● 浄化槽とは
 公共下水道の普及していない地域で便所を水洗化するためには浄化槽を設ける必要があります。浄化槽は微生物の働きを利用して汚水を浄化します。微生物の中には酸素を好まない嫌気性と酸素がないと弱まる好気性のものがあり、これらを活発に働かせるためには、微生物が働きやすい条件を整えてやらなければなりません。浄化槽が生き物だと言われるのはこのためです。
 浄化槽の中で私たちの台所や便所から流した汚水は、微生物が汚濁物質を分解し、浄化された水だけが放流され、汚泥はそのまま浄化槽の中に残ります。残った汚泥は定期的に清掃により取り除かれます。
 浄化槽は、便所からの汚水のみを処理する単独浄化槽と、便所の汚水だけでなく台所や風呂、洗濯等からの雑排水をまとめて処理する合併処理浄化槽があります。

● 浄化槽の使用開始届
 浄化槽管理者は浄化槽の使用開始の日から30日以内に報告書を都道府県知事、富山市内の場合は富山市保健所長に提出しなければならない。(浄化槽法10条の2第1項、富山市浄化槽施行細則)
 様式第1号は、富山市ホームページ 例規集 第12編衛生・環境 第3章環境衛生 富山市浄化槽法施行細則の中の第2条様式1号を選択し、表示されたページの上の様式第1号を選択するとファイルをダウンロードできます。印刷してご使用ください。

● 維持管理
 1、設置後の水質検査(7条検査)
 2、保守点検(浄化槽保守点検業者)
 3、清掃(浄化槽清掃業者)
 4、定期検査(11条検査)

1、設置後の水質検査(7条検査:法定検査)
 新たに設置され、または、その構造若しくは規模の変更をされた浄化槽については、その使用開始後6月を経過した日から2月以内に都道府県が指定した検査機関(指定検査機関)の行う水質に関する検査をうけなければならないことになっています。(浄化槽法第7条)。富山県の場合、指定検査機関は富山県浄化槽協会(電話076−421−1208)のみです。 

2、保守点検
 浄化槽が正しく運転され、その機能を維持するため、点検・調整または修理する作業のことをいいます。保守点検業者と契約をむすんでください。この保守点検は浄化槽管理士が行います。
 保守点検の主な仕事@機器の調整A送風機やポンプの点検Bスカム及び汚泥状況の点検C記録票の作成及び浄化槽管理者への説明

3、清掃 
 浄化槽は、使用することにより、槽内にスカムや汚泥などの汚れが溜まってきます。あまり多すぎると、放流水が汚れたり、悪臭がしたりします。槽内の汚れをバキューム車できれいにする作業のことをいいます。
 清掃の主な仕事@スカム及び汚泥の引き出しA汚泥の調整B槽内の清掃C清掃の記録票の発行

4、11条検査(年1回の検査;法定検査)
 毎年1回行う検査です。主に維持管理状況と水質の検査をします。

<検査項目>
●外観検査
@設置状況A設備の稼動状況B水の流れ方の状況C使用の状況D悪臭の発生状況E消毒の実施状況F蚊、ハエ等の発生状況
●水質検査
@水素イオン濃度(PH)A汚泥沈殿率(SV)B溶存酸素(DO)C透視度D塩化物イオン濃度E残留塩素濃度F生物学酸素要求量(BOD)(7条検査のみ)●書類検査
@保守点検実施状況A清掃の実施状況


     浄化槽法による制度の概要

製造  
   工場生産浄化槽の型式認定 ・・・・・・国土交通大臣の認定を受ける


設置     設置届の提出…・・・・・・・・・・新築時・・・・建築確認申請
                             トイレの改造、付替等・・・浄化槽設置届


設置工事  浄化槽設備士資格制度・・・・・・・・・・・登録の要件
               浄化槽工事業者登録制度・・・・・・・・・県知事登録


保守点検  浄化槽管理士資格制度・・・・・・・・・・・保守点検の資格
               浄化槽保守点検業者登録制度・・・・・・県知事・政令市市長登録  



清掃        浄化槽清掃業者許可制度・・・・・・・・・・市町村長の許可



検査     法定検査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7条検査    浄化槽使用開始
                                                6〜8カ月に
                                                受ける検査

                                     11条検査   毎年1回受ける
                                                検査