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優位性や課題

■植生基材吹付工との比較試験経過(嘉瀬川ダムの例)


植生基材吹付工との比較試験経過

■植生基材吹付工


植生基材吹付工

■植物誘導吹付工


植物誘導吹付工


■植物誘導吹付工と植生基材吹付工における材料の製造経緯

植物誘導吹付工と植生基材吹付工における材料の製造経緯

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■現状の植生基材吹付工の課題

  • 材料製造にかかる費用に大きい差があります。材料輸送とともに、運搬車両の燃料や排気ガスの放出が多大です。
  • 河川や湖沼に対し水の富栄養化の懸念があります。バーク堆肥の窒素や燐酸等に加え、現場で肥料を混合し 早期緑化を図るため、 生育基盤の流失が発生した場合には、過剰な養分の流失による水質汚染がありえます。
  • バーク堆肥には、多くの肥料成分が含まれ、また粒子が細かい粒径となっていますが、植物の生育にとって有効である反面、養分吸収力の強い植物に強く働き、その植物が単一的な群生を作りやすくなります。たとえばイネ料草がこれに相当し、過密の弊害に及びます。また、早期緑化を期待するため土壌養分の投入効果が大きいが、急速な不足が早期に発生しやすくなります。植生の衰退過程で周辺からの強靭な雑草によって覆われ、冬期の裸地出現となることも多い。
  • バーク堆肥と生チップを混合した場合、急速に窒素飢餓を生じ発芽以降の生育に障害を与える可能性があります。


■植物発生材を活用したリサイクル型緑化工法の分類

分類 堆肥化しない 堆肥化する
植物発生材を主体とし発生土を
少量含む
植物発生材とともに
発生土を多量含む
アスファルトやコンクリート破砕物、
コンポスト、貝殻など
工法例 植物誘導吹付工 ネッコチップ工法等 エコサイクル緑化工法等
手段 吹付 撒き出し 吹付
建設現場から発生する伐採材を二次
破砕まで行い、これに添加剤「はえる
ちゃん」を混合して吹付ける。
建設現場から発生する伐採材を
針状に破砕し、これに現地発生土や
建設汚泥等を混合して高速
ベルコンにて撒き出しする。
堆肥メーカー内工場にて材料
製造。現場内製造では3ヶ月間
程度の発酵期間を経て吹付ける。
主要材料 植物発生材
(添加剤「はえるちゃん」)
植物発生材
(発生土,建設汚泥など)
アスファルト破砕物コン
クリート破砕物植物発生材
の堆肥
勾配適用 1:0.5まで 1:0.7まで 1:0.5まで
最大法面長 100m 25m 45m

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