犠牲と引き換えに 2010/4/1(木) 午前 11:37

4月1日。平成22年度の始まり。今日から新政権の予算が執行される。「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズのもと弱者に少し手厚い政策を組んでいる。実は僕の所にも6月までだが無課税世帯の入院費を軽減する通知が届いていた。一時的な軽減で選挙向けではあるが少しありがたい。選挙に勝つためのことは見え見えだけれど実際は助かる。自民党政権よりはましだけれど、ぶれてばかりいる面は信頼できない。
何か大きな改革や変化が起こる時はそれなりの犠牲は伴う。その犠牲のもとに良い方向に向かうかもしれないし悪い方向にも向かう。僕も難病により大きな変化を伴い多くの犠牲を経験してきた。確かに体は悪い方向にあるけれど、気持ちは見い方向に持っていくようにしている。
新年度になり新人のマナーが紹介されている。一番大切なことは人から好かれる人になること。その為には挨拶や自己演出などを注意することが大事とされる。自己演出とは持ち前の自分の良さとか自分らしさを作りあげることのようだ。明るさや笑顔を売りにすることは誰にでも身につけようとする。またはユーモアを身に付けたりすると人に好かれることのように思う。優しさとか親切さの他に付加価値をつけると良いように思った。
こうしたマナーを改めて考えてみると自分の人との接し方を考えさせられる。僕は人見知りでこれといった特徴のない人柄である。ただ、真面目で誠実さは自分の良さとして発揮するようにしている。自己演出というのは自分の良さを磨いて人に好かれるように心掛けることと思う。
以前、NHKで放送されたドラマ「ハゲタカ」を見ている。バブル崩壊後の大不況にあえぐ日本企業を外資ファンドである主人公が容赦なく買収して再建させていくという物語。あまりにも冷徹に企業買収をするやり方に主人公はハゲタカと呼ばれている。しかし、そこには日本を再生させるという大きな信念を持っていた。バブルで企業努力を怠った経営陣の責任の甘さを感じた。全盛期があれば衰退していくことは必至と思う。
人は全盛期になると何もせず怠けてしまう。それではいつか滅んでいく。経済は生き物といわれるように常に変動して先はどうなるかわからない。一昨年起こったリーマンショックもそうだった。どんなことでも常に危機感を持って成長していくための努力を重ねていくことの大切さを思った。
4月は新しい出会いの季節。自分の人生は出会いによって大きく左右されると思う。一生の中で出会える人の数はほんの一握り。どんな人と出会いどんな風に付き合っていくかで運命が変わっていく。そこには自分の姿勢も大切になると思う。現在、無縁社会と言われる程に人との付き合いを避ける人達が急増しているそうだ。その先にあるものは孤独や老いにつながると思う。人と多く接している人はやはり若々しく生き生きとしている。
僕自身にとっても難病にならなければ出会えなかった人達ばかりである。その出会いに恵まれてとっても充実した日々を送ることができている。難病だからこそ出会えた人達に心から感謝したい。そして、これから出会う人も大切に思い続けていきたい。


前向きな脳の作り方 2010/4/7(水) 午前 11:13

「前向きな脳の作り方」という論文がネットに載っていたので読んでみた。そこには二つのポイントがあった。一つ目は何事も責任転換せずに肯定的妄想を抱くことが必要とのこと。つまりはどんな時でも「自分はできる」とブラス思考になって良き方向ばかりを妄想すると良いそうだ。なかなかそうできない人は「自分はツイている」と暗示をかけることも大きな効果があるらしい。人は思考をコントロールできれば人生も転換できる。
二つ目は「人の幸せを考えたり」「人を喜ばせる」ことは脳を前向きにさせてくれる思考とのこと。自分の為だけの努力はいつか燃え尽きるけれど、誰かの為を思って行動することは責任感を持たせて更なる自分を信じる強さにつながる。周囲の人々によって自分が生かされていて、すべてのことに感謝できることこそが幸せに導いてくれるように思った。
小学校の頃は給食だったけれど、中学校になるとお弁当になった。給食は嫌いな食べ物も食べなければならなかったが、お弁当は母が僕の好きなものばかり入れてくれた。小食だった僕は小さなお弁当箱の中に昨晩の残りものや肉系が詰められた。やはりお弁当には思い入れがある。
その頃は気づかなかったがお弁当にもいろんなカラーがあった。お弁当箱でも様々な特徴があるし、中身にも毎日高級な食材であったり食材が少なかったりもする。様々な家庭感は違ってもそこに込められた母の想いは同じと思う。家庭の事情も考慮しなければと感じる。
僕にとって思い入れになっているのは卵焼き、ほとんど毎日入っていた。甘さ加減は毎日違うけれど、たまにすごく美味しい時があって今でも思い出す。良かったことは妙に頭に残っている。


傷口だらけの身体 2010/4/10(土) 午前 11:25

しばらく経過を見守っていた左脇腹の傷口は完治しないという可能性が強まった。発症して一カ月半以上が経っているのに一向に完治する兆しは見えてこないので、3年前の大腸手術で執刀医をしてくれた外科医の先生に相談してもらったら「切って縫う」しか完治の方法はないとのこと。しかし、それはリスクも高いのでこのまま様子を見ていく方針になった。また一つ体に爆弾を背負うことになりそうだ。これが宿命なのだろう。
僕の体にはあららこちらに傷口がある。よくもまあこれだけの傷口を持って生きていけるものかと驚いてしまう。その上、これまで大量の放射線を浴び、抗生剤治療を行ってきただけに身体はぼろぼろ状態なのだろう。それでも生きる意志を持ち続けなければならないと思う。たとえ体は朽ち果ててきても心の意志は持っていきたい。


先を見据えたやりがい 2010/4/11(日) 午後 0:07

「自分にやりたいことが見つからない」「自分はこれでいいのだろうか」と思うことは度々あると思う。自分に適したやりがいを見つけていくことはとても難しい。ほとんどの人は何となく流されながら生きているのではないだろうか。きちんとした自分の道を見つけているのはほんの一握りのように思う。その為には自分は何が好きなのかを知らなければならない。それを知るためにいくらでも遠回りしても良いような気がする。
僕は幼少から難病でだんだん体の自由を失っていく中で将来はどうなるのだろうと悩んだ。そこで、ワープロやパソコンを習っていくうちにパソコンに興味が湧いて、パソコンなら体が動かなくなっても可能性が見つかると信じた。事実的にその考えが功を奏している。難病のおかげで自分の将来を真剣に考えてやりがいを見つけられたのはラッキーと思う。


貧しさを救う職人 2010/4/13(火) 午前 11:00

一昨晩に放送されたアフリカのウガンダ地区における現状を見てとても切ない気持ちになった。電気も水もなく食べ物も限られている。特に水は生活をしていくための源なので毎日3回1時間かけて水くみに行く。しかもその水は泥水でそれを飲んだり生活用水に使っていて絶句した。また学校ではお弁当を持って来れずに我慢している子供たちもいて貧しさを知った。アフリカの貧しさは知っていたつもりだけれど、これほどとは思わなかった。
そこで番組では井戸掘りやかまど作りの仕事人を派遣して少しでも現地の人たちを助ける企画だった。日本の職人の細やかな技術は素晴らしかった。これで井戸ができてきれいな水が飲めるようになり、かまどができたことにより学校給食ができるようになった。この番組を見ていていかに日本が豊かで便利な生活を送っているかをしみじみ感じた。
4月も中旬になり新潟でも桜が咲き始めた。ところがここ最近は寒暖の差が激しくて桜も開花を迷っている感じ。平年でもこの時期は寒さ暑さは安定しないけれど、今年は特別におかしい気候になっている。こんな時は体調を崩しやすいので気をつけなければならない。今日は病棟で院外散歩を予定していたが花冷えで延期になった。
この冬は日照不足やこの寒暖差もあって野菜の高騰が報道されている。気温の変化で作物にも影響を受けることは自然と共存しているのだなぁと思う。かといって野菜にしかない重要な栄養分があるので食べないわけにもいかない。僕にとっても食べられなくなって一番食べたくなったのが野菜。嫌いなものが好きになることもある。自然や食物が持つ英知の力というのは不思議と思う。
7月の参議院選挙に向けて新党の動きが活発化されている。政権交代をした民主党のブレから支持率は急落しているし、最大野党である自民党の支持率も上がらないので、その受け皿となる第3極の勢力が注目されている。結局、政治家は自分たちのことしか考えていないようでなんだか冷めてしまう。どうせ選挙後に政界編成をしてどこかの党にくっつく見積もりなのだろう。理念の違う者同士が一緒になってもうまくいくわけがない。特に政治はしがらみやたくらみがでてくるので難しいと思う。
今回の動きを見ていると自分の気持ちを殺して周りに取り込まれているのがこっけいに思えた。自分の意思を押し殺した者の行く先は転落していくと思う。僕も今まで頑張っていく姿勢を貫いていくことができて良かったと思っている。
ついに「ゆうの日記  ベッドの中の広い世界」の本が完成した。僕自身が最もこだわったのが表紙の色。好きな色はブルーなのだけれど色合いが薄すぎると冷たいイメージになるし、濃いと厚かましいイメージになる。このバランスがうまくいくかが不安であった。 しかし、出来上がりの本の色は思った以上に鮮やかだった。実際に完成した本を見て目標が叶ったことを実感した。ただ、これで終わったわけではない。
これからの課題はどれだけの人が読んでくれて、どんな感想があるかである。今回はかなりプライベート面が書かれているので、より僕の気持ちが伝わるのではないだろうか。失恋の話も入れたかったけれど、少し刺激があって入れられなかったのは残念ではあった。でも、僕の考え方は良く伝わると思う。尚、販売ルートなどは決まっていないのでしばらくお待ちください。


人付き合いのコツ 2010/4/19(月) 午前 11:32

力や権力で人をまとめていくことと優しさや温かさで人を引っ張っていくことのどちらが強い結束があるかは明らかだと思う。強引で一方的に人を動かそうと思えば人は嫌になり離れていくだろう。しかし、相手を大切に思う温かさがあれば人はおのずとついてくると思う。社会生活においてはどんな現場でも人柄は大事なことのように思った。
僕においても人と付き合う中で相手の気持ちを大切に思うようにしている。自分で何もできずお世話になるのでわがままも出る時もあるけれど、それはなるべく押さえている。お世話になる弱みもあるが何よりも謙虚になった方が得をすると思う。長く付き合っていくコツは時に自分を犠牲にして相手のことも考えていかなければならない。
アイスランドの火山噴火によりほとんどの欧州国が航空機の欠航を続けている。火山灰によってこんな大事態になるなんて初めて知った。 欧州で足止めを食らった人や欧州に向かう人にとっては大打撃を受けただろう。しかも輸入品などの食品にも影響が出るし、気候変動も心配されている。ここのところ世界的に災害が続いているので、これから何が起こるか不安な感じがする。ただ、地球で生かされていることも事実と思う。
こうして当たり前に生きていると地球によって生かされていることを考えることはない。すべては地球をもとに一つ一つの生命が宿っている。それだけに日頃から地球にも感謝の気持ちを忘れてはならない。現在は世界的に国際化しているだけにこうした災害に翻弄されてしまう。


苦痛を取り除く 2010/4/22(木) 午前 11:38

先日から少し風邪気味で朝方は大量の痰がでていた。そこで早期治療の為にも抗生剤を飲んでいたのだがなかなか本調子に戻らない。まあ、熱はないし、体もだるくないので今のところ大したことはないが、痰が多いのは辛いものがある。こうした辛さばかり続くとさすがに気力が薄れてくる。やはり苦痛になることはできる限り取り除かねばならない。
僕にとっては常に苦痛との闘いだった。この難病だけでも辛いのに更に次から次へと病気になり苦しめられた。何度も死を考えたけれど、お世話になっている人たちのことを思うと自分だけの命ではないように思えた。苦痛やかゆみなどは相当な忍耐を必要としているが、自分に負けない気力さえあればなんとかなると思う。


奇跡を起こすには 2010/4/23(金) 午前 11:15

いつの間にか僕の知っている方達は亡くなっていくのに、何故か重症度の高い僕は生き延びている。まあ、人の寿命はわからないものだけれど、それにしても僕は強運に恵まれていると思う。振り返ってみると高校の時は嚥下障害で何度も息を詰まらせた。それに加えて呼吸も落ちてきて人工呼吸器の装着も余儀なくされた。それからも命にかかわる大病もしたのに、
ことごとく乗り越えてきた。これは奇跡に近いと思える。
奇跡というのはただ単に強運だけではないように思う。そこには生きていこうという意思と勇気を強く持っていたこともあるだろう。少しずつ積み上げてきた経験は大きな役に立っている。命というのは生きたくても生きられない人もいるだけに奇跡を信じることも大切と思う。
4月の下旬なのに天候不順が続いたことから規格外野菜が市場に格安で売り出されている。低温や日照不足が続いてすべての野菜が高騰していることから曲がった野菜や傷ついた野菜を規格外とされている。たとえ規格外野菜でも調理してしまえば味は変わらない。これなら生産者も消費者も助かる。ただ、これは緊急的な処置とのこと。
規格外野菜と聞いて小学校の時を思い出した。よく夏になると一人で遊びに行っていた時に畑で傷ついたトウモロコシが置いてあった。トウモロコシが大好きだった僕はそれを見ていたら、なんとその畑の人が分けてくれた。あれは規格外だったのかと今気づいた。いやーあの時、盗まずに見ているだけで良かったなぁと思う。。
ここ最近、眼が疲れてきたりまぶたが開かなくなってきた。やはり今まで眼を酷使した代償が現れてきたようだ。特に難病で左まぶたが開かなくなってきたのが不便である。左眼は利き眼なので負担がかかるのだろう。現在は休み休み眼を使って文章を書いている。そのぶん時間がかかるようになった。。
こうしてブログを書くことも半日費やすこともあるので、来月から少し控えるか形に捉われない文に変えてみ゛うかと考えている。なんか無念な感じもするが体の変化には逆らえない。まだ余力があるうちに決断するのも大切なことかもしれない。何を犠牲にして何を守るかも自分で選択していくことに意味がある。そのことで後悔のない人生設計を築いていきたいと思う。
今週から本格的に本を売り出すことになった。お世話になった方々の贈呈などの作業は一段落したので、今度は一般的に買ってもらえるようにしたい。この本は自己出版なので書店には置かれていない。それでまずは口コミで売っていくしかない。しかし、そのうちに置いてぐれる場所も出てくるだろう。気長に待っていてもらえたらと思う。
尚、遠方の方については僕のアドレスにメールしてください。郵便番号、住所氏名が必要です。本の代金は税込み1000円。送料は1冊全国一律で80円だそうです。返金は本と共に添えてあるお礼用紙に書かれています。発送については時間がかかる場合もありますのでご了承ください。
みなさんの発注をお待ちしています。
    僕のメールアドレス
          moriokayu@tea.odn.ne.jp


自分を信じきる 2010/4/30(金) 午前 11:05

4月も最終日。大型連休にも突入して賑わいを見せている。病人にとっては病棟スタッフが少なくなるし、お風呂も一回なくなるので良いことはない。365日24時間の介護がなければ生きていけない立場を思う。人に命をゆだねて生かされていることは不安もある。それでもどんな時でも人を信じきる根気強さを持っていないと病人は生きていけないと思う。
人を信じることは自分も信じていないと成り立たない。自分に迷いがあると相手にも疑問が湧いてくる。一度迷いや疑問が湧くと次から次へと湧いてくる。そんな時は余計なことは考えずとにかく相手を信じるように心掛けている。まずは自分を信じていたい。