ナンジャコリャ ビックラコイタ

 と言っても、某アニメのエンディングではない。ここで語る事になるのは、ここ2〜3日(2002/2/25日前後)で起こった、ちょっと信じられないような出来事のお話。一応、科学や技術に関係がある話だからここに載せるのだが……

 その日。
 いつものようにパソコンを立ち上げる……と、挙動が不審であった。
 具体的には、起動画面からWindowsの画面に行くまでの間の真っ暗の画面のまま、停止したのである。
 あまりに怪しかったので、とりあえず、一旦、リセットボタンを押し、再起動を掛ける。すると、次は起動状態の選択画面(Safe Modeとかを選べる例の画面)へと勝手に切り替わった(通常、リセットボタンを押して再起動したからといって、勝手に切り替わる事はない)。どうしようかとも迷ったが、ノーマルモードでパソコンを立ち上げる事を選択する。すると、不思議な事に、パソコンは通常に立ち上がるのであった。
 まぁここまでなら、

ナンジャコリャ?

 ぐらいで済む問題である。事実、慌てる事無く、ウィルスの可能性が想定されたので、ウィルスバスターを使った。しばしの後、ウィルス無しの結果が出る。とはいえ、ウィルスバスターなどというシロモノは、気休め程度の物でしかないので、ネット上でいつもの作業をやったら、データのバックアップを取っておこうか……等と考えながら、ネットに接続する。

 と、そこには、MSN(悪名高きマ○クロソフト)のHP(しかも英語版)が!!

 通常、自分はgoo! に接続するよう設定しているので、おかしい? と思い、I.E.の設定を見直してみる……いや、設定はgoo! に接続されるようになっている……

・・・まさか・・・

 一度、接続を切り、もう一度ネットに接続してみる。……と、そこにはやはり、悪名高きマイクロ○フトのHPが!! ここでやっと、

ビックラコイタ!!

 となる訳だ。同時に、その瞬間、全ての疑問は氷解した。

 つまり、パソコンを立ち上げた時、(マイ○ロソフトのI.E.? それともWin? かな)ネットに自動接続を掛けに行ったものの、ADSL化され、しかも、不必要な時には配線その物の接続を切り離しているこちらの設定では、そのプログラムがうまく働かず、結果としてパソコンの起動に失敗した……しかし、そのままそのプログラムはウィルスのように潜伏しており(いや、これは完全にウィルスその物だ!)、その後、パソコンがネットに繋がった瞬間、潜んでいたプログラムが突如、実行可能状態となり、こちらのI.E.を占拠し、自動的にMSNのHP(日本から接続しているのに、なぜか英語版に)に飛ばされた……
 よくよく見てみると、I.E.が5.0から6.0になっているから6.0にアップグレードしろ、みたいな事がツラツラと書いてあるではないか……
 つまり、アップグレードをしない限り、毎回、このような挙動不審になる訳で……

なんちゅう、無茶苦茶な商売やっとんじゃあ、ワレ!!

ビ○・ゲ○ツは いけないと思います(CV:安藤ま○ろさん19歳)

 こちらのパソコンには不思議な事にfab(フリーのブラウザソフトです。I.E.より遙かに便利なのですが……)が入らないので、今後もやむを得ずI.E.を使い続けるしかない、というジレンマの元、I.E.を6.0にアップグレードする事にした。
 日本語のプログラムをダウンロード出来るスイッチがあったので、言語を「日本語」にして、ダウンロードする。このファイルは492kbだったので
(まぁ、こんなもんだろう。この中に新しいI.E.が圧縮されて入っており、後は、自動解凍か何かで、勝手に作業しおるんやな)
 程度に思っていた。
 ダウンロード終了後、プログラムを起動させる……と、通常ならWindowsソフトをインストールする時によく出る画面(セットアップウィザードの画面です)が立ち上がり、何をトチ狂ったか、ネットに接続を掛けるではないか!!
 そして、しばしの沈黙の後、I.E.6.0のインストール画面になる。が、何かがおかしい。操作中、若干のタイムラグがある……そう、セットアップウィザードがわざわざネットに繋いだ、という事は、通常のソフトの場合、CD等に入っている筈の情報が、この場合は、ネットの向こう、MSNのサーバー上からこちらのパソコンに対して、通常のソフトと同様に、インストール作業を行わせようとしている訳で……

 ちなみに、今度のファイルサイズは最小単位で15.1MB。56kbのモデムなら、理論値1時間ちょっと……当然、理論値なんて出る訳ないから……

ナンジャコリャ ビックラコイタ……

○ル・ゲイ○は いらないと思います(CV:○藤まほろさん19歳)

 (まぁ、本当は、それで困るのはネット後進国の日本ぐらいなのだが……)
 それにしても滅茶苦茶な話である。自動接続で相手側に選択肢を無くさせておいた上での暴挙。しかも、自社OSやネットOSとも言うべきソフトに対して、ウィルス状態で公然とそのような仕掛けを施しているのだから、商法道徳もクソもあったもんじゃあない。
 こういう事ばかりやっているから、金はいくら儲かっても(いや、庶民から半強制的に搾り取っているの方が正しいだろう)一向に好かれないんだ!!
 などと悪態を吐いている内に、作業が終わる。ADSLなら、全作業終了まで15分といった所であった。

 とにかく、入る物が入ったので、新型I.E.の性能を実験するべく、再びネットに接続する。
 と、そこにはやはりMSN(悪名高き……以下略。追記するなら、日本語でインストールしているのに英語版であった)が……

いい加減にしろ!!

 なにやら、英語でI.E.6.0の使い方とか変更点などをツラツラ書いていたらしいが、「日本語」でインストールした人間で、そんなモン、わざわざ読む奴おるか!!
 しかも、別に何が変わった、という程、機能が変更された訳でもないのに、たかがそれしきで、自己顕示欲丸出しの画面を見せつけるんじゃねぇ!! たとえ、接続料金が固定であっても、時間を割くんには違いないんじゃあ!!

了承(1秒)にて切断

 その後、再びネットに接続し直して、やっと通常業務に戻る事に成功する。やれやれ…… まぁとにかく、ここで、そのI.E.6.0の検証を行う事にする(よし、やっと科学技術らしい項目までたどり着いたぞ)。

 主に変更された点は以下の通り。

1.ウィルスの攻撃に若干強くなった。(あくまで、既存のそれに対して。アップグレードされ、プログラムが改変されたのだから、当然。しかし、基本部分は全く変更されていないので、所詮は時間の問題)

2.ネット中の動作を少しでも速くする為に、ネット上のファイルを一時的にパソコンの中に格納する場所がある(インターネットテンポラリファイル)のだが、以前までのバージョンだと、ファイルは消せても、同時に自動拾得されるクッキー(Cookieの略称。基本的には、インターネット内でのURL等の入力情報とでも言うか……)を消去する事ができなかった。
 しかしその機能は、快適さを得る反面、ウィルスの温床となる場所なのである(だから、この文章を読んでいるみなさんの中でI.E.を使っている人は、すぐに、インターネットオプション内の設定を変えるように!)。
 そこで今回、6.0になって(6.0にもなってやっと……)自動拾得されるクッキーに関しても、同時に消去する事が可能となったのである(遅すぎるだろ……)。

3.プライベートゾーンを監視する機能が付いたらしい。まだ詳しくは見ていないので、詳細は不明だが、恐らく、パソコンの中にある、個人情報を納めているエリアに対して進入するようなプログラムがあった場合、自動反応する物と思われる。(そんな所に、まともな情報、誰が置くか!! ちなみに自分は、名前が「スライム君」で所属は「分国スライム君」。)

4.セキュリティーレベルのカスタマイズが相当詳しく出来るようになった。特に、Javaスクリプト回りとアクティブX回りの設定がかなり詳細な部分まで立ち入って、ON・OFFが出来るようになっている。これにより、お手軽なウィルスや使用者の意図しない操作を引き起こすようなJavaスクリプト、アクティブXコンテンツを事前にシャットアウトできる。尤も、設定者が、それらに精通している必要がある、という大前提があるのだが……(そんな人は、普通I.E.を使わない)

5.マウスポインタの位置をI.E.が常に監視しており、ポインタが画像ファイルのある位置に掛かった場合、画面左上(これが重要)に、以下の4つのアイコンが勝手に現れる。
1.外部ディスクに保存
2.印刷する
3.HDD上に保存する
4.他者にメールで送る(アホですか)
 一見、便利そうに感じる機能、その1なのだが、仮に、画像が小さい物だった場合、左上のアイコン類にポインタを移動させた時には、アイコンが消えていたり、どの画像に対しても同じ働きをする(2002/2/26 17:00現在、リンク先がある時は、反応しないようだが……)ので、到底、使い物にならない。

6.html上に画像ファイルしかないページだった場合、これまでのI.E.の場合だと、I.E.側が画像の大きさに対して伸縮し、結果、画像全体を見ようと思ったら、画面をスクロールしなければならなかった。
 それが6.0では、開いているI.E.の大きさに合わせて、画像全体を縮小表示するようになり、いちいち画面をスクロールさせる必要がなくなった。
 一見、便利そうに感じる機能、その2なのだが、I.E.には、よくある画像ソフトでは必須の「拡大縮小機能」が付いていないせいで、画像の中に文字が書かれている場合、場合によっては、全く読みとれない。その他、無用な圧縮が掛かるので、元絵がおかしくなる時があるなど、こいつも機能としては失敗している機能である。(追記:2002/2/26 17:00。右下に、全画面表示のアイコンが出る事が判明。しかし、項目5,と比べると、出現時の反応が遙かに悪い)

7.以上の、いろいろと要らない機能がついたせい(特に5)でI.E.に過度な負担がかかるようになり、結果、ブラウザークラッシャー(ブラウザソフトに対して、過度な負担を与える事によって、ブラウザの機能を破壊するウィルスやソフトの一般呼称)の手を借りるまでもなく、落ちるようになった。パソコンの性能等による変動があるのかとか、まだ調査中の範囲を出ないのだが、たった30分で2回落ちた時には、さすがに切れた。

 まぁ要するに……

ビル・○イツは(放送禁止用語)と思います(CV:安藤まほろさ○19歳)

 ふぅ……関西人はやなぁ、同じボケを3回やらんとボケとして認めてくれへんのんや……

 何にせよ、7にはまだ続きがある。落ちると同時に、マイクロソフトの方に対して、エラーログ(どこでエラーが起こったのかを記録している物)を送信出来るようになっているのだが……

1.まず、ブラウザその物が落ちているので、ネットに対して再接続を掛けなければデータ転送が不可能なのに、落ちた直後でないと、データ転送が不可能な仕様になっている。(頭、悪いんか)
2.転送される中身を見てみると、そのほとんどがI.E.が利用したメモリ部分のダンプデータ(メモリの中のデータをそのまま出力した物)のようだが、膨大な量である。もちろん、16進数圧縮が掛かっているテキストデータだから、一応、kbの単位で測れる量のようだが……
3.マイクロソフト自身は「あなたのパソコン内の重要情報は一切、送信する事はありません」という意味合いの文章を最初に表示するのだが、I.E.6.0アップグレード時に見せた不誠実さから判断して、そんな言葉を誰が信じるんだ?
4.そもそも、30分で2回も落ちるような、未完成ブラウザソフトのデバックを、ユーザー全員にしろ、と言っているような考え方そのものがおこがましいわ!!

 以上の事から、I.E.6.0は到底使い物にならない、との結論が出されるのである。

 しかし、怒りが物を作る原動力になっている辺り、まだまだ修行が足りんねぇ……
 という所で、今回はおしまい。

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