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日本現代詩の翻訳コーナー(2)

石原吉郎について

                      水崎野里子


 1915年静岡県伊豆に生まれる.東京外国語大学を卒業後,キリスト教に興味を持ち, 1938年,23歳の時,洗礼を受ける.神学校入学を志すが,召集,情報要員としてハ ルピンに配属.1945年ソ連軍に抑留され,25年の刑を宣告され,シベリアの強制収 容所で8年間を送る.スターリン特赦によって,1953年帰国. 帰国後,詩誌「ロシナンテ」に参加,詩作を始める.1964年第一詩集「サンチョ・パ ンサの帰郷」を刊行,H氏賞を受賞.その後,次々と詩集,エッセイ集を刊行.1977 年11月14日,急性心不全によって,自宅にて入浴中に死去.日本における現代キリス ト教詩人の一人として,代表的な存在.


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