URIAH HEEP 1981-1986
URIAH HEEP
『HEAD FIRST』

軽い疾走感を満載して『魔界再来』以来約1年振りの新作『ヘッド・ファースト』。
前作で大幅なメンバー・チェンジをし、メンバー間の結束を固めたユーライア・ヒープ
『ヘッド・ファースト』で新たなるヒープの音楽を完成。

03/12/16 Updated


URIAH HEEP 『HEAD FIRST』 (LP, Bronze ILPS , UK) 1983/05/15
URIAH HEEP 『HEAD FIRST』 (LP, Mercury 812 313-IMI, US) 1983/05?
ユーライア・ヒープ 『ヘッド・ファースト』 (LP, Victor VIL-6051, Japan) 1983/07/21

SIDE:A
1. ジ・アザー・サイド・オブ・ミッドナイト The Other Side Of Midnight
(Box/Daisley/Goalby/Sinclair/Kerslake) 3:56
ソリッドな Mick Box のギター・リフが印象に残るヘヴィ・チューン。流れるようなギター・ソロも大変良い。

2. ステイ・オン・トップ Stay On Top (T.Jackson) 3:34
本作からの第2弾シングルとなった T.Jackson のカヴァー曲。ダンサブルでありながらも充分ヘヴィ・メタルしている。Bob Daisley のバキバキいうベースが重く心地よい。プロモーション・ビデオも作られた。

3. ロンリー・ナイツ Lonely Nights (Adams/Vallance) 4:07
本作からの第1弾シングルとなった Bryan Adams のカヴァー曲。清々しい曲調に Mick Box のギターが涼々しい。

4. スウィート・トーク Sweet Talk (Box/Daisley/Goalby/J.Sinclair/Kerslake/L.Sinclair) 3:51
えんやこら節の曲調を持ったテクノ・メタル。いかにも John Sinclair が好きそう。"Rockarama"に通ずる面影があって面白い。

5. ラブ・イズ・ブラインド Love Is Blind (Carbone/Zito) 3:40
John O'Banion もやっていた曲のカヴァー。こういう曲に Peter Goalby のヴォーカルがよく合うんだわ。

SIDE:B
1. ロール・オーバーチャー
Roll-Overture
(Box/Daisley/Goalby/Sinclair) 2:15
これは John Sinclair が主に作ったオーケストレーション・インストゥルメンタルだろう (憶測)。HEAVY METAL KIDS の"Overture" にも通ずるものがある。続く曲の序曲として効果的でライヴでもSEとして使われた。

2. レッド・ライツ Red Lights (Box/Daisley/Goalby/Sinclair) 2:59
NWOBHM のバンドにも充分対抗できる HEEP流暴走チューン。この疾走感がたまらない!

3. ローリン・ザ・ロック Rollin' The Rock (Box/Daisley/Goalby/Sinclair) 5:32
心臓の音にも似たボコボコ音の中 Pete Goalby が物静かに歌い、徐々に盛り上がるロック・アンセム。思わず拳を頭の上に振り上げたくなる。

4. ストレート・スルー・ザ・ハート Straight Through The Heart (Box/Daisley/Goalby/Sinclair/Kerslake) 3:40
前曲のアウトロの余韻から繋がっている曲。この流れは最高。2nd ヴァースのヴォーカルのハモりは John Sinclairか? Mick Box のギターがジャケットのトカゲのように左右のチャンネルを駈け巡る。

5. ウィークエンド・ウォーリアーズ Weekend Warriors (Box/Daisley/Goalby/Sinclair/Kerslake) 3:50
ヘリのようなSEからソリッドなロックへ。淡々と演奏されるサウンドの中に Mick Box のいぶし銀のブレーが精彩を放つ。

Produced by Ashley Howe
Recorded at The Manor, Oxford and The Roundhouse Recording Studios, London Jan/Mar 1983

Member are ; Mick Box (guitars, vocals), Peter Goalby (vocals), John Sinclair (keyboards, vocals), Bob Daisley (bass), Lee Kerslake (drums)

Percussion on 'Roll-Overture' by Frank Ricotti

URIAH HEEP #11 による2枚目。1983年1〜3月にかけてイギリスの Roundhouce Studio にてレコーディングされた。イギリスでは 1983年5月15日に Bronze Records からリリース。日本では 1983年7月21日に ビクター音楽産業 からリリースされた。

このアルバムは名作である。前作 『ABOMINOG』 の延長線上にあるアルバムだが、同一メンバーによる2作目ということもあってリラックスした雰囲気が感じられる。カヴァー曲を3曲だけにしたのは正解である。前作は地味なカヴァー曲が多すぎた感じだが、本作で取り上げられた曲はどれも明るいのが良い。HEEPのオリジナル曲に至っては申し分なく、なにしろ曲調がカチッとしていて涼々しい。メンバーの力量も随所に発揮されており、John Sinclair の良い部分、Bob Daisley の良い部分、Peter Goalby の良い部分、というのが均一的に堪能できる。そして何しろ Mick Box がギターを縦横無尽に弾きまくっているのが良い。アレンジの面からも Mick のギターがひょこひょこ自己主張をしているのが判り、そのかくし味が実に気持ちいい。

"Roll-Overture" でパーカッションを叩いた Frank Ricotti はヴィブラホーンやパーカッションを操るミュージシャンで、'60年代からジャズやクラシックの世界、そしてロックの世界でも名パーカショニストとして大活躍している人物。ちょっだけ参加したアーチストを挙げると、CARAVAN, CURVED AIR, TRAPEZE, SAVOY BROWN, BLOOD SWEAT & TEARS, BJORK, ART OF NOISE, CLANNAD, Elton John, Rick Wakeman, STATUS QUO, PET SHOP BOYS, Bill Wyman, Michael Gibbs, Mo Foster, Norma Winstone, Neil Ardley, Gordon Beckなどなど、キリがない(笑) また、自らのリーダー・グループとして Frank Ricotti All Stars や Frank Ricotti Quartet (Chris Spedding がギター) といったジャズ・バンドを結成した他、最近では Garde Républicaine Orchestra の楽団の1人としてクラシックを演奏している。

個人的には Peter Goalby時代のアルバムの中で一番好きなアルバム。Bob Daisley は本作のレコーディング終了後に脱退してしまったが、願わくばこのメンツでのライヴを日本でやって欲しかった。

※なお、LED ZEPPELIN の 『DVD』 のジャケットが本作ジャケットのパクリかと思ったが、アメリカのアリゾナ州とユタ州にまたがるモニュメント・バレーのレフト・ハンド・ミトンと呼ばれる岩山のようである。(Thanks to MIZ for the info)


URIAH HEEP 『A TIME OF REVELATION』 (4CD Box-Set, Essential ESF CD 298, UK) 1996/04

URIAH HEEPの結成25周年を記念してリリースされた4枚組のボックス・セット。1995年に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。未発表曲・ヴァージョン違いも沢山収録。

Disc 4
9. Split Image (previously unreleased) (Box/Kerslake/Sinclair/Goalby/Daisley) 2:18
ビデオ・フィルムの為にレコーディングされてお蔵入りになっていた曲。Mick Box のギターが皆無で、全編に渡り John Sinclair のシンセサイザーが支配する。Bronze時代にレコーディングされ、ベースは Trevor Bolder であるが、その後の "Rockarama" へと繋がっていくことを考えると興味深い曲だ。

 

 

 

 

 


URIAH HEEP 『HEAD FIRST』 (CD, Castle ESCMCD572, UK) 1997

1997年夏に Castle Communications より再発された Remastered CD。1997年6月に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。以下のボートラ3曲が追加収録されている。

Bonus Tracks:
11. Playing For Time (originally B-side of "Stay On Top")
(Box/Daisley/Goalby/Sinclair) 4:27
もともと Ridge Farm sessions でレコーディングされた曲だが、シングル「Stay On Top」 のB面に収録された。もちろんヴァージョンは違い、こらちのほうがパワーがある。DEEP PURPLE の "Woman From Tokyo" に似ている。

12. Searching (demo backing-track previously unreleased) (Goalby) 3:52
Peter Goalby が NIGHTWING の為に提供した曲。NIGHTWING がレコーディングしたヴァージョンは Max Bacon により歌われたヴォーカル入りであるが、こちらの HEEPヴァージョンはヴォーカルなしのインストゥルメンタルになっている。きっと Peter Goalby のヴォーカル入りもレコーディングされているのだろうから、出して欲しい!

13. The Wizard (previously unreleased live version recorded in April, 1984) (Hensley/Clarke) 4:52
具体的な録音データがないが、恐らく1984年4月のオーストラリア・ツアーの時のライヴ録音だと思われる。ベースは Trevor Bolder。高音質サウンドボード(笑)なのでコンプリートでリリースして欲しい。


URIAH HEEP 『STILL 'EAVY, STILL PROUD』 (CD, Castle ESCMCD613, UK) 1998

1998年春に Castle Communications より再発された Remastered CD。1997年12月に Mike Brown と Robert M.Corich の手によって Remasteredされた。

8. Split Image (different edit) (Box/Kerslake/Sinclair/Goalby/Daisley) 2:43
4CD Box-Set『A TIME OF REVELATION』に収録されていたものより
イントロが長い。UH#12による録音。

 

 

 


Single variation from "Head First" sessions
- UNDER CONSTRUCTION -
更に深みに(笑) → (工事中)


URIAH HEEP 1981-1986

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