Tyrese

ALBUM TITLES

Year

PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW


2000 WATTS

Label:BMG/RCA

'01

(Track List)
1. I Like Them Girls
2. I Ain't The One
3. Just A Baby Boy
4. Make Up Your Mind
5. There For Me (Baby)
6. Interlude: Lord You Control Me
7. I'm Sorry
8. What Am I Gonna Do

9. Fling
10. Off The Heezy
11. Get Up On It (feat. Sole)
12. Housekeepin'
13. Interlude: I Wrote A Song About It
14. For Always
15. Bring You Back My Way
(Producers)
(1)(6)(14)(15)The Underdogs (Damon Thomas & Harvey Mason,jo.)
(2)Rodney Jerkins
(3)Battlecat
(4)(8)(9)(12)Jake & Trev
(5)Babyface & Damon Thomas
(7)Tim & Bob
(10)Jermaine Dupri (Michael Bryan Cox)
(11)C. Tricky Stewart
(13)Tyrese
(Review)
タイリィース・ギブソン(Tyrese Gibson)の2ndアルバム。
日本でのタイリースの人気はどうも今一盛り上がりに欠けるようだが,本国での人気は凄まじいようで,モデルやシンガーとしての活躍は無論,役者として 映画"Baby Boy"に出演しているとのことで,そのうちアリーヤやウィル・スミスの様に役者として 日本でメジャーになる日が来るかもしれない。
そんなタイリースであるが, アリーヤ同様に"シンガー"としての力量は大したもので,それほど話題にならなかった前作で聴かせた"鋼のような力強いヴォーカル"は,彼の本業が"アイドル"や"モデル" ではなくあくまで実力派シンガーであることを十二分に実証していた。特にアップで見せるその歌いっぷりの良さは新人らしからぬ思いっきりの良さ(=歌への自信)が表れていたと思う。 そんなタイリースであるが,まだ若干22才。シンガーとして脂の乗ってくる良い年頃になってきて益々期待が持てたところに本作である。
プロデュース陣は,ジェイクとトッリキー・スチュワート以外は総入替えしているが, 音の感じはそれほど変わった印象がなく, 話題のアンダードッグス(デーモン・トーマス&ハーヴェイ・メイソンJR)が4曲を手掛け,あとはベビーフェイスジャーメン・デュプリといった大御所に ,絶好調のロドニー・ジャーキンス, 旬のティム&ボブが各々1曲ずつといったバランスの取れた布陣を敷いている。 前作でのスロー系"Sweet Lady","Lately"のヒットが本作にどう影響するか楽しみだったが,やはりアップが"立った"作りになっている。 BMR誌でのインタビューにもあったように"バラッディア"と言われることに抵抗があるのが原因かもしれないが,「彼の魅力はアップでの 力強いヴォーカルスタイルにある!」という筆者のようなマニアにとってこれは良い傾向。
という訳で本作にはアップの佳作が詰まっている。 まずは,大ヒットを飛ばしたアンダードックスの(1)だが,売れただけあってチャカチャカギターとバックヴォーカル(Jバレンタイン)が効いたキャッチーな名曲で, この"カッチョよさ"が象徴終始持続する。 同系列にあるロドニー・ジャーキンスの(2)はエレピがピコピコ疾走するし,ちょっとBPMを落としたウェッサイ〜な(3)はスヌープを起用してネットリ決める(なぜかここでのタイリースはオマーに聴こえてしまうのが笑うが...。)
(4)〜(8)とスローが続くが,筆者的にはジェイクの手掛けたハードな(4),クワイヤ風に歌い上げる(6)辺りが良い出来だと思う。またティム&ボブも"らしい"メローなギターとキャッチーなサビが素敵な逸品。 しかし,タイリース自身が共演を熱望したベビーフェイスの(5)は,アコギを使ったメロー楽曲なれどちょっと毛色が違い ちょっとミスマッチな感を否めない。
(9)からは再びアップが並ぶがやはり何れも中々の出来で,スピード感が心地良い(9),デュプリ〜なチープな乗りが良い感じの(10),トリッキー・スチュワートの (11)もシェイクスピア以降のメロディアスアップと続く3曲はやはり良い!。 そして再びスローで閉めるが,(13)のピアノ一本で歌われるバラッドはちょっと"ぐっ"と来るタイリースらしさが出た逸品。 (14)(15)については前述のベビーフェイス同様ちょっと甘ったるい感じが否めない。
まあ,全般的に「アップは好調だが,スローは平均点」といったところか。
キャラの違い故かあまりライバルとして挙げられないが,彼の最大のライバルは"シスコ"だと思う。 "コテコテの色物(=シスコ)"と"正統派ハンサムガイ(=タイリース)"とアピールの仕方こそ違え,そのパワフルでアップ系で活きるヴォーカルスタイルは間違いなくベクトルを同じくしていると思う。 偶然だろうか,時期を同じくしてシスコも2ndソロアルバムをリリースしたが,これと本作を比較して聴いてみる とアップの"立ち"が似ている辺り面白い。 恐らく,スローはタイリースが売れて,アップはシスコが売れるのだろうが,これらの若者が今のシーンを引っ張っていることを頼もしく思い,また,アーロン・ホールの様に"本物のバラッド"を歌えるようになる日が実に楽しみなのである。 ('01/07/09)
(5段階評価)

ALBUM TITLES

Year

PRODUCERS,MUSICIANS & REVIEW


Tyrese

Label:BMG/RCA

'98

(Track List)
01. Nobody Else
02. Tell Me, Tell Me
03. Promises
04. Sweet Lady
05. Lately
06. Give Love A Try

07. Ain't Nothin' Like A Jones
08. You Get Yours
09. Do You Need
10. Taste My Love
11. I Can't Go On
12. Stay In Touch
(Producers)
Kevin Evans, Jake, Chad "Dr. Cuess" Elliott, Al West, Khaliq, Ali, Derrek "DOA" Allen, Ron "Amen-Ra" Lawrence, Nate Love, Big Mike, Chris "Tricky" Stewart, Sean K. Hall Leland Robinson, Glenn Mosley, Michael J. Powell
(Musicians)
Peter Gunz (rap), Ray Watkins (keyboards), Ron Otis (drums), Marc Nelson (background vocals)
(Review)
19才のソロシンガー タイリィース・ギブソン(Tyrese Gibson)の1stアルバム。
このタイリースなんと言っても声の魅力が素晴らしい。"バスに乗り込みヘッドホンをしたまま アカペラで歌い上げるあの"コカコーラのCM"で,各レーベルからオファーが殺到したらしいが(筆者もあの時から虜になった) ,全く頷ける話である。
そのルックスといい,経歴といい,アイドルとして成功することを約束された若者であるが,シンガーとしての実力も 中々のもので,1stシングル"Nobody Else"からして,その力強い歌声の魅力に圧倒されたソウル嗜好家は多いのではないだろうか。 アルバムでの(1)〜(3)といったアップナンバー3連発,そして(8) は聴くものを魅了にするのに十分で,シンガー タイリィースを アピールする好サンプルとなっている。最近アップナンバーを歌いこなすソロシンガーが目立たないだけに彼の逸材さを痛感させられる。 それらのバックサウンドについてもジェイク, チャドエリオットロン"アメン・ラ"ローレンスらの 提供するギミック無しのストレートでハードなトラックは実に彼にマッチしている。その他にもアイドルとしての売りを意識した ピーターガンズを招いたネイトラブ手がける(9),"クルセイダーズ"ネタを使った(10)等のキャッチーなトラックも中々の出来で タイリィースとの相性もすこぶる良い。ここまでアップについて取り上げたが,スローの出来も特筆するものが あり,キャラクターズの(4)や,デレク・アレンの(5),トリッキー&スチュワート の(6),(11),マイケルJパウエルの(12)のスローは何れも外れ無しの素晴らしいもの。特にドラマチックな展開の(11)では 胸時めかせられる。
スローにしてもアップにしても楽曲,ボーカルのバランスが実に良く,シンガー タイリィースの魅力が満載の素晴らしいアルバム である。今後彼が歩むだろう素晴らしいソウルシンガーとしてのキャリアを考えると '98年のベスト10に上げなかったことは間違いだったと今思っているここ何ヶ月の筆者のお気に入りアルバム。必聴!。 ('99/5/3)
(5段階評価)

Biography
1979年生まれ
ロサンゼルス サウスセントラルで育つ
キャリアは14歳からで,コカコーラ,トミー・フィルフィガー等のCMにも出演
デビューシングルはNobody Else