060414-060416
YU Model
レディースカップ
インターナショナル
主催 オフィスペンギンズカフェ
Mr.hirosaka
写真提供 thanks!
GTFさん teruさん
LaLaイベント使用車
平成18年4月15日、16日の二日間、名古屋市東区のオアシス21で
世界初の女性主催によるRCレースが開催されました。
海外を含む全国各地から200余名の女性達が参加し
RC初心者もベテランも皆、操縦機(プロポ)を握り締め 熱く楽しい女の戦いを繰り広げました。
今回は主催者がRC装備のすべてを準備する大変珍しいイベントで、
しかも、参加者全員に使用したラジコン一式がプレゼントされるという驚くべきものでした。
レースに使用したもの(LaLaプロトとNRX−18)をレース後に修理整備し
後日プレゼント発送するのですが 数が足らない分は新品をプレゼントします
(参加者が会場で抽選し新古の振り分けを行いました。)
女性主催によるRCレースの国際大会は、世界初の試みであり、
女性たちの反響も予測不能であったため、
このプレゼントは今回限りの特別企画と思われますが
プレゼントがなくとも反響はあったと思います。
初日は開会式、君が代斉唱、予選レース2ヒート というスケジュール。
4月とはいえ肌寒く、あいにくの曇り空 時々霧雨を感じながら200余名の女性たちが
コースの周回タイムで順位を競いました。
各予選走行の結果は逐次掲示板に張り出され
自分のタイムを見て一喜一憂する女性たちには
「コンマ1秒を競い合う男のレース」とは違った よい雰囲気がありました。
2日目は天候にも恵まれました。最終予選レースを1ヒート、
RC好きのゲスト歌手サンデイトリップのミニライブやジャグリングのステージショー、
そして現役のトップRCドライバーによる模範走行、模擬レースを楽しみました。
この間、予選タイム順に決勝の組み分けをし、マシンの準備を整え
決勝レースを行いました。
参加された女性達は、ガールズクラスの4歳から、おかあさん(年齢秘密)まで
(RC初挑戦ビギナークラスからRCレース経験ありのエキスパートクラスまで)
年齢層も経験もさまざまでしたが、エキスパートクラスの走りはプロも驚くほどレベルの高いもので
女性RC愛好家の実力と女性RC市場の可能性を再確認出来ました。
その他にもボーイズクラス、シニアクラスも設けてあり
家族みんなでRCを楽しんで行こうという願いが伝わるクラス分けでした。
(楽しいコスチューム(看護婦さん、メイドさんなど)での参加者もみえ、付き添いのお父さんもにっこり)
レースと平行してステージ横ではボディペイントコンテストや
スポンサーの新製品紹介等も行われていました。
レース終了後の閉会式ではレース結果による表彰の他に
アットホームな家族、カップル、かわいい応援団、コスプレママ等が受賞表彰。
会場の時間的都合でRCボディーペイントコンテストの表彰が出来なかったり
名前を間違えたり。色々ハプニングもありました。
(ご迷惑をかけた方々に 本当にごめんなさい)
会場を埋め尽くした参加者の方々の楽しそうな笑顔が
閉会式を終えても あちこちでたくさん見られたので、
今回のイベントは大成功だったのだと思いました。
これをきっかけに より多くの女性たちが自らプロポを手に取り、
家族や仲間とRCを楽しむようになればいいなぁと感じました。
そして、出来れば今度は、自らレースを主催する女性たちが現れることを願います。
最後に、参加者の皆さん、協力いただいた皆さん、ありがとう そしてお疲れ様でした。
ボランティアスタッフ 個人的見地から書く
あなたの知らない前日レポート
レース前日?の手伝いが終わったのは朝5時
10数人〜5、6人のボランティアスタッフで
100台のマシンを約14時間で組立てました。
半完成からだったとはいえ
これは結構きつかったです。
BBSに書きこまれていたのは
「14日午後からのボランティア」だった。
レディースカップ前日の14日午後12時 オアシス21へ到着
顔も知らないボランティアスタッフを捜す為、
会場のド真中に立ち、誰かが声をかけてくれるのを待つ。
周りを見渡すと少し離れたカフェでくつろぐグループを見つけた。
私「あれかな?」
時折、プロポを操作するジェスチャーをまじえながら待つ。(無意味)
しばらくして誰かが走ってきた。
H松氏「ボランティアの方ですよね!はじめまして」
私「はじめまして!…」コンタクト成功!ホッ
カフェには、パパさんママさんボランティアさん2名がくつろいでました。
あいさつして話していると衝撃の事実判明!
イベントの準備は午後5時からが きまりだそうで、それまで何も出来ない!
やることが無い!
あと5時間どうしよう。
ホテルか、ここのテーブルでマシンの組立てをはじめようか、などなど話していました。
とりあえず、他のボランティアを待つしかない状態でした。
失礼ながら今回はイベント慣れしたメンバーがあまりいないと感じていたので
ボランティア スタッフ 受付 |
気付いたこと、思いついたこと、メモ
イベントが始まるとマシンばかりいじってました。
スタッフルームには行かなかったので
ペイントコンテストやショーとか
そちらの様子はわかりませ〜ん!
―イベント最中―
私はステージ横でマシンの管理役をしてました。
(ポンダー、バッテリー交換、スペアシャーシとの交換、軽修理など)
・ レース最中、会場での修理時に11バンドと12バンドを自由に使えたのは助かりました。
(故障車の直進調整、モーターやアンプのチェック)
(この2バンド、当初は練習走行コーナーで使うはずだったらしい)
結構広いぞ! 幻の練習コーナーは斜線部分
・予選走行直前の直進トリム調整走行では
すでにポンダーが付いているのでセンサー(スタートライン)を
またがないよう指示された。
・ 本日ラジコンの持ち帰りは出来るのか参加者に聞かれた
・ バッテリーの交換は全車一斉にしないとスピードが不公平で、
2日目から予選数回で一斉交換するようにした。
軽修理を担当したボランティアスタッフの勝手な思い
プレゼントのラジコンについて
今回のイベントは、すべてのプレゼントが発送され
初期トラブルのクレームが来なくなった時が
本当の終了の時ですね。
新車もそうですが、特にイベント使用車は
できる限りの修理や調整をしてからプレゼント発送されます。
それでも、予期せぬ故障や初期トラブルも あるかもしれません。
でも、主催者側の立場と気持ちを考えて
少しだけ余裕を持って対応をしましょう。
私達家族は今回のイベンに参加して、十分に楽しみました。
それに加えてのRCプレゼント企画は十ニ分過ぎる内容です
だから、ラジコン一式をもらうのではなく、
カタチのあるもので思い出を もらえるのだと解釈しました。
クレームなんか言ったらバチが当りそうですよね(笑)
とにかく、パパさん、スタッフの皆さん 思い出をありがとうございました。
イベントでの
実地チェックポイント
− LaLa -
初日10台のマシンを使い予選走行をさせていたがいくつかトラブルは発生した。
・ フロント上のキングピンが抜ける 事例多数件
→レース途中から対策品が投入される
・ピニオンギヤ抜けが最初のほうで数件発生
→増し締め 予備取付け
・ アルミのバッテリーステイがゆるむ 事例4,5件
→増し締め&バッテリー押さえとバッテリーをテープ固定
(バッテリーステイが片方外れ、バッテリーが車外に出たマシンは
衝突でアルミステイを1本切断 事例1件)
・ ねじの緩み抜けで右リヤスイングアームが外れた事例2件
(とりあえずギヤボックスのねじを抜いて替わりに締めておいた)
そりゃ 走らせりゃ、振動でゆるむ部品もありますよ!
キングピン、ピニオン、バッテリーステイ、サスブロックに限らず、
時々チェックし、増し締めをしましょう。
・ 初日、10台連続使用によるアンプの溶解 事例2,3件
→2日目から20台のマシンでローテーション使用に変更
イベント初日、モーターもアンプも耐久テスト並に連続使用しました
手で触れないぐらい熱くなりましたが
それでも予選走行を止めませんでした
アンプやモーターが発熱するのは普通ですが、
バッテリー1本使用ごとに休ませましょう
・ バッテリーコネクターの接触不良 事例数件
→アンプ側コネクター凹側を細いドライバーで修正
・ その他、要修理は
→ガムテープに指示を書きスタッフルームへ送る
故障じゃないけど→
ボディ固定用のRピン ステイの穴が小さめだから差しにくい 注意
Rピンを数百本 曲げ加工しました。(涙)
- NRX-18 -
時々増し締めをしましょう。
このマシンで特に注意してほしいこと
・ホイールのセンターキャップの紛失 大多数件
→放置しました
乱暴な書き方をしますが ホイールのセンターキャップは不要です。ファッションです。
差してあるだけだから すぐにハズレますが走行に支障はありません。
これが嫌な人は走らせる前にセロテープ等で止めてください
また、メッキホイールに接着剤使用で
ゴムタイヤとホイールは剥がれやすいです。
・バッテリーが外れる数件
→テープで固定したりバッテリー押さえのRピンの刺す位置を片方下げる
・ ピニオンギヤ抜け2.3件
→交換 増し締め
・アンプのリバースへの切り替えが明らかに遅い事例1件
→修理不能放置
・ アンテナはずれ数件
→しなる差し込み部分を下から支えて深く差し込む
サーボ自体の貼りつけ位置が前過ぎたり
サーボホーン取付け不良もあった。
サーボホーンの遊びが大きいのもあった。
その他
・Rピンを曲げて抜き差しし易くした。
・ リーマー(細ドリル)でボディステイのRピン穴を大きくした。
おわり
イベントは「もてなしの心」
参加者から見たイベントとしては大成功でしたが
正直な話、裏での仕事としては きびしかったです。
やりたいこと、やるべきこと、満足、反省、色々あったと思います。
特に情報伝達が難しかったなぁ。
ホワイトボードやマジックペンで書くということの大切さを実践して見せたつもり。
バイクのレースでもいっしょだけど、
次回につなげるためにも スポンサーの扱いは大切だよ。
etc
次回、開催の折には
計画段階から参加させてください
遠方だと直接行けないかもしれないけど
事前にネット上でメーリングリストやHPを作って
打ち合わせをしておけば
大抵の打ち合わせはやれますよ。
以上,忘れないうちに記録しました。
間違いや勝手な思い違いも多々あると思いますので
加筆修正削除はお知らせください。
自己紹介
ハンドルネーム にしたか@db2
今回のイベントにこだわる経歴
半田商工会議所青年部(YEG)で過去に総務委員長, 地域振興副委員等を歴任
総務では市長、会頭、議員等の来賓を迎える通常総会や、
臨時総会の企画設営運営 役員会の設営を指揮。
青年部ホームページの管理、研修会の企画、懇親会の設営も通常作業
地域振興委員会では半田市観光課主催の市民祭りで子供広場を主管したこともある。
その他 趣味では
2004年にイタリアンバイクサークルの中部支部代表として
全国ミーティングを岐阜県高山市で企画設営 など
いろんな世界の面白そうなことに首を突っ込みたがる性格です
便利に使ってやってください。