「妹の悪戯」

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「あふ、...あ...あふん....」

可愛らしい喘ぎ声が、密室にひそやかに響く。

ガラガラガラ.....

突然、扉が開かれた。

「あん、あ...?....きゃああああ! お、おにいちゃん!」

立て膝の両足を開いて座り、その中心に手を当てたまま、少女は侵入者に向かって叫んだ。

そこに居る青年は腰に手をあて、険悪な表情で言う。

「やっぱり....無いと思ったんだ。それは俺の彼女のだって言っただろ」

「ご、ご、ごめんなさいぃぃ」

「ごめんなさいじゃねえだろ、今回で何回目だよ!」

「あう〜..でも、これ、買おうと思っても高いの...」

「使ってねえじゃねえか」

ピンクローターは少女の股間に転がっている。

今、少女の部分にあてがわれているのは、彼女自身の指だった。

 

「これは.....その....」

「判ってるよ、使ってると訳わかんなくなって落としちまうんだろ」

しょーがねえなあ、こいつはよ。そういう風に青年が溜め息をつく。

さっきからの糾弾も、表情ほど言葉に険はない。本気で怒っているわけではないのだ。

それに妹とはいえ、可愛いらしい少女が裸同然の格好で、股を広げて自慰にふけっている

光景を目撃して、怒り心頭に発するのはちょっと難しい。

 

 青年が、靴下だけの裸で座り込んでる少女に近づき、手を出した。

「ほら、返せ」

「はい...」

しょぼん。少女がその性具を渡す。

「さて...お仕置きだな」

「え!?」

いきなり不安げな顔になる少女。

「前回言ったよな? 次はお仕置きするって。忘れた?」

「覚えてる....」

泣きそうな顔で少女が答える。

青年が少女の顎を軽くつかむと、顔をあげるさせる。

そして、自分の顔を近づけると、凄んだ。

「覚悟はいいか?」

傍から冷静に見れば、青年はそれほど本気で言ってるようには見えない。

だが、負い目を感じてる少女には、冗談と取れる余裕はなかった。

「や...やだ...やだぁ...」

涙目でぶるぶる震える。そして。

 

ちょろ。ちょろちょろ......

少女は分泌液でぬるぬるになっていた股間に、更に違う液体を漏らしてしまった。

「あ...ありゃあぁ」

青年のあきれた声。

少女は恐怖で、つい緩めてしまったのだ。

こんな事をしてしまって、更に叱られると思い、目をつぶって震えている。

猫なら耳をぴったり頭に伏せている所だ。

 

青年は周囲を見渡し、拭けるものを探した。

役に立ちそうなものは何もない。布や紙は見当たらなかった。

青年は黙って上着を取り、自分のシャツを脱いで、それで少女の股間を拭いてやった。

触った瞬間、少女はびくっと震えて目を開ける。

そして、失禁した事への羞恥心も手伝い、とうとう泣き出してしまった。

「ひっ..ふぃ...ふぇぇ.....」

「泣くなよ」

「う...うん....」

青年は濡れた股間を撫でているうち、悪戯っぽい、妙な気になってきた。

本当に、ちょっとお仕置きしてやろうかな?

 

床も拭き、そして、周囲に脱ぎ散らかしてある少女の衣服をひとまとめにする。

「これは、預かるぞ。」

片手で衣服を丸めて抱えた。もう片手には、びちょびちょになった自分のシャツ。

「え....?」

少女が青年を見上げた。

オナニーをしていた最中の格好のままなので、身につけているのは靴と靴下だけだ。

「俺は服を持って、家に戻ってるからな。」

「お、おにいちゃん?」

「お仕置きだよ。するっていったろ?」

「そんなぁ.....」

「ふふん」

また泣きそうな少女に、からかうように青年が笑った。

そして扉を少し開け、外に出ていくと閉め直す。

 

 その密室は小さな物置だった。

青年たちの住んでいるアパートでは、駐車場を挟んで賃貸しの物置が作ってある。

家に戻るには、建物までで延々50メートルは歩き、更に階段を上り、そして廊下を

同じくらい歩かなければならない。

自宅に戻った青年は、汚れたシャツを洗面器で水につけ、窓から物置を見下ろした。

ちょっと肌寒い季節だ。無防備な裸では、いくら密室といっても寒いだろうし、さぞ

不安な事だろう。

10分くらいで許してやろうかな?

それとも30分くらいしてから、服をもってくか?

お仕置きだから、1時間は我慢させるか?

風邪を引かせたらやりすぎだからな、何時間もって訳には行かないだろう。

それに、3時間くらいしたら母が帰ってくる。あいつも母にばれるのは嫌だろ。

 

 その時、裸の少女がおそるおそる、物置から出てくるのが見えた。

両手で胸に隠し、下半身丸出しのまま恐る恐る歩いている。

「馬鹿、隠すんなら、ありもしない胸じゃなくて、下だろが」

青年は思わずとんちんかんな事をつぶやいた。

いや、それどころじゃない。あいつ何やってるんだ。ほら、向こうから子供が来たぞ。

 

子供に気付くと、少女が慌てて物置に戻る。

そして、相手通り過ぎると、また出てきた。

どうやらあいつ、罰を物置で反省する事じゃなくて、裸で帰る事だと思ったみたいだな。

あ、やば...、危ねえ危ねえ、自転車に見つかる所だったぞ、今の。

物置から出たり入ったりする少女を見下ろし、青年はやきもきしていた。

だが、なんだかちょっと興奮もしている。

 

お。今度は走った。人が来た...車の陰にしゃがんで隠れてる....

よし、今だ!こら、速く動け!ぐずぐずしてると....ほら見ろ。どうすんだよ。

両方から来たぞ....

おいおい、まずいぞ。本当に逃げ場が無いぞ?

 

「阿川さ〜ん!」

青年は、少女の背後側の男性に、窓から声をかけた。

「どうしました?」

呼ばれた中年男が青年を振り仰ぐ。少女も驚いて青年を、次に背後を見た。

青年が少女をちら、と見返し、顔の動きで指図する。はよいけ、はよ!

少女はうなずき、中年男の注意がそれてる隙に、車の陰をつたって動き出した。

「なんなんですか?」

「あの.....」

青年はちょっと考え込んで、用件をなんとかでっち上げた。

「今度、電源延長のドラムを貸してくれませんか?」

「...ああ、あれね。いいですよ」

「どうも、すみません!!」

そして、青年は慌てて窓を離れる。

押し入れから毛布を引っ張り出し、玄関から駆け出た。

廊下を走りきる。と、階段から靴音が上がってくる。

そして、息を切らせた少女が現れた。

青年は毛布を広げ、飛び込んできた少女の身体を抱き止める。

 

「こ、こ、恐かったぁ、恐かった、恐かったの、ほんとに恐かったの」

はあ、はあ、はあ....息が荒いのは、恐怖心もあるようだ。

身体がぶるぶると震えている。

「馬鹿だなお前はよ、10分もしたら迎えに行ってやるつもりだったのに」

「そ、そんな事言ったってぇ.....」

情けない声をあげ、少女が泣き始めた。

「わからないもの.....これがお仕置きなのかと思った....」

少女は泣きながら、切れ切れに喋る。

 青年は毛布を被せたまま、震える少女を抱きかかえるようにして、廊下を戻る。

誰ともすれ違う事なく、家の玄関にまでたどり着いた。

中に入り、青年の部屋で、少女は安堵したのかへたり込む。

「ほれ、お前の服はここだぞ」

「うん....」

少女は、ぼけ〜と座ったままで生返事をした。

まだちょっと息が荒い。

さっきオナニーしていた時の様に、両足をゆるく開いて座っている。

「おい? 着ないのか?」

「....え....?」

こいつ、何呆けてるんだ? 

そこで青年は、妙な事に気がついた。手を伸ばし、指で触る。


ぬるっ。

「あん.....」

ぴくっと首が仰け反り、甘えたような声を少女が漏らした。

「....お前、めちゃくちゃ濡れてるじゃないか」

にゅる、にゅる。あふれ出ている分泌液を、青年が指先で撫でる。

「は...はっあん、ああ」

青年の指で少女が喘ぐ。

「....まさか....裸で外歩いてて、興奮したのか?」

「え?....こうふん...?」

「裸で外歩いたら、気持ちよかったのか?」

「.......きもち...?...うん...なんか....」

少女はのぼせた顔で、ぼんやりと答えた。

青年は、さっき妹から取り戻したピンクローターをポケットから取り出す。

そして、スイッチを入れて、震える球を無防備な妹の股間にそっと当てる。

「ひくぅっ...うっ」

びくびくっ。少女の体が大きく跳ねる。

「...あ...あん...あん....」

最初は悲鳴を上げた少女は、すぐに切ない声を漏らし始めた。逃げようともしない。

ぶぅ〜〜ん....

振動する小さな楕円球で、青年は幼い性器を撫でまわす。

少女はうっとりと目を閉じて、可愛らしく喘ぎ、上半身を小さくくねらせる。

「知らなかったなあ...えっちな子だとは思ってたが...

 そういう性癖まであったのかぁ......」

「は、はふ...あ、あん、..あ...」

 

しばらく青年は少女の全身をローターで刺激してやった。

散々悶えた少女は、ついに果て、ぐったりする。

その、汗やら何やらでびっしょり濡れた少女の体を青年は拭いて、ベッドに運んでやった。

見つかっても言い訳できるような、最低限の衣服だけは着せておく。

そして、そのまま夕食まで寝かせてやった。

 

 母親が晩御飯の支度をしていた頃、少女は起きて青年の部屋から出てきた。

食卓で、青年の顔を恥ずかしそうに見ている。

青年は、あえて知らん顔をしてやった。

 

 

 数日後。

少女が居間で漫画の本を読んでいると、青年がバイトから戻ってきた。

「おい。ちょっと部屋に来い」

「う、うん」

あれから少女は、なんとなく立場が弱い。黙って付いていった。

 

 部屋で、青年が包装した箱を差し出した。

「ほれ。プレゼントだ」

「....?」

少女は受け取ると、とりあえず開けてみる。

がさがさ...がさ....

「あ!」

箱に入っていたのは、色は違うが、同じ型のローターだった。

「これで、もう黙って借りて行かなくてもいいだろ」

「お、おにいちゃん、ありがと!」

「しかし....それをプレゼントされて喜ぶ小学生ってのも、珍しいと思うな」

「へ...変かなぁ...でも、どうしてプレゼントしてくれたの?」

「お前が凄くえっちなの、こないだので改めてよ〜く判った。

 そんなに欲しいんなら、たまには妹に何かプレゼントするのも良いかな、ってね。

 それに、いつもいつもオナニーショー見せてもらってる様なもんだしな」

妹は大事そうにローターを握ったまま、ちょっと赤くなる。

そして、ちょっと口ごもってから言った。

「ねぇ...これ使うときは、この部屋に来て良い?」

「おいおい、露出狂の気もあるのか?....いや、あっても不思議ないな」

「違うよぉ...でも、あたしの部屋ってないもん。これ使おうと思ったら、また

 物置使うか....おにいちゃんの部屋に来るしかないでしょ。」

「ああ、そういう意味か。いいよ。どうせそれ、しまっとく場所に困るだろうし。

 彼女が来てる時だけ遠慮してくれれば、後は好きに入ってこい。」

「ありがと♪」

少女が青年に笑顔で抱きつく。

「あの...あのさ...お礼なんだけど....」

「いいよ別に」

「もし...おにいちゃんが喜ぶんだったら....あたし...いま、この部屋で、

 しても....いいよ?」

 

 青年は笑って答えた。

「確かに見たい気持ちはあるけどな、それは違うだろ」

「え?」

「本当はお前が見せたいんじゃないのか?」

少女はうつむき、ちょっと考えてから、喋り始めた。

「あたし...変なの。この前の事、夢に見ちゃうの....」

「この前? どんな夢だ?」

「はだかで駐車場を歩いてるの。人が来て隠れたけど、まわり中に人がいるから、

 ちゃんと隠れられないの。

 もう絶対見られてると思うのに、誰も騒がなくて....

 目が覚めたら、おねしょしたみたいに濡れてたの」

真っ赤になってうつむいた少女は、ぽつぽつと喋り続ける。

「今日も...学校から帰ったとき、あの駐車場とおってたら変にどきどきして...

 ぱんつ脱いだら気持ち良いだろうなあって....

 全部脱いで、はだかで歩いてみたくなるの。

 でも、本当にそんな事して誰かに見られたら.....困るよね?

 おにいちゃんも、お母さんも、困るよね?」

 

「そりゃ多分困るなあ、俺はともかく、母さんはなあ」

「だから我慢してるの。でも...どうしよう....」

う〜ん、間接的には俺のせいだよなあ....

青年は腕を組み、しばし考えた。

「よし判った、あさって、俺が車で遠くへ連れてってやるよ」

「遠くへ?」

「あのな、一度ほんとに外を裸で歩けば、お前も気が晴れるんと思うんだが」

「そっかあ...そうかも...うん、たぶん...」

少女はゆっくりうなづく。

「でも誰だか判らないように、帽子とか眼鏡とかしても、近所だとやっぱりばれるだろ?

 だから、遠くに連れてってやる。どのみち変装は、いるだろうけどな」

「う、うん....ありがと、お兄ちゃん」

「じゃ、あさってまで我慢できる?」

「....我慢....する...」

「よしよし。しかしお前、やっぱ、えっちだよな。誰に似たんだろ」

「おにいちゃんだと思うよ?」

即答に、青年はとっさに反論できなかった。

 

 

「おにいちゃんにでも、見られてるって思うと、どきどきするね」

「何を今更言ってんだよ」

「本当だよ。最初から見られてる事ってなかったもん」

少女は兄に色々してもらう『お礼』に、目の前でオナニーすると再度提案した。

今度は兄も了解する。結局妹は、それを望んでいるのだ。

少女は服を全部脱ぎ、もらったばかりのローターのスイッチを入れる。

ぶ〜〜〜ん.....

「するよ、おにいちゃん。ちゃんと見ててね」

「ああ」

青年はあぐらに頬杖を突いた姿勢で答えた。

視線の先にある妹の性器は、まだ何もしていないのに、あふれそうに濡れている。

そこに振動する器具が接近し、触れた。

「ん!.....ん...くっ....は...あん....」

少女は懸命に声を堪えながら、体を震わせる。

その痴態を見ながら、青年はぼんやり考えた。


あさってか...さて、何を用意していこうかね?

変装用の眼鏡とか、裸の上から羽織れるコートとかかな。あ、俺も変装がいるな。

あと、こいつがして欲しがりそうな事ってなんだろうね。

縛るためのロープを持っていくか。彼女用のとっときの玩具もいくつか見繕って。

でもな、さっき『一度外を歩けば』って言ったけど.....

絶対、1回で終わりにならないな。賭けてもいいや。

だって、こいつ、俺とそっくりだもんな。

 

<おしまい>

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1999.4.29 完成

2000.3.20 改定

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