共生型経済推進フォーラム
「ご案内」(2006年6月17日発行)
⇒PDF版
(2009年9月30日より新運営委員)
『誰も切らない、分けない経済――時代を変える社会的企業』
本書への推薦文(帯): 「命には一寸の差もない。命に線引きをし、切り捨てる。何故、こんな冷たい社会になってしまったのか。私たちは歯を食いしばって生きてきたはず。政治とは、時に多くの命を奪います。しかし、多くの命を救うのもまた政治。抱える苦悩や理不尽の中、懸命に生きる方々を支える、社会的事業の試みに希望を感じます。」(福田衣里子・民主党衆議院議員)
編者 共生型経済推進フォーラム(代表 津田直則)
企画 柏井宏之 境 毅
協力 近畿ろうきん地域共生推進室
装幀 永田千砂 制作 いりす
発行者 高井 隆 発行所 (株)同時代社
発行日 2009年10月30日 予価:2000円
内容目次
巻頭言: 信頼と連帯をめざす社会経済システムの創造
津田直則(桃山学院大学教授、共生型経済推進フォーラム代表)
巻頭言: 包括的社会をめざしての挑戦――イタリアにおける社会的協同組合
カルロ・ボルザガ(トレント大学教授)
第一章 反貧困キャラバン連帯in大阪 シンポジウム報告
基調報告
「流動的貧困層」の新しい形=若年ホームレス生活者への支援の模索
沖野充彦(NPO法人釜ヶ崎支援機構事務局長)
各パネリストの発言
・「引きこもり、「ニート」サポートの現場から」
今泉麻理(NPO法人ニュースタート事務局関西事務局長)
・「派遣労働者の相談窓口から」
中村 研(ユニオンぼちぼち副委員長・派遣ネット関西事務局次)
・「母子家庭の貧困−その現状と課題」
中野冬美(NPO法人しんぐるまざーず・ふぉーらむ・関西事務局長)
・「ホームレスをビジネスパートナーとして」
高柳未奈子(NPO法人ビッグイシュー基金)
・「釜ヶ崎支援機構、福祉相談部門の仕事から」
尾松郷子(NPO法人釜ヶ崎支援機構・福祉相談部門)
・「障害者の労働問題の現状」
斎藤縣三(NPO法人共同連事務局長、わっぱの会代表)
第二章 社会的企業家へ聞く?
・「福祉的就労でも、一般就労でもない、第三の道」
斎藤縣三(NPO法人共同連事務局長、わっぱの会代表)
・「斜に構えず、覇を競わず、地域に溶けて――就労支援とまちづくりにかけて」
冨田一幸(株式会社ナイス代表)
・「誰も野宿しなくていい社会を」
沖野充彦(NPO法人釜ヶ崎支援機構事務局長)
「誰もがそれなりに働いて、生きがいをもてる社会を創る」
山田 實(釜ヶ崎反失業連絡会代表)
第三章 社会的企業家へ聞く?
・「一時保育施設のモデルケース――ワーカーズ・コレクティブの強み」
水町由紀子(企業組合ワーカーズ・コレクティブ キッズルームてぃんかぁ
べる前代表)
・「安定した保育園経営を土台に、地域づくりと障害者雇用にチャレンジ」
伊藤保子(NPO法人ワーカーズ・コレクティブさくらんぼ理事長)
・「WEショップ:自前の事業を持ったNGOの海外支援と、地域のコミュニティの場の
形成」
郡司真弓(NPO法人WE21ジャパン理事長)
・「地域のたすけあいワーカーズ支援から、社会的企業を構想する」
香丸眞理子(NPO法人アビリティクラブたすけあい〈ACT〉 理事長)
加藤昌雄(NPO法人アビリティクラブたすけあい〈ACT〉 事務局長)
第四章 6.28シンポジウム 誰も切らない経済を地域に創る 報告
基調報告 「包摂」から「共創」の地域づくりへ
――イタリアにおける社会的企業の広がりとその課題
田中夏子(都留文科大学教授)
各パネリストの発言
・「障害者雇用と会社経営の革新」
矢野 孝(矢野紙器株式会社代表取締役)
・「地域社会における生協の役割」
河崎豊彦(生活クラブ京都エル・コープ専務理事)
・「知的障がい者の雇用をはじめて」
福田久美子(株式会社美交工業専務)
・「大阪希望館の取り組み」
山口勝己(自治労大阪市職員労働組合執行委員)
・「サードセクターの社会づくりデザインを探る」
中村順子(NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸理事長)
第五章 社会的経済・社会的企業促進に向けて
・「社会的企業とこれを支える社会的金融」
法橋 聡(共生型経済推進フォーラム運営委員)
・「新しい社会的リスクと日本型ソーシャル・ガバナンス」
濱西栄司(京都大学大学院・共生型経済推進フォーラム運営委員)
・「関西の共生型経済推進フォーラムの活動の意義と今後」
柏井宏之(共生型経済推進フォーラム運営委員)
・「聞き取り調査、シンポジウムの報告と社会的企業促進の政策的課題」
境 毅(共生型経済推進フォーラム運営委員)
補章 共生型経済推進フォーラム活動報告
あとがき