機材の自作や改造 -D70s用リモートコードMC-DC1の改造 New!! 2005.04.30
 ニコンのカメラ関係のアクセサリーは、特に中・下級 機にいたってはシステムの一貫性のなさに多々疑問を感じる。その方向性がライバル企業のキャノンとあまりに対照的であるために開発コストの無駄が大きいの では?と心配になる。時代の流れと共にデバイスとインターフェイスも流行り廃りがあるのは当然だが、あまりに錯乱してないか?おーーっと、本題に入らね ば。
 ニコンのレリーズ(リモートコード)には、いくつかの系統がある。現行で最古のものは、MD-4付F3、F801、MD-12付FM3Aなどで使われている2ピンのレリーズである。これは、単純な短絡型ではなく、実はダイオードなどを利用した電圧制御の変則3ピン仕様であるらしい。たしかに、2ピンしかないのに半押しができるという違和感があった。次が、最新のF6にも(依存的に?)採用されている10ピン端子である。これは、コンピューターや計測機器などの間で情報をやり取りするためのCOM(シリアル:つまり、RS-232C)に準拠したもので あるようだ。最近のコンピュータではシリアルポート自体がなくなり、より発展的な規格であるUSB1.1/2.0にとって替わられている。USBが普及す る前の1990年代は、10ピンは画期的なコネクタと通信規格であったに違いない。F90/F90X、F5、F100では、それぞれにフォトセクレタリー と呼ばれるカメラのカスタム設定や撮影情報をコンピューターから操作できる専用キットが発売されていた。すでに絶滅。 また、この10ピンのうちの3ピン分を使って、半押し制御可能な短絡型リモートコードMC-30などが使えるようになっていた。これは、レリーズ部の大き さ、ストロークの長さ、ホールドの誤作動の起こりにくさ等、細部まで吟味されたかなり優秀なレリーズと言える。別ページで触れているが、キャノンの電磁レ リーズよりもはるかに凝った作りをしている。
 ところが、ニコンの最近の中・下級機種では、そもそもレリーズが装着できないものが大半である。あっても、一貫性がない。F80やD100は、本体は機 械式レリーズ穴がレリーズボタンに空いているものの、電磁レリーズはない(D100では、バッテリーグリップMB-100?に10ピンコネクタがある)。 U系や昨年大人気だったD70には、レリーズは赤外線式のものしかない。困ったものだ。さすがに、有線レリーズを求める声は強かったのだろう。先日発売さ れたD70sには、リモートコードが装着可能ということになった。さっそく手に入れてみたところ、、、絶句。キャノンと酷似するではないか!
←ニコンのMC-DC1とキャノンのRS60-E3
 嫌な予感がする。ねじを外して中身を見てみる。
←ニコンのMC-DC1の構造
 あーーーーーーー、やっぱり。キャノン(台湾製)との違いはニコン(中国製)と3枚の金属板が金メッキ?なところぐらい。たしかに、機器としての壊れにくさは3板式が良いのは、分る気もするし、製造費が安上がりで時間もかからないだろうし、なにせ、販売価格との差額(利益率)は、確実に上だろう。しかし、MC-30の操作感に慣れ、かつ、システムがそれを基準に作られている者にとってはあまりにムゴイ。各端子と金属板は、一対一で取り付けられ、また、半導体や抵抗などの部品が介在していないようである。ならば、改造するしかない!!!!ということで、
MCDC1modMC30←MC-DC1のカメラ側コネクタ部とMC-30のリモコン操作部を付けられるようにした
これで、自作の20m延長レリーズケーブルも使えるようになった。
ニコンには、D70sに10ピンリモートが使えるようになるアダプタを正規に発売してもらいたいものだ。新品を買った直後にぶった切り、、、悲しい。

 つぎは、ベローズ接写用に機械式レリーズが使えるように改造する必要がある。

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