霊界

死後の世界をいろいろと想像する
人間は死ぬと生きていた頃の記憶を持ったまま空中を浮遊するのか
それとも「死」と同時にこれまでの記憶もすべて失うのか
または別の世界へ新しい命として誕生するのか
どれも結局は自分で作り出した妄想でしかない
まるで現実から逃げ出すようで情けないけれど
今の自分の病状が切実で死後の世界への想像をかき立てる
昔から人間は必ず訪れる死後の世界に関心を持ち
天国や地獄などの物語まで作ってきた
ある人は死後の世界とは「霊界」と呼ばれ
貧富の差や上下関係のない平等で平和な場所と表現し
霊界では病気で苦しむ事もないと宣伝した
必ず訪れる世界なら素晴らしい所と考えた方が良いと思ったのだろう
それだけ人間は死後の世界に不安を持ち同時に希望も持つらしい
実際 誰でも「死」に対して恐れを持つのは死後の世界とは
暗くさみしい世界と思っているからだろう
死と同時に現実のすべてを失うと思い込んでいるからだろう
僕自身何度も死にたいと思う時があるけれど
いつも何故だか知れない恐怖心と未練が込み上げてくる
それだけ死後の世界に不安があり現実を失いたくないのだろう
しかし意志に関係なく現実に死が目前まで迫ってくると
死後の世界とは素晴らしい世界であってほしいと願う
現実の世界で苦しんだ分 死後の世界では楽になるはずだと・・・
そう思うことで死を恐れずに
現実での頑張りが大きい程死後は幸福になれると信じたい
現実を必死に生き抜けば必ず「霊界」は存在すると・・・