Chante Moore

ALBUM TITLES

Year

PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW


Exposed

Label:
UNI/MCA

'00

(Track List)
01. Straight Up (feat. Jermain Dupri)
02. Take Care of Me
03. I'm Keeping You
04. Go Ahead with That
05. Bitter
06. When It Comes to Me

07. Train of Thought
08. Better Than Making Love
09. M-a-n
10. You Can't Leave Me
11. Everything We Want
12. Love's Still Alright
(Producers)
(1)(4)Jermaine Dupri, Bryan-Michael Cox
(2)(6)Tim & Bob
(3)Katrina Wills & Colin Morrison
(5)(7)Laney Stewart
(8)(12)Jam & Lewis
(9)Donnie Scantz, Bryan-Michael Cox & Kevin Hicks
(10)Tricky Stewart
(11)Jarmey Jaz
(Review)
シャンテ・ムーアの4thアルバム。
1年という短いインターバルで発表された本作であるが,前作メインプロデューサーだったジャム&ルイスジャーメン・デュプリ の2大大御所はそのままに,ティム&ボブトリッキー・スゥチュワートジェイミー・ジャズ といった"はずさないベテラン陣"が脇を固め,佳作だった前作を凌がんばかりの力作に仕上がっている。
まずは何と言ってもデュプリ手掛けた先行シングル(1)だろう。 このグルーヴィーでバウンシーなビートはクラブヒットは無論,巷でも話題になっていたが,正に久々のデュプリ快心の一撃といってよかろう。 決して目新しいビートでは無く,一聴"デュプリ!"と判別可能な"所謂分りやすい代物"なのだが,この絶妙のグルーヴ感は シャンテの艶っぽい歌があってこそ成立しうるもの。 そのキャッチーさと完成度は申し分なく今年のベストシングルの一つに挙げられるべき傑作。 その他も(2)(4)(6)といったアップ(何れもデュプリとティム&ボブ絡み)の出来が素晴らしく, 今までのシャンテとは"一味違うもの"を感じさせられる。 何か吹っ切れた感じを醸し出すその爽快感はビートのお陰もあろうが,シャンテ自身のヴォーカルスタイルに起因するものだろう。 4作目にして彼女の歌が更に最前線にそしてワールドワイドに突出してきたと言えよう。 無論従来のスタイルでも そのクオリティの高さはキープされており,ジャム&ルイス手掛けるミディアム(8)では,ジャネットが歌いそうなミディアム系 フワフワビートとの相性の良さも見せてくれるし,ジャズ手掛ける(11)もギターの音色が心地良いミディアム。 曲のサビに登場する"ニガー"が問題となった(5)もマイケル・ジャクソン系のちょっと?なスローだがその歌いっぷりは流石。 トリッキーの(10)等ちょっとやり過ぎていて好きになれないものもあるが, 全般的に非常にクオリティーが高く,彼女の作品としては前作同様にかなり高水準のアルバムだろう。 トニ・ブラクストンやマライヤといったところ"黒さ"では物足らなくなったリスナーならこの力強くもキュートなディーバのアルバムに耳を傾けても損はないだろう。 ('00/12/25)
(5段階評価)(暫定)


ALBUM TITLES

Year

PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW


This Moment Is Mine

Label:
UNI/MCA

'99

(Track List)
01. If I Gave Love
02. Girls Will Talk (Interlude)
03. Chante's Got A Man
04. I See You In A Different Light (feat. JoJo Hailey)
05. Easy
06. I Cry To Myself
07. Blooming Flower

08. Heartbeat
09. I've Got The Love
10. I Started Crying
11. I Got A Secret To Tell Ya(Interlude)
12. Love And The Woman
13. In My Life
14. This Moment Is Mine
(Producers)
Jimmy Jam & Terry Lewis, Rodney Jerkins, Jermaine Dupri, Simon Law, Big Jim Wright, Manuel Seal, Guy Roche
(Musicians)
JoJo Hailey, Michael Thompson, Mike Scott (guitar), Randy Jackson (bass), Alex Richbourg (drums), Stockley(Mint Condition) (percussion), Diane Warren (song write)
(Review)
シャンテ・ムーアの3rdアルバム。
結論から言うと,今年聴いた女性ボーカルものの中では,シャニースの4作目に 匹敵するほどかなり気に入っているアルバムである。
前作までは, 特に女性から反感を買うであろうお色気イメージがあるボーカリストだったが,それが本作ではそのイメージが払拭されるほどに ボーカルに拘った実に清いアルバムになっている。 絶好調ロドニー・ジャーキンスが手掛ける1曲目からして,あの ブランディーモニカの "The Boy Is Mine"風のキャッチーなアップ トラックに,正統派に生まれ変わった彼女の歌い上げ系ボーカルが絡む良曲。続く本作でメインプロデューサーを 務めるジャム&ルイスの(3)はボーカルとの相性が良いスローの佳作。彼等が手掛ける曲は全部で6曲あるが 何れも実に良い曲で,ジャネット(ジャクソン)で見せたエキセントリックさとは違う正攻法を使い彼女のボーカルをうまく生かしている。 そして本作のハイライト(4)だが,あの名作家ダイアン・ウォーレンのペンによる ジョジョとの濃い〜デュエット曲で,2人の力強く絡みそして攻め合うボーカルに 鳥肌が立ちまくる超極上スロー。これ聴くために本作を買っても損はないと思うほどに素晴らしい逸品。
続くジャム・ルイス,サイモンローのスローでは少々以前の色っぽさが見え隠れするものの,アルバムの展開としては 実に自然に馴染んでおり,悪くない。そして最近調子が良いのか悪いのか分からないジャーメン・デュプリの(8)は トレンドを踏まえながら正統派に仕上げたダンサーで好感が持てる。続くロドニージャーキンス手掛ける (9)はレニークラビッツばりのギターをフィーチャーしたファンキーな曲だが,この手の派手な曲も彼女は実に上手く歌いこなしており,今までが いかに彼女の力量が開花していなかったことが分かる。以下可愛らしい(10)を挟みオーソドックスなスローが並ぶが,何れも佳作で かなり気に入っている。
繰り返しになるが,今まで彼女を誤解していたソウル好きにもお勧め出来る素晴らしいボーカルアルバムである。 新しい彼女を是非聴いてほしいものである。('99/5/30)
(5段階評価)


ALBUM TITLES

Year

PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW


Love Supreme

Label:
UNI/MCA

'94

(Track List)
01. Intro
02. Searchin'
03. This Time
04. My Special Perfect One
05. I'm What You Need
06. Your Love's Supreme
07. Old School Lovin'
08. Free/Sail On

09. Without Your Love (Interlude)
10. I Want To Thank You
11. Mood
12. Thank You For Loving Me
13. Soul Dance
14. Am I Losing You?
15. Thou Shalt Not
(Producers)
Christopher "Tricky" Stewart, Sean "Sep" Hall, Kenneth Crouch, Simon A. Law, Lee Hamblin, Ross Anderson
(Musicians)
George Duke (piano), Phillip Bailey, Kipper Jones, Lisa Taylor(background vocals)
(Review)
1stアルバム"Precious('92)"に続くシャンテ・ムーアの2ndアルバム。
どうしてもビジュアル面での"魅惑"が表に出てしまう彼女だが,筆者的には中々好きなシンガー だし,また本作にしても中々良いアルバムだと思う。彼女の様にビジュアル面での"エロ"さを前面に 出すシンガーは,ソウル嗜好家の 間では結構酷評されてしまう傾向にあると思う。例えばトニ・ブラクストンしかり。 1stアルバムでの素朴なイメージが払拭されての2ndアルバムでは,その内容は中々のものだったにも 関わらず,米VIBE誌でのセミヌード等,セクシー路線が前面に出た途端,総スカンをくってしまった。
このシャンテ・ムーアにしても,やはりこの路線で割を食っている。しかし,それも個性というもの。持って生まれた 女としての武器を使わないのは損。そういった思いをトリッキー&スチュワート, サイモン・ロー,レイニー・スチュワート,HOPプロダクション等の手堅い仕事で定評のある面々がうまく引き出している。 タイトル曲(6)や,(7),そしてハイライト1つであるデニース・ウィリアムスの カバー(8)等のスローの展開は大好きだし,ハウス調の(10)等のアップ系の曲も彼女にあっていて中々良い。 スローではフェロモンバリバリでありながら,アップではしっかり歌い上げるそんなメイハリの付き方も 好感がもてる。前述のトニ同様にもっと評価されるべきシンガーだと切に思う。 ('99/5/21)
(5段階評価)