やけっぱち過去NEWS(18)
○●○'05/10/16〜'05/11/16○●○

島田雅彦関係の過去ニュース!です

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★最新ニュース★
はじめに


COLUM ○○プレイ
精神科医になりきる 島田雅彦
『群像』2005年12月号 講談社刊 発売中
(05/11/16)

ナゼか年1回程度のペースで1ページの短いコラムに登場する島田雅彦。“○○プレイ”というお題で三人の作家(他、佐川光彦、山崎ナオコーラ各氏)がコラムを競作してます。で、島田雅彦は“精神科医”。
先日、京都で精神科の女医さんと看護婦さんと会う機会があり、とっても癒されたそうな。なぜか翌朝、“実はその二人は看護婦と女医を演じる精神科の患者だった”というイヤーな夢を見てしまった島田雅彦。でも、癒されたコトには変わりないから、こーゆー詐欺は大歓迎だって。‥会ったのは本物なんでしょ?マ、騙されたとしてもイイコトがあれば帳消しってコトを言いたいンだろうけど。
島田雅彦はよく他人の手相を見るそうデス。オヤジの説教も手のひらを見ながらやった方が説得力があるカラ…って、飲みに行って“手相見てあげるよ〜”はオッサンの定番だヨ!それこそ“課長・島雅彦”の世界だから、せめてロシア名つけるくらいのオリジナリティは保っていてほしいモノです。


連載 島田雅彦の母と子ための課外授業
第4章 言葉を学ぶということ
今月の一言 世界市民 島田雅彦
月刊『ミセス』2005年12月号 文化出版局刊 1,000円 発売中
(05/11/14)

“島田雅彦、大いに教育を語る”連載の第6回目。実は2005年9月号から“我が子への課外授業”から“母と子のための課外授業”にマイナーチェンジしていたコトに今さら気が付きました。だから、ゲストの母子がいたんだネ!‥って気付くのが遅い!どうもスミマセン‥。
もうゲストの母子さんはいなくて、今回は島田雅彦が一人、“なぜ学ぶのか”をトクトクと語っています。
絵や音楽や言葉を学ぶコトで、自分の感情や考えを自由に表現出来るようになることが幸せに生きる為の一歩にナル、そうな。モテる為にも有効だって。そうですか。
今月も島田雅彦お得意の篆書があるのですが、正直全く読めませんでした。島田雅彦の技量のセイというより篆書になるとかなり違ったカタチになるから、ってカンジなんですけど。自分だけが読めないのかと一瞬焦りましたが、小さく“今月の一言は「世界市民」です”という注意書きを発見。少なくともあの字が「世界市民」と判ったダケでも、この連載を読んだ甲斐があるってモンです。


第101回文學界新人賞 選評
積極的な断念
『文學界』2005年12月号 文芸春秋社刊 発売中
(05/11/13)

エーッ、また文學界新人賞の選評?この間もやったばっかじゃん‥と思ったら年2回行われるんですネ。今回も選考委員を務めた島田雅彦の選評が掲載。
前回は受賞作ナシでしたが、今回はめでたく受賞作が出ました。島田雅彦も一応受賞作に何となく共感したと評していますが、途中から例の阿部和重『課長 島雅彦』に対するイタチっ屁をかましています。もう金輪際、兄貴面はヤメて古井由吉氏や松浦寿輝氏とともに物狂いの道を行くそうです。物狂いというけれど、島田雅彦はそのへんにいる課長クラスの40代に比べると、かなり心身共に健康的だし価値観とかはむしろ真面目な気もするヨ。なにはともあれ先輩面をする自分を哀川翔に例えていたのにチョイと驚きました。じゃ、シャツの衿がグワシと出ていたのも哀川スタイルだったンだネ(←違う)。


21世紀、新たに迷い込む乱歩の世界「読売 江戸川乱歩フォーラム2005」
基調講演

「乱歩の散歩」 島田雅彦氏
トークセッション
「世紀を越えるラビリンス〜新しい乱歩へ」
読売新聞2005年11月1日 広告
(05/11/13)

10月1日に行われた「江戸川乱歩フォーラム」の模様が新聞広告で紹介されています。ワタシは応募したけど見事にハズれてしまったのですが、この広告記事と孫悟空さまのレポのオカゲでおおよその様子がつかめました。
4分の3程のスペースに島田雅彦の基調講演と、島田雅彦を含む4人で行われたトークセッションが簡潔にまとめられています。縦縞のシャツにヒゲヅラの島田雅彦の写真が見られますが、ナルホド、孫悟空さまの書いていた通りヤル気のなさそうな表情をしています。
基調講演では、乱歩がナニか面白いコトはないかなーと散歩するのは狩猟民が獲物を追っていた遺伝子を受け継いでイル、と語る島田雅彦。乱歩作品にはイっちゃってる職人がたくさん出てくるが、職人技というのも狩猟民から続いている伝統、だって。最近の島田雅彦は何かっつーと“狩猟民の遺伝子”のオンパレードだネェ。ついに乱歩にまで持ち出したか。もはや完全にこじつけの世界に入ってマス。


自分を買おう。もっと。トークショー&ライブ
トークショー
「品格を備えた魅力的な男性になる」
出演:島田雅彦さん、本上まなみさん

「自分を買おう。もっと。」トークショー&ライブ
2005年11月19日(土)開場 13:00 開演 13:30〜
主催:日本経済新聞社広告局 於:JAZZ RESTAURANT STAIN DOLL
(05/11/9)

不景気だからってケチケチすんな、もっと無駄遣いしろヨ!と言うコトを啓蒙し、広告媒体料(と言うのか?)を稼ぎたい、という日本経済新聞社の狙いが感じられるキャンペーン。そのイベントに最も適したキャラと見込まれて、島田雅彦がお呼ばれしてます。50組100名様ご招待で、応募多数は抽選とのコト。応募は明日10日まで。
ギロッポンでズージャー聞きながら、島田雅彦と本上まなみサンのハナシを聞いて「品格を備えた魅力ある男性」か〜‥なんかイベントの主旨自体にウッスラと反感を覚えるナァ。そもそもワタシはオトコじゃないし。まぁ最近、島田雅彦関係の抽選に落ちまくっているのでせめて数打っておかないと‥と言う謙虚(?)な気持ちでレッツ・応募。下記からドウゾ↓
「自分を買おう。もっと。」


‥「当日、お越しいただく際にお召しになる服装をご記入ください」ってナニヨ?知るかそんなの!洗濯して乾いてるウチのどれかだよ!
ドレスコードがあるのかと思い、読み返してみたがそんな記述ナシ。どう書いて欲しいのカナ?“結婚式の二次会みたいなカッコ”とか?それとも“○○のシャツに△△のスカートに××の靴”って具体的に?ちょっと悩んだが“普段着”と書いてみる。それなりの格好をしてきて欲しいンだったらそう書いておかないとお互いの為にならないヨ。なんか慇懃無礼だなーと思っていたら世帯年収まで聞いてるヨ!住宅購入のローン申請をするワケじゃナイんだから必要ないだろーが!!
‥ウーム、服と金のことを突っ込まれて腹を立ててしまうビンボー人は来ないように考え抜いた質問なんだネ。きっと(←疑いスギ。でもそーゆー人に来てほしくないのは事実だろうケド)。でもこの際だからちゃんと応募したゾ。どうせ当たらないだろうしネ。でも当たっちゃったらどうしよう‥。


第一特集 私の心地よい住まい−−住まい選びは生き方選び
違和感のある家こそ最上の住まい 島田雅彦
雑誌『清流』2005年5月号 清流出版刊
(05/4/12)
+感想(05/11/7)

いやはやホントに神出鬼没な島田雅彦。今度は“主婦たちヘ贈るこころマガジン”月刊清流という雑誌に登場しているヨウです。雑誌情報はコチラ
最近、流行(?)の中高年向け生き方雑誌にとうとう島田雅彦も呼ばれるようになったか‥。タイトルから察するにどーやら豪邸ネタでひと稼ぎしているヨウなんですが、まだ現物チェックが出来ていません…新宿の紀伊國屋書店へ行ったのに、取り扱っていないと言われてしまいました。トホホ。明日、別の書店で再チャレンジ予定。清流出版から通販可ですが、それは最後の手段(というか、なるべく買いたくナイ←ケチんぼ)。

★☆★ 読みました(11/7) ★☆★
最後の手段をとることもなく、ほったらかしで約7ヶ月。この度、孫悟空さまのご協力により、記事を読むことができました〜〜。
見開き2ページでひげ面の島田雅彦と『衣食足りて、住にかまける』の写真付き。この頃は最新刊が『衣食足りて〜』だったんですねぇ。内容も豪邸自慢ですヨ‥というか、もはや自分でも住み心地は悪いと思っているんだけど、詭弁を弄して自分を納得させているカンジがいかにも島田雅彦らしいデス。記事中に“バリアフリーはボケを促進するという報告を真摯に受け止めた結果がこのアンチ・バリアフリーハウス”という説明文があるのですが、言外に“根拠のない報告を真に受けてヘンな家を建ててますヨ、この人”という雰囲気が漂っていて笑えました。でも、こうしてネタになるんだからトンマな‥じゃなかった確信犯的な豪邸を建てた甲斐があるってモンだよネ。アハハハ。
孫悟空さま、ありがとうございました!


戦後60年 学徒出陣 奪われた青春
著書『退廃姉妹』で生還した特攻兵を描いた 作家・法政大学教授 島田雅彦さん

10代とつなぐ役割
しんぶん「赤旗」日曜版 2005年10月30日号
(05/11/6)

1943年の10月21日、明治神宮外苑競技場(今の国立競技場)で開かれた「出陣学徒壮行会」から62年。作家の杉本苑子氏と島田雅彦が学徒出陣について語っています。誌面の4分の1程度の短い談話です。
シャツの衿がジャケットからグワシっと飛び出し、神妙な顔をした島田雅彦の写真付き。杉本苑子は当時、女学生で壮行会に参加したまさに「退廃姉妹」世代。当時の様子を語っています。
島田雅彦は当然、「退廃姉妹」の話から始まって‥というかほとんど宣伝状態で、ご丁寧に本の写真まで載ってマス。英霊の鎮魂ではなく生き残った特攻兵士の心情を描き、島田雅彦曰く「10代の読者が多く、嬉しいです」だそうナ。で、戦争体験者と若い世代をつなぐ役割を担っていると自負している、とのコト。なれればイイナ、じゃなくてモウ“担っている”のか。ずいぶん自信たっぷりだなー。ところで杉本氏のような「退廃姉妹」世代の読者からの反応はドウなんでしょうかネ?そっちの方が興味ありマス。


ジョナサン・スウィフト国際会議 島田雅彦講演会
"Novel or Satire: With Comments on Gulliver's Travels"

(「小説か諷刺か――『ガリヴァー旅行記』に触れながら」)
ジョナサン・スウィフト国際会議 2005年10月29日(土)17:20〜18:00
主催:ジョナサン・スウィフト国際会議実施委員会 於:立正大学11号館
+孫悟空さまレポート(05/11/6)

公式HP「島田雅彦氏の仕事」からの情報です。
『ガリヴァー旅行記』の作者ジョナサン・スウィフトをめぐって、日本とドイツ両国の研究者で行うシンポジウムの特別講演という大役を仰せつかった島田雅彦。『ガリヴァー旅行記』ってあの小人の国とか巨人の国を旅する話だよネ?でも詳しい内容とかオチは知らないナ‥という程に全くガリヴァーはおろかジョナサン・スウィフトについても知識はナイけれど、島田雅彦のハレの姿(?)をゼヒ見たい‥と思ったのデスが、その日は仕事で行けず終いでした。トホホ。
★☆★ 孫悟空さまの講演会レポート ★☆★
‥と思っていたところに孫悟空さまから講演会のレポをいただきました!詳細かつ会場の雰囲気もよくわかるとても楽しいレポです。孫悟空さまのご好意により全文掲載させていただきました。さっそくドウゾ〜。
講演会レポBY孫悟空さま


展覧会へようこそ 56
プーシキン美術館展 シチューキン・モロゾフ・コレクション

絵の具の塗り方の技術に興味があります。
光のような現象を絵の具でどう翻訳しているか。
島田雅彦さん 作家

雑誌「クロワッサン」2005年11月10日号 No.672 マガジンハウス刊 発売中
(05/11/2)

孫悟空さまからの情報です。
美術館情報のコーナー、今回はプーシキン美術館展。本当はもっと詳しい適任者がきっといるとは思いつつ、小さいコーナーだし、ロシアといえば島田雅彦ってコトになってるからとりあえず話を聞いてみた‥というカンジで短い談話です。
今回の展覧会でお目見えするコレクションは、シチューキンやモロゾフなど19世紀末から台頭してきたプルジョアが集めた、ピカソやマチス、ゴッホやセザンヌなど近代絵画。先見の明もあったけど、その頃になると古典絵画は高くなってたり美術館で門外不出になってしまっていたから、こそのコレクションだそうな。フムフム‥この解説はナニかの受け売りッポイな(←だからどうした)。
ちなみに島田雅彦はイコンの名画が多いトレチャコフ美術館がお気に入りで、画家ではフェルメールやファン・エイクといったフランドル派が好きだそうデス。精密な描写や確実な写実という職人技に惹かれるとのコト。なるほど〜。スッゲー上手い絵を描くコトに憧れがあるからコソ、島田雅彦が自分で描くときは写実の努力をまるっきりしない、あーゆー絵になっちゃってたんだネ。
孫悟空さま、ありがとうございました!


文芸時評
新人の季節
低年齢化で中学生も 待たれる怪物の登場

朝日新聞2005年10月26日 文化面
(05/11/1)

文豪書簡はあっさり終了しましたが、まだまだ踏ん張る島田雅彦版・文芸時評。匿名希望さま、次姉の協力により読むことができました。ありがとうございました。
ほー、秋は新人の季節でスカ。今回取り上げられているのは、文學界新人賞作の三並夏氏「平成マシンガンズ」、新潮新人賞作・田中慎弥氏「冷たい水の羊」と、見沢知廉氏「愛情省」の三作。
三並氏は中学生というコトに気をとられガチだけど、その若さの良いところがいっぱいだし、どことなく樋口一葉っぽさを感じさせるそうで、島田雅彦的には評価が高いデス。
田中氏はいじめられる中学生の話で、イジメられっ子の意識がよく書けていたヨウです。自民党を支持した有権者の多くは自民党が切り捨てる社会的弱者である‥という日本の姿が透けて見える、とのこと。ウーム、社会的弱者って言い方は極端なような気がするけど、官僚とか一握りの恵まれた人たち以外、いわゆるフツーの人は自民党を支持したところで負担が増えるだけでイイコトはナイって言いたいンだよネ。ちなみにすばる文学賞にも一応触れてはいますがあんまり面白くなかったようです。
最後は9月に亡くなった見沢氏について。不服従を貫くことの大変さを身をもって見せてくれた氏を悼んでいました。島田雅彦は“不服従”に憧れているダケだからきっと長生きするヨ。ガンバレ、島田雅彦!


土曜の夜はケータイ短歌
ゲスト 作家・島田雅彦さん、歌人・天野慶さん
ラジオ「土曜の夜はケータイ短歌」NHKラジオ第一 2005年10月8日21:05〜21:55に放送
(05/10/30)

島田雅彦のラジオ出演は事前に情報をキャッチするのは難しく、今まで聴けたためしがありませんでしたが、今回は珍しく情報をゲット。久々にラジカセで録音したものを今日、ようやく聞きました。
NHKは親切にサイトに番組内容を掲載してくれているので、だいたいの内容はコチラでドウゾ。
NHKのサイトでは“句会によく参加”して“俳句には慣れている”となってますが、放送を聞く限り、“ムリヤリ句会に出させられた”コトがある程度で、短歌なんかもってのほか‥という感じでしたヨ。
もう一人のゲスト、天野サンは歌人だから自作の歌を披露していましたが、島田雅彦は投稿作を5作ホド朗読し、後はテキトーに感想を述べるのみ。
投稿者は13才の女の子から30代の男性と幅が広いようなセマイような。番組で紹介した短歌は上記のページ、「番組で紹介された短歌を読む」で全作読めます。
島田雅彦はお疲れ気味だったのか、自作の短歌を用意してこなかった後ろめたさがあったのか、積極的に話そうという姿勢が全く見られませんでした。一作ごとに司会の目加田アナから「いかがですか?島田さん」と振られてヨウヤク「このジョニーって誰なんでしょう?ジョニー大倉?」と寒過ぎる反応を連発する島田雅彦。
ワタシはラジオをほとんど聞かないセイかもシレナイけど、ラジオってよほど強烈なコトバでないと頭に入ってこないヨ。どうして毒蝮三太夫に「ババァ、元気か?ジジィは死んだか?」という究極的なつかみ文句が必要なのか、この番組でわかった気がしました。


著者に聞く
焼け跡の本能と倫理 島田雅彦
「本の話」2005年9月号
(05/10/28)

聞かれてばっかの島田雅彦がマタマタ聞かれて、デビュー20年の所感と新作「退廃姉妹」について語ってマス。発刊当時、現物を入手できなかったのですが、孫悟空さまのご協力により読むことができました。ありがとうございます〜。最近、「本の話」のサイトでも読めるようになりました。コチラ
デビューから20年超、自分の話から他人の物語を描けるようなり、島田雅彦も“第二期”に入った、って‥自分で期分けなんかしてるヨ。そーゆーのは後年、他人に言ってもらうコトダろうに。マ、このままでは誰も言ってくれなそうだけどサ。
自分の体験していない時代を資料を集めて、女のコになりきって(?)物語を作ったコトは島田雅彦にとっても楽しかったヨウです。よかったネ。コレでベストセラーになって映画化されたら万々歳ですナ。


島田雅彦対談連載 一途な人 第五回櫻井よしこ氏
雑誌『BRIO』2005年12月号 光文社刊 発売中
(05/10/28)

島田雅彦の対談はその時、懇意にしている(?)特定の数人とばかり場所を変えて何度も似たような話をしているコトが多く、この連載のゲストもお馴染みの面々でした。トコロが今回のゲストは珍しく初顔合わせ(たぶん。違っていたらスミマセン)の櫻井よしこ氏デス。
櫻井氏のジャーナリストとしての出発点から靖国問題、中国・韓国との関係、ひいてはアジアにおける日本についての考えをお話しています。靖国問題に関しては、A級戦犯の合祀や中国・韓国に対する問題とは別に、昭和天皇の責任について検証をするべき、とのコト。
ところどころで島田雅彦は口を挟むのですが、アッサリと「私は島田さんと違う考えデス」とか言われています。意見の違いがあるとはいえ“この国や人々がよくなりますように”という前提をナニゲに強調しているし、読む側も頭の中で櫻井氏のアノ口調で再現しているセイか、読んでるウチに眠りそうになりました。
チナミに島田雅彦がたまに口にする“年収100万になれば皆少しは頭を使う”的な意見は小沢一郎のパクリだったコトが判明。櫻井氏はソレに対し“もっと考える必要はあるにしても年収が100万円に下がらなければならない理由はない”というご意見でした。
チョット気になったのは島田雅彦の首もと。シャツの合間から何やら首輪のようなものがチラリと見えているのですが‥チ、チタンネックレス?‥イヤ、オシャレさんはそんなのしないヨネ。


島田雅彦40の手習い 第8回 フィギュア
月刊『UOMO』2005.Dec No.9 集英社刊 発売中
(05/10/26)

他のコーナーに登場の精神科医に対しては“先生”と呼んでるのに、このコーナーでは島田雅彦も教える人も“センセー”呼ばわりする連載の第9回目。
お菓子のオマケについてくる食玩(フィギュア)が大好きな島田雅彦。集めているうちに作りたくなったので、今回はフィギュアの原型をつくる工房にオジャマしています。
今回、島田雅彦がつくるのは“裸で正座する女性”像。モチーフ選びが当たり前過ぎでツマランなー‥と思ったら、元図の為に“妻に土下座して、裸で正座のポーズをとってもらった”そうな。オォー、奥さんやるネェ。父ちゃんの稼ぎの為におっ母さんが一肌脱いだ‥イイ話だなー。子どもの教育にも良さそうだ。
親指よりも小さいワックスの塊を歯科技工士サンの道具のようなモノで細かく削る作業をモクモクとこなす島田雅彦。どうやら老眼ではナイようです。


著者からのメッセージ 「退廃姉妹」 島田雅彦さん
Massage■

焼け跡のテーマパークをつくってみたかった
雑誌『読売ウィークリー』2005年10月30日号 読売新聞社刊
(05/10/26)

発売からはや2ヶ月半、まだまだ熱心に宣伝し続ける「退廃姉妹」についてのインタビュー。見開き2ページ。どーゆーワケだか、スペースの4分の1をひげ面のアゴに手を添え、宙をニラむ島田雅彦のどアップに費やしています。
なんでも、この作品に島田雅彦はNHKの朝の連ドラ化の野望をもっていたそうです。さすがに夢はかないませんでしたが、驚いたコトに映画化の打診が数社からあったそうな。ホントかよ?戦後の焼け跡で身を売る女性を通して“堕ちるトコまで堕ちたから、後は上がるだけの爽快さ”と島田雅彦は自著を語っています。なんか“若い姉妹をイジメたかった”くせに“女性の方が強い”とか言ってるンだけどサー、幼稚なオトコのご都合主義的女性賛歌ってカンジがしなくもナイです。でも異性に対する勝手な思いこみは男女ともにお互い様か。ハナシがズレた。
「退廃姉妹」だけでなく「無限カノン」三部作と「おことば 戦後皇室語録」の宣伝もついでにしています。特に「おことば」を出したコトで“島田は右翼になったのではないかと言う論争がかまびすしい”そうですヨ。ヘー、それは知りませんでした。そんな論争をまーったく目にしたコトがなかったからネ。島田雅彦は“右翼でも左翼でもどっちでもヨイ”そうで、天皇は“権力の暴走に歯止めをかける保険として居た方がイイ”だって。フーン、アテにならないと言う意味では社会保険とイイ勝負だな。


島田雅彦氏『おことば』に「侍従長」からの電話
雑誌『週刊新潮』2005年9月29日号 新潮社刊
(05/10/21)

孫悟空さまからの情報です。
島田雅彦が『おことば 戦後皇室語録』を各皇室方に郵送し、宮内庁の渡邉侍従長からジキジキにお電話があった‥と言う記事で、島田雅彦のコメントも載っています。記事自体は小さなモノですが、出版元の新潮社も宮内庁の反応がウレシかったのか、島田雅彦の写真ワキに「クレームではありません」のキャプション付き。
“献辞も書いたんだからお贈りするのが筋”と思った島田雅彦は確実に両陛下・殿下に届けるにはどうすればいいか“高円宮妃久子さまに相談”したソウな。ハハハ、ずいぶんとズーズーしい“筋”デスね。で、“宮内庁の担当侍従宛に郵送か、高円宮妃が直接渡してもよい”と言われたとのコト。しかも秋篠宮の侍従から「殿下が島田さんによろしく」と伝言が来たり、渡邉侍従長からは電話で両陛下に確実に届けた旨と好意的な感想をもらった、と語ってイマス。それはそれは。
ちょっと時間が経ってはしまいましたが、記事を読み返してみたら、島田雅彦が渡辺みどりを越えた、という画期的なハナシなので改めて記録しておくことにしました。エ?越えてない?
孫悟空さま、ありがとうございました!


NHK総合テレビ『英語でしゃべらナイト』
島田雅彦がゲスト出演
NHK総合テレビ『英語でしゃべらナイト』 2005年10月17日23:25〜23:55までの30分間
(05/10/19)

先月18日の「芸術劇場」に続き、月イチで島田雅彦を出してくれているとはNHKも親切だなー。偶々だろうけど。
島田雅彦とジャズピアニストの山中千尋サンがゲストとしてスタジオに登場。他、オーランド・ブルームやイケメン外人4人組歌手のインタビューなど国内外のイケメン大集合‥。島田雅彦は画面からはみ出さんばかりにデカデカと“文壇のプリンス”と紹介されてました。でもってオーランド・ブルームも“ハリウッドの貴公子”って‥NHKの貴公子の定義って広いなー。
番組の詳細はコチラでドウゾ。島田雅彦がオズオズと自信満々に披露した英語の口説き文句が全文読めます。
まずロシア語で名前を付けて教養をひけらかした後、「ボクはアナタの石鹸にナリマース(パックン風)」って‥。コレじゃキャバクラ嬢との会話術(ホントに有効か否かわかりませんが、お金を払っているなら女のコもムゲにはしないヨネ‥イヤ、どうだろう)みたいだな。司会のアナウンサーからもオヤジ!とツッコミが入ってたし。
この他に「つめたいビールをください」をロシア、スペイン、ドイツ、フランス語で披露するも、キンチョウしたのかちゃんと言えなかった上に、そもそも大した文章でもない‥とスベりまくる島田雅彦。中学校の英語の先生のような発音で詩の朗読をする島田雅彦ナドナド。この番組での島田雅彦の姿は“やっぱり日本人が英語をマスターするのは難しいんだネ!”と言う安心感(?)をお茶の間に提供できたのではナイでしょうか。
NHKのサイトで番組終了後の島田雅彦のコメントも読めます。コチラ。‥そうですヨネ。やっぱり言いたいことは言っておかナイト(寒)。


新刊『妄想人生』発売
島田雅彦サイン会
【サイン会】
2005年10月17日(月)19:00〜 於:青山ブックセンター六本木店 定員:100名
(05/10/17)

公式HP「島田雅彦氏の仕事」からの情報です。
『退廃姉妹』サイン会と同じく、青山ブックセンター六本木店にて月曜日の午後7時からというミョーな時間に開催。あいにくの雨模様ではありましたが、メンドクサ〜などと言わずに行くのがファンの務め‥と自分に言い聞かせて行ってきました。
前回同様、中二階正面奥に“占いスペース”‥じゃなかった机と椅子2脚が設けられ、島田雅彦とご対面方式でハイ、サイン。ワタシは40番台だったのでそれなりに待ち時間覚悟だったのですが、あっという間に順番がきてチョイとビックリ。今回は筆ペンのみでニョロニョロした文字をサラサラっと書いてもらいました。
お疲れ気味?

いつもサイトで勝手&無礼なコトばかり書いているので、本人を目の前にすると何となく罪悪感を感じました。コレカラはもうちょっとファンらしく島田雅彦の励みになるようなコトを書かねばナー‥と思った次第であります。


行方不明のM
『すばる』2005年11月号 集英社刊 発売中
(05/10/16)

7月号に『テイレシアスの末裔』が掲載され、続きはドウなったんじゃー!と思いつつ早4ヶ月。忘れかけた頃に出ました、新作が。
今から2年前、当時高校1年生だったA田M子サンが行方不明になった。次いでM子さんの父親も行方不明になり、三週間後、父親ともう一人身元の分からない死体が発見される。残された母親はM子さんの帰還を信じて奮闘するが‥。
という前置きの後、とある一室に監禁されている記憶を失った少女と監禁し虐待する男の、ヒジョーに不快な描写がエンエン22ページ続きマス。いや、まぁ、実際にあった事件を連想させるこの監禁描写が長くてウンザリ‥。虐待の様は当然ですが、監禁する男の少女に対する依存心が何よりキモくて不快デス。ウゲー。そーゆー意味ではよく書けているのかも。で、この少女は前回『テイレシアスの末裔』の主人公ナルヒコと思われる少年とニアミスしてるし、(第2回・了)とあるのでコレがやっぱり続きのヨウですな。ということは、この少女が“魔女”なワケ?ア〜ァ、気の毒だなー。‥と言ったものの、全然見当ハズレだったりして。とりあえずM子さんはドウなったのか?この少女がM子さんなのか?等々、一応この先が気がかりになってきましたネェ‥。ひょっとしてまた4ヶ月後?


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