額田王 |
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『万葉集』を代表する女流歌人。鏡王女の妹。 大海人皇子の妃となり、十市皇女をもうけるが、後に天智天皇の妃となる。 巫女的な役割も担い、専門歌人のはしりとなる。天皇に代わっての歌も詠んだ。 「蒲生野遊猟歌」や「三輪山惜別歌」など、すぐれた歌12首を残している。 才能豊かで、歌いぶりが堂々としていて大きい感じがする。 歌物語2・3を参照。 |
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熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな 三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなもかくさふべしや 君待つとわが恋ひをればわが屋戸のすだれ動かし秋の風吹く あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る |
歌 碑
「三輪山・・・」の歌碑 場所 「山辺の道」景行天皇陵付近の三叉路 ここを過ぎると三輪山は次第に見えなくなる。 揮毫 中河與(与)一 |
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