THE LONDON CLASSIC ROCK FESTIVAL 2002

11/30 sat Classic Rock Festival 2002
- Day Two -
Uriah Heep
Asia

"The London Classic Rock Festival 2002 - Day Two" at Shepher's Bush Empire in November 30th, 2002

この日のShepher's Bush Empireの開場時間は本当は 17:00からであったが、18:00に変更になった。それは当日の Heep Festival Clubで知り、会場のドアにも貼紙が貼ってあった。何も知らずに来た人達はどうなるんだ! 昨日アッシは開場の1時間前にホテルを出たが、今日はHiro-Gも早く並びたかったようなので、16:30頃から並びはじめた。早すぎるじゃん(笑) で、アッシはまたStalls (Standing)の列へ、Hiro-Gは今日は2階のシート(席)で観たいというのでその列へ並ぶ。しかし、外は寒い〜! 昨日の天候は普通でだったのに。フリースの下は重ね着のTシャツが2枚だけのアッシは凍えそうなぐらいブルブル震えてしまった、しかも1時間半もそこにいなければならなくて、寒中地獄であった。さらに悪いことは重なるもので、雨も降ってきやがった。屋根もなきゃ傘も無ぇー! 死ぬ〜 まだ40分もあるぞー! 一緒に列に並んでいる人たちもずぶ濡れになりながら我慢していた。でも、アッシと違ってもっと厚着だし、ロンドンの雨は慣れているようであった。そんな時、並んでいる列の客を目当てにAsiaのTシャツと帽子を売りに来た人 (Armadaのスタッフ?)がいて、寒さしのぎにTシャツ買おうかと思ったが、ここでフリースの上からTシャツを着るのも変だと思ったので、我慢。ちくしょー

18:00、ようやく会場のドアが開く。雪崩れこむように会場へ入るアッシ。今日もまた最前列 (かなり左のほう) をゲット。ステージを見ると、後方にAsiaの機材、前方にHeepの機材。パッと見るとドラムセットが左右に2つ見えるのだが、前方左側にあるセットが Leeの、後方右側にあるのが Chris Slade和尚のセットだ。また、キーボードも2セットあって、前方右側にあるセットが Philの、後方左側でまだカバーに被されているのが Geoff Downesのセットだ。あぁ...これから HeepもAsiaも両方観れてしまえて喜んでる奴なんて、アッシぐらいなもの? なんだか去年の Hensley & Wetton の時と似ているぞ!(笑)


Uriah Heep

19:00ちょっと過ぎた頃、Dave Owenが出て来て Uriah Heepを紹介、会場が暗転。いよいよ Heepの Acoustically Liveが始まる。2年前に Ian Andersonがゲスト出演した Acoustically Drivenライヴを観に行けなかったので、楽しみだ!

まず出て来たのは Bernie ShawPhil Lanzonだけ。そして Philが"The Easy Road"を弾き出し、Bernieが椅子に座りながら気持ち良さそうに歌う。アッシもこの曲大好きなので、一緒に歌ってしまった。曲が終わると残りのメンバー (Mick Box, Trevor Bolder, Lee Kerslake)も出て来た。

次の曲は "Question"。David Byronが Avenue Recordsに吹き込んだ曲のほうじゃなくて(謎)、『Sonic Origami』からの曲だが、コーラス部のハーモニーが美しい。次の曲から4曲でサポートのスチール・ギター奏者 Steve Honestが加わって6人での演奏。Steveは2002年3月からHeepのギター・テクニシャンとしてバンドに同行している人物である。

"Tales"は去年の Thijs Van Leer (Focus)のフルートが印象的だったが、今年は Steve Honestのスチールがいい味を出していた。続いて "Rainbow Demon"、狂気の"Circus""Why Did You Go"と Acousticallyな曲が次々と繰出される。 IanやThijsさんの代役をうまく務めたSteveはここで一度ステージを去る。

また5人での"The Wizard""Heartless land"と続く。個人的にヨカッタと思ったのは次にやった "Blind Eye"。Leeのハモりが大変良い! この曲も大好きだ!!

さらに続く2曲は 意外なPete Goalby時代の曲。まず "The Other Side Of Midnight"。この曲にはまた Steveがスチールで加わり演奏。曲の最後で Mickのギターの弦が切れてしまったのが少し残念。そしてアメリカで小ヒットした"That's The Way That It Is"。Bliss Bandのカバーなので個人的には余り好きな曲ではないが(汗)、それでもHeepの Original versionにはない斬新なアレンジが良かった。

次は Mickと Trevorがステージを去って、Bernie + Phil + Leeの3人による"Rain"。やはり Leeのハモりが素晴らしい。もちろん Bernieも素晴らしい。再び5人が揃っての "Dream On"で本編は終了。

Asiaより活動歴が長いからか、前座なのにアンコール曲があった。お馴染み "Lady In Black"。まぁ言う事ないですな。

全体を総じて、Acousticとは言っても、実際はMickだけが生ギターというだけで、Leeはドラムをガンガン叩いていたし、非常にロック的なセットであった。寝なかったし(爆) 残念だったのは、ゲスト出演予定の Joe Elliot (Def Leppard)が出なかったことかな...もちろん撮影も録音も無し。

セットリストは以下のとおり。

1.The Easy Road (Bernie + Phil)
2.Question
3.Tales
(with Steve Honest)
4.Rainbow Demon
(with Steve Honest)
5.Circus
(with Steve Honest)
6.Why Did You Go
(with Steve Honest)
7.The Wizard
8.Heartless Land
9.Blind Eye
10.The Other Side Of Midnight
(with Steve Honest)
11.That's The Way That It Is
12.Rain
(Bernie + Phil + Lee)
13.Dream On
(encore)
14.Lady In Black


Asia

トリのAsiaのステージ・セッティングの間は BGMに Pink Floydが流れていた(Shine On Crazy Diamond etc)。最前列付近にいた Heepファンと思われた人々がいつのまにかいなくなり、気が付けばアッシの周りは Asiaファンと思われる人々だらけに。アッシはいいんだよ、Chris Slade和尚を近くで観たいんだから(笑) Chris和尚のステージを観るのは久しぶり。1990年に彼がGary Moore Bandの一員として日本でライヴをやった時以来である。

少しして、アッシの肩を叩く某人がっ(ありがとう!) 「John Wettonが来ているよ!」 え゛え゛〜 どうしようか迷ったが、せっかくいる最前列を退くのは勿体無いし、もしかしたら J.Wettonには後で会えるかもしれない、と思って我慢した。結果的に J.Wettonには会えなかったけどね。後で聞いたら、J.Wettonは Heepのライヴを観に来たそうで、Asiaの演奏を聴いてヒドいと思って10分後には帰ってしまったそうだ(笑) ちなみに、肥満だった身体も酒を断って少しは普通になってきており、2003年1月に発表予定の新作『Rock Of Faith』を聴くのが今から楽しみだ。

30分ぐら経ってから(21:00頃?)、会場が暗転、Dave Owenは出て来ず、Asiaのメンバーが出て来た。中央に John Payne(vo,b), 右側に Guthrie Govan(g,cho)、左側奥に Geoff Downes(key,cho), そして右側奥に Chris Slade和尚(ds,cho)だ。なんとなく 左側手前の空間が寂しい配置、アッシはそこなのに〜(汗)

Asiaのレビューする前にお断りを。実は...アッシは"Armada"にも入っているし、John PayneのAsiaの作品も編集盤以外の正規盤は一応全部持っている。しかし、いくら Chris和尚がいようとも、アッシは John Wettonがいる Asiaが好きなのである。よってここでは極々簡単に、しかも かなり辛口に、かつ Chris和尚中心にレビューすることをお許し下さい(汗)

オープニングは Asiaの2ndのアルバム・タイトルにもなりかけたという "The Heat Goes On"。Chris和尚も楽しそうに歌っている。どうしてもJohn Payneのダミ声と、John Wettonの雄々しい声を比較してしまうが、今のAsiaはこれでやってるのだから仕方ない。

"Days Like These"は『Then And Now』からの曲。その昔「天才たけしの元気が出るテレビ」の中の「東大受験予備校」のコーナーでBGMに使われていたのが懐かしい(笑)

"Awake"はAsiaの最新アルバム『Aura』から。ちょっと U2っぽい。しかし『Aura』は佳作だと思う。

"Arena"は同名のアルバムから。こういうAOR風味の中途半端なAsiaの曲が実はアッシ苦手。いかにも Billy OceanやPaul Davisが歌いそうなAORという意味。

"Military Man"はちょっと Ken Hensleyが Blackfoot時代に作った"In For The Kill"に似ている曲。Kenちゃんファンが怒るかも。Cris和尚のドラムがスパーン・スパーンと切れ味鋭くパワフルだ。

"Wherever You Are"は『Aura』からシングル・カットされた聴きやすい曲で、アルバム本編中唯一 Chris和尚が参加した曲(ボートラ参加曲もあるが)だ。やはりAOR調。

"Who Will Stop The Rain"は『Aqua』からの最初のシングル曲。当時 J. Payneが加入して録音された『Aqua』でも、J.Wettonの楽曲が収録されていないか気になってCDを買ったもんだ(汗)

"Bad Asteroid"Guthrie Govanの作品で『Armada 1』に収録されているギター・インスト。フュージョン調で、これもAsiaとして認めるか疑問が残る。

次にJ.Payneによるメンバー紹介。ここで一番大きな紹介をされたのは Chris和尚。J.Payneが Chris和尚の参加したバンド名を挙げていく。Uriah heep、The Firm、Manfred Mann's Eart Band、果ては Tom Jonesまで(笑) そして Guthrieがあのギター・リフを! そう AC/DCの"Thunderstruck"!! J.PayneもChris和尚も演奏に加わるが、最初の "THUNDER!!"のところでオシマイ。もっと聴きたかった。Gary NumanやTerra Novaまでは紹介されなかった(当たり前か)。

お馴染み"Don't Cry"はオリジナルよりテンポ遅目で演奏。この曲はやっぱり J.Wettonじゃないとなぁ〜

"Kings Of The Day"も『Aura』から。AOR調。

Geoff Downesのキーボード・ソロ・タイム。Geoffのことは良い作曲家だと思うが、シンセを駆使したプレイヤーだと思っているので、テクがどうのという批評が出来ない。The Buggles時代の大ヒット曲 "Video Killed The Radio Star"を奏でた時に一部客席から嘲け笑いが聞こえたのが少し寂しかった。

続いて J.PayneとGeoffの2人だけによる Asiaメドレーで、"Love Under Fire", "Sad Situation", "Longest Night"といった曲を演奏。

"Ready To Go Home"も『Aura』から。この曲なんかは J.Wettonが歌っても平気そうな Geoffの曲だと思う。

"Sole Survivor"はもちろんAsiaの1stからの名曲。Guthrieは良くやっているが、Steve Howe程のインパクトは無い。

大曲"Free"は『Aura』の中で一番プログレッシヴな曲で、最近の Yesの楽曲と比べても何ら遜色のない優れた曲。こういう路線でやっていけば、J.PayneのAsiaも今以上にファンを獲得すると思うのだが。

本編ラス曲は"Only Time Will Tell"。テレビをジャンプする体操の選手が懐かしい(笑)

アンコールは"Go"。『Astra』は良い作品なので、もっとこのアルバムからの曲もやって欲しい。

そして最後はやっぱり "Heat Of The Moment"で盛り上がった。何だかんだ言ってもやっぱりJ.Wetton時代の曲だね。

セットリストは以下のとおり。

1.The Heat Goes On
2.Days Like These
3.Awake
4.Arena
5.Military Man
6.Wherever You Are
7.Who Will Stop The Rain
8.Bad Asteroid
9.Member Introduction incl.Thunderstruck
10.Don't Cry
11.Kings Of The Day
12.Geoff Downes Keyboard Solo incl.Video Killed The Radio Star
13.Love Under Fire 〜 Sad Situation 〜 Longest Night
(Geoff + J.Payne)
14.Ready To Go Home
15.Sole Survivor
16.Free
17.Only Time Will Tell
(encore)
18.Go
19.Heat Of The Moment

全体を総じて感じたこと。J.Payneのボーカルをナマで聴くのは2度目だけど、やっぱりダミ声でアッシには生理的に受け付けなかった。Chris和尚のドラミングは凄まじかった! 彼がAC/DCやThe Firmにいたという事実は、確かにうなづける。しかしながら、J.Payneのダミ声、Guthrieのメタルギター、Chrisの切れ味凄まじい殺戮ドラム、どれをとってもハード・ロツクであり、80年代に産業ロックと言われたあのAsiaという感じではなかった。まぁ、AORハードロックも産業ロックも対してサウンド的には変わりはないが、何となく言いたいことが判ってくれると嬉しい。「今のAsia」と言ってしまえばそれまでだけどね。それから、Asiaも"Surprise Guest"があるというので期待したが、結局無かった、残念!

(The London Classic Rock Festival 2002の総評)
Chris和尚にサインは貰えなかった、期待したのに。正直言って、今回のイベントは期待ハズレだった。アメリカとイギリスと両方でやった功労は評価する。しかしながら、予定していたゲストが出なかったり(Manfred MannやJoe Elliotを目当てに来たファンはどうするんだ?)、11月28日のDay Zeroの日は JLBをやるというのに Caravanと Focusのライヴも同日にブッキングしちゃって観られないし、去年と比べるとファンの為を思って開催したイベントになったとは感じられなかった。それは、"HeepVention"や去年までの"The Magician's Birthday Party"がバンドとファンとの親睦やふれあいを大事にしたイベントだったのに対して、今回はただClassic Rock Productionsに所属するバンドだけを集めて演奏しただけであったからだ。ここが日本であったなら、それでも成功だ。でも、やっぱり今迄開催されてきたイベントの内容と比べると...まぁ、去年までのイベントが「凄すぎた」から、仕方ないかもしれないが(笑)


3日間で7つのライヴ鑑賞も終わって、Shepher's Bush Empireを出る。会場前で Hiro-Gが待っててくれたので、ホテルまで一緒に帰った。明日の出発は Hiro-Gのほうが早い。Hiro-Gとは「また日本で会おう」と言ってここでお別れ。

Next (Left London)

Back (UHFC Day Two)

Return to CRF2002 Main Page


URIAH HEEP FAN EVENTS