やけっぱち過去NEWS(19)
○●○'05/11/17〜'06/1/16○●○

島田雅彦関係の過去ニュース!です

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★最新ニュース★
はじめに


映画『るにん』試写会プレゼント
応募締切:2005年12月25日 24:00

2006年1月14日よりロードショー公開

(シネマスクエアとうきゅう他)
2006年1月11日(水)18:00開場 18:30開映 於:新宿・明治安田生命ホール
映画情報サイト「
ミニパラ
(05/12/7)

試写会の様子
(06/1/16)

島田雅彦イワク“5番目くらいに重要”という大役を演じた映画『るにん』。ようやく来年1月に劇場公開が決定しました。それに先がけ、2006年1月11日(水)に試写会が行われます。抽選5組10名様に、映画俳優・島田雅彦のキャリアのハイライト見せてくれるそうです。
ご応募はコチラ

監督・出演者による舞台挨拶あり、とな!ウーム、ひょっとしたら島田雅彦も来るかも。なんせ5番目くらいに重要な役だからネ。
チナミに『るにん』公式サイトにて予告編が見られるヨウなのですが、ウチの前世紀パソコンでは見られない‥。そんな同志はコチラのサイトをお試しクダサイ。
なんでそんなコトしてまでススメるのかと言いますと、予告編でも島田雅彦が5番目くらいに重要なコトしており、なんか見る気をかき立てられマス。でも1,800円出すものナ〜、と言うイサギ悪いヒト(←ワタシ)はとりあえずコレに応募しておきましょう。

★★★ 試写会の様子(06/1/16)★★★
勇んで応募したけどワタシはまたまたハズレました。モォォ〜〜〜。
それはともかく1月11日行われた試写会では島田雅彦も舞台挨拶に登場したヨウデ、その時の様子が日本映画情報専門サイトさんで見られます。コチラ
写真もちゃんと載ってますネ。濡れ場が無くて残念だった模様。そうスか。現在、新宿のシネマスクエアとうきゅう他でロードショー公開中ですが、そのうち行くか〜なんて思っているウチに終了しそうだな(←失礼な)。


特集 クローズアップ 今、話題のひと
●作家 島田雅彦氏
市民グラフかわさき「ひろば」第64号 川崎市刊 川崎市内の書店にて発売中
(05/12/30)
+買いました(06/1/15)

川崎市の発行するタウン誌に、島田雅彦が“今、話題のひと”としてお呼ばれしてます。サスガ、川崎が誇る衣食足りたスター作家にして大学教授サマ!役所もその足モトにひれ伏したったカンジか(←違う)。
島田雅彦が出てるからファンとしては当然、おさえておきたいワケですが、この“3大ふろく”が気になりマス。川崎の旧跡・名所をあしらった「知っ得トランプ」、懐かしの街並みを描いた「あの頃ジグソーパズル」、川崎を丸ごと遊ぶ「まるかじりスゴロク」‥。雑誌の値段が不明なので、ナンとも言えませんが、数百円程度だとしたら、この付録はお得だな!島田ファンとしては本人と同じくらい川崎市も重要だから、ちゃんと勉強しておかないと!(←そうか〜?)正直、島田雅彦の記事よりこの付録が欲しいヨ!
でもこの雑誌、川崎市内の書店でしか売ってないンだヨなー‥行くべきか、行かざるべきか。ウーム。

★★★ 買えました(06/1/15)★★★
孫悟空さまからのレポをいただき、ますます欲しくなったものの、川崎まで買いに行くのはメンドい‥。が、やっぱりどうしても(ふろくが)欲しいので、川崎市にメールで問い合わせたり、横浜在住の義弟にお願いしたりして、ようやくゲット出来ました〜。
A4の冊子にすごろく、ジグソーパズル、トランプがついて100円。トランプは54枚分、自分で切らなきゃいけないけど、そーゆートコも期待通り(?)で満足、満足‥でもサー、コレ採算取れないヨネ?
で、島田雅彦のインタビューは見開き2ページ。おそらく法政大学の研究室で語る島田雅彦の写真が3枚。なんか最近は二重アゴ率が高いような。さしもの貴公子も中年太りは避けられナイ?もうじき45歳だしな。
太古との繋がりをムリヤリ見つけては“オレ様の縄文人の記憶(または血)”と語りたがる最近の島田雅彦。ココでも多摩川を心の拠り所とする自分を「縄文人の血かな?」と語ってマス。ハー?
後は川崎市の文化振興の今後を語ったりもしてマス。島田雅彦は母校の校歌を作ったりとナニゲに行政に対する営業もこなしてるヨネ。太郎よろしく川崎市立島田雅彦記念館を作ってもらえるよう、ガンバレ島田雅彦!


RYU'S RAINFOREST
1月7日と1月14日のゲストに島田雅彦
ラジオTOKYO-FM 『RYU'S RAINFOREST』1月7日(土)と1月14日(土)の21:00〜21:30
(05/1/11)

孫悟空さまからの情報です。
村上ドラゴンのラジオ番組に島田雅彦がお呼ばれしました。番組HPで抜粋版が聴けます。コチラ
写真も載っていますが、なんか村上ドラゴンと年齢的に大差なく見えるような。昔はドラゴンの方が確実にオッサンだったのに‥。
そういえば、かつてドラゴンは「Ryu's Bar 気ままにいい夜」というテレビ番組をやっていて、ソコにも島田雅彦を呼んでくれたっけ。今回はアレのラジオ版みたいなモンか。なにはともあれ村上ドラゴンが島田雅彦を忘れてなくてヨカッタ、ヨカッタ(と喜ぶ程でもナイか)。
どうやらゲストは二週にわたって登場するらしく、今度の土曜日(14日)にも島田雅彦は登場するヨウです。今度はちゃんとラジオで聞かねば。
孫悟空さま、ありがとうございました!


文芸時評
夢と反復
象徴システムの呪縛 戦い続ける言葉の力

朝日新聞2005年12月28日 文化面
(06/1/9)

2005年、最後の島田雅彦版・文芸時評。朝日新聞購読者の次姉から送られてきました
今月は笙野頼子氏『だいにっぽん、おんたこめいわく史』、奥泉光氏『神器 浪漫的な航海の記録』を取り上げています。
いきなり“精神学者の新宮一成氏によれば”と始まり、人が夢をみるということを神話や占いなどに反映してきた歴史などを語ってマス。『BRIO』での新宮氏との対談そのままじゃん!そー言えば、先月の文芸時評も『BRIO』の神足氏との対談をそのまま書いてたな。島田雅彦にしてみれば、無駄なく使ってマスってカンジなんだろうけど。
見出しにある“象徴システム”ってのは『BRIO』での新宮氏の説明によれば“否応なしに人をひとつの方向に入れてしまおうとする力”だそうで、笙野氏と奥泉氏はそーゆー世の中の紋切り型や予定調和に抗う言葉を、これでもかーこれでもかーとあきらめず反復しているそうです。とはいえ社会で生きてる限り、誰もが“象徴システム”とやらにドコかしら占有されていて、村上春樹はソレを強烈に自覚し、世間の暗黙の縛りに妥協というか諦めてる人々を繰り返し書いている、だって。
作家というのはそーゆー世間サマへの当てつけをズーズーしく書きちらす異端な存在であるンだけど、理解者であるハズ批評家は売れ線狙いで(島田雅彦には)かまってくれないから、オレ様はしょーがなく一人二役やってマス、と手前味噌な発言で2005年を締めくくっていました。
2006年こそ誰か島田雅彦の作品を激賞なり大批判なりしてくれる方が出てくるといいですナ。そんな批評があったところで福田和也と『美しい魂』でモメた時みたいに、島田雅彦と評者の自己満足に付き合わされる読者にはあんまりメリットがナイ気がスルけど。


連載 島田雅彦の母と子ための課外授業(6)
月刊『ミセス』2006年2月号 文化出版局刊 1,000円 発売中
(06/1/9)

授業というか完全にお悩み相談室になった連載の第8回目。
楽しみにしていた篆書も先月号から排除(?)され、ドカンと島田雅彦の写真が載ってます。着膨れのあまり二重顎になりそうな島田雅彦が壁際に追いつめられてる、というか今まさに悪事を働かんとする変質者みたいデス。この写真だけで判断するならば、あまり相談したくない人物に見えます。
サテ今月の質問は、偏食が激しくて給食を食べるのに難儀している娘さんのお母さんから、そのうち直るのでしょうか?というモノ。
偏食少年だった過去を見事に克服(?)したダケでなく、ひとかどの食通ぶって料理本なんかもバンバン(といっても2冊)出している島田雅彦。さぞ有効なアドバイスを聞かせてくれると期待して読むと‥給食での強制はかえって逆効果。行きすぎた強制には抗議した方がイイカモ。後は大人になれば自然に直るよ、だって。フツーじゃん!イヤ、突飛なコトや冗談言うような場じゃナイからナ。結論はいたって簡潔で、あまったスペースで自分の体験談と刑務所の食事やインドの機内食ナドナドのウンチクを垂れてます。


島田雅彦対談連載 一途な人 第7回新宮一成氏
雑誌『BRIO』2006年2月号 光文社刊 発売中
(05/12/25)

いつもは都心のコジャレたバーですが、今回は京都の気軽に入れなそうな店で精神医学者とオハナシしてます。
フツーの勤め人よりはグースカ眠って夢をたくさん見ているだけに、作品の中でも夢の話ばっかしてる島田雅彦。
『夢分析』と言う著書もある新宮氏に“自分では意識していない過去の記憶(島田雅彦いうところの狩猟採集生活を営んでいた頃の動物的な記憶)を夢の中に探ったり出来るのカナー?”と質問してますが、新宮氏はアッサリ“記憶が出てくる形ではナイし、生態学的な能力に近い。狩猟民族だった時のコトを果たして記憶と呼ぶかどうか”だって。
なんツーか学者さんは記憶って言葉ひとつとっても使い方が厳密だなー。ソレに対し島田雅彦はユルユルなので、それぞれの話そのものの精度に差がある感じがして、なんかイライラしました。
その他、「古事記」やギリシャ神話とかって夢と同じくらいハチャメチャな話ばっかだけど、どの地域にも似た話が多く、神話というのは人が夢を語りあうコトでだんだん洗練されていったのであろう。でも中国はそーゆー神話の類が少ないらしく、代わりに仙境に引きこもって酔っぱらってる杜甫みたいな世界がアル、等々。面白そうな話を面白くない語調で語り合ってマス。このイライラは浅田彰との対談を思い出すナ。と、言うことは島田雅彦のユルさとワタシ自身のリテラシーの低さが原因か。ア〜ァ。でもアレよりは全然読みやすいですヨ。


島田雅彦40の手習い 第10回 トランポリン
月刊『UOMO』2006.FEB No.11 集英社刊 発売中
(05/12/23)

習い事と言うよりはだんだん“島田雅彦のひとりガンバルマンズ(←古い)”といったオモムキになってきた連載の第11回目。
先月のロッククライミングに続いてトランポリン。スポーツ系が続きますネ。
なして島田雅彦がトランポリン?と思ったら本人がやりたかったワケではなく、編集側のご意向だったヨウでいきなり呼び出されてトランポリンの練習をさせられた不満をグチグチと綴っています。いーじゃねーか、カネになるんだから。
とはいえトランポリンは思ったヨリ楽しかった上に、指導してくれる先生はおだて上手だったらしく、写真の島田雅彦はどれもウレシソウ。いつものウスラ笑いはドコへやら、満面の笑みでフィニッシュポーズをとる姿に明日の“文壇の仲元工事”を見る思いですが、島田雅彦本人は翌日、筋肉痛地獄を味わったそうな。年寄りの冷や水。


【新連載】 書き下ろし連載小説(1)
佳人の奇遇
一夜のコンサートに集った、時人たちの物語
雑誌『婦人画報』2006年1月号 No.1230
アシェット婦人画報社刊 発売中
(05/12/12)

ファン待望の新連載小説がイヨイヨ始まりました!マダム系雑誌で小説の連載は今までありそうでなかったヨウナ。なにはともあれメデタイ、と言うコトでさっそく図書館でコピー‥だってこの雑誌1,500円もスルんだヨ!
三十路の派遣社員・春香はある日、電車で見かけた男にヒトメボレ。アノ手コノ手を使ってコンサートに誘うが‥。
春香の“筆跡は昔流行った変体少女文字”にチョイと感心しちまいました。そうなんだヨ。ワタシもイイ年こいてまだあのクセ字が抜けない上にココ10年はパソコン頼みでますますヤバイ字になってるンだヨゥゥ‥。だから見た目はキレイなキャリアウーマンなコの字が“昔流行った変体少女文字”だったりスルと正直、ワタシは安心するネ(←だからナンだ)。
わざわざこの連載のために単行本と同じくらいの金額を毎月使うコトは出来ませんが、ナニはともあれ、この一目ぼれされた男はカッコイイのか悪いのかが気になるトコロです。美容室や銀行の待合いで見かけたらぜひご一読を。


連載 島田雅彦の母と子ための課外授業(5)
月刊『ミセス』2006年1月号 文化出版局刊 1,000円 発売中
(05/12/12)

悩める母子の役に立ってるんだか否か、ワタシにはよくわからない連載の第7回目。
まだ7回目だってのに三度目のマイナーチェンジが施されています。まず毎回楽しみにしていた(←ちょっとウソ)島田雅彦自筆の篆書がなくなってしまいました。代わりに頭に本をかぶったフンづまりのような顔をした島田雅彦の写真がまるまる1ページにドカーン。計3ページで親御さんからの質問に島田雅彦が回答する形式になっています。
で、今月の質問は、中学1年の息子がサッカー部を辞めてブラスバンド部に入りたいと言いだしたが、親としてはスポーツやって欲しいし、なんかオタクになりそうで心配。このままやらせていいものでしょうか?と言うモノ。2ページにわたって愛息もクラシック好きになってきたコトや自身がクラシック好きになったキッカケ、音楽がもたらす感情の振幅とそのキモチ良さを、クドクドと語っています。結論としては楽器をやり始める動機はモテたいからで、それは動物の求愛行動にも通じる自然なコトです、だって。じゃ、そのままブラスバンド部に入れてイイのネ。しかし、この結論出すのに3ページはいらんだろう。ほとんどは自分のハナシとウンチクなんだし。


リレー紀行47 島田雅彦がゆく「佐賀・平戸・福岡」
多島海のタイムスリップ
朝日ビジュアルシリーズ 司馬遼太郎 週刊「街道をゆく」No.47 2005年12月18日号
朝日新聞社刊 発売中
(05/12/9)

忘れた頃にマタマタ島田雅彦登場の週刊「街道をゆく」。沖縄、台湾、オホーツクに続いて4回目のリレー紀行。今度は九州・肥前を訪れています。カラー5ページ。
九州といえば福岡の太宰府は島田雅彦のご尊父・正雄氏の出身地。ということで今回は肥前(福岡〜佐賀〜長崎)に残る南蛮貿易やザビエルらキリスト教宣教師の足跡、はたまた徐福伝説の地を巡りながら、自らのルーツを語っています。
上京して50年になっても望郷の念今だ強く、死んだら骨を太宰府に返して欲しいと語る、ご尊父・政雄氏。そんな九州男児な政雄氏は韓国に行った時、外国という気がしなかったそうです。そんな父上に島田雅彦は、太古から九州と大陸にあったであろう盛んな交流のなごりを感じたヨウです。
‥アトはいつもの名所での記念撮影とうまいもの三昧ですヨ。でも唐津市呼子のさかな市場にある“魚ロッケ(ギョロッケ)”は食べてみたいなー。食いしん坊バンザイ。


10万円で私を素敵にプロデュース
12通りの気持ちいい「生きたお金」の使いみち

オペラの3時間で、一生分の恋愛の機微を学ぶ
雑誌『FRaU』2005年12月20日号 講談社刊 発売中
(05/12/7)

孫悟空さまからの情報です。
プロフィールに必ず“84年に『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞を受賞”と入れる講談社の雑誌『FRaU』に、またまたお呼ばれした島田雅彦が“お金があるならオペラ見ましょう”と啓蒙活動してます。オペラの素敵な写真満載で、島田雅彦の顔写真はありませんが、夢を壊されなくて(?)いいかも。
ボーナスの季節、OLさんの財布の紐をいかにゆるめるかを考え抜いた企画だけに、10万円使って“田舎の父ちゃん母ちゃん爺ちゃん婆ちゃんにご恩返ししましょう”なんてコトは一切言ってませんネ。ま、ご家庭によっては親世代の方が余裕ある年金生活だったりするからナ‥って話ズレズレ。
孫悟空さま、ありがとうございました!


文芸時評
犯罪と信仰
抑圧された破壊衝動 不安を供給する文学

朝日新聞2005年11月29日 文化面
(05/12/4)

はたしてこのまま年が越せるか?島田雅彦版・文芸時評。朝日新聞購読者の次姉から送られてきました
今月は山城むつみ氏『ドストエフスキー』、伊藤たかみ氏『ボギー、愛しているか』、平野啓一郎氏『顔のない裸体たち』を取り上げています。
毎日毎日、これでもかーと続く酷い事件や出来事。衝撃的な殺人や犯罪は一度起こると、それまで抑圧してきたものを触発し、流行ってしまう。犯罪に動機や理由の説明はもはや付き難く、実際に納得の行かないコトばかりで作家はそれを後追いするしかナイ‥ってコレ、雑誌『BRIO』での神足氏との対談そのままじゃん!
というわけで犯罪と文学と言えば『罪と罰』というコトで山城氏の「ドストエフスキー」。山城氏は『罪と罰』のソーニャを従来の“プライドばっか高いアホな勘違い男・ラスコーリニコフを救う清く貧しく美しい少女”という見方ではなく、キリストと同じ“どんな境遇でもイイ子過ぎて、なんか人をムカつかせる不気味な存在”として捉えているそうデス。ナルホドー。『罪と罰』だけは高校生の時、島田雅彦のセイで(?)ムリヤリ読んだが、確かにソーニャは不気味だし、なんかムカついた。
伊藤氏『ボギー、愛しているか』は30男のいろんな意味でのあきらめを描いているそうで、バカな登場人物を“風流”というイヤミと親近感のこもった島田雅彦的な誉め方をしてます。この書評だけで内容が察せられ、同じ年頃の自分は読まなくてもイイや、という気にしてくれます。
最後は平野氏『顔のない裸体たち』はAVのモザイクがかかった男女が登場人物で、徹底した描写と笑えるオチが井原西鶴みたいなんだソウです。“神崎京介のような従来のポルノ小説とは違う”とあるのですが、宇能鴻一郎とも違うンだろうな(←だからナンだ)。


島田雅彦対談連載 一途な人 第6回神足裕司氏
雑誌『BRIO』2006年1月号 光文社刊 発売中
(05/11/27)

都心のコジャレたバーにて、出版社の金で飲みながら、一途な仕事ぶりを誇る御仁からナニか知ったかぶりのネタでも仕込もうか、という島田雅彦の対談連載も今回で6回目。
ゲストはルポライターの神足裕司氏ということで、最近の犯罪や集団自殺についてお話を聞いてマス。動機の見えない事件があまりに多く、島田雅彦は、納得の行く理由を考えるのが小説家なんだケドさすがに追いつけません、ってカンジで軽くお手上げしちゃってマス。そんなことでは21世紀の松本清張にはなれないぞ!‥って目指してナイか。
理由や動機は解せないとしてもやむにやまれぬナニかがあるのは確かで、経済的な格差など社会構造的な問題だけでナク、事件が起こった土地の伝承とかも調べると関連性が見られるってカンジのコトを神足氏は語っています。土地の因果って聞くとナンカ横溝正史な世界だけど、中沢新一著「アースダイバー」にハマってる島田雅彦だけに大きく頷けるモノがあったヨウです。
神足氏はここ10年くらいほとんど見た目が変わらず年齢不詳の感がありましたが、島田雅彦とは4才しか違わないコト、映画俳優としては島田雅彦よりキャリアがあるらしい(?)コトを知りました。マ、島田ファンにはどうでもイイ事ですが。


島田雅彦40の手習い 第9回 フリークライミング

島田雅彦、ウイスキーに誘われて山崎ヘ
シングルモルトの「深い理由」に酔う
月刊『UOMO』2006.JAN No.10 集英社刊 発売中
(05/11/25)

雑誌創刊とともに始まった島田雅彦の習い事連載もはや10回目。10代の頃、山登りにいそしんだ島田雅彦。その頃、ロッククライミングの講習も受け、丹沢で登ったりしていた経験を頼りに今回はフリークライミングに挑戦してます。
多少の心得がある今回の挑戦に“左官修業(←いじらせてもらったダケなのに修業とかいってマス)の時のような無様サはさらさないだろう”と書いている島田雅彦。親方の檄にそれなりにヘコんだ様子がうかがえますネェ。イイ事だ。
錦糸町にあるフリークライミングのジムにある初心者コースを難なくクリアし、難易度の高いコースにも挑戦した島田雅彦。多少手こずったけど、めでたくクリア。よかったネ。プロの仕事の現場でジャマするよりはこーゆーレジャー系の方が教えてくれる講師も親切だったのか、とても楽しかったヨウで、どの写真もニタニタしてます。どうせヌルい習い事ごっこなんだから“職業”に手を出すマネはヤメた方がいいよネ。
今号は“手習い”だけでなく、サントリー「山崎」の宣伝記事にも駆り出されています。
天王山にある山崎蒸留所を訪れ、ブレンダーのお話を拝聴し、試飲させてもらう島田雅彦。黒のスーツから赤いシャツのエリがグワシと飛び出した哀川スタイルで気合い入れるも(?)写真の島田雅彦はどれも無表情でかなりお疲れモード。目も血走ってるし。せっかくイイお酒の宣伝なのに、こんなに暗い表情でいいのかと心配になります。マ、40代向けってコトを考えれば元気ハツラツなヤツよりは多少くたびれていた方が共感も得られるか‥って深読みしすぎ。


2006年3月上演の新作バレエ
「ア・ビアント だから、さよならはいわないよ」の台本に島田雅彦。
アスパラクラブ会員限定チケット先行予約開始
牧阿佐美バレエ団新作バレエ「ア・ビアント だから、さよならはいわないよ」
主催:Bunkamura、朝日新聞社、テレビ朝日、橘秋子記念財団
2006年3月16・17・18日上演 於:Bunkamuraオーチャードホール
(05/11/23)

ゆうこさまからの情報です。
島田雅彦がまたまた三枝茂彰と組んで、今度はバレエに挑戦‥じゃなかった、幻想的な愛の物語を見せてくれるトナ。上演は来年3月とチョイと先ですが、アスパラクラブというトコロの会員になれば今からチケット先行予約が出来るそうです。コチラ
日本を代表する美人ダンサーと並んで島田雅彦の写真もドーンとでてますネェ。三枝氏はいないのに。さすがは貴公子(??)。
島田雅彦とも親交があった(かのように島田雅彦本人は書いていた)故・高円宮の追悼ということで、どんな内容なのかは今のところわかりませんが、バレエの台本ってどーゆーモノなんでしょうかネ?物語を島田雅彦が考えるってコトかな。来年3月の上演でチケットは1万2千円からか‥。気長に待てばNHK-BSとかで夜中にコッソリ放送してくれそうだな(←今からセコイ期待)。
ゆうこさま、ありがとうございました!


日本橋三越本店 THE WORLD OF MONTBLANC <モンブランの世界>
ゲストによるトークショー
作家・法政大学国際文化学部教授の島田雅彦さん、
フリーアナウンサーの富永美樹さん

日時:2005年11月20日 (1) 13:00〜13:30 (2) 15:30〜16:00
於:日本橋三越本店 本館1階中央ホール
(05/11/18)
+行ってきました(05/11/21)

19日の「自分を買おう、もっと」イベントを見事にハズレた方(←ワタシ)に朗報デス。現在、日本橋三越本店で開催中の「モンブランの世界」にて島田雅彦がトークショーに出演するそうナ。詳細情報はコチラ↓
日本橋三越本店「モンブランの世界」
当たり前だが申込みとか手続きはナシで、日本橋三越デパートに行けば見られるヨウです。しかしマ〜、19日に続いて20日は2回もヤルのか。働き者だネェ。島田雅彦がモンブランの万年筆を愛用してるとはとても思えないダケに、いったいナニを言い出すのか楽しみデス。

★ 行ってきました(11/21) ★
人気作家の登場に押すな押すなの大盛況で見られなかったらタイヘ〜ン!とばかりに気合い入れて(←ちょっとウソ)行ったものの‥。金持ちケンカせず、じゃなかった、高級品だから客引きなんてみっともないとでもお考えなのか、ぜーんぜん人が集まらないトークショー会場に唖然。行ったからには見たけどサ、島田雅彦が出て来なきゃ絶対、客席に座る気も出なかったゾ。ワタシが見たのは13:00の回なので15:30の回はまた違っているかもしれませんが、とりあえず興味とお時間のある方は読んでくださいマセ〜↓
島田雅彦モンブラントークショー


現代作家が選ぶ世界の名作 第1回 島田雅彦
物売りの声 寺田寅彦
フリーペーパー「早稲田文学」Vol.1 2005 早稲田文学会刊 配布中
(05/11/18)

孫悟空さまからの情報です。
島田雅彦が選んだ世界の名作ということで寺田寅彦の『物売りの声』が掲載されており、コレが結構面白いデス。ありとあらゆる物売りの声について書いてあり、最後、売り声がなくなりつつあるから今のうちに保存しておけば、百年後の好事家がきっと喜ぶヨ、というお話。島田雅彦の解説はホンの数行デス。
レオナルド・ダ・ヴィンチのように理系、文系その他モロモロに興味と才を発揮した人物は近代日本にいないのかね?と探したら随筆家で物理学者の寺田寅彦がいた、だって。世の中は退屈な思考で満ちていて、凡庸な思考へ誘うのが文学なら、私は即刻、文学者を辞める、と意味不明の決意を記す島田雅彦。辞めるもナニも島田雅彦が文学者だなんて自称みたいなモンだろうに。イヤ、大学教授というお墨付きをもらってるから自称じゃナイのか?そもそも“凡庸な思考へ誘うのが文学”なんて、誰も言ってないコトに対して辞意をもって決意表明されてもネェ〜。それとも誰かに辞めろって言われたとか?
ところでこのコーナー、世界の名作といっても『物売りの声』は短いエッセーだからスペース的にも可能だろうけど、フツーの小説とかだったらどうするんでしょうか?(←余計なお世話)。
孫悟空さま、ありがとうございました!


輝き続ける多面体三島由紀夫の功績
島田雅彦

『続・三島由紀夫が死んだ日』中条省平・編 実業之日本社刊 1,995円 発売中
(05/11/18)

孫悟空さまからの情報です。
没後35年。今なお著作の映画化など話題の絶えることない三島由紀夫について各界著名人(?)が語る本に島田雅彦も登場。当時9歳の島田雅彦は、三島由紀夫のショッキングな最期をどうみたのでしょうか‥。
45ページの長ーい談話です。どこかで聞いたヨウな内容だなー、と思っていたら今年5月に神奈川近代文学館で行われた三島由紀夫没後35年記念展での島田雅彦の講演「多面体・三島由紀夫」を文章化したモノでした。一応、ワタシの拙いレポもありますのでご参考によろしかったらドウゾ‥コチラ
この本にはふんどし一丁の三島由紀夫など、往時を偲ばせる写真がふんだんに掲載されており、書店で立ち読みしていたワタシは思わず笑いで本を持つ手がふるえました。イヤ、全く笑うつもりはなかったンだけど強制的にツボを押されたカンジ。ウーム、さすが三島由紀夫。どうせやるならココまでやらないとナ。島田雅彦もガンバレ!(?)
孫悟空さま、ありがとうございました!


ひと
母校の県立高校の校歌を作詞した

島田雅彦さん
連帯を恐れるなというメッセージを込めた

毎日新聞2005年11月16日朝刊
(05/11/17)

ゆうこさまからの情報です。
昨年4月に、島田雅彦の母校・県立川崎高校と県立川崎南高校が統合したそうで、その校歌を作詞した島田雅彦。毎日新聞にて歌詞に込めた意味と後輩への激励を語っています。毎日新聞のサイトでも読めます↓
毎日新聞2005年11月16日 ひと
校歌を作詞、というメッタに出来ない方法で母校に錦を飾ったウレシさからか、カメラ目線で自信マンマンにニヤリと笑う島田雅彦。“都の大君”から、“ドコかのダレか”ってトコロに時代の移り変わりを感じますネェ。
それにしても“たまには喧嘩もイイもんだ、互いのキモチがわかるから”という歌詞。なんか“一人ぼっちはつまらない〜♪”を思いだしたヨ。この部分だけだと小学校の校歌っぽいけど、たぶん音楽付きで最後まで聞くとまた違った印象になるんでしょう、きっと。いつかは全部の歌詞を読んでみたいモノです。
ゆうこさま、ありがとうございました!


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