F-ZEROX

 

2000/09/17(日)

 最近は30分程度の空き時間ができると、これのタイムアタックに挑戦する習慣ができている。
 コンマ何秒の単位を追って走り続けていると、3Dスティックとは何と繊細な操作形態だろうかと感心してしまう。
 ちょっと気が緩み、親指のコントロールが1ミリずれただけで、画面上のマシンも忠実に反応する。ゲームを始めてしばらくの走りは、3Dスティックが全く自在に動かず、ガタガタになる。もう準備運動と割り切るしかない。
 だが5分もすれば勘が戻ってきて、徐々に際どいコントロールも可能になってくる。そこからが記録への挑戦だ。
 そして会心の走りができた時は、体と3Dスティックの融合率が85パーセントぐらいには感じられる。さらに極めれば、あるいは100パーセントの感覚も経験できるのかもしれない。

 ここ数日挑んだコースは、クイーンカップの第4コース 『MUTE CITY 2(テクニカル)』。
 ずっと1分10秒の壁が破れずにいたが、今日何度も走っているうちに、突然1分8秒が出た。この時は上で言う 「融合率85パーセント」 の感覚だ。
 スタッフゴーストはクリアできたので、取りあえずはこれでいい。ただ現在の自分の理論上は、1分7秒台まで縮められるはずだ。勘が鈍らないうちに、それに挑戦してみてもいいかと思ってる。
 ホント、このゲームは基本システムこのままでいいんで、ぜひネット対応版を出してほしい。オンライン30台同時プレイと、タイムアタックオンラインランキングの更新機能。この2つの機能がつくだけで、素晴らしいもんができると思う。

<MUTE CITY 2>(現在のベストタイムとベストラップ)
01 ' 08 " 840
(00 ' 20 " 384)

 

2000/07/30(日)

 僕の持ってるゲームの中で、ちょっとした時間をつぶす目的には、このゲームが最適ではないかと思う。
 遊ぶモードは、普通のグランプリではない。1つのコースを永遠に走れるプラクティスモードだ。
 練習用のモードだが、グランプリ同様、プレイヤーを含め全30台のマシンが走る。プレイヤーマシンは最後尾からのスタートとなるが、この位置から徐々に前に出て、他の29台を1台1台つぶしていくのだ。
 戦闘用のモードとしては 「デスレース」 があるが、これのコースはストレートのみで、走ること自体は面白くもない。だがプラクティスモードなら、コース自体にも起伏があるため、より難度の高いハンティングを楽しめる。
 どんな軽量マシンでも、サイドアタックを直撃させることができれば、いかなる重量マシンをも一撃で破壊できる。この攻撃は、剣客の雰囲気に似ている。
 追い抜きざま、軽く鋭く当たって敵をつぶせば、すなわち抜き打ち。自分も横の壁に激突するぐらいの勢いでぶつかれば、まさに捨て身の一撃だ。どちらにも斬人の快感がある。
 同じコースを何度もグルグル回っているだけなのに、気づくと20分30分は経過している。これほど単純かつ飽きにくい遊びはそうないだろう。

 前作 『F-ZERO』 がスーファミと同時発売だったせいもあるだろうが、「X」 のほうは前作ほどの話題性がなかった。
 でもこのゲーム、ゲームとしての素朴な面白さは恐ろしくあふれているように思う。「リッジレーサー」 や 「グランツーリスモ」 シリーズをやったことがないので比較はできないが、時速1000キロのスピード感は伊達じゃない。
 また面白いのは、視点を変更して走るだけでゲーム性がかなり変わる点である。真上から見下ろす視点だと、チョロQレースでも見てるようなかわいさがある。
 それが地面と水平の視点になると、超スピードをギンギン体験できるだけでなく、遠方が見づらいのでかなり走りにくい。この2つの視点は、ある意味別のゲームだ。

 いずれネットゲームの時代が本格的に到来したなら、ぜひこのゲームの 「30人同時バトル」 を人間同士で実現させてほしい。
 他の29人のライバルと、あるいは純粋にスピードを競い合い、あるいは一瞬の隙をついて互いの破壊を狙う。
 バトルがある程度深まれば、凄腕のレーサーの名が広く知られるようになるかもしれない。彼のマシンは、狙った獲物は必ず破壊する。もしくは5人6人に同時に襲われても軽くあしらう。
 彼を破壊するためだけにゲームをするレーサー、なんてのも現れるかもしれない。または、バトルレースは邪道だと考え、正々堂々の走りだけをする者が出るか。
 アニメの熱血ストーリーでよくある展開が、ネットゲーム上で実現する。今のF-ZEROXのクオリティーをそのままネットゲームにすることができれば、それだけでリアルな興奮の舞台が生まれるはずだ。
 サイバーフォーミュラの1歌詞にある、「あいつも来てるよ いつも通りの走りをして」 の世界である。

 この30台が同時に走るというのは、宮本茂さんが 「絶対やらなあかん」 みたいに強く言ったとか。
 ほんと、ストレートな楽しさってのはこういうもんだよな、と思う。


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