塗師 中野知昭の仕事

2018年4月7日(土)−4月22日(日)

10:00−18:00
 最終日15:00まで
店休日 / 毎週水曜日 

作家在廊 / 4月7日(土),4月8日(日)


 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
定窯の仕事

中野さんの仕事は刷毛目を一切残さない美しい上塗りにあります。
この度出品の中に、中国宋代の定窯で作られた白瓷の形を写した
木地に、中野さんが上塗りで仕上げるという仕事を発表します。
精細で薄作りの定窯の白瓷のかたちに、漆塗りをすること皆様の
目にどう映るのか楽しみです。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
まだ雪の残る3月上旬。国道八号線から少し入った福井県鯖江市まで中野さんの仕事を拝見してきました。
ここに来るのは2回目。何も変わらない町の景色。2年前と変わらずここで淡々と仕事をこなす中野知昭さん。
工房では仕事の手順から部屋を使い分け、最後の上塗りの部屋には一切の埃を許しません。
人毛で出来た異なる幅の刷毛を使い分け漆を何層にも塗っていきます。湿度で乾いていく漆は漆室と呼ばれる
ものに入れ湿度を保ちながらゆっくりと乾燥させていきます。日々の天気や色、大きさなどによっても乾燥具合が
異なるため、3台の漆室を使い分け丁寧に何度も確認しながら出来上がりを静かに待ちます。

彼は塗師を生業とし塗りのみを行っています。初めて出会った彼の作品から刷毛目を残さない美しい仕上がりと
高度な技術、道具として成立する形などその真っ直ぐな姿勢にご紹介してみたいと強く感じたことを覚えています。

“僕の仕事は誰でもできます。ただ今はやろうとする人が少なくなった”と言います。

昔は木地師と塗師は分業でした。しかし今はほとんどの作家は木地も塗りも一人で行っています。
塗りのみで修業を積み独立する個人作家はほとんどいません。どちらがいいとは全く思いませんが
ただ僕は正面から塗師として生き、塗りと向き合う彼の仕事が美しく感じるのです。




 
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