URIAH HEEP 1976-1979
URIAH HEEP
"Five Miles" sessions

04/10/14 Updated


John Lawton時代HEEPの幻の4枚目アルバム 『FIVE MILES』 は、プロデューサーに ROLLING STONES の数々のアルバムを手掛けたことで有名な Jimmy Millerを起用し、1979年5〜7月にかけてレコーディングされた。Jimmy Millerは 1978年12月〜1979年1月に 同じ Bronze Recordsに所属する MOTORHEAD のアルバム 『OVERKILL』 をプロデュースしていることから、その流れで HEEPのアルバムもプロデュースすることになったと思われる。(Thanks to KIKU for J.Miller's info) ※余談→「Jimmy Millerは当時コカインをやっていて、レコーディング&ミキシング中にトイレに行く都度コカインをやっていたよ(笑)」 (John Lawton)

『FIVE MILES』 のためにレコーディングされた曲は以下のとおり。

"Let It Ride"
"Life Is A Dream"
"Feelings"
"You & I"
"That's How I Am"
"I'll Never Forget"
"Your Love"
"Tonight"
"Fools"
"I Won't Change"
"Been Hurt"
"Endless Flight"

『FIVE MILES』 は熱心な HEEPファンの要望で、Mick Box と Ken Hensley の公認のもと リミキシングされて 2000年にリリースされる予定もあったが、諸般の事情により中止になってしまった。しかし、これらの曲は下記のアイテムの中で聴ける。


URIAH HEEP 『A TIME OF REVELATION』 (4CD Box-Set, Essential ESF CD 298, UK) 1996/04

URIAH HEEPの結成25周年を記念してリリースされた4枚組のボックス・セット。1995年に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。未発表曲・ヴァージョン違いも沢山収録。

Disc 4
1. Let It Ride (previously unreleased out-take) (Hensley/Box/Kerslake/Lawton) 5:07
歯切れの良い大陸的なブギー・サウンド。Mick Box と Ken Hensley のギター・カッティングが鋭く、聴いていて気持ちが良い。なお、2000年に再発された John Lawtonの 1stソロ・アルバム『HEARTBEAT』 のボートラでこの曲のリメイクが聴けるが、クレジットが "Lawton/Hesslein" になっている。『FIVE MILES』 のレコーディングは1979年5〜7月であり、『HEARTBEAT』 のセッションは 1980年8〜9月のため、ボックス・セットの記載のほうが正解っぽく思えるが、John Lawton自身に聞いたところやはり「私がPeterと一緒に書いた。」と明言してくれた!

2. Feelings (previously unreleased original version) (Hensley) 3:04
後に John Sloman を迎えた HEEPが再レコーディングしてアルバム『CONQUEST』に収録した曲。John Slomanのヴァージョンとは明らかにアレンジが違う。しかもたったの3分のヴァージョンでイッキに聴かせてしまう。2001年12月8日の "Heep Festival Club"で、John Lawton & Steve Dunning がヒープ・ファンの為のアコースティック・パフォーマンスで披露し、それがキッカケとなって JL&SDによる『STEPPIN' IT UP』 へのリ・レコーディングも行なわれた。

4. Your Love (previously unreleased out-take) 4:01
John Lawton のヴォーカルの魅力を最大限に聴かせる雄々しいハード・ロック。"Your Love"のしつこいリフレインが耳にこびりつく(笑) クレジットが (Hensley/Box/Bolder/Slade/Sloman)となっているが、明らかに間違えである。まぁ上掲の "Let It Ride" にしてもクレジットは適当だと思うが...


URIAH HEEP 『FALLEN ANGEL』 (CD, Castle ESCMCD561, UK) 1997

1997年夏に Castle Communications より再発された Remastered CD。1997年4月〜5月に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。ボートラ4曲のうち下記1曲が "Five Miles" sessions からの曲。

Bonus Tracks
14. Been Hurt (previously unissued original version) (Hensley) 5:07
後に John Sloman を迎えた HEEPが再レコーディングしてアルバム『CONQUEST』からのシングル「Carry On」のB面に収録した曲。John Slomanのヴァージョンに比べると、John Lawton の歌が力強くてもっとロックっぽい。

 

 


オフィシャル・リリースされていない音源については簡単に紹介するが、Bootleg CD 『TEN MILES HIGH』 では下記の音源を聴くことができる。

1. Let It Ride (Hensley/Box/Kerslake/Lawton) 5:08
上掲の 4 CD Box-Set 『A TIME OF REVELATION』 に収録

2. Life Is A Dream 3:42
常夏のハワイアンを想起させるナンバー。コーラスを聴いていると Daryl Hall & John Oates のような都会的に洗練されたロックン・ソウルにも通ずるものがあり、改めて HEEPがコーラスを大切にするバンドなのが判る。

3. Feelings (Hensley) 3:04
上掲の 4 CD Box-Set 『A TIME OF REVELATION』 に収録

4. You & I (Lawton) 6:35
オーケストラを迎えてのストリングス・アレンジメントが冴える異色のロック・ナンバー。ROLLING STONES meet ORCHESTRA というような感じで HEEPらしくないが、John Lawtonのボーカルが HEEPであることを主張してくれている。

5. That's How I Am 3:54
Mick Box の鋭いギター・リフが魅力のミディアム・ロック。中間部で転調した時の、疾走感の上に乗るフラメンコティックなギター・ソロがサイコー!

6. I'll Never Forget 4:54
和やかなロックン・ソウル・ナンバー。ハード・ロックではく、コーラスを活かした普通のロック。う〜ん、悪くはないんだけどねぇ...

7. Your Love 4:01
上掲の 4 CD Box-Set 『A TIME OF REVELATION』 に収録

8. Tonight (Lawton) 4:15
John Lawton が2000年にリリースしたアルバム 『STILL PAYIN' MY DUES...』 で再レコーディングした曲。このオリジナル・ヴァージョンはスカッとして心地よいライト・チューンになっている。いかにもウェスト・コーストなサウンドだ。

9. Fools (Bolder) 4:10
後に John Sloman を迎えた HEEPが再レコーディングしてアルバム『CONQUEST』に収録した曲。アレンジ的な大きな違いはさほどないが、サビをギターで奏でる部分が多いのが特徴的か。もちろん John Lawton がこの曲で歌っているのが嬉しい。

10. I Won't Change (Hensley) 5:13
2001年に Ken Hensley が再レコーディングして Ken自身のアルバム『RUNNING BLIND (Special Limited Edition)』に収録した "ラララ"アコースティック・チューン。リード・ヴォーカルも Ken自身。やっぱりどことなくハワイアン。

11. Been Hurt (Hensley) 3:30
上掲の Remastered CD 『FALLEN ANGEL』 のボートラに収録。


1999年に www.uriah-heep.com のウェブマスター Dave White らによる楽曲 "River Of Dreams" で John Lawton がヴォーカルを歌ったことにより、交友の証として John Lawton が "River of Dreams" の CD-R用に HEEP の "Five Miles" sessions から下掲のお宝音源1曲を寄贈した。

2. Endless Flight (Lawton)
時折絡む サックス (誰?) が FOREIGNERっぽいドライヴィング・ナンバー。親しみやすいメロディで、良質な産業ロックとしても通ずる楽しいナンバーだ。


◇まだある未発表曲

John Lawton作の "Hard Road Down" という曲も録音されたそーな。この曲は2000年に再発された John Lawtonの 1stソロ・アルバム『HEARTBEAT』 のボートラとして収録された"Dunhill Run"の初期のヴァージョンだとか。"Dunhill Run"は LUCIFER'S FRIENDUの"Step By Step"にも似た軽い疾走感を持つナンバーであり、その初期ヴァージョンが果たしてどんなアレンジであったのか、聴いてみたい!!


URIAH HEEP 1976-1979

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