

更に回想シーンでは、1回のクリックがシーン単位なので最後の方まで見るには
10分くらいじっと待たねばなりません。
これだったら普通にSAVEしてそこからやった方が早いです。

何のための回想シーンなのですか?

 

とかくクソゲーというのは操作性が悪い物という決まりがありますが、
一番考えやすいADVにおいてそれを実践したのは
このソフトが初めてでしょう。

今後もこのソフト会社には期待する管理人でした。

(taka)

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