入院患者のQOLについて

 様々な病気で病院に入院中の患者にも生活の質が大切になる。しかし、病院では規則と管理でおもうようにいかない。プライバシーも自由なことも確保されない。ハード的な面はまずおいて、ソフト面からいかに患者に生活の質がかなうか考えてみたい。

 まず、一番改善しなければならないのは看護基準である。医学は進歩し、様々な医療処置を必要としているのに看護基準は昔と変わっていない。看護婦さんは多くの仕事があり患者とコミニュケーションはとれない。何かしてあげたくとも忙しくてできないのである。3交代で夜勤に関しては2人で50人近くの患者をみている。これはもう戦場である。ナースコールはひんかいに鳴り響き、患者が看護を待っている。看護婦さんは次から次へと看護をこなし身を粉にしている。そのうえ、患者からはおそいと罵声も浴びせられる。身も心もぼろぼろにして働いている。一方、患者は吸引や呼吸器が外れたときなど、命がけである。看護婦さんがいつきてくれるか心配で安心していられない。切なる叫びである。ともかく看護基準をよくして、夜勤に関しては完全3人制をのぞむ。

 また、看護基準が良くなったとしても患者さんの心のめんまではうめられない。患者は病気で苦しみ孤独を抱えている。病院では外部とのかかわりもなく、家族とも離ればなれである。この孤独は病気にまして辛いものである。そういう心の面をボランティアとかにきてもらい、うめていくことは大切になる。話をきいたり、散歩したり本をよんであげたりと患者は外部とのかかわりをもつことでいやされる。孤独をなくしていくのが理想である。

 あとは、患者自身に楽しみを持たせること。入院生活ではテレビやラジオが唯一の楽しみである。しかし最近ではIT革命が進んでいる。僕は病室にてインターネットのできる環境を作ってもらった。今や楽しみであり張り合いであり生きがいになっている。外部の人と多くの出会いがあり、気持ちを伝えられる。言葉がおもうように伝わらない僕はメールを介して主治医とのやりとりやボランティアさんと交流している。とても気持ちを伝えられる。

また、インターネットで様々な情報を知ることができ、厚生省といった行政機関とも要望をおくれる。病室にいながらにして世界が広がる。なんと素晴らしいことか。

 医療現場ではインフォームドコンセントや遺伝子診断といった医療改革は進んでいるが、入院患者の生活の質は全く進んでいない。生活の質を高めることこそ、様々な医療技術よりも患者はいやされることを知ってもらいたい。

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