VIA EPIA PC 製作記

K/Bの左下のが本体です、右が電源

VIA EPIAを突然入手してしまいました。でPCを作ることになりました
その記録でございます

写真はこちら

VIA EPIA とは・・・・
平たく言えばVIA社製の省エネ、小型M/BでCPUがオンボードされている物です
詳しいスペックは興味の有る方は自分で調べていただくとして・・・ 
http://www.viatech.co.jp/jp/vpsd_jp/products/epia_mini_itx_spec.jsp
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20020413/mini-itx.html
簡単な特徴でございます・・・・
サイズは170x170ミリのミニITXです (EPIA 800)、                 
CPUはC3-800MHzが搭載FSBは133MHzとなっています             
CPUには4cmファンが搭載されています(EDENはシンクのみ)          
オンボードデバイスはVGA(サベージ)、SOUND、LAN、USB、となっています 
PCIは1本あり、TVとS出力を備えています、IDEは2基を持っています     
メモリスロットはSDRAM2基です、FDDをサポートしていません(USBとなります)
コンセプトと言うか目的です
今回の企みは静穏且つ小さなPCを作るということでスタートいたしました。
したがって、市販のケースは使えません・・・・自作ケース(流用)です
更になるべくカッコ良く作るということです  
マシンの形状について・・・・
まずアルミで切りだしを考えましたが、綺麗に出来ず面倒くさかったので         
底面板を切った所で挫折しました、次に目を付けたのが故障しているVTRです     
比較的小さいタイプでしたが、BOOKケースと殆ど変わらないので、           
解作業前に中止となりましたまたまた、目をつけたのは、                
中古アンプのおまけのチューナーです、解体しましたが・・・       
底板の構造に問題があり、ただのゴミと化してしまいました・・・トホホです    
最後のケース候補として、現在使用していない、                  
ロジテック製の外付けSCSIのCDRに目をつけました。              
寸法を取ってみたら何とかなりそうなので決定いたしました         
電源は中に入れることが不可能なので、ACアダプタのごとく外付けと決定
電源の選定です
メーカーのようにACアダプタ+電源基盤内蔵と言うわけにはいかないですし
電源は色々ありますがストックしている電源は全てATXですので大きさが大きいし、
出力も無駄なので、静穏、省エネ小型化の為、なるべく小さな物を探すことにしました。
中古にてEneamax製M-ATX(EG200P-V)を見つけましたので 
(サイズ約150x100x85)    
分解してみて、電源の基盤サイズから                   
それに合うアルミケースをゲットしました。(サイズは150x80x55)
ほぼ元のM-ATXの1/2程度の容積となりました、           
ケース内の廃熱が不用の為、FANは8cmから4cmに変更しました
ドライブ類です
手元に2.5インチのHDがあったので、これを省エネ、静穏、小型化の為利用します。
CDはスリムタイプを中古でゲットしました、DVDやCDRも有りましたが        
ベゼルの形状がフラットな物で且つ、なるべく薄い物としてTEACの物に決めました
双方ともケーブルの変換が必要なのでアダプターを用意します 
オーディオケーブルも付属しています           
CD用は玄人志向の物を購入、HD用は手持ち物のがあったので使うことに決定
メモリ、ケース前面
メモリは手持ちの物ですが、高さが低い128MBのSRAMを使用しました。
前面パネルの穴ふさぎと場所の有効利用のため、          
内蔵型USB-4HUBと5インチアダプタを共にM/Bに干渉する   
後半部を切断して使用しました。 
スイッチ、ケーブル類
以前合体ケース(CT2700)の残りの物を使います、前板を加工して穴を開けました。
固定はホットボンドでねちょりんこで取り付け
電源ケーブルもケース外に出す為に延長ケーブルを購入
IDEのスリムケーブルを1本使用
実際の作業の手順 本体
SCSIケース内の部品を全て取り除きます。M/Bをバックパネルと共に現物合わせ
で穴あけ場所を決め穴をあけます。                            
2 M/Bを取りつけメモリをセットします。スペーサは3mm程度の物をその辺から流用 
M/Bに干渉しないように、HUBとベイアダプターの後半を切ります
3 CDROMドライブを仮合わせして、前面パネルを加工します
ついでにLEDとスイッチ類もパネルに取りつけます  
4 CDROMドライブとHUB+ベイアダプターに固定できるよう
切断したアダプターのプラスチックをHUBに接着します
CDROMをビスにより固定します、又ケーブル変換部品も組み付けます
(ビスは長いとトレーの開閉不良の原因となります)
5 以上の部品を取りつけますが、CDROMの下に電源20PコネクタとIDEコネクタが入るので
あらかじめ、ケーブルをセットしておきます
CDROM用のIDEケーブルは長さと向きを合わせて折りたたみます
6 他機でformatを行ったHDを用意します(新品なら必要ないでしょう)
HDに変換アダプタを取りつけておきます。カバー部に固定するため、
ビス用の穴を開けておきます。   
7 両面クッションテープでIFコネクタにHDを仮止めします。
完成 ケースのカバーをビスにて固定します
これで一応本体の完成です 
追加 切った残りのHUBの5インチアダプタ部を加工して、50mmFANを取りつけます
ケーブルを整理(汗)してFANと加工済みのホルダ共にシャーシに
強力両面テープにてFANを取りつけます
又ケースに穴を開けて、金網をホットボンド+瞬間接着剤にて固定して
適当にペイントします
実際の加工の手順 電源
1 電源は分解します、必要の無い電圧切り替えSW、ケーブルコンセント部は
取り除きます
2 不要な電源4Pコネクタと配線を基盤より取り除きます
FANコネクタは通常の物と異なるので、配線を切り、新しい40mmFANに繋ぎなおします
3 基盤をケースに入れて当たりを取り、穴あけ加工をします。
基盤底面部には絶縁材を入れ、基盤の裏の突き出している部品の配線(足)を
極力短くします、不安な半田は再度付けなおしを行います
追加 電源不調の為新規購入
今度の物は、サブ基盤が存在、スイッチ無し、電圧切り替え有り、
サービスコンセント有りなので、サービスコンセントと切り替えSWを取り除きます
又、余分な4Pコネクタ+配線を取り除きます、
サブ基盤はメイン基盤が少し最初の物より狭いので側面に入れるようにしますが
部品(抵抗,コンデンサ等)がメイン基盤の部品と干渉するので、付け直しを行います
FANは新たな45mm(17.5dB)がギリギリ入るので取りつけ加工します。
動作確認
1 完成したPC本体は各入力機器やCRTの接続を行い
ストックの電源にて起動の確認を行います
2 起動確認ののち、改造した小型電源でも起動するかチェックします。
3 CD起動からOSのインストールを行います
製作及び完成後のトラブル(及びその予感)について
まず電源の起動不良です、OSやアプリのインスト-ルは問題無く出来
使用したのですが、翌日起動せず(一瞬電源が入る)
調べると5Aのヒューズが不良、基板上に半田クズが・・・・
ヒューズ交換及び半田を取り除くと起動OK でした
しかし翌日又起動不良、今度はBIOS起動してメモリカウント終了後
電源断簡単に調べたが原因不明・・・
中古電源であるし外部FANが気に入らなかったので
エンハンスの150WのM-ATX電源をアルミケースと共に購入
本体も最初は吸気排気FANを付けていなかったため、
長時間使用するとHDが非常に熱くなるので
問題はなさそうだが、FANを取りつけることに決定
実際の使用について
ベンチマークのHDBNECH3.30やSuperπ に付いては予想通りの性能で
たいしたことはありませんでした。
3Dmarkに付いては条件をゆるくすると2000がかろうじて動作するという程度の物でした。
ただWebサーフに付いてはスクロールが多少もたつく程度で問題は余り無いし
MPEG2の再生についても高ビットレートでもコマ落ちなく再生は可能です(WINDVD2k)
プラウザ起動+CD再生+フリーセル実行程度では正常に動作しています
(CD再生中はHDへのアクセスが常時発生しています)
ほぼ無音に近いので中々のものです
GAMEに付いてはアンリアルトーナメントを実行しましたが
支援サポートが無い為Softレンダリングにて640x480で一応可能でした
(画面は荒いし若干遅いような気はします)
ちょっと前のGAMEなら使えるとは思います
PCの仕様
HD Benchの結果


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