ゆうの日記  2005年2月

保 険
保険会社のCMをやたらと目にする。高齢者向けのものから貯蓄型のものまで、その種類は数知れず。よーく考えようーお金は大事だよーときたら、お金で人はあがなえません。でも、お金に愛情は込められます、といろんなCMがある。将来をきちんと考える事は、今を大切にする事に繋がるとおもう。僕も葬式資金が気になる。僕にも入れる保険はあるだろうか。たぶんないだろうなー。

2005/02/28 PM 02:24:27

当 然
南九州病院の筋ジス病棟に入院していた轟木敏秀さんを紹介した死亡退院という本を、朗読ボランティアさんによりテープに吹き込んでもらって聞いている。彼は自他共に認めるわがまま青年だったという。しかし、僕には全くわがままと感じない。不良になりたい、性を味わいたい。どれも健康な人ならば当然の欲求である。自分勝手なわがままではなくて、周りを思いやってのわがままとおもった。そうでなければ優しい主治医にも恋人にも恵まれるはずはない。彼の生き方は僕の中でも生き続けている。

2005/02/27 PM 02:21:48

比較しない
今日からスペシャルオリンピックスが開幕。知的障害者のスポーツの祭典は競うのではなくて、一緒に楽しむ事をスローガンとしている。我々人間は何かと比較する。頭のよさとか、地位の高さとか。でも、一番大切な事は一人一人の個性を大切にして、その個性を輝かせる事とおもう。人と人を比較しないで自分らしさを尊重したい。

2005/02/26 PM 02:23:58

鈍 感
僕としても人間関係はとても大切にしている。でも、気を遣い過ぎるのも、よくないのかも知れない。ありのままの自分でいたい。ところが僕は、どうでもいい事は敏感だけれど、大切な事には鈍感な面を持っている。女性の勘は恐ろしい。でも、多くの人と出会って、自分の世界を広げていきたい。

2005/02/25 PM 01:35:34

生活の質
この4月より全面介助の必要な忙しい病棟にヘルパーさんの配置が認められたらしい。ヘルパーは医療行為はできないけれど、生活行為はできるので戦力になるとおもう。患者としても資格の高い看護師さんよりも、同じ目線になってくれそうなヘルパーさんの方が頼みやすいかも知れない。ヘルパーさんの配置により生活の質の向上を期待したい。

2005/02/24 PM 01:57:52

ミッキーマウス
新潟県中越地震により多くの芸能人などが激励に訪れている。そんな中で、昨日ニュースをみていたらミッキーマウスが子供達を励ましにきていた。その喜びの笑顔に思わずにんまり。嬉しそうにしていると、こちらも嬉しくなる。逆に悲しくしていると、こちらも悲しくなる。感情の連鎖は不思議に思えた。

2005/02/23 PM 02:11:57 

反抗期
僕はマザコンである事は間違いない。母とはずっと一緒だった。だから反抗期はなかった。ところが最近、母の嫌な面ばかり目につく。愚痴や文句、僕の挑戦を邪魔したり。まあ、それも愛情の裏返しなのだけれど。どうやら約20年遅れの反抗期が訪れたらしい。これも自立する為の通り道とおもう。それにしても遅い反抗期となった。

2005/02/22 PM 02:10:55 

自 制
自分に自信を持つ事はとても大切とおもう。自信のない人には魅力は感じない。ただ、自信を持つ為には絶えまない努力をした人にこそ得られるとおもう。努力から逃げている人には自信は得られない。しかし、自信過剰になると痛い目にあう。常に謙虚さを持って自制する事も必要とおもう。自分を見つめていたい。

2005/02/21 PM 01:56:20

誤 飲
18歳頃から誤飲に苦しむ毎日が続いた。とにかく食べたものが食道に通らなくて、気管へ流れ込むようになった。健康な人は何気なく飲み込んでいるけれど、筋力を失っていく病気を持つ僕には飲み込む力さえも衰えていった。さらに誤飲したものを吐き出す苦労も想像を絶する。体をさかさまにして吐き出していた。なんじゃこりゃ、といった異物がでてくる。でも、あの苦しみは決して無駄になっていない。今こうして生きている実感をおもうのだから。

2005/02/20 PM 02:05:44

言いぶん
看護師さんへの不満をよく耳にする。しかし、患者家族は問題はないのだろうか。看護師さんは多くの患者さんに接しているけれど、患者家族は自分のことしか考えていない。それが仕事だからしかたないのかも知れない。でも、それぞれに言いぶんはある。その言いぶんを大切にして、お互いに許しあえたらいいなと思う。

2005/02/19 PM 02:02:15

言いかた
優しくする事は誰にでもできる。でも、厳しくする事は本当に大切な人にしかできない。ただ、厳しくするには言いかたがとても大切と思う。自分勝手な厳しさは人の心に届かないけれど、相手をおもう厳しさは人の心に響いてくる。同じ注意にも言いかたによって受ける印象が違ってくる。言いかたに気を配っていたい。

2005/02/18 PM 02:02:05

おしっこ
小学5年生頃に歩行が不可能になって、最初に困ったのがおしっこだった。自分で便所に行けないので我慢するしかない。体を揺すって必死に我慢するのだが、何度もおもらしをした。その恥ずかしさと情けなさは計り知れない。しかし、体はあらゆる状態にも適応するようにできていて、いつの間にか一日3回ですむようになった。尿調整の達人になった。でも、これって自慢にならないね。

2005/02/17 PM 02:03:46

ラブレター 後編
ラブレターは渡したけれど、彼女からは何も返答はなかった。まあ、それが答えかなと思った。でも、今まで通りとても優しく接してくれて、それだけで嬉しかった。ところがある日、彼女が病院を退職する事を知った。その寂しさはひとしおだった。退職2日前に洗髪をしてくれたのが最後だった。病院の看護師さんは全員の患者さんに平等で特別扱いはできない。それからは病棟の看護師さんとは、深入りしないように心掛けている。

2005/02/16 PM 03:20:05

ラブレター 前編
僕にとって最初で最後のラブレターを渡した人がいる。それは母が脳出血で倒れて緊急入院した時に、お世話になった病棟の看護師さんだった。母が倒れてショックのどん底にいた時、その看護師さんはとても優しくしてくれた。連夜、涙を流したこともあり免疫力が落ちて痰が頻繁にでた時に30分置きに様子をみにきてくれた。どんなに心の支えになった事だろう。いつの間にか好きになっていた。そこで、勇気をだしてボランティアさんの協力をえてラブレターを渡す事ができた。とても初々しい思い出でもある。しかし、その結末はとても寂しい別れが待っていた。

2005/02/15 PM 02:08:55

夢の扉
元ヤンキーだったという青年が、老人施設で介護士として働く番組をみた。真剣にお年寄りに向き合う姿勢に感動した。現在は痴呆症とは言わず認知症と呼ばれるようになって、よりお年寄りへの尊厳が重視されてきたように思う。虐待、拘束、放置などが問題になっているけれど、自分がお年寄りになった時どんなふうに接してほしいかを考えていたい。そこから夢の扉がひらくと思う。

2005/02/14 PM 02:21:51 

ユーモア
僕にユーモアの大切さを教えてくれたのは、上智大学のアルフォンス・デーケン先生だった。人は死を目前にしてもユーモアを持ち続けられる。ユーモアは人の心を和ませ、豊かな心をはぐくませると訴える。こんなユニークな自己紹介をする。私はドイツからきたデーケンです。初めて日本にきた時は何もデーケンでした。これには笑いこけた。ユーモアは人の心を温かくする力を持っていると思う。

2005/02/13 PM 01:54:25

飾らない
自分を飾ってカッコよく生きようと思うと疲れてしまう。時には弱音を吐いたり、感情を爆発させる事も大切と思う。人はみんな弱いものと思うから。僕も何でも自分の中に溜め込んでしまう。弱音は見せたくない。でも、本当に強い人は自分の弱さを認めて、正直に生きる事を知った。自分を飾らないで生きていきたい。

2005/02/12 PM 02:02:12

最愛の命
最近は悲しい夢ばかりみてしまう。昨夜は僕が19歳の頃に飼った猫の夢をみた。名前はチータン、メスで真っ白なとても可愛い猫だった。僕の股に寝転がって寝られると、可愛くて身動きがとれなかった。ところがある日、突然交通事故で亡くなった。その冷たくなったチータンをみた時は、涙がボロボロと溢れて止らなかった。その悲しみは今でも鮮明に残っている。でも、最愛の命を失った悲しみは、命の大切さを教えてくれたと思う。それにしても、色っぽい夢はいつみられるのだろうか。

2005/02/11 PM 02:06:55

人 徳
自分を生かすも殺すも周りの人次第という言葉はとても印象に残る。どれだけ素敵な出会いに恵まれるかは人生を変えると思う。僕はとても素晴らしい人達に出会えた。そのおかげで、難病であってもよりよい生き方ができていると思う。魅力のある人には魅力のある人が集まってくると思う。なーんちゃって。でも、人を思いやり努力する事は大切と思う。そんなふうに人徳をつんでいれば、自分を生かせると思う。

2005/02/10 PM 02:15:17

社会の動き
世の中の動きは敏感に察知しておいた方がよい。最近は振り込め詐欺、偽造通貨、病原菌などの問題が起きている。特に振り込め詐欺の手口は巧妙になってきて他人事ではない。僕にも架空請求がメールで送られてくる。社会の動きを知っていれば、適切に対応できる。良きも悪きも知っておいた方がよい。

2005/02/09 PM 02:04:44 

相手の立場
耳が聞こえにくいおかげで、耳きんかんの人の気持ちが少しわかった。人の痛みを知る為には、自分がその痛みを経験する事でわかりあえる。相手の立場を尊重する事の大切さを思う。そして、今日は耳鼻科の先生が往診にきてくれて耳を掃除してくれた。よく聞こえるようになって良かった。

2005/02/08 PM 02:44:00

精神力
精神力はどんな事にも大きく作用する。難病も精神的に落ち込むと著しく進行する。僕の難病は主に筋肉の病気の為、一度失った筋力は二度と回復する事はない。まさに絶望との闘いになるけれど、精神力だけは失わないようにしたい。弱くてもろい自分だけど、あらゆる苦難に対しても精神力で乗り越えていきたい。

2005/02/07 PM 01:57:04

夜間看護内容
僕の夜間看護内容をかいてみたい。まず内容は吸引と寝返りだけ。おしっこは朝まででないし、かゆみも我慢するのが当たり前になった。次に看護回数は平均5回程度。一度看護してもらえば、2時間くらいは寝てしまう。その間は看護者も眠れると思う。尚、看護者を呼ぶ為に高音ブザーを持っている。時間帯は午後10時頃から午前6時頃までみてもらうとありがたい。そんなに重労働ではないと思うので、看護してもいいよと思われたらぜひメールを頂きたい。待ってまーす。

2005/02/06 PM 02:19:28

布 石
在宅への夢は諦めていない。その最大のネックは吸引を伴う夜間看護。でも、誰かに泊まり込んでもらって吸引の時は母を起こしてもらう。その為に新たな布石を打つ。それは学生へのボランティア募集。ただ、学生は経済的に余裕がないので、自薦ヘルパー制度に注目。この制度は自分が選んだ人を、市にヘルパーとして登録して賃金を受け取るもの。僕に適用されるかわからないけれど。とにかく夢に向かって頑張ってみたい。

2005/02/05 PM 02:18:05

耳かき
昨日はお風呂あがりから左耳に違和感を感じたので、先生に診てもらったところ耳あかがたまっているとのこと。ところがとる事ができず困ってしまった。僕は昔から耳かきが大好きだった。大物の耳あかがとれた時の快感はたまらない。何よりも耳かきをしていると気持ちいい。ただ、現在は自分で耳かきができないので歯がゆくてたまらない。それにしても、今回の耳あかは一体どうなるのだろうか。

2005/02/04 PM 02:26:29

飽 食
日本は世界一のグルメ国。食へのこだわりは世界最高水準といわれている。それなのに僕は食べる喜びを奪われた。でも、それと引き替えに食べ物を大切にする事や好き嫌いをする事の贅沢さを思い知らされた。何よりも食べられるだけでも幸せと思えた。飽食に感謝しなければならない。

2005/02/03 PM 02:09:30

お互い様
困っている人を助ける事で、自分も助けてもらえる。そんな困っている時はお互い様という助け合いの精神は思いやりの社会に繋がると思う。しかし、自分が困っていても人の助けを拒否する人もいる。それは逆に人が困っていても見て見ぬふりをする。お互い様の気持ちを失ってしまったら、殺伐とした社会になると思う。

2005/02/02 PM 02:05:51

子供心
この冬一番の大寒波により新潟市でも20cm近い積雪。でも、僕はこの白銀の世界を見ると、子供心がうずいてくる。子供の頃はよくこの雪と遊んだ。雪だるま、そりすべり、雪投げ。特にお気に入りなのが、雪の中へのダイビング。雪は柔らかいのでクッションになる。そんな無邪気な自分がなつかしい。あの頃にかえれたらなぁ。

2005/02/01 PM 01:58:10