海辺でリーチ
業界初、接待麻雀ゲーム!

これは「ビーチでリーチ」と読みます。上のタイトル通り、接待麻雀を楽しむゲームです。ルールを要約すると相手に振りこむとときめき度が上がり、相手から和了がるとときめき度が下がるというものです。「負けるが勝ち」というコトワザどおり、狙いの女の子にはバシバシ振りこんであげましょうというもの。ただしビリで終わるとゲームオーバーなので、うまく3位になるよう調整しながら進めていくことがゲームの要になります。なお、そういうゲーム性ゆえ、いくら勝っても脱がないので、そういうのを期待する人は別のゲームをしましょう。なお、このゲームのキャラクタデザインをなされてる青山総一さんという方は、プレイステーションでも翔泳社のゲームでキャラデザのお仕事をなされてます。勝手に自陣に突っ込んできてやられるラスボスな戦略シミュレーションゲーム「精霊召喚」、ポーションと腕輪だけ生産して成り立つ武器屋経営シミュレーション「ブレードメーカー」など、これらのゲームも実に突っ込みどころ満載なゲーム達なのですが、とりあえず後々の機会にてレビューさせていただきます。

とりあえず電源を入れると、他のギャルゲー同様オープニングの曲が流れてきます。「青い海と波と潮風と……」。曲の洗脳効果はバツグンで、ギャルゲーとしての第一関門はまず合格です。さっそくプレイする前に、まずは説明書に軽く目を通してキャラのことを頭に入れておきましょう。 「秋野かおり」。オープニングを見る限り、いろいろな意味で一番印象に残るのが彼女です。ゲーム中でも他キャラよりイベントイラストの数が多いことから開発者のお気に入りだと思われますが、それは推測の域でしかありません。CVはかないみかさんですが、あくまでもルールそのものはイカサマなしなのでハイパーせっかんとかはしません。オープニングの曲もこの方が歌ってるといえば洗脳効果の高さは知れることでしょう。好きな役はトイトイ系。 「高尾百合」。先ほど紹介した秋野かおり嬢の印象が強いせいか、今一つ目立たないのが彼女です。性格欄に「お嬢様だけあって世間知らず」とありますが、初心者とはいえ麻雀のルールを知ってることは意外でもあります。CVは吉田古奈美さん。前者がスーチーパイなら、こちらはピーチパイです。好きな役はホンイツ系。 「岬あかり」。貧乏な家庭ということで、学校に内緒でバイトに来ているなんともけなげな彼女ですが、そのわりにはゲーム中ちゃっかりと数着の水着を披露してくれます。CVは井上喜久子さん。ベルダンディとかの声で有名な方です。好きな役はタンピン系。

それぞれのキャラには「好きな役」という項目がありますが、ゲームの性質上、少なくとも好きな色やスリーサイズなどよりははるかに重要な項目です。これらの役でロンあがりすると好感度の減少が低いので一人を狙ってプレイするならこれだけでクリアできてしまいます。しかし接待麻雀を謳ってる以上、真っ向勝負でフリコんで自力で彼女のハートをつかむことこそが漢の道でしょう。

3人とも初心者という設定か、哭いてない限りは聴牌すると必ずリーチをかけてきます。かおりちゃんが5ピンを捨ててリーチをかけてきたので「こいつは3-6ピンか1-4ピンだろう」私がそう読んで6ピンを捨てると……通りました。次順で4ピンを捨てると……それも通りました。その直後かおりちゃんが声高くツモ宣言。どういう待ちだったか手配を見ると、なんと3ピンのカンチャン待ち。「ちょっとまてーい!245って持ってたら普通は2ピン切りでリーチだろーが!」……初心者とは恐ろしいものです。いや、もしかするとプレイヤーには振りこませまいと挑戦状を叩きつけてるのかもしれません。

しからばこちらにも考えがあります。このゲームには家庭用ゲーム機では珍しくオープンリーチが用意されてるのでこれを利用します。異様にツモあがりの出来るゲームなのでなかなか効果的なはずです。次の局のこちらの配牌は大四喜あるいは小四喜。普通の麻雀ならともかくこのゲームでこんなのロンあがりした日には嫌われること間違いしです。開始3順目でオープンリーチ、東と3萬のシャボ待ち。ところが数順後、何を血迷ったかかおりちゃんは当たり牌である3萬を切ってくるではありませんか!これは最大級の罠です。

オープンリーチに振りこんだら役萬払いだぜ、お嬢さん!

小四喜、オープンリーチ放銃のダブル役萬……見逃しましたよ私は。なんて寛大な奴なのでしょうか。この時ばかりは思わず自分をそう誉めてしまいました。女の子のハートを射止めるというのはかくも厳しいものなのでしょうか。そんなこんなで進む最終戦は射止めた女の子とタッグを組んでライバルと勝負ということになります。ここでのルールは青天井です。満貫超えると愉快なことになるアレです。最終戦の過程は省略しますが、マイナスになったほうが負けということにより、相手チーム同士のつぶしあいで勝利をおさめます。

ここまで初心者を演じる思考ルーチンははじめてみました。密かに斬新です。ゲームらしく確率を操作されてるのは気に入らないところですが、これもビギナーズラックを演出してるものと解釈してあげましょう。他のモードは全然教えてくれない麻雀教室などもあり、そこそこに楽しめると思いますので接待麻雀のプロ目指して日々励んでみてください。

戻る