ゆうの日記  2005年5月

抵抗力
今回の風邪はちょっと手強そう。2週間前の高熱が治りきっていないらしい。僕にとってかなり信頼度の高いクラビットという抗生物質を使ってもらっているのに、すっきりしない。ただ、肺のレントゲン検査では異常なし、とのこと。まあ、悪化はしていないので大丈夫と思うけれど。今の僕にどれだけの抵抗力があるのかさっぱりわからない。風邪といえども甘くない。

2005/05/31 PM 02:14:49

気 力
6月5日はユニゾンプラザにて日本ALS協会新潟県支部総会に行く予定。何といっても新潟中央高校のダンスは必見。世界一に輝いた演技力を楽しみにしたい。ところが体調がいまいち。昨日から痰が多くていやーな感じ。抗生剤を使って気力で治さなければ。気持ちの持ちようで、あらゆる困難も乗り越えられるはず。気持ちで負けたら、何もかもに負けてしまう。

2005/05/30 PM 02:37:33 

迷いながら
明るく楽しく前向きに生きようと思っているけれど、いつのまにか暗くて寂しく後ろ向きになってしまう。自分に理想を持って頑張っているのだけど、そんな自分に辿り着けなくて落ち込んでいく。でも、いろんなことに落ち込んでいろんな壁を経験することは、自分を磨いているのかも知れない。だって人間だもの。迷いながら自分を見つけていきたい。

2005/05/29 PM 02:18:58 

生きる意味
自分がつまらなくて仕方ない時がある。毎日、マンネリ化した生活の中で、何かに一生懸命になることもなく、ただ漠然と生きている。人のお世話になるばかり。これで生きる意味があるのだろうか。きっと全ての重病人が抱えている思いかも知れない。でも、まだ僕は恵まれていると満足しなければ。欲張っても仕方ない。こうして生かされていることに感謝しなければならない。

2005/05/28 PM 01:53:37

アンビリバボー
毎週木曜日の定番番組といえば、クイズミリオネアとアンビリバボー。昨夜のアンビリバボーは交通事故で全身やけどをしながらも、前向きに生きている女子大生の紹介だった。人間にとって顔は命と同じくらい大切なもの。でも、そんな自分を受け入れて生きている姿に感動させられた。見た目だけが全てではない。見えないものこそ大切なのだと思う。

2005/05/27 PM 01:46:37

喧 嘩
喧嘩するほど仲がいい、という言葉がある。確かに喧嘩している時は、お互いに本音で言い合うから最高のコミニュケーションかも知れない。ただ、よほどの信頼関係がないと喧嘩はできない。どんな関係も壊れてしまう。でも、喧嘩をしてお互いに認め合えたら、より強い絆ができると思う。親友も恋人も喧嘩を通して本物になっていくと思う。

2005/05/26 PM 01:54:04 

五月晴れ
今日は透き通るような五月晴れ。1年の中で5月は最も気持ちの良い時期。晴れ晴れとした青空を見ていると、心も晴れ晴れとしてくる。心が気持ちいいと、何もかもが健やかになってくる。美しいものがより美しくなってくるから不思議である。心の持ち方は大切だなぁと思った。

2005/05/25 PM 01:37:23

注 目
人は誰でも自分に注目してもらいたいと思っている。それが愛情の裏返しになる時もある。不良になったり、わがままになるのも自己表現のあらわれと思う。自分に注目してほしくて、愛情に飢えている。とくに好きな人には自分だけ注目してもらいたいと思う。でも、それは束縛と嫉妬になってしまう。自分に注目してほしい気持ちは大切だけど、屈折しないように注意したい。

2005/05/24 PM 02:31:32

人間模様
病院には様々な人間模様が展開されている。病気は人を選ばない。善人も悪人もお金持ちも権力者も関係ない。ある意味、病気は最も平等なのかも知れない。そんな中、どれだけ人を大切にしてきたかが問われると思う。親類や人を大切にしてきた人には、多くのお見舞いがくる。しかし、人を大切にしてこなかった人は孤独なものだ。病気になって初めて人の温かみを知るのかも知れない。

2005/05/23 PM 02:23:28 

体位交換
完全に寝返りができなくなったのは20歳頃だった。それまでは手の反動を利用して、なんとか体位を変えていた。しかし、20歳頃になると全く体位交換ができなくなった。あの悔しさは忘れられない。それからは手も足も動かすことができなくなっていく。それは全身を縛られているようである。眠れない時や具合が悪い時、かゆい時は地獄の黙示録になる。ただ、まだ首の動きはしっかりしている。それが何よりの自由となっている。

2005/05/22 PM 02:09:02

考えること
病院に戻ってきて物凄い寂しさと共に退屈でたまらない。自宅にいた時は消灯起床もなく何かと気晴らしがあった。テレビもつけっぱなし、愛猫クロや母もいた。ところが病院はとても静かで何の変化もない。なんとも退屈でろくなことしか考えない。考えることはとても大切だけど、変な考えしか浮かばないと何もならない。もっといいことを考えられるようにしよう。

2005/05/21 PM 02:22:27

入院日
入院日。4泊5日の一時帰宅も無事終了。約7ヵ月ぶりの自宅は本当に良かった。病院に戻ると寂しくなる。あまりにも賑やかだったから。でも、また帰ってくるぞ。そう心に誓う。今度はもう少し長くいたい。退院という形をとれば、支援費制度を使ってホームヘルパーも入ってもらえる。ヘルパー吸引も解禁になったので、可能性はあるはず。引き受けてくれそうな福祉事業所をあたってみよう。とにかく諦めないぞーさん。

2005/05/20 AM 10:41:28

自 宅
帰宅4日目。楽しいひとときはあっという間に過ぎていく。諸行無常だなと思った。この自宅には18年間の思い出がつまっている。初めて引っ越してきた感動も家族4人で過ごした泣き笑いも大喧嘩をして暗くなった気持ちも全て知っている。ベットに寝ていると、そんな思い出が瞬時に蘇ってくる。18年の月日は訳ないなと思えた。何も変わっていないのかも知れない。

2005/05/19 PM 06:01:31

甥っ子
帰宅3日目。毎回、自宅に帰ってくるたびに甥っ子達の成長に驚く。現在、3歳になった下の甥は幼稚園から帰ってくると、ゆうじおじさん幼稚園から帰ってきたよ、と報告してくれる。その瞳には差別も偏見もない。とても可愛らしい声にイチコロになる。5歳の甥はムシキングなるキャラクターカードに夢中になっていて、100円玉にしか興味を示さない。その無欲さが可愛い。そして、孫と遊ぶ母の姿が楽しそうに見える。このまま時間が止まってほしい。

2005/05/18 PM 12:26:01 

何気ない音
帰宅2日目。一晩過ごして自宅の雰囲気を満喫する。何気ない音に生活感を思う。愛猫クロの甘えた鳴き声も洗濯機の物静かな音も甥っこ達の騒ぎ声も新鮮に聞こえる。こんな音は病院では決して聞こえない。慌ただしい靴音やうめき声は聞こえるけれど。これが生活の場なんだ。自分の好きな音に囲まれている。それだけでいいと思った。

2005/05/17 PM 05:39:31 

背水の陣
帰宅1日目。土曜日の夜に強烈な寒気のあとに高熱をだしたので、帰宅はダメかなと思ったけれど帰りたいという執念で無事に回復。一度チャンスをのがすと、またいつチャンスが訪れるかわからない。いつも背水の陣で生きている。神様に願いが通じて良かった良かった。これも日頃の行いが良い証拠かな。やはり自宅は落ちついて安らぐー。

2005/05/16 PM 05:10:47

スナック菓子
食べられた頃はスナック菓子が大好きだった。特にカールとポテトチップスは、気管切開をするまで食べていた。18歳頃になると誤飲が進行して食べ物との闘いになった。大好物を前にして、食べるのを諦める無念さは計り知れない。食べる楽しみを奪われることは、生きる楽しみを失うのと同じと思った。ただ、栄養剤により空腹感がないのは救いである。スナック菓子はいつも思い出してしまう。

2005/05/14 PM 02:01:10 

大切なもの
とても大切なものは失ってから気付くことが多い。特に両親は当たり前すぎて、ないがしろにしてしまう。親孝行したい時には親はなし。自分が親になってはじめて親のありがたみを知るのかも知れない。その時はもう遅い。健康も友達も好きな人も当たり前になるとありがたみをなくす。とても身近で当たり前のことこそ、大切にしなければならない。

2005/05/13 PM 01:40:58

恋患い
僕はどうやら恋患いにかかったらしい。その人のことばかり考えてしまうから重症だ。片思いにはなれているけれど、何となく苦しくなってしまう。恋患いに効く薬はないので、困ってしまう。叶わぬ恋なので、自分を抑えなければならない。それにしても腎臓結石の次は恋患いと、僕は病いの帝王かも知れない。これって自慢にならないなー。

2005/05/12 PM 01:47:59 

相 性
人は長所もあれば、必ず短所もある。どちらも認められれば、ベストパートナーになれると思う。ただ、相性はあるかも知れない。特に恋人になると、相手の良い面しか見ようとしない。だからこそ破局をむかえることも多い。相手の良い面と悪い面を見極める力は大切と思う。

2005/05/11 PM 02:21:06

堂 々
難病を受け入れるには、相当の時間を必要とする。将来の不安もさることながら、難病になった自分を認めることができない。醜い体や車椅子にのっている自分を見られることが恥ずかしくてたまならなかった。人目ばかりを気にしてしまう。しかし、難病を受け入れられると、全く人目を気にしなくなった。堂々と自分を表現できる。自分の殻を破って、外の世界や出会いを求めるようになる。自分らしさを堂々と発揮できれば、難病さえも長所に変えることができると思う。

2005/05/10 PM 02:39:32 

エンジン
もしもし亀よ亀さんよ、世界の中でお前ほど、歩みの早いものはない、どうしてそんなに早いのかー。これはフジテレビ系列で放送されているキムタク主演のエンジンというドラマのフレーズだった。地道に努力していれば必ず実を結ぶ、ということを思った。このドラマは毎週夜9時から放送中。僕は夜9時消灯なので見れないけれど、来週は自宅で見れそう。楽しみにしよう。

2005/05/09 PM 02:13:44

まだまだ
今月16日から4泊5日で一時帰宅の予定が決まった。待ちに待った帰宅だけに楽しみ。でも、病棟には全く帰宅できない人もいる。僕よりもかなり重い状態の人もいるので、まだまだ僕は恵まれていると思う。上を見ればきりがなく、下を見てもきりがない。だからといって自分を抑えることはない。自分に希望を持って精一杯楽しんでこよう。

2005/05/08 PM 02:22:13 

努力次第
難病により多くの楽しみを奪われた。食べる楽しみ、話す楽しみ、歩ける楽しみ。でも、どんな状態であっても楽しみは見つけることができる。贅沢三昧の世の中にあって、小さな楽しみや喜びを見つけられるのは、ある意味恵まれているのかも知れない。確かに失ったものは大きいけれど。努力をしなければ奇跡は起きない。努力次第でいくらでも可能性を広げられると思う。

2005/05/07 PM 02:24:31

セパ交流戦
プロ野球は今シーズンからセパ交流戦が始まる。約一ヶ月間のハードスケジュールで、その成績は年間シーズンにも反映されるので真剣勝負にもなる。夢の対決が見られるので、とても楽しみ。僕はもともと野球少年だった。中学2年の時に手が上がらなくて、球を投げられなくなったのをよく覚えている。あの時は悔しくてたまらなかった。それからはもっぱら野球観戦になった。悔しさを応援に変えている。

2005/05/06 PM 02:28:25 

魚釣り
5月5日子供の日。ニュースで鯉のぼりを見ていたら、魚釣りを思い出した。小学生の頃はいとこに連れられてよく魚釣りをして遊んでもらった。あの大物を釣り上げた時の興奮は忘れられない。ところが川に落ちたこともあった。大物の魚を網ですくおうとしたら、足を踏み外してドッボーン。さおは魚に持っていかれるし、体はずぶ濡れ。踏んだり蹴ったりだった。今はもう魚釣りをしたくても夢のまた夢である。

2005/05/05 PM 01:58:05]

自分の弱さ
自分の弱さを認められる人は本当は強いと思う。自分の弱さを認めようとしない人はいろんなよろいをまとおおとする。強がってみたり、嘘で固めてみたり、カッコよく見せたり。でも、そうしたよろいは、いざ困難にぶつかるともろくも崩れさってしまう。自分の弱さを認められる人は素直で正直になれる。それはあらゆる困難にも柔軟に乗り越えられる力を持っていると思う。

2005/05/04 AM 10:35:20 

ネプリーグ
人気お笑い芸人ネプチューンが進行役のネプリーグがゴールデンタイムに進出。常識問題をチームワークで解答していく新感覚番組。僕も一緒に考えてとても面白い。真剣に考えて、答えがあたった時の嬉しさはたまらない。フレンドパークはマンネリ化して飽きてきたので、この番組にははまってしまった。

2005/05/03 PM 02:11:12

意 識
自分が嫌なことは人にもしない。それを出来るだけ心掛けている。最近の日本社会は明らかな暴挙であっても、注意すると逆切れして何をされるかわからない。反対の立場で考えられなくなっている。それならば自分一人一人が注意するしかない。自分が嫌なことは人にもしない。それを意識しているか、いないかで違ってくると思う。

2005/05/02 PM 02:11:33

最終目標
今日から5月。ゴールデンウィークは僕には関係ないけれど、今月の中旬には一時帰宅がかないそう。病院生活は何かと気を遣うけれど、自宅では自由気ままな生活ができる。やはり僕の最終目標は在宅生活。ただ、僕には行動力が足りない。もっと積極的にならないと。でも、一時帰宅は何よりの楽しみ。お風呂にはいって天国気分を味わってきたい。

2005/05/01 PM 02:07:43