じゃこしそ豆腐 2004.10.10改訂

 

 ちりめんじゃこはカルシウムたっぷりで、健康によい。でもどうがんばっても食卓の中心メニューにはならないし、あえ物だとかふりかけだとかにはそれほどたくさんの量を使わないし、1パック買っても余ってしまうことが多かった。それでいて上等なものだと馬鹿にならない値段がしたりする。確かに、水揚げしたばかりのあの小さな魚をすぐに釜茹でにして、乾燥して、ひとつひとつ手で選別する(というような手順だったように思う。この間テレビでちりめんじゃこの製造工程を映していた)、その手間は大変なものだ。選別をきっちりするのとしないので値段がまったく違ってくるので、いくら手間がかかってもここで手抜きするわけには行かないそうだ。そんな手間を考えると、逆にこんな値段でもうかるのだろうかと思ってしまう。
 ちりめんじゃこを香ばしく炒めて作ったソースを冷や奴の上にかけて食べるのが、最近のお気に入りのちゃめんじゃこの食べ方。

  1. 小さめのフライパン(私はいつも卵焼き用フライパンを使っている)にやや多めのゴマ油を熱し、ちりめんじゃこを入れて弱火で炒める。

  2. 少し焦げ目がついてこうばしい香りがしてきたら、砂糖、酢、日本酒、醤油を入れて少し煮詰める。ツンとした酢の刺激が消え、水気がなくなったら、火を止める。

  3. 冷や奴の上に千切りにした大葉をたっぷり乗せ、ちりめんじゃこソースをかけて、できあがり。

 炒めたちりめんじゃこのこうばしさとバリバリした歯応えがおいしいので、ちりめんじゃこはカリッとなるまでじっくりいためる方がおいしい。

材 料
・・・・・・・・
とうふ       1/2丁
ちりめんじゃこ  20g
大葉        5枚
砂糖        小さじ 1/3
酢          小さじ2
日本酒、醤油   各小さじ1
ゴマ油       適宜
       

INDEXへ    料理手帖INDEXへ