原発関連おすすめ動画・サイト紹介ページ 2011.11.19更新
原発事故に関して、テレビのニュースや新聞では決して本当のことを知ることができません。
原発とはどのようなものか、なぜ日本にはこれほど多くの原発があって、それは本当に安全なのか、原発がないと日本の電力需要を満たすことはできないとずっと言われてきたけれど、それは本当なのか…。インターネットでさまざまな情報を集めて、これまで知らなかったことがいろいろとわかってくるつれ、原子力とは人間の手に負えないとんでもなく危険なもので、いままでわたしたちが信じ込まされてきたことの多くは嘘だったと考えるようになりました。
日本にはもう何十年も前から原発の危険性を正しく訴えてきた人たちがたくさんいます。
そういう人々が発信する切実で正確な情報を少しでも多くの人に知ってもらいたくて、急遽こちらのページを作りました。少しでも多くの人が、隠し事だらけの大手メディアのニュースだけではなく、いろいろな情報を得る機会を得て、原発について自分自身で判断する機会を持ってもらえればと思います。
6/19更新
平井憲夫 隠されていた危険-日本の原発
原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)
藤田祐幸講演会 in 石川県七尾市1.flv
IWJ KYOTO:0611.Recorded on 11/06/11. 市民(石橋克彦)
6/4更新
5月26日文化放送 小出裕章助教 インタビュー
1-2 広河隆一さんが恐れてる福島事故とチェルノブイリ事故の違い(1)
5/29更新
IWJ 矢ケ崎克馬琉球大名誉教授インタビュー 1/8
【福島原発】5/25/水★ブラックジョークとしてのチャイナシンドローム 1/2(小出裕章)
INDEX
原発についての総合的解説・今後のエネルギーシフトについて
福島原発の原子炉の状態についての専門的な解説
被爆に関する解説
原発労働者について
チェルノブイリ関係
政治関係
その他参考サイト
個人的おすすめ
リンク
原発についての総合的解説
小出裕章さん 京大原子炉実験所助教
小出さんは原発が未来のエネルギーとして国をあげてもてはやされていた40年前から、一貫して原発の危険性を訴えてこられました。学生時代に原発の危険性と業界や政府の欺瞞に気づき、将来の進路を決めるにあたって、「原発に反対する人間が原子力の専門家の中にも必要」だと考えて、あえて原子力関連の仕事についたとのことです。絶対にぶれることのない信念と、専門家としての豊富な知識に基づいた、多くの人に見ていただきたい必見の動画です。
@【大切な人に伝えてください】小出裕章さん『隠される原子力』 (2011.3.20の講演会)
A小出裕章氏原発学習会(主催:生活クラブ生活協同組合・静岡)(2011.04.16の講演会)
@とAはほぼ同じ内容の講演会ですが、Aの方があとで行われた講演会なので、情報が多いです。また静岡の浜岡原発に関する情報があります。
なぜ警告を続けるのか京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち (2008年放送のドキュメンタリー番組)
これは今回の原発事故に関する解説ではなく、MBS(毎日放送)が2008年に作成したドキュメンタリー番組です。大阪で日曜深夜に放送されたそうです。京都大学原子炉実験所に所属し、専門家の立場から長年原発の危険性を訴えてきた小出氏や今中哲二氏ら(彼らは京大熊取6人組と言われています)の姿を淡々と描いた優れたドキュメンタリー番組です。福島原発の事故が起こった後で見ると、なおさら感慨深いものがあります。(ちなみにこの番組に対して関西電力は猛抗議。MBSの全番組から広告を引き上げると恫喝し、該当番組ディレクターの更迭という圧力もかけたらしいですが、毎日放送はこれを拒否したそうです。詳しくはこちら電力会社とメディアの癒着)
5月26日文化放送 小出裕章助教 インタビュー (2011.05.26のラジオインタビュー)
短時間のラジオインタビューの中で、多くの人が疑問に思っていることに明確に答えてくれるインタビューです。小出さんの講演会を見ている人はすでにご存知の情報ばかりですが、まとめ&復習としてどうぞ。
@原発は本当に安いのか? A原発の燃料(ウラン)は本当に豊富なのか? B原発をやめると本当に電力は足りなくなるのか? C原発は本当に環境にやさしいのか?
藤田祐幸さん 元慶應義塾大学助教授、現長崎県立大学シーボルト校講師
スリーマイルとチェルノブイリの原発事故に衝撃を受け、それ以降学者としての個人的な立身出世の道を放棄して、市民科学者として生きることを決意されました。全国各地を行脚して講演会を行い、放射能や原発の危険性を訴える活動を長年続けてこられました。また原発労働者の問題や劣化ウラン弾の問題にも取り組まれてきました。藤田さんの活動を紹介したすばらしい文章がありましたので、こちらからどうぞ→『藤田祐幸氏・・・原発事故被害者や路上生活者を支援してきた学者』
4/6 藤田祐幸 原水協主催講演 (2011.04.06の講演会)
福島で原発事故がおこった直後は、あまりのショックに茫然自失状態だったそうです。一ヶ月近くがたち、ふたたび戦闘モードに入った頃の講演です。
この中にはフランスのラ・アーグの再処理工場で起きた電源喪失事故についての情報があります。ラ・アーグの事故についてはインターネットで検索をかけても少ししか出てきません。わたしもこの講演会を見て始めて知りました。
藤田祐幸講演会 in 石川県七尾市1.flv (2011.06.09の講演会)
冒頭に、最近急に政界で巻き起こっている管降ろしについての話があります。上の講演会と重なる部分もありますが、新しい貴重な情報がたくさんありますので、ご覧ください。
広瀬隆さん 作家
スリーマイルの事故以来、原発の危険性を訴える著作を多く出版してこられました。昨年出版された『原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島』は、福島の原発震災を予言するような本だと言われています。
予言されていた"原発震災"/広瀬隆氏インタビュー (2011.03.20のインタビュー)
原発事故が起こってから、わたしが最初に見た原発反対派の動画が広瀬氏の動画でした。これは衝撃的でした。初めて原発事故の深刻さに気づかされました。わたしが最初に見た、現在アクセス数130万を超える動画はこちら↓ですが、上↑で紹介した動画の方が落ち着いて見られると思います。
ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」1/3 (2011.03.17のテレビ番組(BS朝日ニュースター ニュースの深層))
広瀬隆:福島原発巨大事故 今何が必要か (2011.05.10衆議院第二議員会館での勉強会での講演)
鳩山元首相の顔は見たくもないですが、ここでの広瀬さんのお話はすばらしいです。原発に代わる今後のエネルギーについて。画面の資料をしっかり見ながら聞いてください。
原発を止めると電力が足りなくなるというのはまったくの嘘である。
エネルギー専門家の間では、天然ガスシフトにもはや議論の余地はなくなった。
石橋克彦さん 地震学者 神戸大学名誉教授
地震学者の立場から、阪神淡路大震災以降、地震による災害と原発事故が重なり、増幅して大惨事になる『原発震災』の危険性を訴えてこられました。
IWJ KYOTO:0611.Recorded on 11/06/11. 市民(石橋克彦さん講演会) (2011.06.11の講演会)
震災と原発事故が同時に起こると(福島原発の事故が示しているように、日本ではこの可能性が非常に高いです)@地震の被害者が原発周辺にたくさん取り残され救助を待っていても、放射能のために救出に行くことができない。A地震による周辺破壊のため、原発事故処理のための機材の搬入も事故処理そのものも困難になる。B原発周辺の住民が放射能から避難しようとしても、地震被害のため避難することが困難になる。
日本の原発は地震つき原発。しかし日本の原発は基本的に地震に弱い。阪神淡路大震災以降、日本は地震の活動期に入り、今後各地での地震の頻発が予想される。日本で原発を稼動することは、「地雷原の上でカーニバルをするようなもの」という石橋さんの国会での言葉が印象に残っています。
福島原発の原子炉の状態についての専門的な解説
小出裕章さん
2011.4.10 小出裕章氏VS岩上安身氏 (2011.04.10のインタビュー)
4月10日現在の情報に基づいて、原子炉の現状をわかりやすく丁寧に解説しておられます。水蒸気爆発の危険性および再臨界の可能性についての解説もあります。
なお、この時点の分析については、根拠としていた東電のデータがまったく誤っていたことが判明しました。それを承知の上でも十分見る価値のある動画だと思います。
【福島原発】5/25/水★ブラックジョークとしてのチャイナシンドローム 1/2 (2011.05.25のラジオインタビュー)
福島原発1号機はメルトダウンを起こし、圧力容器の底は抜け、おそらく原子炉格納容器の底さえも突き抜けている可能性があり、そうなると核燃料は少しずつ原子炉の下にあるコンクリートを溶かしつつ、地中にもぐっていくだろうという予測です。もはや原子炉を安定的に冷やすことなどということは問題になりません。もう手の打ちようがなくなってしまった状態では、放射能の拡散を少しでも食い止める手立てを考えるしかありません。さらに原子炉を冷やすために注入し続けた水が現在大量の汚染水となり9万トンもたまっていますが、その汚染水を処理、あるいは保管するための手立てを政府も東電もほとんど打っていません。いったい政府も東電も不安院もこれまで何をしていたのか? 数日のうちに海の汚染がますます深刻なものとなって、全世界に広がることになるでしょう。
後藤政志さん 元東芝、原子炉格納容器設計者
元原子炉設計者の立場から、非常に論理的で詳細な解説をされています。東芝在籍当時から原発の安全性に疑問を持ち始め、始めはペンネームで、福島の事故が起こってからはいてもたってもいられず本名を公開して活動されています。原子力資料情報室のアドバイザーとして、随時解説を行っておられます。
福島原発で今なにが起きているのか 原子力資料情報室公開研究会より(1/2) (2011.03.29の解説)
後藤氏の解説は素人には難しい専門的な話もありますが、とても勉強になります。
2011/5/5 CNIC News 福島原発開設 後藤政志氏 (2011.05.05の解説)
事故初期段階でベントが難航しました。ベントに失敗し格納容器が破損した場合に生じる深刻な被害のシュミレーションを政府はひそかに行っていましたが、つい最近までそのことは公にされていませんでした。
その他、安全対策として現在検討されている津波対策は、まったく安全対策にはならないことなど。
被爆に関する解説
河田昌東さん 分子生物学者 四日市大非常勤講師 NPOチェルノブイリ救援・中部理事
NPOチェルノブイリ救援・中部理事として、ウクライナのナロジチ地区で長年救援活動を行ってこられました。
福島の事故では、『母乳調査・母子支援ネットワーク』の発起人としても活動されています。
河田昌東氏講演- 2011/04/10原発勉強会 (2011.04.10の講演会)
10:00過ぎくらいから、被爆とチェルノブイリ原発事故の健康被害の情報があります。挽発性の放射線障害の主なものとして、がんや白血病が一般的と思っていましたが、河田さんによるとがんよりも心臓病、脳血管病、糖尿病、先天性異常などのほうがはるかに多いそうです。この動画を見て始めて知りました。河田さんたちが救援に入っているウクライナのナロジチ地区ではいまだに深刻な被害が続いており、住民の6割がなんらかの病気を抱えているそうです。
チェルノブイリ救援・中部の河田昌東氏インタビュー(2011/5/7)[2] (2011.05.07のインタビュー)
河田さんはチェルノブイリでの経験をふまえ、すでに回復は望めないほど深刻に汚染してしまった、しかも政府は有効な対策をとらないという現実を前提に、少しでも被害を減らすためにどうすべきかを具体的に話されます。実践に基づいた河田さんの話は聞いていて説得力があります。土壌汚染等についてはこちらから。
市川定夫さん 埼玉大学名誉教授 原水禁国民会議議長
非公開設定【放射能】自然放射線と人工放射線のちがい / 市川定夫氏 (1987(?)のテレビ番組より抜粋)
放射線は自然界にもあるのでそれほど恐れることはないと原発推進派の人々はいいます。自然放射線と人工放射線とでは、放射線が人体に与える害には違いはないが、放射線を出す放射性物質の有害性はまったく違うという話です。短い動画ですので、どうぞ。勉強になります。
番組を全部見たい人はこちらから→放射能はいらない 1/4
アーネスト・スータングラスさん ピッツバーグ医科大学放射線物理学名誉教授
放射線と健康
米ソによる核実験・二度の原発事故・原発の急増と乳幼児の死亡率、成人のがん死亡率等々の関係を、こまかなデータに基づいて解説されています。2006年に行われた日本での講演会の記録です。動画ではありません。
松井英介さん 岐阜環境医学研究所所長
松井さんは、ドイツ放射線防護協会が発表した日本への提言をいち早く日本語に翻訳し、公表されました。この提言の中では、子供にはセシウム137が4ベクレル/kg以下、大人は8ベクレル/kg以下の飲食物の摂取を推奨しており、日本政府の基準(500ベクレル/kg)とのとんでもない開きに愕然とします。
非公開設定【放射性物質】2011/4/21 胎児 乳児にあたえる影響1 (2011.04.24のラジオ放送)
内部被爆の危険性についての非常にわかりやすい説明です。特に妊婦さんや小さなお子さんがいる方には、聞いていただきたいお話しです。
上記日本への提言についての松井さんのお話が聞きたい方はこちらから。
矢ヶ崎克馬さん 琉球大学名誉教授
矢ヶ崎さんの専門は物性物理学ですが、内部被爆の問題に詳しく、原爆症認定集団訴訟で「内部被曝」について証言もされました。
矢ヶ崎克馬氏:依然として最大の脅威は内部被曝のリスク (2011.05.19のインタビュー)
被爆が人体に与える影響は、ICRPによれば1ミリシーベルトのがん死者数1人/10000人、ゴフマン氏によれば1人/2500人、この4倍もの違いはいったいどこからくるのか疑問に思っていました。この動画を見て疑問が解けました。@ICRPは内部被爆による被害を考慮に入れていない。A外部被爆に対し、内部被爆の影響ははるかに大きい。
内部被爆についての説明は8:00頃から。非常に面白くわかりやすい説明で、勉強になります。ホールボディカウンター(全身測定装置)でも内部被爆は正確に測れないこともこの動画で知りました。
IWJ 矢ケ崎克馬琉球大名誉教授インタビュー 1/8 (2011.05.27のインタビュー)
矢ヶ崎さんはゆっくり、丁寧に、ひとつひとつの質問に対して根本的なところから順を追って誠実に説明されます。最初はまだるっこしいように思えますが、ものすごい知識と重要な情報が次から次へと出てくるので、つい引き込まれます。このインタビューも長いですが、重要情報のてんこ盛りです。時間があるときにゆっくり聞いてください。
広河隆一さん フォトジャーナリスト DAYS JAPAN編集長
フォトジャーナリストとして、世界各国のさまざまな社会問題に取り組んでこられました。チェルノブイリでの現地取材は50回以上におよび、チェルノブイリ原発事故に関する著作や写真集も多く出版されています。
非公開設定1-2 広河隆一さんが恐れてる福島事故とチェルノブイリ事故の違い(1) (2011.04.26のラジオインタビュー)
広河さんのお話には、現地での体験に基づいた貴重な情報がたくさんあります。
@チェルノブイリの原発事故のとき、ソ連政府は事故の翌日から、子供と妊婦を最優先させた避難を開始した(日本よりはるかに対応がすぐれている)Aチェルノブイリ原発4キロ地点の立ち入り禁止区域の放射線量と、福島の小学校校庭の許容放射線上限値(3.8マイクロシーベルト/時)はほぼ同じ値である。
原発労働者について
平井憲夫さん 1級プラント配管技能士 元原子力発電所現場監督
原発がどんなものか知ってほしい
原発はきっと安全に作られているにちがいないという思い込みが根本からくつがえります。現場での作業の実態と、闇に葬られる作業員の被爆について。動画ではありません。
平井憲夫 隠されていた危険-日本の原発 (1996.07の講演会)
上記『原発がどんなものか知ってほしい』を書いた平井氏の動画が、最近ユーチューブにアップされました。長年原子力発電所の現場監督をつとめ、現場のずさんな手抜き工事、悲惨な労働者被爆、周辺地域への日常的な放射能漏れをつぶさに見てきた氏の遺言ともいうべき貴重な動画です。こんなとんでもないことが何十年も隠され、重大事故はたくさんあったものの、福島のような破局的な事故がいままで一度も起こらなかったというのが、むしろ不思議なくらいに思えます。日本の原発は本当に危ない。
チェルノブイリ関係・その他の原発事故
サクリファイス(犠牲者)−事故処理作業者(リクビダドートル)の知られざる現実
チェルノブイリの事故の後、さらなる破局回避と事故処理のため、100万人とも言われる(WHOによれば80万人)作業員が高い放射能の中で作業に当たりました。彼らの姿を追ったドキュメンタリーです。放射能をまき散らす残骸の中事故処理にあたる作業員たちの映像も、やがて「肉体が崩壊して」亡くなったという彼らの家族の証言も衝撃的なものでした。
以下3つの動画はNHKによって削除されました。が、似たようなタイトルやキーワードで検索すると、誰かがアップしてくれているかもしれません。
削除されましたチェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 1-4 (1996年NHK)
チェルノブイリの10年後を描いたドキュメンタリー番組です。自国で原発事故を起こしたわたしたちにとっては、とりわけ深刻な内容です。現在ユーチューブで見られますが、削除されては再アップしている状態だそうですので、また削除されるかもしれません。
削除されました汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1_5.avi (2006年NHK)
事故から20年たっても、放射能汚染は消えません。チェルノブイリ20年後の現実を描いたこの番組は重いです。IAEAがチェルノブイリの事故による被害をいかに過小評価しようとしていたかも、番組の中でふれられています。NHKはこんなすぐれたドキュメンタリーを作成しながら、福島原発の事故に関しては、政府や東電による事実の隠蔽に加担しています。きっとこれらのドキュメンタリーを作成したスタッフは、今の現状に忸怩たる思いを抱いていることでしょう。
削除されました永遠のチェルノブイリ 1-5 (2011年NHK他国際共同制作)
この番組は福島の原発事故前に作成され、4月に放映予定だったのが、原発事故で放映が延期になり、5月9日にようやくBSで放映されました。番組内での医師の話によると、チェルノブイリ事故後5年以降、ウクライナの人口は700万人減ったそうです。手元にあった2004年の資料ではウクライナの人口4852万人、ネットで調べた情報では現在4570万人(7年で約280万人減) どうやら20年で700万人減というのは本当らしい。そして事故前のウクライナの平均寿命は75歳くらいだったが、あと10年もすれば55歳くらいになるのではないかと言っている。ネットで調べた情報では、現在68歳となっていました。
1/2『チェルノブイリ〜大惨事の環境と人々へのその後の影響』(2011年3月5日収録のテレビ番組 アメリカ)
IAEAはチェルノブイリ事故による死者数を4000人と発表しています。一方先日発行された上記タイトルの本では、死者数を98万5千人にのぼると結論しています。チェルノブイリの死者数100万人というのは以前から聞いていましたが、その根拠はどこにあるのだろうと思っていました。この動画は、4000人と100万人というあまりにも大きな開きのある死者数のどちらが真実かということについて深い示唆を与えてくれます。また世界保健機構WHOは、IAEAの意向を無視したいかなる調査書も独自に公表できない仕組みになっているということも、この動画を見て始めて知りました。
原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組) (2006年 ドイツ ZDFのドキュメンタリー番組)
北ドイツの港町、ハンブルグから数十キロ離れた場所に、クリュンメル原子力発電所とGKSS原子力研究所、ふたつの原子力施設があります。1986年9月12日に、クリュンメル原子力発電所のあちこちで放射線測定器が異常に高い数値を示し、周辺で重大な原発事故が起こったことを告げていましたが、この事故は完全に隠蔽されました。
それから数年後、この地域で子どもの白血病が増え、このあたりは、世界で最も小児白血病の発病率が高い地域のひとつになっています。
この動画は、事故の真相を追ったドイツのテレビ番組に、ドイツ在住(多分)の日本人の方が個人で翻訳し字幕をつけてユーチューブにアップされた力作です。ぜひご覧ください。
政治関係
参議院・行政監視委員会 5月23日「原発事故と行政監視の在り方」 (2011年5月23日 参議院行政監視委員会)
5月23日、参議院行政監視委員会に、小出裕章さん・後藤政志さん・石橋克彦さん・孫正義さんの4人が参考人として招致されました。ネット上で広がった動きを、政治家ももはや無視することができなくなったのでしょう。3時間に及ぶ長い委員会ですが、全部聞いても退屈しません。4人とも相当に言いたいことをずばずばと言ってくれています。彼らの声がそのまま政治の世界に届くとは思いませんが、それでも大きな一歩であると思います。
その他参考サイト
原発業界御用学者リスト @ ウィキ
個人的にお気に入りです。テレビのニュースなどで、あやしげなことを言う学者が出てきたら、こちらのサイトでチェックしてみましょう。テレビのニュースに出てくる偉い学者先生は、ほとんどが御用学者であることがわかります。医学系の御用学者についてはこちらから。なお福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーとして、テレビにもよく登場する山下俊一という長崎大学教授は、特に悪質ですので要注意です。
個人的おすすめ
忌野清志郎
RCサクセション サマータイムブルース〜LOVE ME TENDER(1988年 RCサクセション『カバーズ』)
清志郎が20年以上も前に作った反原発ソングです。今聞くと実にタイムリーで、20年以上も昔の歌とは思えません。うろ覚えの記憶なので間違っているかもしれませんが、たしか清志郎はこの曲を書く前に原発に関する本を読んで、それで原発は危険だと知ったという話をどこかで読んだ気がします。「電力は余ってる♪」なんて、ほんまかいなと当時は思っていましたが、本当だったんだとわかりました。清志郎が今も生きていたら、今回の事故に対してどんなアクションを起こしてくれただろうと思うと、早くに亡くなったことがなおさら残念です。
『カバーズ』リリース時のインタビューより
「もうすごいんだ福井って。チェルノブイリの随分前に100メートルぐらいの水しぶき上がったりとかさ、わけわかんないことで住民が避難させられたりとかさ、そんな事件が、マスコミには出ないけど、多発してる地域なんだよね」
「例えば原子力発電所が一個ぐらい爆発してですね、みんな汚染されたとしてもですね、何て言うかな、首脳部って言うの、偉い奴だけそれからまぬがれてさ、庶民だけ、て言うか自分がほら、放射能とか浴びて歯茎からどぼどぼ血が出てさ(笑)、手がぶよ〜っとかこんなんなってさ(笑)、死んでくってヤじゃん、やっぱり(笑)。それが言いたかったんですけどね」
さらにブラックジョークな歌を聴きたい方はこちらから→君はLove Me Tenderを聴いたか?
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原子力資料情報室(ツイッター)
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