2010年1月1日。元日。また新たな一年の始まり。
新年を迎えるにあたって初心に返ってできる限り前向きに過ごしたい。
今年はこの「ゆうの日記」をまとめて本にするという目標に向かって始動中。
果てしない夢と思っていたが多くの方達の協力により実現できるかもしれない。まだ先の話ではあるが実現を目指して頑張らなければならない。
大きな壁もあるかもしれないが目標があることは張り合いにもなると思う。。
日記という形なので自分的には内容に自信がないけれど、だがそれは読み手が判断することで僕としては10年の思い出を残しておきたい。
今こうして生きてきた記録として後世に伝えられれば良いと思っている。
今年も難病であってもこうして生きている心境をつづっていきたいと思う。
難病の身に生まれてきた宿命を感じながら‥‥。
毎年だがお正月なのにお正月らしさを全く感じない。
唯一、テレビやインターネットなどにより新年を迎えたことを知る程度で、自分なりのお正月を感じることもなく一日が過ぎていく。
やはり病院で寝たきりになっているとなんだか感覚が薄れていく。
変化の少ない生活により年々と日にち感覚も衰えている感じがする。
そこで、頭を研ぎすませて想像力を膨らませなければならない。
昔のお正月を思い出したり、世の中の動きを常にキャッチして頭を使っていないと日常生活も鈍っていく。衰えていく頭を使わないと落ちるばかり。
そういう意味でもこうして日記を書くことは頭のリハビリにもなよ。
とれでも想像力を持っていればいくらでも世界は広がっていく。
日本では「縁起をかつぐ」という言葉を大切にする。
おみくじや占い、厄年など縁起を重視する傾向が大きく、新年を迎えても今年一年の平穏を祈って縁起をかける行事がある。
それでも現実的にはこれから何が起こるかはわからない。
いくら縁起をかついでもやはり良いことも悪いことも自分で受け止めて乗り越えていかなければならないと思う。
ただ、縁起をを大切にすることは自分に願いがこもっているので、何も信じないことよりもきっと良いことがあるような気もする。何か信じることがあることは強い意思を持つことにもなると思える。
縁起をかつぎながらも自分を信じることが良い結果につながっていくと思う。


目指すべきもの 2010/1/7(木) 午前 11:48

アラブ首長国のドバイで世界一のタワーが完成したとのこと。
世界の国々が世界一を目指して競い合い知名度をあげていく。世界一に挑戦していくことで世界の主導権を握るのが狙いのようだ。
ドバイといえば原油国なので、その豊富な資源を利用して大富豪のアラブ人がいる。ドバイショックと言われるくらい世界の経済をになっている。
やはり自国に豊富な資源を持つ国は強みとなる。
その点、日本は資源がないので物作り技術をいかしていくしかない。
それだけアイデアや器用さに優れていると思う
それは自分にも言えることで人に頼ってばかりではなく、自分なりのアイデアをひねり出しながら生きていくことが大切になると思う。
成り行きに任せていると幸運も逃げていくような気がする。
何かに挑戦するのが良いことなのだと思う。


早く慣れてもらうために 2010/1/8(金) 午前 11:27

この1月は病棟の看護師さんの異動があった。
新年度となる4月に一斉に異動されるよりも、前倒しで少しずつ異動したほうが新人のはいる4月は現場は混乱しなくてすむ。
いくら経験を積んでいても病棟によって違うので慣れるまで時間がかかる。
特にこの病棟は呼吸器をつけていて言葉が通じにくい患者さんばかりなのでなかなか慣れにくい。言葉が通じないのは何よりもつらい。
しかし、とにかく早く慣れてもらうために根気よく話しかけていく。
これからお世話になっていく看護師さんには早く僕の生活を知ってもらわなければならない。快適な入院生活を送る為にも。
もう10年以上も入院生活を送っていると、昔にお世話になった看護師さんが異動してきて巡り合ったりして時の流れを感じる。
それだけ長生きしてきたのを思わせる。
いまだによく考えることは「何故僕が難病になったのか」である。
誰かが「人は何かの宿命を背負って生きていかなければならない」とか「人の愚かさを正すためにあなたを選んだ」とか言うけれど納得がいかない。
あまりにも過酷な難病になったことに何か十分な納得がない。どう考えとも不条理に思えて苛立ちを感じる時がある。
しかし、そんな事ばかり考えてばかりもいられない。もう成ってしまったことをとやかく自問自答しても意味はない。それよりも大事なことはこの宿命に価値をつけるためにもどう生きていかなければならないかと思う。
難病になったことは納得できないけれど、これをどうやって立ち向かっていくかは自分の課題として一生つきまとっていく。
いずれにしても価値のある生き方ができるようにしていけたらと思う。
こんなにも生きている価値を考えることが大きな価値かもしれない


強くなるために 2010/1/12(火) 午前 11:25

衣食住は人間にとってはなくてはならないもの。
特に食事は毎日3食必要とするので外食業界は激化している。しかも、不景気の影響で外食離れが進み、つつましく家庭で食べる傾向にある。
それでも独自の特徴をいかした店舗は業績を伸ばしている。特徴としては安くておいしく豊富なメニューが人気の秘訣らしい。
スーパーやショッピングセンターも大量仕入れによる低価格の実現や激安弁当などの戦略を立てて生き残りをはかっている。やはりどの業界も逆行を乗り越えて強い体制を作り上げていく。それはきっと将来の礎になる。
僕自身も強い精神力を持つために一日一日を精一杯に鍛え続けている。この難病と立ち向かっていくには余程の精神を身につけなければならない。
その為に日々精進しなければと思う。
これからもっとつらいことが待っているのだから‥‥。
日本航空(JAL)の経営破たんによる公的再建が問題になっている。
日本の空の6割も担ってきた大手航空会社が破産するのも、今のご時勢を強く物語っている。 高速料金の値下げや企業努力のなさが大きな原因だったと思う。何と言っても赤字路線がたくさんあって驚いた。
そこで政府は公的整理という形でJALの再建をはかることになった。つまりは国民の税金が使われる。その上で様々な改善策も示された。
なんだかイメージが悪く思えて利用客の減少を感じた。
飛行機は命がかかっているので大幅なコスト削減をするとなると不安な要素も感じてしまう。サービスも減るだろうから再建は難しそう。
ただ、新経営陣がJALならではの新しいサービスなどを開拓していければまた巻き返しも期待できるかもしれない。
一からやり直すからにはやる気を高めなければと思う。
自分の考えや意見を持っているのは強みになると思う。
人と同じことをしていては見栄えはしないから、自分にしっかりした考えを持つことで個性も引き出されてくる。自主観も持てる気がする。
やはり自分の意見を持つことで周りに流されずに行動できる。
人並みに行動していたら平凡な日々しか送れないような気がする。それを打開する為にも自分の信じるものを貫いた方が良い。
僕にとっても「どんな状態になってもなんとかなる」と信じて様々な方法を模索していきたいと思う。全く先の見えない難病の中で自分にしっかりした考えや意見を持って乗り越えていかなければと思っている。
健康な人と違って選択肢はないけれど、出来るかぎり自分のことは自分で決めていこうと思う。それが自分の表現にもなる。
結局は自分のことは自分で解決しなければならないと思う。
ペインコントロール(痛みの抑制)はとても大切な処置だと思う7
体に痛みがあることは体が異変を知らせているけれど、痛みを我慢することは心身ともに疲れ果てていく。しかし、かゆみと違って痛みにはその段階に応じて薬で止められるのでこれでかなり改善される。
特にガンなどの終末期医療の患者さんへはペインコントロールは欠かせない。ところが古い体質の医療職の中には十分な痛みの抑制は行われていないようだ。事実、痛みの中で亡くなっていった方の家族もいた。
最も強力な痛み止めはモルヒネとされているが、常習性が強く意識障害などの副作用を起こすのであまり強くは使いたがらない医療者もいる。
日本では終末期医療についてまだ成熟していないため、このペインコントロールも十分に浸透されていない。今まで医療技術は進歩し続けて一秒でも長く生かす事ばかり論議してきた。しかし、医療技術も極限まで進歩してこれからは負の医療(患者の尊厳)も少しずつ進んでくるかもしれない。


自分をよく知る 2010/1/19(火) 午前 11:25

このところ少し無理をしたせいか体力の低下を感じたりする。
集中力がなくなったり体に力が湧いてこなかったりしてなんだか変な感じ。
いろいろと気がかりなこともあったりすると案外ともろかったりもする。
あまり思い悩まないタイプなのだが、様々な要素が重なってしまうと体調にも影響が出てくるように思えた。
若いころと違って年齢を増すごとに体調も変わっていく。難病で体力の低下は感じていても気持ち的にはまだ大丈夫と思ってしまう。その年齢に応じた自分の限界を知っておくことが必要と思った。
難病で低下した体力は元には戻らないけれど、少しの疲れは休めばいくらでも回復してくれるので気をつけていきたいと思う。
自分の限界や適性をよく知っておかなければならないと思った。


気持ちで負けない 2010/1/21(木) 午前 11:43

一昨日は数年ぶりに血液ガス検査をしてもらった。
血液ガス検査とは呼吸をしている時の酸素と二酸化炭素をはかること。普通は酸素80以上で二酸化酸素40以下が正常値とされている。
人工呼吸器をつけている時は正常値に決まっているが、呼吸器を外している時のデータを知っておくことは今後の対策にもなる。
結果は寝ている状態で呼吸器を外している時は酸素73で二酸化炭素47と思ったより良好であった。ただ、起きている時と寝ている時では身体の負荷が違うので、その辺を考慮するとまた違った見方にも思った。
いずれにしてもまだ頑張っていける数値だったので一安心。
じわじわと悪くはなっていても何とか頑張っていこうという気持ちさえあれば、難病を少しでも抑えられると思う。


知恵ある戦略 2010/1/23(土) 午前 11:19

今週から新政権で初めての通常国会が始まった。
この会期中に景気対策のための補正予算や来年度予算案を審議可決しなければならない。ところが民主党の要となっている鳩山首相と小沢幹事長の政治と金をめぐる問題でがっかりとしてしまう。
国民にとってはこの最大の不景気を何とかしてほしいのに、新政権になってもあまり効果的な戦略は見えてこない。期待が大きかっただけに余計に失望感が増すばかり。政治家の定員数を削減したり給料の減額をしたりと自らの身を切らない限り信頼を取り戻せないと思った。
過去の事例などを含めてもっと国会で知恵を出し合ってほしいと思う。
戦略なき議論でなく戦略のある知恵を見つけてほしい。
特に公共事業をむやみに削るよりも、必要なところに十分な予算を進めた方が景気対策になるように思う。


視点を変える 2010/1/25(月) 午前 10:28

きちんとした文章を作ることはとっても難しい。
まず文章を書く上で大切になるのが題材。何のことを書くのか決めないとまったく前に進まない。この題材を決めるのが一番の難関である。さすがにもはやすべてのテーマを書き尽くした感じがある。
とにかく題材が決まったら本文作り。例えば難病で歩行ができなくなったことを書こうとしたら、歩けなくなった経緯を書くのか精神面を書くかでまた視点が変わってくるのが楽しい。同じ題材を取り上げるにしてもいろいろと視点を変えることでまた違った意味会いになるのを思った。
ただ、人は思い込みが強いからなかなか視点を変えて考えることができない。どうしても一辺倒な見方しかできないのも確か。だからこそ文章にはその人その人の人柄も垣間見えるような気がする。


不安要素と信じる道 2010/1/26(火) 午後 0:12

昨日はCT検査の結果を主治医から説明を受けた。
レントゲンは平面的な映像で細かなことはわからないけれど、CTは体を立体的に輪切りにして見られるのでかなり詳しく調べられる。
その結果はたいして大きな病変はなかったが、右肺の背中側に薄い炎症所見が見つかった。自覚症状はないので慢性的な症状に思った。ほとんど寝たきりなのだから背中側に痰がたまって炎症しやすいのも当然と思う。そうなるとやはり少しでも車いすに乗って起きることが予防になるなぁと感じた。
その他、腎臓の石は変わりなく腎臓にとどまっていた。この石が尿管に落ちるとそれこそ大変になる。いろいろと不安要素はあるけれど、体調が安定しているのが何よりだと思っている。
これからどんな過酷な試練があるかわからないが、マイベースで自分の信じる道を選んでいきたいと思う。


当たり前に感謝 2010/1/28(木) 午後 0:01

昨年、大騒ぎした新型インフルエンザも下火に向かっているようだ。
この冬は季節性インフルと重なって大流行も懸念されていたけれど、ふたを開けてみたらそんなに大きな影響は出なかった。要因として季節性インフルの予防接種が新型にも効果を発揮したらしい。そして、何よりも手洗いうがいが徹底されていたことも、どのインフルエンザを押さえつけたように思う。
いかに予防をすることが大切かを知ったように感じた。
常に健康に気をつけている人はやはりいつまでも元気でいられる。しかし、健康に気をつけず不注意になっていると病気になったりする。どれだけ健康に注意するかで予防につながるかを思う。僕自身が難病になっていかに健康であることのありがたみを思い知った。
何かと不平不満を持つよりも当たり前のことが、とても大事に思えることこそ幸せの秘訣に思った。
食の好みも子供の頃と大人では変わっていく。
僕が中学生の頃に父がビールを飲んでいたりタバコを吸っていたので、どんな味がするのだろうと興味を持ったことがあった。
ちょうどそのくらいの頃は大人のすることに興味を示す年頃だった。そこで、まずビールを一口飲んでみたら、これがものすごくにがくてこりごりしたのを思い出す。それに、タバコも一口吸ってみたら何とも言えない苦味でせき込んだりもした。こんなにまずい物に高いお金を使うなんて不思議だった。
しかし、あの苦味は大人になると美味しく感じるのだろう。僕はもう食べられなくなって食の味を失ってしまったけれど、おそらく今は食の好みも違っていたと思った。食べられなくなったせいもあるが、子供の頃に苦手だった食べ物が今は食べたくて仕方がない。おかしな気持ちである。
年齢にしたがっていろんな好みが違っていくのを感じた。


ペットの明暗 2010/1/31(日) 午後 0:08

日本は世界一のペット国とざれている。
ペットに感情移入をすることで心のさみしさを埋めているのかもしれない。
近年は少子高齢化が進む中で犬や猫などのペットに依存する傾向があるらしい。それだけにペット業界は不況知らず。人は自分の趣味やペットの為なら惜しみなくお金を使うとされている。
そうした背景もあってペットの高齢化も進んでいる。だからこそ一方で捨て犬や捨て猫が増えてきて保健所で処分されている。そうした特集番組を見るとペットへのモラルやマナーを持つことの責任感を思う。可愛さのあまり情をかけるのは逆に迷惑をかける結果につながる。
ペット国ならではの明暗が浮き彫りになっていると思った。