Snood(REBELLiON)

さて、今回はあるゲームボーイのソフトに関して書きたいと思います。
ちなみにこの作品は日本では販売されておりません。
アメリカで作成されたもので、いわゆる洋ゲーというやつです。
この時点で嫌なオーラを感じ取れるようになればアナタもプロに近づいた証拠です。

えらくシンプルなタイトル画面で、とりあえずスタートを押してみました。
青い箱が機械に入り、原色のみで描かれている、やたらいかつい顔をしたコインという
いかにもアメリカらしい
訳のわからないキャラクターがいきなり現れます。
自分とは違う文化というのは、人は受け入れることが難しいとはいいますが、
何でわざわざこんなキャラクターを使うんですかね?
どうでもいいですが、機関車トーマスって良く見なくても気持ち悪いんですけども。
もっとも、向こうの肉食な方々からしてみれば、日本のヲタ共が好むような
顔面の中に占める瞳の割合が
4割以上のキャラクターを見て

同じことを思うかもしれませんが。
いや、あれは日本の文化とは違うから。
つか、ゲームボーイアドバンスの能力使ってわざわざこんなん描くなよ。

その機械はこの手のキャラを作り出す機械のようで、
(作られている部屋はどこかの監獄っぽい部屋でした)
作られたいかにもあれなキャラがベルトコンベアーで運ばれて、いきなりゲームスタート。
これだけでこのゲームの基本設定を理解できる方がいたら
ノストラダムスを超えられることができるかもしれません。

1000年後くらいには、やたら妄想癖のあるどっかの雑誌の編集者
その方の言ったことを拡大解釈して世間を騒がせてくれることでしょう。
(キ○ヤシ、サリンなんていったい誰が!? → 旧日本軍730部隊の生き残りだ!!!)

ゲームをはじめる前でこんなに突っ込むことになろうとは・・・・・・
気分を落ち着かせていよいよゲームに進んでみたいと思います。
はてさて、一体どんな画面が待っているのやら・・・って
想像以上でした。
オープニングの(おそらく)主人公だと思われる青コインの他にも
緑色のブロックやら、紫色のオニギリ、赤や青や黄色のボール・・・・
だからなんで原色だけで書くんですか?
しかもご丁寧に全てにが描かれており、微妙にアニメーションとかしています。
一番下の射出口があって、そこからブロックが打ち出されるもよう。
おお、シューティングなのでしょうか?
撃ったブロックは壁で跳ね返って、他のにぶつかると止まりました。
んで、同一の色が3個以上並ぶと消える・・・
ってまんまパズルボブルじゃないですか!!
今までにもシステムをパクッてるみたいだな、という作品は見たことがありますが
ここまでまんま同じなのは始めてみました。
当然のことながら、TAITOの文字はタイトルにはありません。
これって著作権法違反なんじゃ・・・・
さすが、ジャングル大帝やら不思議の海のナディアやらをパクッていても平然としている国は違います。
えと、日本の著作権法ではキャラ変えてもシステム同じなら十分抵触しますんで。
そうそう、ポケモンにユン・ゲラーという名前のキャラが敵役として出てくるからと
任天堂を訴えているユリ・ゲラーさんが仮に訴訟に勝ってしまうと
アメリカは他の件で日本に多大な著作物使用料とか
払わされる可能性が出てきてしまうのではないでしょうかね。
ユリ・ゲラーさんがアメリカで社会的に抹殺されていないことを祈るばかりです。

余談ですが日本にも同じような例が以前ありました。
アーケードで出ていた"モンスターワールド"は、
PCエンジン"ビックリマンワールド"という名前で発売されています。
店の親父と一部のボスキャラのグラフィックが違う以外は、
面の構成に敵キャラクターに隠しアイテムの位置、果ては音楽まで同じという念の入れよう。
これはパクッたかどうかはわかりませんが。

ちなみにこの元になったパズルボブルという作品は
色とりどりの泡を打ち出して、同じ色が3つ以上並ぶとその部分が消えていき、
最終的にすべての泡を消すとステージクリアというゲームです。
ちなみにこのパズルボブルはバブルボブルというアクションゲームのキャラクターのパズル版なのですが
この作品は見た目の可愛さと、ゲーム性、音楽ともに素晴らしく、
一度はまると中毒になるので注意しましょう。
んで、そんなポップで斬新で夢があふれるパズルゲームが
アメリカナイズされると、一転してダークでアシッドな雰囲気に早代わり。
音楽も不気味なFM音を使用したもの(音色は3色ぐらい)で
いっきに対極に存在するゲームになってしまいました。

ちなみに、このゲームは時間がたつにつれて上限が下がっていき、
一番下までブロックが来てしまうと失敗という作りになっていますが、
3回失敗してゲームオーバーになると、最初にでてきた青コインが
プレス機でつぶされるシーンが出て終了。
最期の最期までアメリカナイズなこの作品に一言
ソフトだけでなく会社ごと
プレス機で潰されてください

(taka)

戻る