Maximus Formula/SE  レビュー その1
ついに来てしまいました、INTELのコンシューマ向けハイエンドチップセット搭載マザーです
うちでは、殆どのマザーがSLI仕様ですので(P5N32E-SLI、P5NTWS、M2N32SLI-E、などなど)
SHOPではSLIに対応しないと買わないよといっておりましたが、物欲大魔神が炸裂しまして・・・
気が付いたらお買い上げとなっていました
http://www.unitycorp.co.jp/asus/motherboard/intel/lga775/maximus_formula/maximus_formula.html
上 I/O&シンク付近 下 CPU Level 付属品 一式
このマザーの特色ですがチップセットに水枕が付いており、簡単に水冷化ができるようになっています
また、フィッティングも付いており10mm、7mm、9.5mm(3/8)に対応しています
但し異径管のパーツがいかにもチープですので、標準の9.5mmにするか
別に購入した方が安心な気がします、ただ現在の気温(室温20-25度)では水冷は必要ない感じです
(現在は俎板ですのでケースに入れると話は変るかもしれませんが)
またCPUの水冷時用のためにブロワーファンが付属しています

X38自体はDDR3/2対応ですがこのマザーはDDR2となっておりコスト面では有利ですね
現在はDDR3-1333-1GBx2で4-6万程度、DDR2−1000〜1066 1GBx2で2-3万程度です
PC6400-1GBx2であればマザーが僅かの金額で買える事になります

CPUは45nmQDR1600MHzまで対応しており、長期間の使用が出来るかと思います
メモリはDDR2-1200(OC扱い)までの対応です、内部S-ATAは6本と普通に使うには充分です

サウンドカードはオンボード扱いながら、PCIEX1スロットを利用するようになっており
ノイズ軽減のためのシールドで覆われ、駆動中はLEDにより青く光る仕様となっております
もちろん好みのサウンドカードに入れ替えることは可能です

基板上に電源及びリセットスイッチがあります(従来のROGシリーズと同じです)
CMOSクリアについては背面I/O部とマザー上にスイッチがあります
マザー上は従来のジャンパではなくスライドスイッチとなっており手探りでも利用が可能です

BIOSですが自動オーバークロックの設定としては上位のCPUの設定が表示されます
Q6600の場合6700、6800、6850です、そしてCRYZYモードとなります
CRYZYモードを使用する場合は極力マニュアルでの設定を勧めます

電圧は緑、黄、赤で表示されリスクを判りやすくしています
他のマザーに比べ範囲が広いのでコレは目安として非常にありがたいです
また基板上のLEDの発光色で電圧設定がわかるようになっており表示する検出先の変更も可能です
OCプロファイルは従来通り2パターン記憶可能です
(AbitのIN932MAXの方が4通りでかつネームが入るので使いやすさでは負けてます)

付属のLCD Posterは従来の背面I/Oから小型化されI/Oパネルの穴を経由して
PCケースの上などに置く仕様となっています、但し軽いのでケーブルの硬さに負けてちゃんとおくことが出来ません、
また後ろの足が邪魔で貼り付けたりも出来ません、もう一ひねり欲しい所です
機能については以前と変わりませんがBIOS更新で増えたりします・・・
起動すると時計として使えます(あんま意味無いですかね)
起動できない際には結構、どこで止まっているかがわかりますので助かります

CPUメモリ対比は自動、手動が可能ですが、従来通りNforce系と違い固定は出来ません
バリデーションを通ったメモリや高品質なメモリを使うか周波数やレイテンシを落として
使う方がいいでしょう、

基板上のパーツ構成については、位置などの問題などについては無いと思います
スロットも2スロットを占有するヴィデオカードを使っても、PCIx2、PCIEXx2は利用可能です
IDE、S-ATAコネクタに関してはM/Bベースの奥行きが短いケースの場合は、多少厳しいことになるかもしれません
ファンのコネクタはCPUも入れますと8個あり、ガンガン冷やすことが可能ですし
コネクタが全体に散らばってるので配線の短いファンでも安心です

購入時にびっくりするのは箱の重さですが、付属品は高額マザーとしては少ない方ですね
重い理由はヒートシンクでした・・・
それから付属のROMですがGameS.T.A.L.K.E.R.と3Dmark2006などが付属しています、DVD関連のソフトも付いています
使ってはいませんがバックアップソフトもあるようです・・・詳しくDVDの中身を見ておりません
付属のASUS AI Suiteは正常に使えませんでした・・・
ASUS Updateは特に問題なし(BIOSは3度入れ替えていますがすんなり起きました)

さてOCですが、P35マザ-(DFIのランパT2R/ASUSのP5K-E WifiG/APと比較)と同等以上には回ります
但しメモリの周波数を上げるとブルースクリーンを頻発します
なるべくPC-8500までで使った方がいいかもしれません
初期BIOS401の場合は最新BIOS(505)にする方が良いようです
弄りすぎて起動不能になった際は通常は背面のスイッチでCMOSクリアすると
復活します、どうしても駄目な場合は基板上のスイッチ、さらにバッテリー外しが必要な場合も有ります
私の経験ではメモリのところで止まることが多い感じでした
インテルチップらしく電圧を盛りすぎるとかえって駄目みたいです、程ほどが良いようですね、
普通は起動不良の前には負荷時にリブートしたりしますのである程度は見当が付きます

現在の所、うちの唯一の4コアCPUのQ6600@3.5-3.6GHz程度では常用可能な感じはしています
但し電圧をそれなりに掛ける必要があるので、定格電圧レベルというのであればQ6600@3GHz程度でしょう
X48が発売されるまでは、敵無しといった所でしょうか
ただ、現在の所は細かく煮詰めるようなOCの場合は965のROGシリーズであるCommndoの方が
発熱や故障のリスクは高いですが速さは勝っていると思います
今後のBIOS更新で更に性能と安定性の向上に期待したい所です
07/11/03現在 BOISは0602に上がっています、検証は0505にて行っています(購入時は0401)
まあしかし駄目石でもよく回ること・・・
Q6600 おざなり・・・ベンチマーク 
3.6GHz(400x9)MEM1066
スーパーパイMOD1.5 4M=1m18.204s 1M=14.110s
3DMARK 2006 Score10411 SM2=4024、HDR=3936、CPU=5643 ヴィデオカード500MHz/1600MHz
3DMARK 2006 Score12206 SM2=4836、HDR=4691、CPU=5685 ヴィデオカード630MHz/1830MHz

PCIヴィデオカード時 
☆3.7987GHz(422.1MHzx9)メモリ1012MHz CL4-4-4-4 2T
スーパーパイMOD1.5 4M=1m13.531s

3.915GHz(435.0MHzx9)メモリ1160.MHz CL5-4-4-4 2T
スーパーパイMOD1.5 4M=1m11.235s

3.942GHz(437.0MHzx9)メモリ1168.MHz CL4-4-4-4 2T
スーパーパイMOD1.5 4M=1m10.256s

3.9334Hz(437.0MHzx9)メモリ1165.4.MHz CL5-4-4-4 2T
スーパーパイMOD1.5 1M=13.000s
取りあえず テスト構成です ☆=現況です
ケース LUBIC フレームタイプ 俎板風
電源 KST-600EAD 及び ☆PP-650
CPU Q6600 G0ステッピング 選別とかはしてません(外れっぽいです
クーラー アンデイ侍マスター ファン=SY1225SL12SH(KAZE-JYUNI 1900rpm)
HDD ☆Seagate 3250410AS・・・クリーンインストール
 Seagate 3250620AS・・・使いまわしのTEST用OS入り
メモリ Team Xtreem PC2-9600(DDR2-1200) 1GB×2
CFD INFINITY PC2-8900(DDR2-1110) 1GBX2
CFD D2U800CZK-1G/M(DDR2-6400) 1GBX2
ヴィデオカード  TORICA RIVA128/32MB PCI・・・パイ焼きテスト用
☆XFX PV-T80G-GHF9・・・8800GTS/320MBリファレンス
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