そば粉のクレープ(ガレット) 2005.2.12
そば粉のクレープは、フランスのブルターニュ地方の郷土料理だ。本場ブルターニュ地方に行くと、ハムやチーズや野菜を使った主食用のものから果物やジャムを使ったデザート用まで、さまざまな種類のクレープがある。
インターネットで検索すると、具としてハム、チーズ、卵を使ったものが一番ポピュラーなようだが、これだけでは私にはちょっと重すぎる。そこでなにか野菜を加えようと考えた。以前フランス旅行をしたとき、クレープ専門店で食べたそば粉のクレープに玉ねぎが入っていたことを思い出して、玉ねぎを入れてみた。玉ねぎを入れることで、味のバランスがよくなったと思う。
そば粉、塩、牛乳、オイル、卵を泡だて器を使ってよく混ぜ、しばらく寝かせておく。
玉ねぎは薄切りする。耐熱皿に入れてラップをかぶせ、火が通るまでレンジで3〜4分加熱する。
フライパンに薄くオイルをひいてよく熱し、1のタネを薄く流し入れる。
固まってきたらひっくり返して、玉ねぎ、ハムをのせ、中央に卵を割り入れる。
白身が1箇所に固まらないように適当に広げ、とろけるチーズをのせる。
蓋をして、弱火で5〜6分、チーズが溶けるまで熱する。
好みで黒胡椒をふり、皿に入れ、端を折る。
タネがあまったら焼いておいて、ハチミツやバターを包んで、デザートに。
理由は知らないが、写真のように端を折って出すのが本場流だということだ。お箸では食べにくいので、ナイフとフォークを添える。ほとんど固まっていない半熟の黄身を絡めながら食べるのがおいしい。ボリュームがあるので、休日のランチにもぴったり。本場では、クレープにはシードル(りんごを使った発泡酒)というのが定番らしいので、ゆっくりとした休日、クレープとシードルでブルターニュの気分を味わってみるのもいい。材 料 4人分
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〔クレープ〕 4〜5枚分
そば粉 100g
塩 小さじ1/2
牛乳 200cc
サラダ油 大さじ1
卵 1個
〔具〕
ハム 3枚×4
卵 4個
玉ねぎ 1個
チーズ 3〜40g×4
(黒胡椒) 適宜