素直

難病により体の自由を奪われようと心は健常者と変わらない
若い心は空へ羽ばたくように何にでも関心を示す
あれもしたいこれもしたいと欲望に身をおおわれる
人を愛する心も決して誰とも変わらない
ある面で自分の惨めな姿に閉鎖的になる
自分を愛せなければ人を好きになる資格はないと思う
しかし 心は人の愛を欲してしかたない
男性なら女性の愛を求めて自分の糧としたい考える
体と心のギャップにいつも自分と闘わなければならない
何ともし難い葛藤に一時もがき苦しむ時が幾度となくある
どうすることもできない自分を責める
しかし もっと自分に素直になれたらどんなに楽だろうと思う
好きなら好きと素直に言えたらいいではないか
例え自分に自信がなくても吐き出す事で心は満たされるかもしれない
しかしよほどの勇気がなければできない事だろう
性格的な問題や社会の雰囲気にもよる
日本では障害を持った人が愛だの恋だの言うのはタブーとされる
なにせ健常者が障害者に対して偏見の目がある
第一 障害者は隔離された場所に追いやられるではないか
そうした偏見に満ちた社会こそが我々を苦しめている
健常者も障害者も一緒になれたなら素直な気持ちを持てるだろう
人を愛する事はごく自然で当たり前な事である
そうした気持ちを素直に打ち明けられる社会を望む
そして我々障害者が好きですという気持ちを素直に持ち続けていたい