左端の画像の縮こまった状態から次第に右端のラッパムシ本来の姿に変化していきます。
移動遊泳中はまるで別の繊毛虫のような形態をとっていることが多いので、観察の際は注意
が必要となります。(画像はすべて同一のラッパムシです。)

ラッパムシ七変化 (松美池で採集)

フクロワムシの体内にあるものは、変形して種類は定かで
ありませんが、まだ未消化のワムシ類のようです。この状態
は丸呑みしたというしかありません。奇妙なことです。

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左はカシラワムシと思われるワムシがツボワムシを食べている画像です。さらにこのワムシは
右の画像のように、水生昆虫にも執拗に攻撃を繰り返しているようでした。

ワムシがワムシを食べる瞬間

甲殻類(ケンミジンコ)に付着するツリガネムシ

ケンミジンコに多数のツリガネム
シが付着している光景をよく見か
けます。かなり強固に付着してい
るようで、ケンミジンコが激しく動
いても離れることがありません。
魚病のエピスチリス症を思わせる
ものがあります。このケンミジンコ
は茨城県美浦村の水田の注水枡
の中で採集したものですが、狭い
枡の中で他の甲殻類(各種のミジ
ンコ)もいたのですが、これらの生
物にはこのツリガネムシが付着し
ている固体が見られなかったこと
は不思議なことです。

水中の藻に綿帽子のよう
な花が咲いたような光景
です。綿帽子をピンセット
でつまんで、顕微鏡で観
察してみると、それはツリ
ガネムシの巨大なコロニ
ーでした。ツリガネムシは
基本的には群体を作らず
に、個々の個体はつなが
っていませんが、集団を
形成していることが多い
です。しかし、下の写真
で、爪楊枝の先と較べて
みるとわかるように、これ
ほど大きなコロニーはな
かなか見られません。と
きおり特定の原生生物の
異常な増殖が確認される
ことがあるようです。

上および左の写真はカメラを光学ズーム3倍にして、5倍のルーペを装着して撮影したもの
              (茨城県土浦市内の公園の池で採集)

ミジンコに付着する原生動物様生物

オナガミジンコの体側面に原生動物様の生物が1列に
並んで付着していました。

ツリガネムシの一種のようにも見えますが、繊毛
の形状が異なるような気がします。むしろ吸管虫
のようにも思えますが、よく分かりません。それに
しても奇妙な光景です。さらに、下の写真は
同じ池
で採集された原生動物ですが、形態がミジンコに
付着している生物と似ています。あるいは移動遊
泳中の同じ原生動物であるかもしれないと思うの
ですが、その点については確証がありません。
(茨城県つくば市内の溜池で採集)

フクロワムシの体内に気になる異物があるので、撮影条
件を変えて、右のような写真を撮ってみました。

丸呑み?、泳ぐ胃袋、フクロワムシ

ツリガネムシの水中花

孵化の近いワムシの卵

ワムシは顕微鏡レベルの微小な生物ですが、卵生の
多細胞生物です。かなり体組織もできあがってきてい
て、赤い眼点も観察されます。孵化も間近ではないか
と思われますが、どんな種類のワムシが生まれてくる
のかはわかりません。