ゆうの日記  2005年10月

無力感
10月31日。このところ元気が湧いてこない。やっぱり何か目標がないと、気力も薄れてしまう。来月はなんとか一時帰宅をしたいけれど、すべての条件が整わないと叶わない。自分に対する無力感にさいなまれる。自分だけの判断では何もできない。でも、自分なりの目標を持って気力を持ち続けていよう。そうすればいつかきっと報われると思いたい。無力ではあるけれど、信じ続けていたい。

2005/10/31 PM 02:58:14

至難の技
難病をプラスに変えていくことは至難の技のようにも思う。体の自由を奪われたけれど、心の自由は奪われないようにしたい。ただ、ついつい弱音がでてしまう。もう十分に生かさせてもらったし、これ以上の辛さもご勘弁願いたい。辛い思いをしているからこそ、人の痛みも少しはわかってあげられるかもしれない。自分に無欲になれたなら何かしらの光りを見つけていきたい。

2005/10/30 PM 02:18:41

ブログ
ホームページを見てメールをもらえるのはとても嬉しい。共感してもらったり勇気をもらったりして続けていけるのかもしれない。自分を表現できる場があるのは大切と思う。最近はブログというインターネットで記事を公表するのが流行っている。無料で手軽に自分の書きたいことが公表できる。言いたいことは言わないとわかってもらえない。何でもいいから書いていこう。

2005/10/29 PM 02:24:29

真 価
詩文集をきっかけに出会った人がお見舞いに来てくれた。病気は違えど一人暮らしで頑張っていることに感心させられた。病気をプラスにして生きている人は魅力的と思う。どんな苦境も乗り越えられる強さを持てたらと思う。それにはやはりその人のもつ個性が大切なんだと思った。病気は決してマイナスばかりではない。病気をプラスに変えられることこそ、その人の真価がとわれると思う。

2005/10/28 PM 01:58:38

進 歩
昨日は少し院外を散歩してきた。すっかり風が冷たくなって深まる秋を感じてきた。季節はどんどん変わっていくのに、自分は何も進歩していないようで寂しく思った。毎日、平凡な日々で、ただ月日ばかりが過ぎていく。つい死を意識してしまう。病魔に負けて楽になることばかりを考えてしまう。このまま何も進歩がないのなら、生きる意味もないように思ってしまう。難病は着実に進んでいるのに、自分は何も変わっていかないのは焦りになっているのかもしれない。短い命を意識してしまうと、進歩のなさが身につまされる。

2005/10/27 PM 03:27:51

大きな不安
ここ最近は母の体調が良かったのに、昨日は突然具合が悪くなって驚いた。毎日、母が付き添ってくれるのは何よりもの精神的支えになっている。それに毎日の洗面は欠かせない。それだけに大きな不安に襲われる。どうにもならない自分が歯がゆくて仕方がない。自分の身さえもままならないことに悔しさを思う。自分の力で生きていけない辛さを思い知らされる。今日はいつもの母が来てくれてほっとした。いつまでも元気でいてほしい。

2005/10/25 PM 02:59:38 

人 情
金曜日はALS協会の事務所にお邪魔してきた。母の誕生日祝いなどを兼ねての集まりだった。みなさんとても明るくて楽しいので元気をもらえた。多少苦痛や落ち込むことがあっても、人と触れ合っているとその時は忘れることができる。人との触れ合いを大切にしていると、かけがえのないものを得られると思った。気持ちがふさぎ込んでいると、人を拒絶しまいがちだけれど、人を受け入れる姿勢は持ち続けていたい。人情は何ごとにもかえられないものと思う。

2005/10/23 PM 01:55:48

空白の時間
この2日間は頭が回らなくて日記をさぼってしまった。なんだか無駄な日々を送ってしまったようで情けなく思えた。でも、こうした空白の時間も自分を見つめることにもなったように思う。自分の殻に閉じこもってしまうと、闇の中へ落ちていくようだった。自分の置かれている状態に少しでも感謝していくことを見つけていこう。外の世界に関わりながら人の役にたつことも考えていよう。自分のできることを大切にしていきたい。

2005/10/20 PM 02:37:20

体調管理
この時期は体調管理が難しい。日中と朝晩の気温差が激しいので、風邪をひきやすい。一昨日から痰が多くて困っている。気管切開で人工呼吸器を使っているので、早期に痰を排出してくれるので重い風邪にはならなくなった。ただ、痰が多いと体力を消耗する。対応が遅くなると油断はできない。自分のからだとうまく付き合っていくしかない。

2005/10/17 PM 02:54:24 

教 訓
難病という弱みをついて宗教勧誘のメールをもらうことがある。この教えを学ぶことにより精神が解放されます、と魅力的な言葉が並んでいる。僕の中でも宗教はとても大切と思っている。ただ、あまり崇拝し過ぎると自分の自由を失うと思う。宗教はあくまで自分のめじるしで、自分なりの考えを導きだしていきたい。宗教に束縛されずに、教訓として捉えていきたい。

2005/10/16 PM 02:25:13 

苦 痛
なんだか気持ちが優れない。体調的にも口の不快感に悩まされる。気にしないようにと思っても気になってしまう。少しでも苦痛が和らいでくれると、気持ちも前向きになれるのに。やはり苦痛は人格さえも狂わせてしまう。どんなに穏やかな人も苦痛により我を失ってしまうそうだ。だからこそ苦痛のコントロールは優先にされるようになっている。これ以上の苦痛はないように願いたい。

2005/10/15 PM 02:33:16 

十人十色
人は十人十色のタイプがある。その中で人間関係を円滑にするには、相手を知らなければならない。たとえば厳しくするとすぐにふてくされる人もいれば、厳しくされると頑張る人もいる。または優しくすると優しく返してくれる人もいれば、優しさに甘えてばかりいる人もいる。相手を知った上で、ある程度相手にあわせた付き合い方が大切に思う。僕も変人タイプではあるけれど、いろんな人とうまく付き合えたらいいなぁと思う。

2005/10/14 PM 01:39:16 

役 割
自分は何の為に生まれてきたのだろう。難病という過酷な人生にいつも自分に負けてしまう。いろんな人達の励ましの言葉さえも虚しく聞こえる時がある。もう楽にしてほしいと願ってしまう。最終的には自分の心構えに頼るしかない。これが自分の役割なんだと思うようにしている。すべての命は平等で尊厳があると思う。自分の役割をになっていくしかない。

2005/10/13 PM 03:01:06 

省エネ
10月から衣替え。クールビズからウォールビズヘと省エネへの取り組みが進んでいる。原油価格の高騰もあって省エネはすっかり根づいてきている。ただ、アメリカは二酸化炭素の排出国第一位なのにまったく省エネに積極的になっていない。地球温暖化によりハリケーンの被害を受けているのにこりない。省エネが地球温暖化の回避に繋がっていくと思う。一人一人が意識すれば大きな力になっていく。

2005/10/12 PM 01:55:18 

必 要
自分は誰かに必要とされると頑張れる。自分の為よりも人の為になる方がやりがいを感じるのかもしれない。自分を必要としてくれる人がいたらどんなにいいだろう。しかし、僕は人のお世話になるばかりで何の役にもたたない。むしろ誰かに頼らなければ生きていけない。それは誰かを必要としてばかりいる。自分は何の為に生きているのだろうと迷ってばかり。でも、必要としたり必要とされたりすることで成り立っていると思う。

2005/10/11 PM 03:15:07 

焦 り
10月10日体育の日。このところ連休ばかりで曜日感覚がおかしくなる。こんなに休みが多いと、怠け癖がついてしまうような気もする。休みを有効に使えればいいけれど。僕自身、納得のいかない自分がいる。もっとこうしたいああしたいと思っても、頭がついてきてくれない。焦れば焦るほど何もできない。これが自分の限界と思ってしまう。自分のできる範囲でやっていくしかない。

2005/10/10 PM 02:07:13 

自分の為に
人の為になることは自分の為にもなるのかもしれない。長年ボランティアをしていた人が、突然に脳硬塞で倒れてしまった。全身に麻痺が残ってしまったけれど、多くのボランティアさんのおかげで自分らしく生きているそうだ。一瞬にして逆の立場になってしまったけれど、その人のしてきたことが多くの人の心を動かしたのだと思う。自分のしてきたことは、きっと自分に返ってくると思った。

2005/10/08 PM 02:02:44 

明 日
明日は何が起こるかわからない。良いことが待っているかもしれないし、悪いことがあるかもしれない。何もないかもしれない。平凡な一日だとしても何か少しづつ変化している。だからこそ希望を持っていたい。今日を大切にしていれば、明日に繋がるとおもいたい。明日、天気になーれ。

2005/10/07 PM 03:34:58

人恋しい
訳もなく寂しい時は人恋しくなる。自分のことを思ってくれる人がいてくれることはとても嬉しい。家族、メールフレンド、ボランティアさん、主治医の先生など。心通う人との触れ合いは生きる源になっていると思う。自分はひとりでは生きていけない。多くの人に囲まれて守られて生かされている。訳もなく寂しい時は人の愛を感じてくる。自分は弱いからこそ人恋しくなる。

2005/10/06 PM 03:02:41 

制 御
訳もなく落ち込む時がある。訳もなく寂しい時もある。訳もなく悲しくなる時もある。何故かわからない。自分の気持ちが制御できなくなる。重い病気になると自分の弱さが露骨に感じるのかもしれない。そんな自分の弱さともうまく付き合っていかなければならない。

2005/10/05 PM 01:34:55 

品 格
人との触れ合いの中で品格は大切と思う。ある人とメールをしていたら、とても不愉快になったことがある。ユーモアはいいけれど思いやりがないと誤解される。それに下ネタも気をつけなければならない。下品な言葉は人柄のイメージダウンにも繋がると思う。上品なユーモアの中に思いやりを感じると心地いい。しかし、そんなにうまくいかないのも確かだなぁと思う。

2005/10/04 PM 02:07:28 

自己満足
毎日、日記を読んでくれる人がいるのは励みになる。平凡な日々の中で何かしら残したり、伝えられることがあればと思ってこの日記を続けている。それは自己満足でもある。でも、メールで反応があったり共感してもらうととても嬉しい。自己満足かもしれないけれど、いつしか使命のように思えてくる。こうして自分を表現できる場があることはありがたいことだと思う。

2005/10/03 PM 02:31:25 

勿体無い
秋といえば食欲の秋。もう食べられなくなって12年以上経つけれど、いまだに美味しい食べ物が頭を駆け巡る。食べられた頃は好き嫌いが多く、勿体無いことをしたなぁと反省しきり。食べることにもっと積極的になるべきだった。結果論になるかもしれないけれど、食べられることに感謝すればよかった。勿体無いと思えることも大切なんだと思う。

2005/10/02 PM 02:03:02 

計画的
今日から10月。このところ秋晴れが続いていたのに、今日は雨降りになった。これから一雨ごとに寒くなる。今年は不完全燃焼のようなので残り3ヵ月。もう少し計画的に日々を過ごせたらと思う。今の自分に満足しないで積極的になりたいけれど、相変わらずの優柔不断はなおらない。それでもこうして一日一日を積み重ねられることに感謝したい。

2005/10/01 PM 02:26:33