人肉食の表現があるカニバリズム官能小説集 『暗黒文庫』

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公開日2000年5月15日
更新日2018年8月27日
 

『Amazon,楽天koboにて出版



龍の末裔 第六巻(新作)

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鬼男(新作)

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魔界「女子高生編」

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龍の末裔 第五巻

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(グリム国潜入編 最終章)



龍の末裔 第四巻

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龍の末裔 第三巻

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龍の末裔 第二巻

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 龍の末裔 前編 

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 中華帝国「中編」

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bookwalkerにて出版



官能人肉食小説
「魔界(女子高生編)」


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 女子高の芸能コースに通う生徒達が、部活で合宿に向かった先は、 魔界への入り口であった。次々と陵辱され、あげくは食材として調理され食されていく生徒達。
 彼女達に救いはあるのだろうか。山奥のペンションで繰り広げられる惨劇。





人食いチンパンジー

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【作品紹介】

四人のトップグラビアアイドルが、東アフリカ、タンザニアのジャングル奥深くへとグラビア撮影に向かう。彼女達を待ち受けていたものは、前人未到のジャングルと人食いチンパンジーの群れであった。




官能人肉食小説「家畜」

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【作品紹介】

ノンフィクション作家である加納圭吾は、中国奥地に存在すると言われる。
人肉売買組織を取材中に行方不明となる。




人食いモンスター「蛙男」


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【作品紹介】

闇の組織により、ある男が要人暗殺を目的として、改造手術を受けモンスターとして生まれ変わる。




【書籍】



図説食人全書




オフシーズン




カニバリズムの系譜 なぜ、ヒトはヒトを喰うのか。


【DVD作品】




襲撃者の夜 食人族




クライモリ デラックス版




クライモリ・デッド・エンド




クライモリ デッド・パーティ




触獣丸呑みアクメ




触獣丸呑みアクメ 小澤マリア


■ 公開予定


■ コミュニティ


■ リンク

姉妹サイト

その他

カニバリズム系






■ お知らせ

 
○龍の末裔 第二巻を平成29年8月2日に公開しました。パラレルワールドでの人食い竜人族と日本国との戦いを描いた内容になっています。  

■ 人肉食の表現があるカニバリズム官能小説サイトについて

当サイトでは、人肉食の表現がある現代、SF、ホラー、歴史など様々なジャンルのアダルト向け官能猟奇小説を公開しております。極上の容貌肢体を持つ美女達が、激しい陵辱の末に様々な調理法によって料理され、貪り食われる様をご堪能下さい。美女の生肉を食材とした人肉料理のメニューが、きっと、あなたを魅了するでしょう。女が女を犯し、食べ尽くすレズSM官能小説もあります。


楽天koboでの出版
  (パソコン、iPhone/iPad、    
   Android対応)

人肉密売組織に拉致され、陵辱の末に食肉として売買される美女達 『家畜』

  

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 【作品紹介】
ノンフィクション作家である加納圭吾は、中国奥地に存在すると言われる。人肉売買組織を取材中に行方不明となる。
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、人肉密売組織、人肉工場、人肉オークション、人肉料理、性交奴隷 
美女達を犯し、貪り喰らうチンパンジーの群れ
『人食いチンパンジー』
 

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 【作品紹介】
四人のトップグラビアアイドルが、東アフリカ、タンザニアのジャングル奥深くへとグラビア撮影に向かう。彼女達を待ち受けていたものは、前人未到のジャングルと人食いチンパンジーの群れであった。
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、獣*、ジャングル、性交奴隷、レズ、グラビアアイドル、原住民 
美女達が、モンスターに生きたまま全裸で丸呑みにされる『蛙男』
 

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 【作品紹介】
闇の組織により、ある男が要人暗殺を目的として、改造手術を受けモンスターとして生まれ変わる。
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女丸呑み、獣姦、モンスター、人肉料理、改造人間、レズ 
女が女を犯し、その柔肉を喰らう甘美で残酷な世界『女子寮』


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【作品紹介】
牧野 瞳、二十一歳。類まれな容姿を持つ女。
コンピュータデザイナーを目指し、商社を辞めて専門学校に入学する。
瞳は学内にある女子寮に入寮することになる。そこで彼女を待っていたものは……。
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、性交奴隷、
レズ、監禁
男の意識を持ったヒグマは次々と若くて美しい女達を襲い、その柔肉を貪り喰らう。「人食い熊」 
 

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 【作品紹介】
場所は北海道の山林地帯。観光中の男がヒグマに襲われ、ヒグマともども崖から転落してしまう。目覚めたとき男の意識はヒグマに憑依していた。男の意識を持ったヒグマは次々と若くて美しい女達を襲い、その柔肉を貪り喰らう。
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、美少女
性交奴隷、レズ
 
 大都会の片隅で人知れず営業を続ける人肉販売店。
「人肉ショップ」


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  【作品紹介】
大都会の片隅で人知れず営業を続ける人肉販売店。若くて美しい女の新鮮な肉が売り物。
【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、拉致、監禁
性交奴隷、レズ
女教師
 
 そこは、人肉売買組織によって拉致された女達の競売所であった。『食べられる』


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【作品紹介】
そこは、人肉売買組織によって拉致された女達の競売所であった。美貌と極上の裸身を持った女が売りに出され、激しい凌辱の後に・・・。 
他に可憐なアイドル達を呑み込む暗黒の世界を描いた「喰われるアイドル」を掲載
 
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、アイドル、女子大生、拉致、監禁
性交奴隷、レズ
オークション、丸呑み

無人島に漂流した美女と吸血鬼の恋と冒険の物語 『漂流者』



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【作品紹介】

不良中年でヴァンパイアの大黒達也が、バンクーバーへと向かう機内で知り合った、うら若き美女 村上 忍と恋に落ちる。嵐と機械トラブルのため、旅客機は墜落し、二人は無人島に流される。ただし、生存者は二人だけでは無かった。護送中の凶悪な犯罪者や若く美しい乗客達も含まれていた。絶海の孤島で、生き残った者達によるサバイバルゲームが幕をあける。「Misako」シリーズの番外編。 
【ジャンル】
現代小説、人肉食、美少女、吸血鬼、人肉料理、無人島 

人肉食宴会の食材として集められた美しい若妻達
 『魔界(若妻編)』



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【作品紹介】
格安の国内新婚ツアー。それは美しい容貌肢体を持ち、瑞々しくかつ成熟した若妻達の柔肉を狙う巧みな陥穽であった。 
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、若妻、レズ、美女、性交奴隷、人妻オークション、人肉料理、ガンアクション

邪神への生贄として供される美しきOL達 『魔界(OL編)』



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【作品紹介】
若くて美しい3人のOL達が、同僚の男に連れて行かれた社内旅行の宿泊先は、魔界への入り口であった。 
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、OL、レズ、美女、生贄、儀式
 中国による日本侵略、凌辱され食肉として貪り食われる美女達『イエロームーン前編』
 

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 【作品紹介】
二十一世紀初頭、度重なる異常気象やウィルスによって、地球規模の食料危機が発生し、それを契機としてアジアの大国C国が中性子爆弾によって日本を侵略する。C国軍による占領下において、日本中の若く美しい女性達が、ある目的のために強制連行され、閉鎖中の食肉工場や医療施設に移送される。
 【ジャンル】
近未来小説、人肉食、戦争、レズ、美女、捕虜、食糧難
 中国による日本併合後の世界。性行奴隷兼食肉として家畜化される女達
『イエロームーン後編』
 

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 【作品紹介】
世界的な食糧危機の中、日本はC国によって、武力征服される。征服者達は若く美しい女達を狩り集め、陵辱の末に食糧として屠殺する。ここまでが前作『イエロー・ムーン』のあらすじです。本作品は、征服後の東京を主な舞台とし、さらに日本政府と自衛隊の生き残りが、植民地転覆を賭けて、中国政府に戦いを挑むというストーリー。
 【ジャンル】
近未来小説、人肉食、戦争、レズ、美女、捕虜、食糧難
閑静な住宅地で日夜繰り広げられる人肉食の饗宴
『光葉町13丁目』


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【作品紹介】
 どこにでもある住宅街。そこに美女の生血を吸い、柔肉を喰うヴァンパイアが潜んでいた。毎夜のように繰り広げられる、饗宴。
 食材は、浚ってきた極上の美女達。
【ジャンル】
現代小説、人肉食、吸血鬼、レズ、美女、性交奴隷、拉致
温暖化の影響で、環境破壊が進むアラスカの大地。
『オーロラ』
 

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 【作品紹介】
 温暖化の影響で、環境破壊が進むアラスカの大地。あるエスキモーの村も大きな被害を受け、住民達の多くが都心部に移住を余儀なくされている。
 そんな中で、一部の村人だけが、移住を拒み独自の生活を始めようとしていた。絶対的な食糧不足の中、黄金と肉欲にとりつかれた男女の絶望を描いている。
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、監禁、人肉料理、
レズ 

血肉に飢えたゾンビの群れ、逃げ惑う美女達 
『クレージー・ムーン』



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【作品紹介】
女子大のテニス同好会のメンバーが、合宿に来ていた山村で、ゾンビ化した村人達に陵辱の末、貪り食われる。噛み裂かれる豊満な乳房や盛り上がった白い尻。 
【ジャンル】
SF小説、人肉食、好色ゾンビ、美人女子大生、レズ、自衛隊、サバイバル、逃走劇 

オリンピックの祝賀会で料理され、貪り食われる日本女子選手達
『オリンピック』



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【作品紹介】
西暦二千四十年、八月。軍事超大国となった中国に支配されるアジア圏で、オリンピックが開催される。中国の属国とされた日本からは、二十代の美しい容貌容姿を持つ女子選手達百数十名が参加を強制された。 
【ジャンル】
SF小説、人肉食、中国、美人アスリート、身体検査、人肉料理 

中国軍により、激しい陵辱を受け食肉として貪り喰われる美女達
『中華帝国(前編)』



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【作品紹介】
西暦二千二十五年、中国は日本に対し一方的に宣戦布告し沖縄県を征服する。陸上自衛隊員の沖田は、新開発のパワードスーツを着用し、単身で占領下にある西表島に潜伏する。 
【ジャンル】
近未来、人肉食、日中戦争、侵略者、奴隷、レズレイプ、美女、人肉料理、ジャングル、パワードスーツ 

銀行強盗団により人質として拉致された美女達は、人肉食宴会の食材 『ブラック・ムーン』



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【作品紹介】
完全武装した銀行強盗団が狙うものは、莫大な現金と美女の柔肉。凶悪無比な犯罪者達は、銀行員やその場に居合わせた客達の中から、飛び切りの美女を誘拐し、嬲り抜いた後に・・・。 
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、重武装の銀行強盗団、性交奴隷、レズレイプ、美女、人肉料理、女刑事

女が女を犯し、食肉として貪り喰らう 『鬼女』



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 【作品紹介】
人目を惹きつける美貌を持ち、女の細腕で大型トラックを自在に操る謎の美女 加納 理沙。理沙には、暗い秘密があった。
【ジャンル】
現代小説、人肉食、人肉マーケット、奴隷、レズレイプ、人肉料理 

借金の形に美しい肉体を貪り喰われる美人OL 『高利貸し』



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 【作品紹介】
借金返済ができず、大勢の老人達を相手とした売春を強いられ、最後には・・・。
【ジャンル】
現代小説、人肉食、美人OL、借金返済、性交奴隷、老人の慰み者、レズレイプ、人肉料理 

人肉売買組織と、妖艶な美女達により構成された謎の盗賊団との死闘 『デザート・ムーン』



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 【作品紹介】
19世紀後半の中国、慢性的な飢饉状態の中、美女達は略奪され、人肉売買組織によって売り買いされる。
【ジャンル】
歴史小説、人肉食、美女、人肉売買組織、性交奴隷、レズ、砂漠 

モンスター達が大食い大会の料理として、美女達を貪り食らう『世界大食い大会(モンスター編)』



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 【作品紹介】
太平洋に浮かぶ絶海の孤島で、世にも残酷でエロティックな大食い大会が繰り広げられる。出場者は、オーグル族のアレフ、狼男のピータそして美女を生きたまま丸呑みにする怪女アナコンダというモンスター達であった。食材は若くて美しく極上のプロポーションを持つ女達。
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女丸呑み、狼男、食人鬼、大食い大会、レズ

美女捜査官と人食い狂女の死闘 『蟻地獄』



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【作品紹介】
巨額の現金と、極上の美女を強奪する凶悪な銀行強盗団のメンバーであった女戦士のアリサは、警察からの追及を逃れ、若く美しい女達を人質として北海道の山中に潜伏する。人質達をありとあらゆる方法で凌辱し、最後には・・・。 
 【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、性交奴隷、レズレイプ、女刑事

憎き美女は浮浪者に凌辱させた後、人肉料理だ『リストラ』



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【作品紹介】
1年以上にも及ぶ苛めの末に、会社を追われたサラリーマンが、それが原因で妻子を失い、失意の末に復讐を決意する。
憎き美女は、浮浪者達の慰み者にしてから人肉**だ!
【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、復讐劇、レズ、人肉料理 

美女達を呑み込み、貪り喰らう魔界の里 『隠れ里』



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【作品紹介】
樹海の奥深く、人知れずその村は存在した。数百年の長きに渡り延々と続けられる人肉食の儀式。死を求め、樹海を彷徨歩く、若くて美しい女達。彼女達を待っていたのは、死ぬことより苦しい生き地獄であった。 
【ジャンル】
現代小説、人肉食の儀式、美女、生贄、性交奴隷、レズ 

不死者と人肉密売組織との死闘。美女は拉致され食肉として・・・ 『食人鬼/オーガ』



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【作品紹介】
不死の生命を持つリュウと紫苑は、人肉密売組織のボスである蛇佼と宿命的な戦いを繰り広げる。「デザート・ムーン」の続編。 
【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、不死者、生贄、性交奴隷、レズ 

食料は人肉のみ、戦争の末、敗者の女達は食肉として屠殺される 『カニバルワールド・前編』



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【作品紹介】

西暦2030年、某国軍事機関により開発された新種のウィルスによって、人間以外の全生物が汚染される。食糧として、唯一安全なのは、
人肉のみ・・・。
【ジャンル】
近未来小説、人肉食、日中戦争、侵略者、奴隷、レズレイプ、美女、人肉料理、戦闘ロボット 

人肉密売組織に追われる美女と用心棒 『サイレントムーン』



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【作品紹介】
片桐夫婦と従業員の恵理は、趣味で始めた会員制カニバリズム系サイトによって安定的な収入を得ていた。ある日、1本の電話によって、彼らの平穏な暮らしが根底から覆される。 
【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、人肉売買組織、ガンアクション、性交奴隷、レズ、用心棒、闘争劇 

暴力団により拉致され激しい陵辱の末に貪り喰われる美女達
 『シャドウ・ムーン改』



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【作品紹介】
ふとしたきっかけでで知り合った女を、暴力団から助け出すべく立ち上がったサラリーマンの戦い。性交奴隷に落とされ、薬をうたれ、獣のように犯される若くて美しい女。最後には・・・。 
【ジャンル】
現代小説、人肉食、美女、暴力団、ガンアクション、性交奴隷、レズ、探偵、闘争劇 

食人鬼や吸血鬼が支配する近未来、男は愛する女を守るために武器をとる 
『ゾンビワールド 逃走編』



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 【作品紹介】
西暦201*年、台湾独立を継起として、米中全面核戦争が勃発寸前となる。全面核戦争がひとたび開始されれば、人類はおろか地球全土に生息する全生命の絶滅が予測された。そのとき人類発生以来、歴史の奥底に潜んでいた闇の種族が全人類に戦いを挑むべく蜂起した。
 【ジャンル】
近未来小説、人肉食、ゾンビ、吸血鬼、食人鬼、奴隷、レズレイプ、美女、人肉料理、改造人間

異能力を持つ美女捜査官達と人食い巨女や毒女との死闘
 『マッド エンジェルズ 前編』



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 【作品紹介】
二十一世紀初頭の東京。若く美しい女達の失踪事件が頻発していた。事件の背後には膨大な富を持つ謎の巨大組織が動いていた。人間の能力を超える異能力を有する集団により、次々と浚われる若くて美しい女達。
【ジャンル】
SF小説、人肉食、美女軍団、異能力集団、ガンアクション、性交奴隷、レズ、美女丸呑み、闘争劇 

異能力を持つ美女捜査官達と人食い巨女や毒女との死闘その2 『マッド エンジェルズ 後編』



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【作品紹介】
謎の美女誘拐犯によって浚われた美女達を救出するために、警察庁の特殊部隊が、南海の孤島で人食い達と壮絶な戦闘を繰り広げる。
 【ジャンル】
SF小説、人肉食、美女軍団、異能力集団、ガンアクション、性交奴隷、レズ、美女丸呑み、闘争劇
 米中核戦争により核の冬到来。
究極の食糧難の末に・・・。
『核の冬 地獄編』
 

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 【作品紹介】
 西暦二千*年一月一日、台湾が中国からの独立を宣言し、それが発端となり、米中全面核戦争が勃発する。両国の主要都市は核融合弾の直撃を受け、壊滅状態となる。都市部が炎上することにより大量のススが発生し、それが太陽光を遮り、核の冬が到来する。日本は沖縄を除き、核攻撃による被害は免れたが、核の冬の影響で、絶えることの無い夕闇の中、ブリザードが吹き荒れる。マイナス二十度以下の極寒の中、海外からの食料や石油の輸入がストップし、未曾有の食料・エネルギー危機が訪れる。大寒波のために交通網は寸断たれ、非常食の輸送までも滞る。
 東京都内の警察組織は機能を停止し、各区の暴力団や自警団などが勢力を増大させ、地域を暴力で支配していく。極限の食糧難の中、若くて美しい女達は、暴力団組織により捕らえられ、激しい陵辱の末に食肉として捌かれ食われてしまう。
 【ジャンル】
近未来小説、核戦争食糧難、人肉食、
美女、性交奴隷、
レズ、監禁

エロティックな女吸血鬼達を使い一儲けを企む不良中年男達 
『Misako 前編』



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 【作品紹介】
家庭からも職場からも見放された二人の不良中年が、吸血美女達とおかしな共同生活を始めるというストーリです。
【ジャンル】
現代小説、人肉食、吸血鬼、食人鬼、レズ、美女、性交奴隷、不良中年 

不良中年男の夢は露と消えた。凶悪無比な女吸血鬼達に拉致され、貪り喰われる愛しい女達 『Misak後編』



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【作品紹介】
凶悪無比なヴァンパイア集団と食人鬼のために、大黒と近藤が築いたパラダイスは音を立てて崩れ落ちた。
【ジャンル】
現代小説、人肉食、吸血鬼、食人鬼、レズ、美女、性交奴隷、不良中年、食肉用家畜 

改良型ヴァンパイアウィルスにより少年の命は救われた
 『ダーク(成長編)』



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 【作品紹介】
ヴァンパイアウィルスによって、不治の病から生還した少年が逞しい若者へと成長し、宿敵であるヴァンパイアと壮絶な死闘を展開する。
【ジャンル】
現代小説、、吸血鬼、レズ、美女 

美しき女吸血鬼 記子!お前の為なら俺は死ねる
 『レッドムーン 前編』



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【作品紹介】
美しく数奇な運命を持つ女吸血鬼、柴紀子と彼女を護衛する警視庁公安部 片桐史郎との愛と冒険の物語。
【ジャンル】
現代小説、、吸血鬼、レズ、美女、警視庁、人肉食 

吸血鬼同士の死闘。美女達は陵辱の末に生血を吸われ・・・ 
『続レッド・ムーン』



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 【作品紹介】
植物状態から蘇った片桐は、紀子と娘のあすかを、ヴァンパイア組織から奪還するために死闘を開始する。
【ジャンル】
現代小説、、吸血鬼、レズ、美女、警視庁、人肉食 
 人口三千人あまりの山村が、吸血鬼の毒牙にかかり、大半の住人が吸血鬼と化す。
「掃除屋」
 

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 【作品紹介】
人口三千人あまりの山村が、吸血鬼の毒牙にかかり、大半の住人が吸血鬼と化す。警察庁警備局に所属し、ヴァンパイアハンターとして訓練された男、九竜直人が、部下のアリサの後方支援を受けながら単身、村にのり込む。旅行者や村の住人である若い女達は、激しい陵辱の末に全身の血を吸われ、柔肉を食糧とし貪り食われる。吸血とカニバリズムが果てしなく繰り返される。
 【ジャンル】
現代小説、、吸血鬼、レズ、人肉食、ガンアクション 
 親友同士で不良中年の大黒達也と近藤圭吾は、ある日、ふとした偶然で神秘的な美女 加賀美京子と知り合いになる。
「Kyouko」
 

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 【作品紹介】
 親友同士で不良中年の大黒達也と近藤圭吾は、ある日、ふとした偶然で神秘的な美女 加賀美京子と知り合いになる。
 二人はススキノを舞台に、彼女を付けねらうヴァンパイアと命をかけた戦いを開始する。炸裂する銃弾、陵辱の後引き裂かれ生き血を吸われる美女達、戦いは壮絶なクライマックスへと続いていく。
 【ジャンル】
現代小説、、吸血鬼、レズ、人肉食、不良中年、ガンアクション 



 
■ 連載小説
                

 龍の末裔 (第六巻) (平成30年6月29日更新)

  ◆目次   ◆本編
 

 『あらすじ』
 西暦二千二十三年七月。日本国が平行宇宙と合体してから一年が経過しようとしていた。前世界ではインドネシア共和国が位置していた場所にアグナス国の植民地リオンが存在していた。アグナス国とは新世界では、日本国が存在する場所に位置していた。リオンは、周辺諸国から攻撃を受けており、存亡の危機に瀕していた。日本政府は石油や天然ガスなどの資源確保のためにリオンと同盟関係を結ぶことを決意し、リオン総督のマチルダ総督へ特使を派遣することを決定した。
 

『登場人物』

クローム
 南九州沖合を漂流していた国籍不明の戦艦で保護された竜人族の高級軍人。
 日本刀に似たアグヌス刀の使い手であり、銃器の扱いにも長けていた。
 陸上自衛隊に入隊し、二佐の称号を与えられた。今回、リオンへの特使として派遣されることとなった。

片桐愛理
 陸上自衛隊所属。階級は二等陸尉。防衛大学を主席で卒業するほどの才女で、ミス防衛大に選ばれるほどの美女。日本語に不慣れなクロームの通訳として派遣部隊に参加した。

工藤真由美
 警視庁公安部所属。キャリア組であり、二十三歳という若さで警視まで昇進した才女。警視庁一番の美貌とプロポーションの持ち主。不穏な動きを見せる新興宗教団体への侵入捜査を決行するが、身元がバレて囚われの身となり、激しい性的拷問を受けることとなる。


総理総理大臣 安室涼介
 日本国第六十四代目内閣総理大臣。建国以来最大の危機に瀕した日本を救うべく、政治生命をかけて、多くの苦難に立ち向かう。沈着冷静な表情とは裏腹に熱血漢という性格も合わせ持つ。

橘 麗華
 日本全国に跨る新興宗教団体の教祖。元有名女優であったが、親が立ち上げた宗教団体を引き継ぎ、さらに規模を拡大させた。類まれな美貌と冷酷な性格の持ち主。年齢二十八歳。若くて美しい女性しか愛せない同性愛者である。


『本編』

第一章 プロローグ


 東シナ海の南方に位置する孤島から、数千メートル沖合に海上自衛隊所属のそうりゅう型潜水艦三〇SS 通称 神龍が浮上した。異変前はインドネシア共和国が存在した場所であった。
 神龍は、日本国がパラレルワールドに融合したあの異変を契機として、一年をかけてディーゼル機関式から原子力機関に改修された潜水艦であった。
 ウラン・プルトニウム合金燃料の小型原子炉であった。冷却材として液体ナトリウムを使用していた。核分裂により得られた熱を使い蒸気式ポンプを作動させるのではなく、半導体を加熱し発電する直接発電方式であった。メリットは可動部分が無いので騒音は発生しなかった。発電した電気は、ヘリウムリチウム電池に蓄えられた。海中を時速三十ノット以上で三時間以上連続航行が可能だった。

 艦内の発令所には艦長を含む士官が詰めていた。その中に天井に届きそうな長身の男が立っていた。男の目には白目が無く、黒い瞳だけであった。
 南九州沖合を漂流していた国籍不明の戦艦で保護された竜人族のクロームであった。クロームの背後には、当時クロームの看病を行っていた自衛官であり看護兵の愛理が立っていた。全員が指令所の壁に固定された大型液晶ディスプレイを凝視していた。

「クローム二佐。あれがアグヌス国植民地リオンのラグーネ海岸なのかね」
 ディスプレイには切り立った断崖とその上に繁茂する熱帯雨林が映し出されていた。
「はい。そのようです。三村艦長」
 指令所に訛りがあるクロームの声が響いた。
「あそこに入り江が見えます」
 副艦長の斉藤三佐がモニターに映し出された画像を指差した。
「上陸地点には最適の場所だな」
 三村艦長は、ディスプレイに映し出された白い砂浜と押し寄せる白波を見詰めていた。


 その頃、東京都内にある新興宗教の総本部では、毎日の行事が執り行われていた。広さ数百畳もある巨大な広間では、教祖の橘麗華が信者達に向けて、滾々と説法を行っていた。数千人の信者たちは、麗華の説法に熱心に耳を傾けていた。
 信者達はすべて十代後半から二十代後半の女性達であった。
 説法を終え、教祖の麗華は、広間を後にした。
 総本部は鉄筋十階建てであり、斬新なデザインの外観であった。麗華はひとりエレベータで地下三階に向かった。
 地下三階の通路を進み、一番奥にある鋼鉄製のドアの前で立ち止まった。入り口前には、散弾銃で武装した信者二人が待機していた。ふたりは二十代前半の女で美しい容姿をしていた。二人とも胸元が大きく開いた白い衣服を身に着けていた。白いホットパンツから長くて美しい足が伸びていた。腰の位置が驚くほどに高かった。
 二人は麗華の姿を認め深々と辞儀をした。
「様子はどう?」
「三号様は、てこずられているようです」 
「メルちゃんは言うことを聞かないようね。ドアを開けて」
「はい。教祖様」
 麗華は二人の信者を伴い部屋に入った。室内では、モデルのような美しい容姿をした若い女と白目が無い黒い瞳だけの目を持った竜人の娘だけだった。
 竜人の娘は、下半身を剥き出しにした若い女の尻を熱心に舐めていた。
「教祖様!メルちゃん。止めて。教祖様がいらっしゃったのよ」
 机に上半身を擡げた若い女が、背後で尻を舐める竜人の頭部を押し退けようとしたが、竜人の娘はいっそう深く尻の割れ目に顔を押し込んだ。
「いいから続けなさい」
「メルちゃんが言葉を憶える代わりにお尻を舐めさせてと言うので……」
「三号。お前の任務は、メルに日本語を学ばせることだ。尻を舐めさせることで言葉を憶えると言うなら存分に舐めさせるといい」
「はい。仰せの通りにいたします」
「メルちゃん。三号の尻は美味しい?」
 麗華は近くで腰を屈め、顔を覗き込んだ。
「……」
 竜人の娘は、白くシミひとつない尻の割れ目を舐め続けながら麗華の顔を横目で見た。
「どうしたらもっと、日本語の勉強を熱心にしてくれるかな?」
「三号が欲しい」
 尻の割れ目から顔を上げ、唐突な感じで言った。
「三号の肉を食べたいの?」
「食べたら無くなる。自分のものにしたい」 
「いいわ」
「教祖様!」
 それまで無言だった三号は、驚きの表情を浮かべた。
「メルに喰われないだけマシでしょう?それとも教祖である私の言うことが聞けないと言うの?」
「……」
 三号は俯いて無言になった。肩先が震えているのが見えた。
「本当に三号をくれるのか?」
「いいわよ。だからもっと熱心に勉強してね」
 麗華はメルの頭を軽く撫でた。
「手錠を外して」
 メルは手錠を嵌められた両手を麗華の目の前に突き出した。麗華が信者のひとりに顎で指示をした。信者はベルトに巻いていたキーストックで手錠を外した。もうひとりの信者はメルの頭部に散弾銃の銃口を向けていた。
「じゃあ。存分に楽しんでね。終わったら日本語の勉強をちゃんとするのよ」
 麗華は監視役の二人を伴い、部屋を出た。
 廊下に出て、麗華は壁に造られた覗き窓を見た。室内の様子が良く見えた。メルは三号のことを追い回していた。メルは年上である三号のことを弄んでいた。
 三号が着ていた衣服を一枚づつ剥いでいく。三号は泣き叫びながら室内を逃げ惑った。捕まれば何をされるか分からなかった。メルは人肉を好む竜人なのだ。
最初は遊びのつもりでも状況によっては食い殺される危険もあった。
 ついに部屋の隅に追い詰められた。衣服はすべてはぎ取られ全裸になっていた。
 冷たいコンクリート製の床に座り、震えながら迫りくるメルを見ていた。
 三号の裸身は雪の様に白くシミひとつ無かった。豊かな乳房と洋ナシのような形の極上の尻を持っていた。股間は剃毛されていて、きれいなピンク色の膣口が見えていた。
 メルは色白で瞳が大きい顔に満面の笑みを浮かべていた。
「メル、お前のマ*コとケツを舐める」
 メルの容貌は異世界の美少女を思わせた。壮絶なまでの美しさを備えていた。
 コンクリートの床に座り、膝を抱えている三号に両手を広げにじり寄っていく。口元から唾液が滴り落ちていた。それが性欲なのか、食欲なのか、竜人族の娘であるメルにもわからなかった。ただ、目の前にある極上の裸身を味わい尽くしたいと激しい渇望に襲われていた。
 メルは床に膝間付いて、白くスベスベの太腿を両手で押し広げた。剃毛された美しいピンク色の膣口が見えた。
「三号。怖いのか?」
「メルちゃん。お願い。殺さないで……」
「ぐわっ」
 メルは鋭い唸り声を上げて、三号の裸身に抱き付いた。震え戦く三号の柔らかい唇に吸い付き、存分に舐めた。舌を吸い出し、唾液を啜った。仰向けに横たえ寝ても崩れない乳房を口に含んだ。豊かな乳房を存分に舐めた。三号は為すがままで、白い天井をぼんやりと眺めていた。
 メルの舌が三号の下腹部を舐めまわしていた。三号の啜り泣きが、いつしか低い喘ぎ声に変わっていた。メルの頭部を白い太腿で締め付けていた。豊かな尻を動かし、メルの口に下腹部を擦りつけていた。メルは狂ったように溢れ出す愛液を啜り、舌でクリトリスを舐った。うつ伏せに横たえ、深い尻の割れ目に顔を押し付けて、ピンク色のアヌスに舌を入れた。三号の鋭い喘ぎ声が室内に満ちていた。
 麗華は除き窓から一部始終を見ていた。信者であり監視役の二人が、麗華の前後に膝間付き、むき出しにされた下腹部とアヌスを激しい勢いで舐っていた。

 翌日の深夜午前二時。神龍の甲板からゴムボートが黒々とした海面に落とされた。ダイビングスーツを着用し、背中には大きな荷物を背負った自衛隊員が、次々と暗い海面に飛び込んでいく。ゴムボートにしがみ付き、乗り込んでいった。
 彼らの中にクロームや愛理の姿も見えた。ゴムボートは自衛隊員十名を乗せて数キロ先のラグーネ海岸を目指した。ゴムボートには電動式のスクリューが取り付けられており、ほとんど無音の状態で時速三十キロを出すことができた。
 ゴムボートの上では、愛理がクロームの腕に抱きかかれていた。
 中天に輝く満月が、煌々と輝いていた。
 月明かりの中、皆、無言で海岸線に押し寄せる白波を見ていた。


以下、2018年6月29日更新部分。

目的地点の海岸に到着するまで数分だった。砂浜にゴムボートを押し上げ、近くの茂みに隠した。
 その茂みに近くにあった草地に作戦部隊の自衛隊員達十名が集合した。
「偵察衛星からの地上画像によると、ここから南十キロの地点にある港湾に巨大戦艦が停泊しているとのことだ」
 作戦部隊長の田口三等陸尉が、隊員達に地面に置いた超薄型のタブレットを使い説明を始めた。クロームと愛理は円陣から少し離れたところに立ち、説明を聞いていた。二人はアグヌス国植民地リオンへの特使であり、他の隊員達の使命は二人を護衛し、リオンまで無事送り届けることであった。
 隊員達は、新型のアサルトライフルを装備していた。技本が今回の任務のために開発した新型銃であった。八九式自動小銃より威力がある六四式自動小銃をベースにした銃であり、銃身の下部に自動連射式の散弾銃を合体させていた。その弾倉は、銃身方向と水平に装填される方式であり銃弾は、発射の際に自動機構により九十度回転し、薬室に装填される仕組みとなっていた。
 弾倉には、三インチマグナムショット弾を二十発装填することができた。
 銃身やフレームは軽量化のためにチタン合金を使用しており、銃弾をすべて装弾した状態で三キログラムに抑えていた。
 一年前、拉致された日本女性を救うために派遣された特殊部隊の経験を参考として開発されたものだった。竜人兵や竜人国の大型獣に対処するにはより強力な銃器が必要であった。
 
 クロームは、背中に長剣と長さ二メートル、幅五十センチ位の大きさがあるプラスチック製の収納ケースを背負っていた。中には、五十口径、有効射程二キロ。セミオート式狙撃銃のバレットM八二やブローニングM二重機関銃一丁、対戦車ロケット弾を発射するSMAW ロケットランチャー一門、さらには、九一式携帯地対空誘導弾一門とそれらの弾薬や十数発の手榴弾が収納されていた。彼を護衛する隊員達より重武装だった。

 隊員達には、愛理の他に二名の女性隊員も含まれていた。工藤美奈一等陸曹と熊田百合二等陸曹だった。二人とも二十歳を過ぎたばかりの年齢で、美しい容姿をしていた。愛理の補佐役として、選任された。

 会議を終え、隊員達は切り立った岩肌を登り始めた。全員が小型の暗視装置を装着していたので、暗闇の中でも視界は良好だった。クロームは重量が百キロ以上の収納ケースを背負い、愛理を前に抱いた状態で、軽々と崖を登って行く。隊員全員が無事に崖を登りきることができた。
 登り切った崖の上には、熱帯樹林が繁茂する大地が果てしなく広がっていた。
 隊員達は一列になり、獣道を進み始めた。熱帯雨林特有の蔦が縦横無尽に繁茂していた。進むためには、絡みつく蔦を鉈で切り払うしか無かった。
 高温多湿のために、隊員達はすぐに汗まみれになった。体力を見る間に消耗した。
 女性隊員達は、隊長の許可を得て、持参した軽装に着替えた。迷彩柄のホットパンツから伸びた長く白い生足が眩しかった。タンクトップTシャツの胸の部分が豊かに隆起していた。露出した素肌には、虫除けの薬を満遍なく塗った。そうしなければ、すぐに藪蚊の大群が襲って来た。

「クローム二佐。目の毒です」
 最後部を歩いていた入江三曹がクロームに近付き小声で話しかけた。
「我慢しろ」
 クロームは苦笑いを浮かべ、すぐ目の前を歩く愛理の尻を見た。

 その頃、新興宗教団体の教祖である橘麗華は、日本海に面する九州地方の造船所を訪れていた。そこは宗教団体が保有していた。
「二号。完成は真近のようだな?」
「はい。ほぼ完成の状態です。船体は、厚さ三百ミリの均質圧延鋼を使用しており、さらに二重構造になっております。対艦ミサイルや魚雷を受けても沈むことはありません」
「不沈船ということか。速度はどれくらいまで出せる?」
「三万五千馬力のガスタービンエンジンを四機搭載しており、三十ノットの巡航速力が可能です」
 教祖の麗華と二号と呼ばれた二十代に見える若い女が、造船所のドッグで目の前の巨大な船体を見上げていた。
 船体の長さは、四百メートル以上あった。石油タンカーに似た形状だった。
 その船は麗華が宗教団体の資産のうち、二兆円を費やして建造したものだった。
「内部にご案内します」
 美しさと知性を感じさせる容姿の二号が、麗華を船内に案内した。

 数分後、麗華と二号の二人は、長さ四百二十メートル、幅六十メートルの広大な甲板上に立っていた。
「これは何だ?」
 甲板上の一角には、数十センチ四方の金属製の板が数百並んでいた」
「教団技術者が開発したVLSです」
「VLS?」
「ミサイルの垂直発射装置です。船内には対空ミサイルや対艦ミサイルを合計一千発を格納しています」
「ミサイルも開発したのか……」
「はい。実射テストができないので、性能は自衛隊が保有している物には遥かに劣ります。対空ミサイルの有効射程は二十キロ。対艦ミサイルですと、五十キロ程度です」
「未開の部族相手には十分過ぎる威力だ。あれは何だ?」
 麗華は甲板後部に見える縦横三メートル程の金属板を指差した。数百の金属板が整然と甲板に並んでいた。
「あれは、戦闘ドローンの発着用ハッチです」
「戦闘ドローン?」
 軍事技術に疎い麗華は、装備のすべてを二号に任せていた。
「遠隔操作の飛行ロボットです。小型ミサイルと機銃を装備しています。小型爆弾も搭載可能です」
 二号は淡々と説明を続けた。
 甲板上には、その他に目だった施設は見えなかった。甲板後部には高さ三十メートル程の船橋が見えた。船橋の基部には鋼鉄製のシャッターが見えた。
「あれは何?」
 縦横十メートルのシャッターを指差した。
「ヘリコプターとジェット機の格納庫です。ヘリが五機にジェット機を三十機甲板下に格納しています。国産の民間機を軍事用に改修しました。機銃や短距離空対空ミサイルを装備しています。格納庫から船首まで四百メートル近く滑走路になっています。ジェット戦闘機が離陸する際には、船首部分の甲板が、せりあがり傾斜させジャンプ台を作ります。離陸しやすくするのです」
 二号の説明のとおり、船橋から船首まで幅三十メートル、長さ四百メートルの滑走路が伸びていた。その両側には、VLSや戦闘ドローンの発着用ハッチが配置されていた。二号が上着のポケットからリモコンを取り出し、ボタンを押した。
 滑走路の表面部分が縦に割れて、その上を覆ていた鋼鉄製の蓋が左右に開き、甲板と垂直になった。
「これは滑走路を保護するために造られた鋼鉄製の防護板です。厚さ五十センチの特殊鋼で造られているので、対艦ミサイルでも貫通はできません」
「完璧な仕事ね。次に船内を見せて頂戴」
「承知しました」

 その後、二号は船内の各施設を案内した。千人が一度に食事可能な食堂や二段ベッドが数百配置された船室が数か所配置されていた。
 オーナーである麗華の居室にも案内した。居室は事務室と居間それにベッドルームを備えていた。ベッドルームには隣接するバスルームも完備していた。
 事務室には、船内のすべてを監視するモニター数十画面が壁一面に配置されていた。監視するだけではなく、遠隔で催涙ガスや催眠ガスを噴出させる装置も存在した。仮に船内で反乱が起きても制圧可能な構造となっていた。
 さらに二号は、麗華の居室の近くにある部屋に案内した。扉を開けるとむせ返る様な甘美な匂いが噴出した。
 その部屋は。数区画に区切られ、壁の代わりに鉄格子が嵌められていた。
 中には、数百人の十代後半から二十代前半に見える若くて美しい女達が監禁されていた。皆、全裸で首には番号が書かれた革ベルトを嵌められていた。
 皆、茫然とした表情を浮かべ、カーペットが敷かれた床に座っていた。
「彼女達は、すべて教団施設から脱走を図った裏切り者です」
「美人揃いだ。一番若い女は何歳になる?」
 麗華は鉄格子を両手で掴み、内部を覗き込んでいた。
「十九歳になったばかりの女達が五十五名おります。皆、女子大生です」
「あの娘は特に美しいな」
 麗華が近くにいた美少女を指差した。同性愛者である麗華の目元が緩んでいるのがわかった。
「落合希です。教団一いや日本中にもこれほどの美少女を見たことがありません」
 二号は、鉄格子の扉を開け、中に入って希を外に連れ出した。希は抵抗することもなく、素直に従った。
「二号。少し疲れた。一時間、休憩しよう」
「承知しました。一時間後に迎えにお伺いします」
「さあ。希ちゃん。お姉さんの部屋に行きましょう」
「はい。教祖様」
 麗華は希の手を取り、居室のベッドルームに向かった。希の身長は百七十センチ近くあり、麗華より長身だった。シミひとつない美尻から、きれいな長い足が伸びていた。腰の位置が驚く程に高かった。

 部屋に着くと、二人ですぐにシャワールームに向かった。麗華はバスタブに希を横たえ、全身をシャワーで洗い清めた。特に豊かな乳房や膣口やアヌスは丹念に洗った。
 シャワーの後は、ベッドルームに直行した。希を広大なダブルベッドに仰向けの姿勢で横たえ、全身を舐った。豊かな乳房に吸い付き、存分に乳首を吸った。
 これほどの美少女は初めてだった。何度舐めても飽きることは無かった。
 下腹部は特に時間をかけて舐った。希はシーツを握り締め、湧き上がる快感の波に耐えていた。
「美味しいわよ。貴女のクリちゃんは」
 麗華は、希の愛液に塗れた顔を上げ、うわ言のように言った。
「教祖様ステキです……」
「可愛いわね。お前を食べてしまいたいくらいよ」
「食べて下さい!」
「いいわ」
 麗華は狂ったように希の膣口やアヌスを舐った。希は鋭い喘ぎ声を上げ、何度も絶頂を迎えた。室内は美女達の喘ぎ声が満ち溢れた。

「教祖様。お時間になりました」
 二号がベッドルームの扉をノックした。
「ああ。今支度をしているところだ。入っていいぞ」
 室内では麗華が衣服を身に着けているところだった。ダブルベッドの上には希が仰向けの姿勢で寝息を立てていた。白い裸身にはキスマークがつけられていた。
「お気に召したようですね」
「ああ。最高だった。しかし、美少女は幾らでもいる。旅は長い。全員を味わいたい」
「仰せの通りにいたします」


 最後に二号は麗華をエレベータで船底近くの部屋に案内した。暗い部屋の中央に白い物が見えた。二号が照明を付けた。白い物の正体は、全裸の若い女であった。両手に金属製の手枷を嵌められ、天井から伸びた鎖で吊るされていた。爪先が鋼鉄製の床に辛うじて付く程度だった。
「雌犬は元気かしら」
 麗華が女に近付き、女の股間に手を差し入れた。指先を根本まで進入させた。
「止めろ!」
 若い女が、麗華を睨み付けた。細面の顔は息を呑むほどに美しかった。年齢は二十代前半に見えた。手足が長く乳房や尻の形も申し分なかった。
「あら。元気じゃない」
 麗華は満面の笑みを浮かべ、もう一方の手で、豊かな乳房を鷲掴みにして締め上げた。
「うっ……。止めろ……。こんなことをして後悔することになるぞ」
「こんな国にいつまでもいる気はないわ。アンタ達、警察でも国外までは追ってこれないでしょう?」
「国外だって?正気なのか?竜人族にき食い殺されるのが落ちだ」
「そんなことより、自分のことを心配した方がいいのじゃない?警視さん。この若さで警視だなんて。貴女キャリア組でしょう?まあ、それはどうでもいいことね」
 麗華は女の乳首を舐め回した。女の白い腹部が微かに震えた。
「私をどうするつもりだ?」
「私の性行奴隷として当分生かしてあげるわ。二号。お前は前を舐めなさい」
 二号が女の前で膝を付いて、クリトリスを舐め始めた。麗華も女の背後に周り、膝を付いた。豊かな白い尻の割れ目に顔を押し込んで、アヌスを舐った。
「や、止めろ……」
「美味しいわよ。真由美。お前のケツは何度舐めても飽きないわ」
 真由美と呼ばれた女は、前後からの激しい責めに抵抗することはできなかった。
 最初は目を閉じて必死に耐えていたが、その内に白い裸身を震わせ鋭い喘ぎ声をあげた。
 
 その頃、自衛隊の派遣部隊は、熱帯雨林が生い茂る深いジャングルの獣道を突き進んでいた。その部隊では最高階級のクローム二佐が先頭を歩き、長大な日本刀を使い、絡みつく蔦を切り払っていた。竜人であるクロームの体力は凄まじく、蔦だけではなく、邪魔な立木も太刀の一閃で薙ぎ倒した。
「クローム二佐。凄まじい切れ味ですね」
 作戦部隊長の田口三等陸尉が心底感心した面持ちで背後から話しかけた。
「これは、日本で最高技の鍛冶師に委託し作成した業物だ。これだけ使っても刃こぼれひとつしない」
 クロームが手を休めて、刃渡り一.五メートルの刀身を田口に見せた。
「何か聞こえない?」
 近くにいた愛理が立ち止まり聞き耳を立てた。
「近くに川があるな。水の補給をしよう。入江三曹に桜庭三曹。ちょっと見て来い」
 
 数分後、作戦部隊は、幅三メートル、深さ一メートルほどの清流の川岸から三十メートルほど離れた草地にテントを設営していた。清流の流れは比較的緩やかだった。数十メートル上流には落差十メートルほどの滝が見えた。
「今夜は此処に野営する。各自食糧と水を確保すること」


続く
   
 

龍の末裔 (第三巻) (平成29年8月13日更新)

 ◆目次  ◆本編
   『あらすじ』
 西暦二千二十二年九月。日本国に潜入した竜人族のグリム国工作員は、大勢の若くて美しい女性達を性行奴隷兼食用肉として自国に拉致する。
 内閣総理大臣の安室涼介は拉致された女性達を救うべく、自衛隊と在日米軍による救出部隊をグリム国に派遣する。

『登場人物』

柏木結衣
 陸上自衛隊で最高の美貌とプロポーションの持ち主。階級は一尉。ユジノサハリンスク市民を竜人族の襲撃から救うべく派遣されたが、逆に捕えられ竜人国に拉致されてしまう。

本庄彩
 航空自衛隊のFー十五パイロットで最高の美貌とプロポーションの持ち主。階級は二尉。本庄里奈の双子の姉。行方不明になった妹の探索を目的にアメリカ大陸への偵察飛行に参加し、撃墜され竜人族の性行奴隷兼食肉家畜に落とされる。
 以上が前作においてのプロフィール。本作では日本国内に潜入した竜人族によって拉致された大勢の美女達を救うために結成された救助部隊に参加する。

太田隆一
 航空自衛隊のFー十五パイロットで最高の技術の持ち主。階級は二佐。本庄彩とともにアメリカ大陸への偵察飛行行った。本作では拉致された美女達の救助部隊を指揮する。

総理総理大臣 安室涼介
 日本国第六十四代目内閣総理大臣。建国以来最大の危機に瀕した日本を救うべく、政治生命をかけて、多くの苦難に立ち向かう。沈着冷静な表情とは裏腹に熱血漢という性格も合わせ持つ。

ルナ
 竜人国から日本に亡命した美少女。金髪のロングヘアーに白目の無いブルーの瞳を持つ。亡命後、類まれな美貌と魂を揺さぶる様な歌声でアイドル界のトップに立つ。

ミラ
 ルナと一卵性双生児の美少女。ルナととも日本に亡命した。ルナとともに強烈なダンスと美声を武器にトップアイドルの地位を確立する。

グエン
 竜人族の美女であり、人族解放戦線組織に所属していた女戦士。ルナとミラと一緒に日本国に亡命する。

太田琢磨
 太田隆一の父親。剣術では右に出る者がいないほどの凄腕の持ち主。ルナとミラの父親代わり。


『本編』

第一章 プロローグ


 そこは、グリム国の首都デュランの周辺に位置していた。広大な森林地帯の只中に大理石で造られた巨大な建築物が存在していた。そこには一本の石畳でできた道路が通っているだけだった。その道路も両側には高さ十メートルの鉄条網が張られており、森林からの侵入はできなかった。
 朝日を受け燦燦と輝く建築物は、周囲を高さ十メートルの城壁により囲まれていた。さらにその外側は、深さが解らず、幅三十メートルほどの淀んだ堀に囲まれていた。
 幅員五メートル程の石畳みの道を幌付きトラック数十台が、建築物に向けて移動していた。幌で覆われた荷台には、一週間前に北海道で拉致された十代後半から二十代前半の女達が寿司詰め状態で収容されていた。皆、全裸にされ、首にはグリム語の番号が書かれた革ベルトが巻かれていた。彼女達の表情は一様に暗く淀んでいた。

 全裸の美女達を満載にしたトラック群が、城壁に続く石造りの橋を渡り城門にのみ込まれていく。

 城門に進入したトラック群は、広大な駐車場に横一列になって停車した。すぐに駐車場に面した石造りの建物から、竜人族の老女達が現れ各トラックの荷台の前に移動した。腰が少し曲がった老女達は皆、何かを期待するような淫らな笑みを浮かべていた。
 トラックの荷台に乗り込み、中にいた女達を軽々と肩に担ぎ出てきた。一人で二人の女達を担ぎながら。軽々とした足取りで建物に入っていった。老女の肩に担がれた女達は一様に不安な表情を浮かべており、白い尻が震え戦いていた。
 
 女達は竜人族の老女達により、広大な浴場施設に運び込まれた。
 浴場施設は広さ数百坪はあり、床は大理石で覆われ広大な湯船が造られていた。老女達は女達を大理石の床に横たえ、湯船から桶で湯を掬い裸身に注ぎかけ洗剤をしみ込ませたスポンジで洗い清めた。尻や膣は時間をかけて丹念に洗い清めた。
 女達は下半身を洗い清められる際は、余程気持ちがいいのか、喘ぎ声を漏らす者もいた。老女達は皆、楽しそうだった。女達の裸身を洗いながら、互いにグリム語で雑談し、時に大声で笑った。
 女を逝かせようと膣やアヌスに刺激を加える老女もいた。

 全身を洗い清められた後、女達は大浴場に隣接した広さ数百坪はあるホールに老女達により運ばれた。
 そこにでは、白衣を着た若い竜人族の女達と小銃で武装した数名の兵士が待ち構えていた。ホールの床には麻布でできたシートが敷かれていた。老女達は、女達をシートの上に整然と並べて横たえていく。白衣を着た竜人族の若い女達は、皆、A四サイズの用紙を挟んだバインダーを持っていた。横たえられた女達の横で屈みこんで。膣やアヌスに指を入れたり、尻や乳房を触り何かを紙に書き込んでいく。性器の具合や肉付をチェックしているようだ。
 その後、女達はホールの壁際に置かれた体重計や身長計で身体測定を受けた。
 最後には、金属製の台に四つん這いの姿勢で載せられ、白衣を着た竜人族の若い女性により、背後から股間を覗き込まれ、膣に様々な器具を入れられた。苦痛は感じないが、激しい屈辱感を味合わされた。それまで、耐えていた女達も声を上げて泣いた。
 壁際で監視していた兵士達は、淫らな笑みを浮かべ、その様子を眺めていた。

身体測定の後で女達は、いくつかの大部屋に数十人単位で収容された。各部屋は、大浴場に隣接していた。床は大理石が敷き詰められ、その上に厚い絨毯が敷き詰められていた。各部屋には、竜人族の中年女が世話係兼監視係として、数名配置されていた。番人の女は、女達にたどたどしい日本語で大浴場で身体を清潔に保つよう命じた。従わない者には罰を与えるとも言い聞かせた。
 トイレも大部屋に隣接しており、大小に関わらず監視の中で用を足さねばならなかった。その後は大浴場で竜人族の老女により、下半身を洗い清められた。
 食事は日に三度与えられた。時間は、日本とほぼ同じであった。
 大部屋に隣接する大食堂で食事は与えられた。食事の内容は、果実等の果物がほとんどで、その他に野菜や穀物が与えられた。肉はほとんど与えられなかった。
 食事の後は、数百人を収容可能な大部屋に集められた。その部屋には木製の椅子と机が並べられていた。女達はそこで三時間程度グリム国語を学ばされた。
講義の最後には試験が行われ、落第者には罰が与えられた。
皆が見守る前で、教壇の上に横たえられ、講師の女達により全身を舐られた。
屈辱と羞恥の余り、女は声を限りに泣き喚いた。

 授業の後は、敷地内の広大なプールで泳がされた。泳ぎができない者は、敷地内に作られた散策路を歩かされた。その間も監視役が常に見張っていた。

 就寝場所は、二段ベッドが並べられた大部屋だった。寝る前に女達は、大浴場の床に横たえられ、竜人族の老女達によって、全身にビールのようなアルコールを注ぎかけられ、ブラッシングされた。まるで和牛の飼育方法だった。
 
 それが済んだら、就寝となるのだが、女達のうちの数人は、世話係の女達により、部屋から連れ出され、別の部屋でSEXの相手をさせられた。竜人族の女は、狂ったように全身を舐って来た。巧みな愛撫に女達は、捕虜の身であることも忘れ、逝かされ続けた。

 ゼルブは、ロク大王の命を受けて、嵐の夜に女達の収容施設に軍の四発式輸送機で向かっていた。時折雷雨が鳴り響き、旅客機が激しく揺れた。
 昨日まで、極東地域の軍事演習を視察していたのだが、ロクから女達の様子を見てくるようにとの命令を受けたのだ。
 一か月後にロク大王の誕生祭が迫っていたのだ。ロクは、攫ってきた日本国の女達を祭りの食材として使用するつもりであった。国王の誕生祭は国を上げての大行事であった。そのために肉質を早急に仕上げろとのことだった。

 ロクは当初、祭りの席で拉致してきた女達すべてを皇族や貴族の食事に使用するつもりであったが、ゼルブが進言し何とか思い止まらせた。
 苦労して攫ってきた女達を一度に消費してしまうのは余りに勿体なく感じたのだ。日本女の肉質は最上級であり、飼育して増産すれば巨万の富を得ることも可能に感じた。
 何とか六百人余りのうち、二百人を家畜や研究用に確保することができた。
 
 いつの間にか、嵐は止み、巨大な満月が天空に浮かび上がっていた。
 ゼルブは、月明かりの中、眼下に広がる収容施設の照明塔に照らし出された空港を見下ろしながら、ロクが電話口で浴びせかけた高笑い思い出していた。
「日本女が無くなれば、またお前が攫ってくればいいのだ」
 まったく国王は呑気なものだ。ゼルブは密かに日本国の反撃を恐れていた。遥かに科学技術が進んだ日本国に攻め込まれたらグリム国が敗北するのは明かだった。この世界で戦争での敗北は即、皆殺しを意味していた。
 ゼルブがロクの醜い姿を脳裏から追い出し、軍事研究所で国産軍用機開発に従事させている結衣の美しい容貌と裸身を思い浮かべた。今回の任務が終了したら、研究所に行くつもりだった。そこで思う存分結衣の裸身を嬲るつもりだった。
 淫らな妄想の最中に輸送機は、滑走路に着陸し軽くバウンドした。

 ゼルブは女達が収容されている大部屋の一つを訪れていた。
 女達は皆、深い眠りについていた。ゼルブは二段ベッドの合間を大股で歩きながら女達の寝顔を確認していた。
 立ち止まり、ベッドの中を覗き込んだ。二十歳くらいで素肌が雪のように白く美しい容姿を持つ女の寝顔をじっと見つめた。
 手を伸ばし、女の裸身を抱き上げた。目が覚め叫び出そうとする女の口を押え、出口に向かった。そのまま、ゼルブは自室へと向かった。
 
「人族の女。名を何という?」
 ゼルブは、ベッドに腰かけさせた女の前に巨大な男根をむき出しにして仁王立ちしていた。
「亜美と申します……」
 蚊の鳴くような声で答えた。彼女の白い肩が震え戦いていた。
「そうか。お前は美しい」
 ゼルブは亜美の長い黒髪を鷲掴みにして、男根を亜美の口に押し当てた。
 亜美は逆らうことなく男根の先端を舐め回した。
「美味いか?」
「……」
 亜美は男根の先を含みながら大きく頷いた。
 ゼルブは、男根から亜美の顔を引き剥がし、ベッドの上に仰向けに押し倒した。
 長くむっちりとした太腿を押し広げ膣に鼻を付け、大きく息を吸った。愛液の隠微な匂いがした。そこは微かに濡れていた。
 亜美は竜人族の男に激しい恐怖を感じながらも無意識のうちに身体は感じていたのだ。拉致されてから。、これまで何人もの竜人族の男女に犯されてきた。亜美は既に人生を諦めていた。
「お前のマ*コは美しい。それにいい匂いがするぞ。お前は俺が買うことにする。最後には生きたまま喰らってやろう」
 言った後で音を立てて膣を舐った。ゼルブは亜美の裸身だけでは飽き足らず精神までも貪ろうとしていた。亜美は両手で顔を覆い、さめざめと泣いていた。

+++++++++++++以下平成29年8月12日更新部分++++++++++++++

第二章 潜入


 救出部隊を乗せた原子力潜水艦オクラホマシテイが横須賀基地の港出港してから、一週間が過ぎようとしていた。
 隊員達は、上陸に向けて最終調整に入っていた。
 救出部隊の隊員達は、出港してからこれまでの間、毎日八時間に及ぶギリム国語の猛特訓をグエンから受けていた。そのかいあってか、全員が日常会話程度なら話せるようになっていた。グリム国語は、ベード国語に文法や発音が似ていたことからベード国への潜入経験がある太田と彩は習得が早く、相当なレベルに達していた。

 出港してから十日後、艦内の武器庫では、隊員達が武器の最終確認を行っていた。
「爺さん。いや、琢磨さんの武器は日本刀だけなの?」
 ミラー軍曹が日本刀の手入れを行っていた琢磨に声をかけた。
 琢磨がミラーの方を振り向き、刀身を鞘に納め立ち上がった。
 次の瞬間、ミラーは鞘から発光が放たれるのを見た。琢磨が目にも止まらぬ速さで鞘から刀を抜き、作業台の上に置かれていたコーラの缶を両断したのだ。
 作業台に残された片方の鮮やかな切り口からコーラが滴り落ちていた。
「切れるだろう?不死身の竜人族も首を切断されたら生きているかな」
「ああ……そうだね」
 ミラーの生唾を呑む音が聞こえてきた。
 隣で見ていたパーカ軍曹が、口元に手を当てて笑いを押し殺していた。ミラーの慌てぶりが余程可笑しかったのだろう。
 琢磨は何事も無かったように刀身の手入れを始めた。
「今の見たか?俺には刀が見えなかった」
 ミラーがパーカの耳元で囁くように言った。
「あれが居合抜きさ。俺は武術で最強だと思うぞ」
「そうだな。俺はこれから琢磨さんを先生と呼ぶことにした」
 その時、武器庫にグエンと彩が入って来た。
「少佐殿も武器の確認ですか?」
 ミラー軍曹がグエンを押し退けるようにして彩の前で敬礼した。
「はい。適当な短機関銃を見に来ました」
「少佐殿は俺、いやミラーがお守りしますので、拳銃で十分かと存じます」
「……」
 彩が口元を押えてくすくすと笑った。
「少佐殿。どうかしましたか?」
「御免んなさい。何でもないの」
「アンタ。彩。いや本庄三佐に気があるんじゃないの?」
 グエンが二人の間に分け入った。
「また、アンタか」
ミラーがグエンの顔を間直に見てウンザリしたような口調で言った。
「アンタじゃなく。グエン一尉殿でしょう。アンタよりずっと階級が上なんだから」
「はいはい。わかりましたよ。一尉殿」
「ところでミラー軍曹が選んだ武器は何?」
今度は彩が二人の間に割って入った。
「これです。五十口径、有効射程二キロ。セミオート式狙撃銃のバレットM八二です。竜人族も一撃であります」
「中々いい銃ね」
 グエンがミラーからバレットM八二を取り上げ、壁に銃口を向けて狙いを付けバランスを確認した。
「グエン一尉殿の銃は何でありますか?」
「私の銃が知りたいの?しょうがないわね」
グエンはミラーにバレットM八二を返してから、武器庫の棚に置かれていた長さ二メートル、幅五十センチ位の大きさがあるプラスチック製の収納ケースを降ろしテーブルの上に載せた。テーブルの足がケースの重みで音を立てて軋んだ。
 ケースを開けると中には、大型狙撃銃のマクミラン TACー五〇が一丁、ブローニングM二重機関銃一丁、対戦車ロケット弾を発射するSMAW ロケットランチャー一門、さらには、九一式携帯地対空誘導弾一門とそれらの弾薬や十数発の手榴弾が収納されていた。
「何だ。こりゃ!」
 ミラーが口をあんぐりと開け、驚きの表情を浮かべた。
「これだけあれば、戦車も戦闘機も相手にできるでしょう」
 重量が百キロ以上はある収納ケースの口を閉じて軽々と背負った。収納ケースの長さはグエンよりあるので、頭部から上に大きく突き出していた。
「それに全部収納ケースにまとめたので、動きやすいわよ。敵に襲われたらこうして逃げる。そうだ大事な三佐殿を忘れていたわ」
 グエンが、お嬢様抱っこの要領で彩を軽々と両手に抱きかかえた。
「よしなさい。グエン」
 彩が笑顔で窘めた。満更なようでもないようだ。
「随分と盛り上がっているようだな。これから最終の作戦会議を始める。会議後は決起会だ。特別にアルコールOKだぞ」
 その時、太田一佐が武器庫のドアを開けた。

 
 会議室には、救出部隊の全員が集合していた。
「それでは最終の作戦会議を始めます。まず、本艦は現在グリム国北部の白海に進入し、水深三百メートルの位置で停船しています」
 太田一佐が、会議の進行役だった。プロジェクターに海図を投影しながら説明を続けた。
「明日の深夜0時に本艦は浮上し、救出部隊である我々は、ゴムボートに乗り、上陸地点を目指します」
「太田大佐。上陸地点は無人地帯なのでしょうか?」
「これが、上陸地点の衛星写真です」
 プロジェクターの画像が海図から衛星写真に切り替わった。
「幸運なことに、付近に家屋等は写っていません。上陸地点は砂浜です。ここから五キロ進んだところに幅員六メートルの車道が写っています」
「ここでトラックを確保するんですね」
 シャーロット スミス少尉が美しい金髪を掻き上げながら質問した。
「他の衛星写真が、この道路を大型トラックが通過する様子を捉えています」
「その後の作戦はどうなるんでか?」
珍しくパーカ軍曹が口を開いた。
プロジェクターが別の衛星写真を映し出した。
「これは昨日の画像です。この巨大な建築物はグリム国の王宮と思われます。ここに注目してください」
 太田が画像を拡大しながら、レーザーポインターを画像の一点に当てた。
「拉致された女性達が写っているわ」
 グエンが身を乗り出すようにして言った。そこには王宮の建物から運び出される全裸の女達が映し出されていた。女達は数十台のトラックに運び込まれていた。
「人数は六百人以上確認されています。肌と髪の色から軍事AIは九十%以上の確率で日本人女性と予想しています」
 軍事AIとは、自衛隊が開発した軍事専用のエキスパートシステムだった。
「このトラックは何処に向かったのですか?」
 スミス少尉が真剣な眼差しで尋ねた。
「グリム国首都のデュラン郊外に位置する場所です」
 再び画像が切り替わり、大理石で造られた巨大な城のような建物の上部を映し出した。周囲は広大な森林地帯だった。広大な敷地内には空港施設も確認できた。
「場所は特定できたようね。太田一佐。作戦期間を教えて下さい」
 彩が初めて口を開いた。
「上陸後一週間だ。女性達が囚われている場所を特定し、後続部隊に報告する」
会議はその後、一時間ほど続いた。

 会議後、会議机の上には資料類は取り払われ、代わりにキャビアやチーズ等のツマミやワインボトルが置かれていた。
「我々の無事と幸運を祈って乾杯しよう。今夜は無礼講で行こう」
 太田が席を立ち、ワイングラスを上げた。他の隊員達も立ち上がり、ワイングラスを上げた。
 グエンとミラーが彩の隣に座っていた。
「少佐殿。無礼講ということで聞いていいですか?」
 ミラーは尋ねてから赤ワインを一気に喉に流し込んだ。
「何ですか?」
 彩が息を呑むほど美しい笑顔をミラーに向けた。
「……結婚されていますか?」
「独身ですよ。ミラー軍曹。貴方は?」
「もち、勿論独身です」
 武骨な感じのミラーが満面の笑みを浮かべながら答えた。
「ああ。何か。今日は暑いはね」
 グエンが二人の会話に分け入った。
「俺。パーカと飲んできます」
 立ち上がったミラーの大きな背中が恥ずかしそうに見えた。
「満更でもないようね」
 グエンが彩の耳元で囁いた。
「今回の任務は大変危険が伴うわ。命の保証もない」
 彩がワイングラスを指で弄びながら答えた。
「だから彼に優しくしたというの。私には優しくしてくれないの」
「どうして欲しいの?」
「今すぐ彩が欲しい」
「ここで?」
「意地悪ね」
「いいわ。今日は一緒に寝ましょう」

 決起会の終わりごろに彩が席を立った。グエンは他のメンバーと下ネタで盛り上がっていた。彩はその後戻らなかった。グエンがシャワーを浴びてから自室に戻ると電気は消えていた。
「彩いるの?」
「先にシャワーを浴びて貴女を待っていたわよ」
 グエンは部屋の電気を付けた。彩が寝ている二段ベッドの下にはカーテンが掛けられていた。
「開けるわよ」
 カテーンを開けると彩がシーツに包まって横たわっていた。グエンがシーツを剥ぐと眩いばかりの裸身が視線を貫いた。
グエンは喉の渇きを感じた。
「いいの?」
「何が?」
「意地悪……」
 彩がベッドの傍に立ち尽くすグエンの手を強く引いた。グエンが歓喜の笑みを浮かべ彩の膣に口を付け音を立てて舐った。彩が逝くまで続けた。その後、二人は重なり合い、互いの秘部を弄り合った。

 翌日深夜〇時。原子力潜水艦オクラホマシティは白海の海上に浮上していた。甲板では太田一佐以下救出部隊が、上陸用ゴムボート二隻を波静かな海面に下ろしていた。全員がスエットスーツを着用していた。
「行くわよ」
 グエンが彩の手を引いて漆黒の海面に飛び込んだ。
「冷たいわ」
 彩が思わず声に出していた。
「本当。凍えそうだわ」
 グエンが下から彩の尻を押してボートに乗せた。水温は十度くらいだろうか、凍えるほどの冷たさだった。
「ありがとう」
 彩がグエンの手を引いて上げた。隊員が続々と暗い海面に飛び込んでいく。
「私こそ。最高の感触だったわよ。彩のお尻」
「馬鹿……」
 十分後、救出部隊全員が二艘のゴムボートに分乗し、陸地を目指し電気エンジンを始動させた。原子力潜水艦オクラホマシティは救出部隊が発進したことを確認すると急速潜航を開始した。
「寒くない?」
 グエンが背後から彩を抱きしめていた。気温は十度くらいだった。
「大丈夫よ。満月がきれいね」
 彩がうっとりとした表情で中天に輝く月を眺めていた
「私にとっては彩の方が遥かに美しいわ」
 そのとき、突然、琢磨がゴムボートの上で立ち上がり、腰に差した日本刀の柄を握り締めた。
「何かが来る」
 次の瞬間、鞘から発光が迸り出た。兜を断ち切る同田貫の刀身が、海面から突き出した黒く巨大な影を一閃した。鮮血が空中に迸った。黒い影は堪らず海中に消えた。
「一太刀浴びせたぞ!」
「海竜よ。気を付けて!」
 グエンが叫ぶように言った。全員が各自の武器を黒々とした水面に向けた。
 周囲の海中を黒い巨大な影が動き回っているのが見えた。
 体長は八メートルほどもあった。彩の背後では、グエンが武器の収納ケースから手榴弾を取り出した。
「ちょっと行ってくるわ」
「何?」
グエンが彩の頬に軽くキスをして海面に飛び込んだ。
「どうした?」
 もう一艘のゴムボートに乗っていた太田が水音を聞きつけた。
「グエンが飛び込みました」
 その時、ゴムボートから十メートル程離れた海面に高さ五メートル程水飛沫が上がった。続いて頭部が引き裂かれた海竜の死体が浮き上がってきた。
「グエン!」
 彩が海中に飛び込もうとして立ち上がった時、ゴムゴートの縁から白い手が伸びてきた。グエンだった。彼女はゴムボートに這い上がり、彩に抱き付いてきた。
「もう少しで呑み込まれるところだったわ」
 グエンは苦しそうな息をしていた。
「本当に大丈夫?」
 彩は心配そうな面持ちでグエンの顔を覗き込んだ。
「駄目。死にそうよ。介抱して……」
 グエンは途中から笑い出した。
「馬鹿……」
「大丈夫か?」
 太田が心配そうに声をかけてきた。太田の乗るゴムボートがゆっくちと近付いてきた。
「グエンがやったんですよ」
 ゴムボートのすぐ近くに浮かんでいる巨大な海竜の死体を全員が見詰めていた。
「こいつは、リオプレウロドンに似ているな」
 琢磨が腕組をして茫然とした表情で言った。
「先生。リオなんとかって何ですか?」
 隣で見ていたミラーが押し殺した声で尋ねた。声に微かだが震えを帯びていた。
「中生代ジュラ期に生息していた首長龍だよ。とても凶暴な奴だ」
「グエン一尉。勇敢な行動に感謝します。お蔭で助かりました」
 スミス少尉が握手を求めた。
「単にラッキーだっただけよ。もう少しで奴の朝食になるところだったけど」
 グエンが、抱き付いて震えている彩の髪を優しく撫でながら答えた。


 救出部隊は、その後、約一時間後、穏やかな波が打ち寄せる砂浜に到着した。
 グエンは、彩を両手に抱き抱えるようにして上陸した。グエンの直属の部下である今井すず三尉に吉岡恵美三尉は、少し前に別のゴムボートで上陸し周辺の探索を実施し仮眠用のテント設営まで済ませていた。テントは砂丘近くの深い森のい中に作れており、人目を引くことは無かった。
 二人とも六四式七.六二ミリ自動小銃で武装していた。陸自の標準装備である八九式五.五ロクミリ自動小銃より威力が大きかった。
「グエン一尉殿。周辺に敵は存在しません」
「ご苦労。休憩し次の指示を待ちなさい」
「了解しました」
 仮眠用のテントで日が昇るまで一時の休憩を取ることになっていた。 


 グエンは彩を伴い仮眠用のテントに入り、彩を床に横たえた。
「寝る?」
「寝るわよ」
 彩は自衛隊服を脱ぎ、下着をも脱いで全裸になり寝袋に入った。
「海竜をやっつけたご褒美をまだ貰っていなかったわ」
 グエンが独り言のように言い、全裸になって彩と同じ寝袋に潜り込み彩の背中を抱いた。
「寒いの。温めてくれる」
 彩は背中に心地よい温もりを感じていた。
「三佐殿。了解しました」
 
 翌朝、午前六時。救出部隊は仮眠用テントの解体を行っていた。
森の外には、広大な砂丘が広がっていた。その向こう側には白海の白波が見えていた。ゴムボートは森の茂みに隠しておいた。
彩がたき火を熾し、自衛隊の戦闘糧食、通称ミリメシの缶詰め人数分温めていた。内容は鳥飯とウインナーソーセージに野菜煮だった。鳥飯は隊では人気が高かった。

「本日の作戦を説明する」
 焚火を囲み、朝食を食べながら当日の作戦会議が始まった。朝食と一緒に会議を行うのは時間短縮のためだった。
 太田が温められた鳥飯を膝に抱えながら説明を始めた。
「ここから南に三キロの地点に幅員が八メートルに道路が走っている。そこで移動用の大型トラックを入手する」
「どうやって大型トラックを止めるのですか?」
 米海兵隊のスミス少尉が質問した。
「倒木や岩を路面に置く。停車したトラックの運転手を捕らえトラックを一旦借用する。トラックの運転手は民間人の筈だ。危害は加えられない」
「民間人といったって竜人族でしょう」
 ミラーが不満そうな顔をした。皆の視線がグエンに集中した。
「一佐。私もミラー軍曹の意見に賛成です。民間人と言っても我々の存在が知られたら解放するわけにはいきません」
「殺すというのかね?」
「止むを得ません」
グエンがきっぱりとした口調で言った。
「他に何か方法は無いの?」
 彩が不安そうな表情でグエンの横顔を見詰めた。
「彩。いや、ここにいる全員と大勢の人質にされた女性達の命がかかっているの」
「民間人の扱いについては保留としよう。状況次第だ。責任は俺が取る」
 太田の発言でその議論は終了した。
「大型トラックを確保した後は、グリム国の首都デュランを目指し南進する」
「それから先はどうするのですか?」
 再びスミス少尉が質問した。
「デュランには親戚がいるの。そこに行き情報収集をするつもりよ」
 グエンが太田に代わって答えた。
「必要であれば王宮にも潜入するつもりだ」
 太田は口には出さなかったが、ルナとミラを奪還するつもりだった。彼女達は竜人族であり、拉致された女性達のように食肉として食される心配は無かった。
「他に質問はないかね?」
 太田の問いに対し誰も声を上げなかった。
「それでは、後十五分で朝食を終え、その他準備を整えてから今から一時間後には出発しよう」

 各隊員は、食事を済ませ。その後歯磨きや茂みの陰で用便を行った。その後武器の点検を行った。

 彩は武器の点検を済ませてから、すぐ近くに流れる幅一メートル深さ三十センチほどの清流で全裸になり水浴びをした。大木の影に隠れてテント設営地からは見えなかった。水温は十度ほどであろうか、かなり冷たかったが、身体を清潔に保ちたかったのだ。
 少しして今井すず三尉に吉岡恵美三尉もやって来た。
「本庄三佐。私達もいいですか?」
「もちろんよ。一緒に入りましょう」
二人も全裸になり裸身を清流で清めた。森の奥にある清流で三人の美女達が全裸になり水浴びをする様子は、あまりに美しく官能的だった。 

 約二時間後、目的の道路まで到着していた。そこで想定外の事態に直面した。道路は森林地帯から離れた草原の只中を走っていた。路外には立木は無く、何とか身体を隠せるほどの茂みしか無かった。
 近くに崖も無く、当初、大型トラックを倒木や巨石で停車させようという作戦であったが、不自然であり逆に怪しまれるということで他の方法を考えることにした。
 取り敢えずトラックを停車させる方法は太田とグエンが考えることになった。  
 今井すず三尉に吉岡恵美三尉がひとつのグループを組み、スミス少尉とミラー軍曹それにパーカー軍曹がもうひとつのグループとなり、監視要員として太田達と数百メートル前後に離れた地点に待機することとなった。
 グループ間の連絡は、衛星通信可能なスマホを使用することとした。只のスマホでは無く、耐水性と防塵性を備えた特別仕様の物だった。

「私が荷台に飛び乗って止めるわ」
 グエンが進言した。竜人族の驚異的な体力であれば、荷台の高さまでジャンプすることは可能だった。
「それは危険だ。大型トラックが高速であれば跳ね飛ばされる危険性がある」
 太田が大きく首を横に振った
「じゃあ。運転手を狙撃するのはどうかな」
 グエンは尚も食い下がった。
「それも危険だな。運転手を失ったトラックは暴走し大事故に繋がる可能性がある」

「太田一佐。南方から大型トラックがこちらに向かってきます」
 スマホから今井すず三尉の報告が聞こえてきた。スマホは全員が同時通話可能な設定になっていた。
「速度は?」
「八十キロ以上出ていると思います。今、目の前を通過しました」
 太田達は、今井すず三尉達が待機している方角を見た。路上に巨大なトラックが大量の埃を舞い上げながらこちらに向かい爆走している様子が見えた。
「彩。アンタ。何やっているの!」
 グエンが叫び声を上げた。
 彩は来ていた迷彩服を脱ぎ捨てトラックの方向に向けて歩き出していた。歩きながらブラジャーを外し路上に捨てた。パンティも脱ぎ捨て全裸となった。彩は眩いばかりの裸身を晒しながら颯爽と歩いていく。壮絶なまでの美しさだった。彩がおとりになろうとしているのは明らかだった。竜人族の性欲は男女ともに強く、彩の裸身に興味を引くことは確実だからた。
すぐに大型トラックが近くまで迫ってきた。太田とグエンは路外に掘った穴に身を潜めた。

「おい。大変なことになったぞ!」
 パーカー軍曹が自動狙撃銃のサベージ M一一〇 三三八 ラプアのスコープを覗きながら叫んだ。
「どうした?」
 ミラー軍曹とスミス少尉は、反対方向の車線の監視をしていた。
「彩さんが、少佐殿が素っ裸になっている!」
「何だって!」
 二人は彩達が待機している場所に向き直り、自動小銃のスコープを覗き込んだ。
 ミラーのスコープに彩の白くシミひとつない剥き卵のようなスベスベの尻が映し出された。
「どうなっているんだ!」
 ミラーが彩に向かって駆けだそうとするのを他の二人が必至の思いで押えつけた。

 大型トラックが急ブレーキを掛けタイヤから白煙を上げ減速しながら、彩の横を通過していく。運転手が口を開き驚きの表情を浮かべ彩のことを見詰めていた。
大型トラックは横滑りをして道路を横に塞ぐようにして停車した。運転席と助手席のドアが開き、竜人族の男女が飛び出してきた。ふたりとも彩に向かって両手を大きく広げ、何かを叫びながら走り寄って来た。彩を捕らえようとしているのは明らかだ。
 すぐに彩の絶叫が聞こえてきた。彩は前後を竜人族に阻まれ、逃げ場を失っていた。その男女の淫らな感じの笑い声が聞こえてきた。男が、彩を捕え、抱き上げて口を吸おうとした。彩が男の顔を両手でひっかいた。男は堪らず、彩を離した。その様子を見ていた女が腹を抱えて笑った。
 女が逃げようとする彩の髪を掴み、股間に手を伸ばし無造作な感じで恥部を鷲掴みにした。膣に強引な感じで指を入れ内部をかき回した。
 彩は恐怖と羞恥に泣き叫んだ。男が彩の背後に膝間付き盛り上がった白い尻に顔を押し付けた。アヌスを舐る淫らな音が聞こえてきた。
 手足をばたつかせ必死に逃れようとする彩の腹部を女が叩いた。彩は意識を失い女が歓声を上げながら裸身を抱きかかえた。男は、彩の腰を両手で掴み持ち上げた。
 二人は彩を逆さまに抱き上げ、前後から膣とアヌスに口を付け激しく舐り始めた。
 グエンが地面に伏せた状態で大型狙撃銃のマクミラン TACー五〇の銃口を竜人族の男に向け、引き金を引こうとしていた。
「待てグエン。ここからだと彩に当たる可能性がある」
「でも隆一。彩を助けないと」
「任せろ」
 彩の危機を目の当たりにして二人は友人同士に戻っていた。太田は六四式自動小銃を手にして立ち上がった。彩の方に掛けながら銃口を空に向けて連射した。
 それと同時に太田の横を琢磨が腰に差した胴田貫の柄を片手で握りしめながら駆け抜けていった。
 竜人族の二人が太田達に気が付いた。男が気絶した彩の裸身を女に任せ、道路に転がっていた太さ十センチ、長さ二メートル程の棒材を拾い上げた。
 琢磨は魂魄が籠った気合を発しながら、胴田貫の刀身を引き抜いた。
 刀身が一閃し、竜人族の男が構えた棒材を先端部分で両断した。返す刀で棒材をさらに短く切断した。
 竜人族の女が、彩を肩に載せトラックの方角に駆け出した。
 同時にグエンが全速力で女を追い抜き、女の顔面に狙撃銃の銃口を向けた。
 女は彩を降ろし、両手を高く上げた。
 一方、琢磨は身長が二メートル以上ある竜人族の男を路肩に追い詰めていた。
 男は五十センチほどに短くなった棒材を琢磨に向けて投げ付けた。琢磨が軽く躱した。絶叫を上げながら両手を左右に押し開き琢磨に突進してきた。胴田貫の刀身が一閃し、刀の峰が男の側頭部を叩いた。男は堪らず、地面に両手を突いた。
 太田が駆け付け、六四式自動小銃の銃口を男の頭部に突き付けた。男は側頭部を叩かれた激しい痛みに戦意を喪失していた。
 
 幹線道路の路肩に止めた大型トラックの幌付きの荷台では、グエンが、木製の椅子に縛り上げた竜人族の男女を尋問していた。
 近くには衣服を身に着けた彩と太田が見守っていた。他の隊員は外で見張りをしていた。余程辺境の地なのか、ほとんど車両は通らなかった。
 男の名はゾーイ、女の名はサラと言った。男は痩せ型で老年に差し掛かっており髪はほとんどが白髪になっていた。女はまだ若く、二十歳くらいで燃え上がる様な金髪に白目のないブルーの瞳を持っていた。鼻筋が通り美人の部類だった。
 ホットパンツを履いており、白く長い足が美しかった。
「職業は何をしている?」
 グエンが男の米神にデザートイーグル五〇AEの銃口を強く押し付けた。
「名前以外は話したくないな。どうせ俺達を殺すのだろう?」
「死にたいのか?」
 さらに強く押し付け、トリガーに指を掛けた。
「わかった。俺は運送業をしている。今日は港町のバレルに生活雑貨を運んでいる途中だった」
「その女は?」
「途中で拾ったんだ。ヒッチハイクさ。バレルまで載せてやる約束だった」
「サラ。お前の職業は?」
「大学生よ。バレルは郷里なの。帰省中にこの人と知り合ったのよ」
「貴女は素直ね。では本題に入るわ。最近、日本国の女性が大勢この国に拉致されたことは知っている?」
「知っているわよ」
「その中に竜人族の少女も二人いた筈だけど、知っているかな」
「うん……」
「居場所はわかる?」
「分かるけど只では教えたくないわ」
「何が望みなの?」
 サラは欲情を湛えた瞳で彩の胸をじっと見つめた。
「抱かせてくれたら知っていることは何でも話すわ」
「何言っているんだい!」
 グエンが拳を振り上げた。彩がグエンの手を押えた。
「いいわ。条件を呑むわ」
「彩。何言っているの!正気なの?」
「衛星写真だけの情報では不十分だわ。しかも私達には時間が無いの?いいでしょう隆一さん?」
 彩は荷台の隅で腕組をして、幌に凭れかかっていた太田に聞いた。
「友人としてはNOだが、作戦の指揮官としては、彩ちゃんの判断に任せたい。俺は外に出ている」
 太田は、彩の肩を軽く叩いて荷台から降りた。
 彩がサラの後ろ手を拘束していた特殊合金製の手錠を外し、軍用ナイフで胴体を拘束していた幾十ものロープを切断した。
「その条件なら俺も知っていることは何でも話す。どうせ殺されるなら最後に天国を味わいたい」
「アンタはそこで見ているといいわ。片田舎のトラックドライバーがどんな情報を持っているというの?」
 サラが立ち上がり手首を摩りながら、吐き捨てるように言った。
 彩は毛布を床に敷き、着ていた迷彩服と下着をすべて脱ぎ全裸となった。
 白くシミひとつない極上の裸身がそこにいた全員の視線を貫いた。
「約束は守ってね」
 彩は、毛布の上に仰向けの姿勢で横たわり目を閉じた。
「彩……」
 グエンは茫然と立ち尽くすだけだった。
「何て綺麗な身体なの?日本国の人族は誰でもこんなにすべすべで滑らかな肌を持っているの?」
 サラは彩の下半身の近くに横たわり、太腿をゆっくりと撫でた。
「それにいい匂いがするわ」
 彩の膣に鼻を付け深く息を吸った。それから膣に口を付け、焦らすようにゆっくりと舐めた。
「あああ……」
 彩が低く喘いだ。
「感じているの?可愛いわ」
 今度は彩の美尻を両手に抱いて激しく膣とクリトリスを舐った。彩の裸身が小刻みに震えていた。サラは彩が逝くまで止めなかった。彩はサラの頭部を太腿で挟み背筋を仰け反らせるようにして果てた。
「もう気が済んだでしょう?」
 グエンが喉の奥から絞り出すように言った。喉がカラカラに乾いていた。
「まだよ。私が逝ったら何でも話すわ」
 サラは淫らな笑みを浮かべながら、毛布の上で荒い息をしている彩をうつ伏せの姿勢にさせた。深い尻の割れ目を覗き込んだ。
「何て綺麗なお尻なの。アヌスもピンク色ね」
 両手で尻の割れ目を大きく広げ、顔を押し込んだ。すぐにアヌスを舐る淫らな音が聞こえてきた。
「いや。そこは駄目……逝っちゃう」
 彩が剥き卵のような白くスベスベの尻を淫らに動かした。サラはアヌスを舐りながら片手を伸ばし、彩の豊かな乳房を触った。
 彩の喘ぎ声がいっそう大きくなった。傍で見ていたグエンの気もおかしくなりかけていた。愛する彩のあられもない淫らな動きが欲情を極限まで突き上げていた。ズボンを降ろし、下着に手を入れて、自慰を始めた。
「俺も我慢できん!何でも話す。国王だってぶっ殺す!」
 ゾーイが両目を見開き全身を揺らした。頑丈な木製の椅子が軋み、今にも壊れそうになっていた。グエンが夢遊病者のように動きゾーイのズボンを脱がせた。長大な男根が天を突いた。男根の先を数回扱いて口に含み口腔性交を始めた。

 一方、彩はサラの舌で二度目の絶頂を迎えていた。サラが起き上り着ていた衣服をすべて脱ぎ去り全裸になった。横たわる彩に裸身を合わせ、唇を貪るように吸った。彩の股間に自らの股間を合わせ激しく上下させた。
「ああ…ああ……駄目。いい……」
 数分後、彩が先に絶頂に達し、続いてサラが後を追うようにして果てた。二人は暫し毛布の上で抱き合っていた。
 一方、ゾーイもグエンの口で逝きそうになっていた。グエンが立ち上がり、怒張した男根に跨り膣に入れようとしたとき、彩がグエンの肩を叩いた。
「駄目よ。妊娠しちゃうわ」
 戸惑うグエンを押し退け、代わりに男根を己が膣に入れ腰を上下させた。
 盛り上がった乳房をゾーイに与えた。ゾーイは必至に乳房を吸いながら、腰を上下に動かした。
 次の瞬間、ゾーイは獣のような呻き声を上げ彩の膣にすべてをぶちまけた。
 彩の白い尻が妖しく動き、ゾーイの精液を搾り取っていた。
「アンタは女神だ!」
 ゾーイは目の前の美尻に向けて叫ぶように言った。
 彩は床に座り、茫然とした表情で自分のことを見詰めているグエンを毛布の上に仰向けの姿勢で横たえた。
「まだ。逝っていないでしょう?」
 優しく言い、グエンの膣に口を付けた。可愛い舌で舐り始めた。数分後、グエンは背筋を仰け反らせるようにして果てた。


「どうしたグエン。浮かない顔をして」
 時刻は深夜を過ぎていた。天空に半月が見えていた。大型トラックの助手席に座っていた太田が運転席のグエンに尋ねた。トラックはグリム国の首都デュランを目指し、幹線道路を南進していた。
「彩が何を考えているかわからないの」
「全裸でトラックを止めた件か?」
「それもあるけど……。太田さんにだけは言うけど、太田さんがトラックから降りてから彩はサラに抱かれ、ゾーイにも犯されたのよ。最後には私まで満足させてくれたわ」
「彩ちゃんが淫乱だと言うのかね?」
「違うわ。彩が任務のために身を犠牲にしていることはわかるわ。彩のことが心配なのよ」
「彩ちゃんのお蔭で、このトラックを手に入れることができた。それに竜人族の協力者も得ることができた」
「そうね。ゾーイは積み荷に麻薬を隠していたことがわかったわ。この国では麻薬犯罪は即刻死刑よ。秘密を知られたゾーイは協力する以外ないの。サラは反政府活動者であると白状したわ。二人とも裏切ることはできないわ」
「そうだな。俺達はある意味ラッキーだった」
「二人は今や彩の下僕そのものよ」

 その頃、トラックの荷台では、ゾーイとサラが床の毛布の上に横たわる彩の全身マッサージをしていた。彩は全裸の上にタオルを掛けているだけだった。二人は彩にマッサージをさせて貰えるように懇願したのであった。

 近くではミラー軍曹とパーカー軍曹が床に座り、その様子を血走った目で見ていた。
「少佐殿は大丈夫なのか?」
 ミラーがパーカーの耳元で呟くように言った。
「竜人族を下僕扱いしている。ある意味凄いな」
「俺も奴らに代わりたいよ」
「いいですよ。ミラー軍曹。お尻が少しこっています。これはパワハラではありませんよ」
 彩が気持ちよさそうに全身を揉まれながら、ミラーに声を掛けた。
「了解しました。少佐殿のお尻を揉ませていただきます」
 ミラーは満面の笑みを浮かべ立ち上がり、ゾーイとサラの間に入り、タオルの上から彩の尻を揉み始めた。時々タオルの隙間から素肌に触れたが彩は黙って揉まれていた。その後ミラーは、激しい欲情を押えつけながら長時間彩の尻を揉み続けた。興奮のあまり手がすべり彩のアヌスに中指を入れてしまった。彩が鋭い喘ぎ声を上げて背筋を仰け反らせた。直腸の艶めかしい感触にミラーの男根が破裂しそうに感じていた。
「済みません。少佐殿。手が滑ってしまいました」
「いいのよ。気にしないで」
 彩が優しく微笑んだ。
 その後、彩は快感のあまり寝入ってしまった。サラとゾーイが顔を見合わせて淫らな笑みを浮かべた。サラがタオルをはぎ取った。極上の裸身が露わにされた。
 ミラーは目を丸くして固まっていた。
 サラがミラーの頭部を両手で彩の尻に押し付けた。ミラーは心から愛している彩のアヌスに口を付けてしまった。興奮のあまり脳が張り裂けそうだった。

 荷台の後方では、スミス少尉と今井すず三尉に吉岡恵美三尉が下着姿になり並んで仮眠を取っていた。琢磨は床に座り幌に凭れかかるようにして目を閉じていた。膝の上には胴田貫の刀身を置いていた。

 三十分後、ミラーとパーカーはグエンと太田の代わりに運転を代わっていた。

「パーカー。俺、この中指を一生洗わないと決めたぜ」
 運転席でミラーが右手の中指を見詰めながら言った。
「少佐殿のアヌスは美味しかったか?」
「よく覚えていないんだ。頭がボーッとしてしまって」
「少佐殿はまたく大したものだぜ。竜人だけじゃなく、この部隊全員を虜にしているんだ」
 パーカーは心底感心した面持ちでそう言った。

 翌朝、大型トラックは森林地帯の中央に位置する周囲二十キロほどの湖の湖岸に停車した。湖面は鏡のように澄み切っていた。サラの話ではグリム国で二番目に透明度が高い湖ということだった。旧世界には存在していない湖だった。
 サラの提案で休憩地点とすることにした。
 人里離れた秘境ということで周囲に人影は見られなかった。当初の目的地点であるグリム国の首都デュランまで約五百キロの地点まで近付いていた。

 大型トラックを人目の付かない大木の影に停車させた。すぐに隊員達は積み荷の点検を始めた。ゾーイの話では積み荷は生活雑貨ということであった。トラックを確保した時点で一通りの確認を終えていたが、グリム国に持ち込んだトイレットペーパーや飲料水等が不足し始めたので、再度点検し有用な物を探し出すことが目的だった。使いきれないほどのトイレットペーパーやドラム缶に入った真水が三百リットルに塩や砂糖やウィスキーのような酒類等が大量に積み込まれていた。

 琢磨が積み荷の中から見つけた釣竿や釣り針を使い湖岸で釣りを始めた。
 すぐにマスのような魚が釣れた。それから先は爆食いだった。一時間程度で数十匹を釣り上げた。さらに同じく積み荷にあったたも網を使い、湖岸の岩場でカワエビを大量に採取した。
 釣りを終え、トラック近くに焚火を熾し、釣れた魚を小枝に刺してさっと塩を振り、串焼きにした。カワエビは持参していたフライパンに油を敷き姿焼きにした。周囲に香ばしい匂いが立ち込めたころ、隊員達がトラックの積み荷を点検し終え集まって来た。
「先生。何を作っているんですか?」
 ミラーが串焼きの魚を指差した。
「食べて見なさい」
 ミラーは、焚火の近くに胡坐をかき、魚の串焼きに齧り付いた。
「めっちゃ美味いです」
 その後、他の隊員達も続々と集まって来た。琢磨はさらに積み荷の米に似た穀物を飯盒で炊き、焼きおにぎりを作っていた。それも隊員達に振舞った。米に似た穀物は、米と味がほとんど同じだった。ゾーイの話によると人族の食用女に与える餌とのことだった。食肉用女はほとんど貴族や王家の食用に使用されるということだが、比較的裕福な市民の間でも闇市で流通しているとのことだった。
 特に美しい人族の食用女は、この国では黄金や宝石以上の価値があった。人族の女をめぐって流血事件が絶えなかった。食用女を飼育する牧場が襲われ、牧場主一家が惨殺され、すべての食用女が強奪される事件も年に数十件発生していた。

 食後隊員達は、三時間の休憩を取ることになった。サラとゾーイが、彩とシャーロットとすずそれに恵美の女性陣を散歩に誘った。サラが太田に許可を求めた。太田は気軽に承諾した。極度の緊張の毎日であった。隊員達に休養が必要だった。
 ゾーイは積み荷からスコップを取り出し肩に担いでいた。湖岸の一角に温泉水が湧き出しており、そこを堀り湯船を作るというのだ。目的地はトラックが停車している場所から徒歩で三分の距離にあった。先ほどから硫黄臭が増していた。目の前の湖岸の砂地から湯気が立ち上っていた。
 ゾーイがスコップで湖岸の砂を掘り始めた。一時間程で直径三メートル、深さ一メートルほどの穴ができた。底には深さ八十センチほどの湯が溜まっていた。
 彩が手を入れてみた。適温だった。
「さあ。皆。服を脱いで温泉に入りましょう」
 サラが最初に全裸になり湯船に入り皆を誘った。彩が誘いを受け、迷彩服を脱ぎ始めた。
「三佐。いいんですか?」
 すずがゾーイの方を見ながら言った。
「いいわよ。気持ち良さそうじゃない」
 既に全裸になり、サラに手を引かれながら天然の露天風呂に入った。目の前に驚くほどに澄み切った湖面が見えた。風は無く湖面は凪いでいた。
「最高に気持ちいいわよ」
 彩に誘われてすずと、恵美も全裸になり湯船に浸かった。皆の様子を見ていたシャーロットも軍服と下着を脱ぎ全裸になった。サラを含め五人の美女達が湯船に肩まで浸かり、目を閉じて至福の時を過ごしていた。

 ゾーイが湯船の縁に立ち、男根をむき出しにして自慰を始めた。
「止めなさい!汚らわしい」
 サラが叫ぶように言った。
「いいじゃない。ゾーイさんも来なさいよ」
 シャーロットが立ち上がり極上の裸身を晒しながらゾーイを手招きした。
 ゾーイが着ていた衣服をすべて脱ぎ捨て飛び込んできた。
 女性達の黄色い叫び声が上がった。ゾーイがシャーロットを抱き上げ盛り上がった白い乳房を舐め回した。
 サラが彩に抱き付いて、豊かな乳房を鷲掴みにした。彩が鋭く喘いだ。サラは構わず、彩を傍の砂地に横たえアヌスに舌を入れた。
 その様子をすずと恵美が間近で食い入るように見ていた。
 彩が絶頂に達すると、今度サラはすずと恵美の腕を強く引いた。彩の隣に四つん這いにさせ、交互に尻を舐めた。ふたりは逆らわなかった。下半身を舐られる快感に歓喜の涙を浮かべていた。
 ゾーイがシャーロットを砂地にうつ伏せにさせ、背後からアヌスを貫いた。シャーロットが背筋を仰け反らせ鋭い喘ぎ声を上げた。


最後には彩以下四人の女達が湯船の横の砂地に四つん這いの姿勢を取らされ、積み荷の中にあった張形を装着したサラとゾーイに背後から貫かれた。四人とも歓喜の叫び声を上げていた。彩以外は久しぶりの性交であった。

「どうだ。楽しんだか?」
 大型トラックの停車地点に戻って来た女達に太田が声をかけた。皆、晴れ晴れとした顔つきだった。


第三章 首都デュラン


 白海の沿岸部に上陸してから三日後に太田達を乗せた大型トラックは首都デュランの郊外に到着した。周囲は煉瓦造りの平屋か二階建ての民家が多かった。
「止めて!検問よ」
 助手席に乗っていたグエンが前方を指差し叫ぶように言った。
 運転していた太田は、咄嗟にトラックを脇道に進入させた。検問に気付かれた様子は無かった。脇道を数百メートル進んだところにあった公園の駐車場に停車させた。
「他に都心に抜ける道は無いのか?」
「ない筈よ」
「どうしたの?」
 その時、彩が荷台から降りて来て運転席のドアを開けた。
「この先で検問をやっていた。そこを通らなければ都心部には行けない」
「作戦を練りましょう」

 一時間後、大型トラックは先ほどの検問で停止させられた。
「積み荷は何だ?」
 自動拳銃を腰に下げた警官二名が運転席と助手席の近くに立った。
「人族の食用女四体です」
 運転手のゾーイが答えた。助手席には超ミニのホットパンツを履き長くきれいな素足を晒したグエンとサラが座っていた。助手席側の警官がガムを噛みながら、二人の美しい太腿を食い入るように見詰めていた。座席のクッションの下にはデザートイーグル五○AEを隠していた。
「人族の食用女だって!通行許可書を見せろ」
 警官の表情が一変した。二人とも淫らな笑みを浮かべていた。
「それが政府の発行が遅れていまして」
 ゾーイが頭を掻きながら言い訳をした。
「通行許可書が無ければ通すわけには行かない」
「貴族様のご命令なんですよ。旦那」
「貴族だと。誰だ?」
「それは言えませんよ」
 少しの間、その警官は腕組をして、何かを考えていた。それから検問所の横にある駐車場にトラックを駐車するように命令した。
「ちょっと、こっちに来い」
 ゾーイは一瞬グエンの方を見た。グエンは大きく頷いた。
「早くしないか!」
 車外から苛立ちの声が聞こえてきた。
 ゾーイが意を決して車外に出た。
 警官が近くに寄って来てゾーイに耳打ちをした。ゾーイが大きく頷いた。
 警官二人とゾーイは荷台の後部から幌を開けて内部に乗り込んだ。中には彩にすずと恵美にシャーロットの四人が、天井に固定されたレールから両手に掛けられた手錠で吊り下げられていた。軽くつま先が付く程度で手首が赤く腫れあがっていた。
 ゾーイが女達を拘束している手錠を外した。四人が床に崩れ落ちた。
「美しい……。この女達を抱いたら母ちゃんに手が出なくなりそうだ」
「これほどの女は見たことがない。さぞかし肉も美味だろう」
 警官達は女達の容姿に一瞬で魅入られてしまったようだ。
 荷台の前側には飲料水が入ったドラム缶や各種生活雑貨が積み上げられていた。太田達がその奥に隠れているのであるが、警官達は女達以外には、まったく興味を示さなくなっていた。
 警官のひとりが、一旦外に飛び出していき水を満たしたバケツと雑巾を持ってきた。
 二人の警官は、女達を仰向けにさせ、両足を大きく開かせ濡れ雑巾で膣やアヌスを拭いた。その後、警官達はトラックの荷台でしたい放題に女達を犯し始めた。
 最初は彩とすずが犠牲者となった。彩は竜人族による凌辱は何度か経験があるが、すずはゾーイとの合意の上での性行のみだった。
 竜人族との性行で妊娠の危険性が無いことだけが唯一の救いに感じた。
 すずと彩は仰向けに横たえあれ、むっちりとした長い太腿を押し広げられた。股間に男達の荒い息を感じた。太腿の合間に顔を入れられ激しい勢いで舐られた。 
 膣やクリトリスを舐られ、意識とは裏腹に溢れでる愛液を吸われた。
 すぐにすずが低い嗚咽を漏らし始めた。今二人は四つん這いにされ、背後からアヌスを舐られていた。直腸も強靭な舌でこじ開けられ直腸内を舐られた。ふたりとも既に余りの快感のため忘我の域を漂っていた。竜人族の欲情の強さは人族の比では無かった。彩とすずは逝っても逝っても解放されることは無かった。最後には彩は後背位で膣を指先で弄られながら、すずは正常位で盛り上がった乳房を触られ舌を吸われながら何度も逝かされた。
 警官達は何度も射精していたにも関わらず、失神した二人を一旦解放し、恵美とシャーロットの凌辱にとりかかかった。二人も同様に膣やクリトリスやアヌスを存分に嬲られ、長大な男根で貫かれた。二人にも何度も射精した。失神するまで止めなかった。
 恵美とシャーロットが失神した後で、再び彩とすずの凌辱にとりかかった。

 半日後、大型トラックは検問所で臨時の通行許可書を与えられ、都心部への通行を許可された。女達を抱かせることで、通行許可を得たのだ。それは彩のアイデアでもあった。
 また、サラの話によるとグリム国は王政による独裁国家であり、政府や警察機関の腐敗が蔓延しており、贈収賄は日常茶飯事とのことだった。
 今、トラックの荷台をふたつに仕切り、前側では積み荷の飲料水をタライに満たし、グレイとサラが女達の裸身を洗い清めていた。
 女達は一様に茫然とした表情をしていた。竜人族のあまりに激しい凌辱のために余韻が抜けきれないのだ。

+++++++++++++以下平成29年8月13日更新部分++++++++++++++

太田達は、大型トラックでグリム国の中央部に向かう国道を走っていた。
 サラが保有している一戸建ての家に向かっていた。サラは裕福な家庭の生まれで、都内の大学に通うために親から家を買い与えられていた。サラの話では、広い庭があり大型トラックも駐車することは可能ということだ。
 運転はグエンが行い、助手席にはサングラスをかけた太田が乗っていた。
 五階建てでコンクリート製のビルに囲まれた見晴らしの悪い十字路を、通過しようとしたとき、左方向から乗用車が高速で突っ込んできた。グエンが急ブレーキを掛けたが間に合わなかった。乗用車の後部に衝撃音と共に接触した。
 乗用車は衝撃でバランスを失い、激しく蛇行し電信柱をなぎ倒してビルの一階に激突した。一方大型トラックも接触の衝撃で助手席側のドアが開き、太田が投げ出された。急ブレーキを掛け減速していたので、太田は路上を転がる際に軽症で済んだが、軽い打撲のため少しの間、立ち上がることができなかった。
 太田を救うために近くにいたひとりの交通警官が走り寄って来た。
 太田は路上を転がる際にサングラスが弾け飛んでいた。
 交通警官の男は、太田の顔を見て驚愕の表情を浮かべ腰のフォルスターに差していた回転式拳銃を抜き太田に狙いを付けた。
「貴様!竜人族ではないな。何者だ?」
 太田もヒップホルスターからシグザウエルP二二〇を抜こうとしたが、車外に放り出された衝撃でなくなっていた。
 交通警官が太田の動きに反応し、引き金に指を掛けたとき銃声がして交通警官の頭部から脳症が噴出した。彼はそのまま、後向きに倒れた。
 グエンが停車した大型トラックの横に立ちデザートイーグル五〇AEを構えていた。彩が太田を心配して六四式自動小銃を持ち大型トラックから走り出てきた。それまで仮眠を取っていたので、迷彩服は来ておらずブラジャーにパンティという出で立ちでサングラスは掛けていなかった。
「彩。危険よ。戻りなさい!」
 グエンが叫びながら、三十メートル離れた彩の元に駆け出そうとしたとき、十字路に警察車両が飛び出してきて、太田と彩がいる場所に高速で突っ込んできた。
 彩がフロントガラスに向けて、自動小銃を連射した。フロントガラスが粉々になり、急ブレーキの音が響き渡った。運転手が死亡した警察車両は、蛇行し大型トラックの近くにある電信柱に突っ込み爆発炎上した。衝撃でグエンが吹き飛ばされた。グエンはすぐに立ち上がったが、頭部をぶつけたために軽い脳震盪を熾していた。彩の方に歩み寄ろうとするが、上手く進めなかった。
 彩が太田の手を取り肩を貸して大型トラックに向けて走った。太田が足を捻挫しているのか、中々早く進めなかった。
 大型トラックの付近には、竜人族の通行人が唖然とした表情でその様子を見ていた。通行人の数は、十字路付近で数百人はいた。
「あいつ等。竜人族じゃない。人族だ!」
「ぶち殺せ!」
「あれは女だ!しかも見たことも無いほど美しい!」
 通行人の若い男が彩を指差していた。下着姿の彩の盛り上がった乳房やすべすべの太腿を興奮した表情で見ていた。
「捕まえて犯してしまおうぜ!」
「喰っちまえ!」
「奴ら武器を持っているぞ!」
「こっちは大勢だ。犯リ殺すぞ!」
「まだ女がいるぞ!こっちも極上だ!」
「犯りてぇ!」
「喰らいたい!」
 すずが彩達に加勢するために六四式自走小銃を抱えて飛び出してきた。すずも仮眠中であったのか下着姿だった。彩と一緒に太田に肩を貸して大型トラックに向かった。すずは太田に肩を貸しながら蒼白な表情をしていた。周囲の通行人が暴徒化し襲い掛かってくるのは明らかだった。激しい尿意を覚えていた。一瞬、暴徒達により、激しく犯されている光景が脳裏を過った。

 周囲の通行人達が、棒切れや石を拾い一斉に襲い掛かって来た。すずが太田を彩に託し、六四式自動小銃を迫りくる暴徒達に向けた。
「撃ち方始め!」
 太田が命令した。六四式自動小銃が火を噴いて、暴徒達の先頭が前のめりに倒れ込んだ。弾丸は一回の連射で無くなった。予備弾は持っていなかった。後続の者達が雄叫びを上げながら、彼らを乗り越え走り寄ってくる。
「大丈夫か!」
 琢磨が荷台から飛び降りてきて、暴徒と太田達の間に割って入った。
 胴田貫が一閃し、迫りくる暴徒達の脚首を切り裂いた。その場に倒れ込んで泣き叫んだ。後続の暴徒達は琢磨が扱う日本刀の威力を目の当たりにして勢いを削がれた。琢磨を睨み付けながらも前に出ようとはしなかった。
 その隙に彩とすずが、太田を荷台の上に持ち上げた。彩はすずを先に荷台に上がるように命令した。すずが無事に荷台に逃れたことを確認し、荷台に上がろうとしたとき、何者かに腰を押えつけられ、パンティを引き裂かれた。竜人族の若い女が彩の尻に抱き付き、割れ目に顔を押し込んできた。
「嫌!」
 彩は見知らぬ竜人族の女にアヌスを舐られる感触に身悶えした。彩が女の髪を力いっぱい引っ張った。女が彩の水落を叩いた。彩は一瞬で意識を失った。女は彩のブラジャーも引き裂き豊かな乳房を舐め回した。

 大型トラックの荷台後方から連射音が聞こえてきた。ミラーがトラックの後方十メートルに立ち、ミニミ軽機関銃を腰だめに連射していた。詰め寄る暴徒達の先頭がバタバタとなぎ倒されていくのが見えた。
 彩の叫び声を聞いたミラーが一瞬振り返り連射を止め、腰のベルトに固定していた手榴弾を掴み安全ピンを口で引き抜いてから雷管をミニミの銃床に叩き付けて暴徒の中央に投げ付けた。手榴弾を知っているのか、暴徒達にパニックが広がった。一斉に後方に向かって逃げ始めた。
 その時、爆撃音とともに手榴弾がさく裂し、逃げ遅れた暴徒達を吹き飛ばした。
 その隙に、彩の救出に向かった。尻の割れ目に顔を突っ込んで離さない女の頭部を何度も銃床で殴りつけた。それでも女は離れようとしなかった。彩がいるので銃を使うことはできなかった。
 足首に固定していた軍用ナイフを引き抜き、女の尻に深々と突き刺した。
 女が絶叫を発し、アヌスを貫かれたまま、どこかに向かって走り去った。
 失神した彩を両腕に抱き、荷台に逃げ込んだ。琢磨も二振りの胴田貫を使い数十人の暴徒達を切り倒した後で荷台に飛び上がった。
 琢磨が戻ったことを確認し、大型トラックは急発進した。前方を塞ぐ暴徒達を跳ね飛ばし引き潰しながら速度を上げて行った。
 数百メートル走行した時点で背後から数十台の警察車両が、サイレンを鳴らしながら追って来るのが見えた。
「やばいぞ。パーカー。警察車両だ」
 後方の幌の隙間から、監視を行っていたミラーがパーカーに告げた。
「どいてくれ。今度は俺が殺る」
 パーカーが、後方の幌を開けミニミ軽機関銃を警察車両の先頭車に向けて連射した。先頭車両のボンネットが大きく開き後方に吹き飛び火を噴いた。大きく蛇行しながらガードレールに激突し、浮き上がり着地してから路上を転がった。
 後続車のタイヤに命中し、道路沿いのビルに突っ込んだ。
 ミニミ軽機関銃が次々と警察車両を破壊していく。破壊され停止した車両に後続車が激突し、爆発炎上し周囲は白煙に包まれた。
「どうやらまいたようだな」
 ミラーが、幌の隙間から後方を確認した。
 救出部隊を乗せた大型トラックは、首都デュランの都心中央に向かい爆走していた。
「どうやら。俺達の存在が敵に知られたようだな」
 荷台の中で地図を見ていた太田が独り言のように言った。
「車両を変えなきゃならないわね」
 頭部に包帯を巻いたグエンが答えた。脳震盪は収まっていた。
 膝の上で彩が毛布に包まり寝息を立てていた。
「彩ったら頑張り過ぎよ」
「さっきは彩のお蔭で助かった。命の恩人だよ」
 傍にいた太田が彩の髪を優しく撫でた。
「どこかで新しい車両を確保しよう」
 その時、トラックが急ブレーキを掛けて減速し、右方向に曲がりすぐに停車した。
「どうしたんだ?」
 太田が荷台から、運転席のゾーイに尋ねた。
「やばい。軍隊が動き出した」
 ゾーイの声が上擦っていた。
「ここで待機しろ」
 太田とグエンが荷台から路上に飛び出した。
 二百メートル前方に軽装甲車両が、三台停車しこちらに機関銃を向けていた。
 生け捕りにするつもりか、発砲はしてこなかった。
 グエンが荷台に上がり、すぐにブローニングM二重機関銃を両手で持って戻って来た。
「皆殺しよ!」
 機銃重量が三十八キロもあるブローニングM二重機関銃を腰だめにして、敵の軽装甲車両に向かって腰だめで連射した。装甲厚二十五ミリ程度なら貫通する五十口径弾が次々と敵の軽装甲車を撃ち抜いていく。軽装甲車の後部ハッチが開き、負傷した竜人族の兵士が、飛び出してきてすぐに路上に倒れ動かなくなった。
 敵装甲車の一台が機関銃をグエンに向けてきた。グエンは高速で場所を移動しながら機関銃を撃ちまくった。
 弾倉が空になる頃には十数台の軽装甲車が被弾し、活動を停止した。一方トラックの周辺に散開したシャーロットはMー一四アサルトライフル、すずと恵美は六四式自動小銃で竜人族の歩兵をを狙撃した。

「アンビリーバブル!今日から俺はアンタの弟子になるぜ」
 少し前からグエンとともにバレットM八二で応戦していたミラーが驚きの表情を浮かべた。ミラーも数台の敵軽装甲車両を破壊していた。
「私はね。可愛い娘ちゃんしか相手にしないの」
 グエンがミラーに向けて可愛い舌を出した。
「そんな殺生な!」
「ヤバいのが来たぞ!」
 トラックの荷台からパーカーが、後方を指差し叫んだ。
 一両の重戦車がこちらに向かってきていた。距離は三百メートル程だった。
 大砲が動きこちらに狙いを付けてきた。
咄嗟にグエンがミラーにタックルし、二人揃って近くの側溝に転がり込んだ。重低音の砲撃音がして、二人がいた路上が爆発した重戦車は次弾を装填するために停車した。
「グエン。大丈夫?」
 トラックの荷台では、毛布に身を包んだ彩が二人のことを心配し声をかけてきた。
「大丈夫だけど。こいつじゃ歯が立たないわ!」
 グエンが側溝の底から顔を出して、ブローニングM二重機関銃を指差し大声を上げた。
「待ってて!」
 彩の姿が消え、すぐに対戦車ロケット弾のSMAW ロケットランチャーを両手で持ち荷台から飛び降りた。毛布さえ身に着けておらず全裸であった。
 ロケットランチャーを敵重戦車に向けて狙いを付けた。敵戦車も砲弾の装填を終えていた。砲塔が彩に向けて動き出した。
「彩!」
 グエンは絶叫し彩の元に走った。グエンには周囲の風景がまるでスローモーションのように見えていた。
彩がロケットランチャーの引き金を引いた。一条の閃光が重戦車に吸い込まれ、次の瞬間に砲塔が吹き飛んだ。
 グエンが彩に抱き付き着ていた迷彩服の上衣を彩の上半身にかけて強く抱きしめた。ミラーも上衣を脱いで彩の下半身を包んだ。二人で壊れ物を扱うように彩を抱き上げトラックの荷台に運んだ。

「彩ちゃんを空自においておくのは勿体ないわ。私の隊に入らない」
 グエンはトラックの荷台に戻ると彩を強く抱きしめた。
「私は一応空自の三佐よ、降格を願い出る訳?」
「いや。私が彩ちゃんの部下になるのよ」
「俺も仲間に入れて欲しいな」
 ミラーが二人の横で拗ねたような顔をした。
「御免ね。ミラー。私アンタを誤解していたわ。でもね。彩ちゃんは譲らないわよ」
 グエンがミラーの手を引き強く抱きしめた。
「ミラー。本当に有難う」
 彩は竜人の女に襲われた際にミラーに助けられたことを失神から覚めてすぐにすずから聞いていた。彩はミラーの頬に軽くキスをした。

続く
   
 

 龍の末裔 (第二巻) (平成29年7月3日更新)

 ◆目次  ◆本編
  『あらすじ』
西暦二千二十二年七月。日本国は、パラレルワールドである竜人族が支配する惑星と突然合体してしまう。海上自衛隊の本庄里奈は偶然乗り合わせた豪華フェリーから竜人族に拉致される。航空自衛隊所属のイーグルドライバーである姉の本庄彩は、妹を救出するために、同じく航空自衛隊の太田隆一とともに竜人国に潜入する。
 さらに竜人族に襲われたユジノサハリンスク市民救出に向かった陸上自衛隊所属の柏木結衣も竜人族に囚われ、竜人族が支配するグリム国に連行される。
 一方、日本国と竜人国間で戦争が勃発し、軍事技術において遥かに進んだ日本国が、太平洋及び日本海での海戦において一方的に勝利し、停戦条約を締結する。
 以上が前作のあらすじです。本作では竜人国に捕らえられた柏木結衣が、竜人国で性的凌辱を受けながら軍事情報の提供を強いられる状況を描いています。 
 また、竜人族の工作員が日本国に潜入し、大勢の若く美しい女性達を性行奴隷兼食肉家畜とする目的で拉致する内容も描いています。


『登場人物』                
柏木結衣
 
陸上自衛隊で最高の美貌とプロポーションの持ち主。階級は一尉。ユジノサハリンスク市民を竜人族の襲撃から救うべく派遣されたが、逆に捕えられ竜人国に拉致されてしまう。

本庄彩
 航空自衛隊のFー十五パイロットで最高の美貌とプロポーションの持ち主。階級は二尉。本庄里奈の双子の姉。行方不明になった妹の探索を目的にアメリカ大陸への偵察飛行に参加し、撃墜され竜人族の性行奴隷兼食肉家畜に落とされる。
 以上が前作においてのプロフィール。本作では日本国内に潜入した竜人族によって拉致された大勢の美女達を救うために結成された救助部隊に参加する。

太田隆一
 航空自衛隊のFー十五パイロットで最高の技術の持ち主。階級は二佐。本庄彩とともにアメリカ大陸への偵察飛行行った。本作では拉致された美女達の救助部隊を指揮する。

内閣総理大臣 安室涼介
 日本国第六十四代目内閣総理大臣。建国以来最大の危機に瀕した日本を救うべく、政治生命をかけて、多くの苦難に立ち向かう。沈着冷静な表情とは裏腹に熱血漢という性格も合わせ持つ。

ルナ
 竜人国から日本に亡命した美少女。金髪のロングヘアーに白目の無いブルーの瞳を持つ。亡命後、類まれな美貌と魂を揺さぶる様な歌声でアイドル界のトップに立つ。

ミラ
 ルナと一卵性双生児の美少女。ルナととも日本に亡命した。ルナとともに強烈なダンスと美声を武器にトップアイドルの地位を確立する。

グエン
 
竜人族の美女であり、人族解放戦線組織に所属していた女戦士。ルナとミラと一緒に日本国に亡命する。

太田琢磨
 
太田隆一の父親。剣術では右に出る者がいないほどの凄腕の持ち主。ルナとミラの父親代わり。



『本編」』

第一章 プロローグ

結衣とエレナは一か月前にサハリンで竜人族の捕虜とされ、竜人族の国に移送されていた。今は竜人国の王宮と思われる広大な宮殿の一室に連れ込まれていた。二人は一糸も纏わぬ裸身を晒されていた。目の前には、身長が五メートル体重が五百キロ以上にも及ぶ竜人族の巨人が、分厚い絨毯の上に横になっていた。口元から大量の唾液を滴らせながら、ふたりの裸身を食い入るように見詰めていた。その竜人の全身は真っ白で分厚い贅肉に覆われ頭部には髪が無く、口が驚くほどに大きかった。他の竜人とは異人種に見えた。まるで巨大な蛙のようだ。

「ゼルブ提督。どっちの女を喰わせてくれるのか?」
 室内に重低音の声が響いた。
「ロク殿下。こちらの女は元軍人です。我々が欲する情報を持っています」
 結衣とエレナをこの場所に連れてきたゼルブという名の竜人が答え、深々とお辞儀をした。
 提督と呼ばれたその高級軍人は、多くの勲章で軍服を飾っていた。年は若くハンサムだった。
「背が高い方を食せということだな」
 巨大な竜人がエレナの全身を舐め回すように見て手招きをした。
エレナの白い裸身がブルブルと震えだした。ゼルブが恐怖の余り身動きできないエレナの裸身を抱え上げ巨大な竜人に近付いた。巨人は上を向いて巨大な口を開けた。ゼルブは震え戦くエレナの裸身を白い豊かな尻から落とし込んだ。
「嫌!」
エレナは恐怖の余り失禁した。巨人は満面の笑みを浮かべながらすべすべの尻を巨大な舌で舐め回した。少しの間、桃尻の感触を味わってから、ゆっくりと泣き叫ぶエレネの裸身を喉の奥に呑み込んでいく。
「止めて!」
 結衣が叫びながらエレナを助けようとしたが、ゼルブが立ち塞がり結衣の裸身を抱き上げ、膣を手で弄りながら舌を吸い出して舐め回した。ゼルブの力は強く、抵抗は無駄だった。

 エレナの美尻が既に呑み込まれていた。極上の裸身が折り畳まれた状態で徐々に呑み込まれていく。長くてむっちりとした太腿が消え、豊かな乳房も呑み込まれた。残るのは頭部とつま先のみだった。エレナと結衣は一瞬見つめ合った。
「さよなら。結衣…」
「エレナ……」
一瞬後、エレナの全身が巨大な竜人の体内に呑み込まれた。
「嫌!」
結衣の絶叫が室内に響き渡った。
宮殿の主と思われる竜人族の巨人は、絨毯の上に寝そべり満足そうに盛り上がった腹部を右手で撫でていた。

 結衣は宮殿の一室に閉じ込められた。衣服を与えられることは無く、常に全裸だった。温度は二十五度くらいに保たれているので寒さは感じなかった。
部屋にはトイレと浴室が隣接していた。

 毎日のようにゼルブが部屋を訪れ、結衣の裸身を貪るように抱いた。ゼルブは結衣を犯した後には別室に連れ込み、麻薬のような薬物を腕に注射した。
薬物により結衣は朦朧状態となった。その状態で様々な質問をされた。竜人国に捕らえられ数か月が経過していたので、言語については片言は理解できた。

 一か月後、ゼルブは軍用ジープで結衣を宮殿から郊外にある軍事施設に連れ出した。
 軍事施設には空港があり、数百機のプロペラ式戦闘機や輸送機が滑走路上に停止していた。二人を乗せた軍用ジープは、地下へと続くトンネルに入り、数百メートルを下降し停車した。二人はジープから降りた。ゼルブは結衣の腕を掴み、無言で地下施設の通路を進んでいく。結衣は全裸の上に毛皮のコートを着せられていた。
 到着した場所は、地下数百メートルに作られた広さ数百坪の巨大ホールだった。
ホールの中央には、ロシア製戦闘機のSUー二十七が三機に韓国空軍のFー十五Kが二機置かれていた。周囲では作業着や白衣を着た数十人の竜人達が、機体構造の調査を行っていた。
「我が軍が人族の国家との戦いで得た戦利品だ」
ゼルブが無言で機体を見詰める結衣に話しかけた。
「何を調べているの?」
結衣は竜人語が話せるようになっていた。
「機体性能や武装を調べている。お前の国は、我々より遥かに技術力が進んでいるようだな」
「目的は何なの?」
技術を取得し日本に戦いを挑むということは、予想できたが直に聞きたかった。
「決まっているではないか。同じ構造の戦闘機を数千機製造し、お前の国を征服することだよ。我が軍は、あの日、人族の女を大量に捕獲することができた。素晴らしい戦利品だ。これで当分は性行奴隷や食糧の心配をしなくてよくなった。お前の国には遥かに進んだ技術と大勢の女達がいる。それを根こそぎ頂くつもりだ」
ゼルブは何かに酔ったような顔付をしていた。竜人国が攫ってきたのは、サハリン州のロシア人女性や朝鮮半島の韓国人女性だった。日本のことは、自白剤を使用して結衣から得た情報だった。
その時、作業員のひとりが、ふたりの姿を確認し近付いてきた。
白衣に身を固めた若い竜人の女は、ゼルブに向かって深々とお辞儀をした。
「これは、これはゼルブ提督。お久しぶりです」
「エンドーナ大佐。調査状況はどうなっているのかね?」
「我が国には存在しない技術の塊です。エンジンは内燃機関の一種と思われます。
武装は機銃とロケット弾のような物を備えています」
 ゼルブからエンドーナと呼ばれた竜人の若い女は、報告しながら結衣の顔を食い入るように見詰めていた。
「順調なようだな。この女が気になるのか?」
「人族の女ですね?見たことも無いほど美しいです」
エンドーナが取り憑かれたような表情を浮かべ、結衣の顔を見詰めた。
不意な感じでゼルブは、結衣が身に纏っていた毛皮のコートを剥いだ。眩いばかりの裸身がエンドーナの視線を釘付けにさせた。淫らな視線で全身を舐め回した。
「どうだ。美しいだろう。調査が順調ということで褒美として一時だけこの女を自由にしていいぞ」
「本当ですか?」
エンドーナの声は僅かに上擦っていた。満面の笑みを浮かべながら、結衣の前に膝間付き美尻の膨らみを両手で鷲掴みにした。股間に顔を押し付け大きく息を吸った。
結衣は逆らわなかった。捕らえられてからこれまで凌辱の連続であり、抵抗が無益なことを悟っていた。
「何と香しい匂なの……」
エンドーナは香りを楽しんでから膣を激しい勢いで舐り始めた。結衣の白い尻がが妖しく揺れ動いていた。膣を十分に味わってから、コンクリートの床に四つん這いに横たえ、深い尻の割れ目に顔を入れ、アヌスを舐り始めた。

 結衣は全裸のままで、SUー二十七のコックピットに乗せられた。結衣には戦闘ヘリ等の回転翼機の操縦経験はあったが、固定翼機に乗るのは初めてであった。
「結衣。元軍人のお前には調査研究の手助けをしてもらいたい」
ゼルブが翼の上に立ち、結衣に話しかけた。
「私は回転翼機の操縦はできますが、固定翼機は経験がありません」
「我々の誰よりも知識はあるであろう。協力を拒めばロク殿下の夕食となる運命だ」
ゼルブは残忍な笑みを浮かべながら、結衣の乳房を鷲掴みにした。


 その日から結衣は、軍の研究施設で司令官を務めるエンドーナに預けられることとなった。地下数百メートルに作られた研究施設には宿泊施設も完備されていた。
 その日の作業が終わってから、結衣はエンドーナにより宿泊施設の一室に連れ込まれた。部屋に入ってからエンドーナは結衣を無言で抱き上げ浴室に運び込んだ。
暖かい湯で結衣の全身を洗い清めた。膣やアヌスは特に丹念に洗った。
 それから、ベッドルームに全裸の結衣を運び、広大なダブルベッドに横たえた。自身は寝間着に着替えていた。エンドーナの表情は欲情のために引き攣っていた。
徐に結衣の太腿を持ち上げ、膣を覗き込んだ。陰毛は剃毛され美しいピンク色の膣が見えていた。少しの間見詰めてから、憑かれたような表情を浮かべ膣に口を付けた。
 結衣の背筋に戦きが走った。ゼルブの荒々しさはなく、女性特有の柔らかな舌技に逝きそうになった。結衣は異国の住人達が、男も女も異常に性欲が強いと感じていた。自分の裸身に示す反応の激しさに驚きを感じていた。
 今、エンドーナは結衣をうつ伏せにさせて深い尻の割れ目に顔を押し込んでいた。アヌスを舐られる快感に思わず喘ぎ声が漏れた。

 翌日結衣は上下繋ぎの作業着を着せられた。長身のエンドーナの私物らしく、かなり大きかった。
 その格好で研究施設に連れて行かれた。研究施設には老若男女の研究員が昨日と同じくロシア製戦闘機の調査を行っていた。全員の視線が結衣の肢体に集中した。皆、一瞬淫らな表情を浮かべ、すぐに目を逸らせた。結衣に激しく欲情しているのは明らかだった。肌の露出が少ない作業着を着せられた理由を理解した。
「皆。ちょっと集まって!」
エンドーナが研究員達を集めた。
「今日から作業に参加する人族の女よ。と言っても只の人族ではないわ。我々よりも遥かに科学技術が進んだ謎の人種なの。この戦闘機も彼らが作った物よ。この女は、我が軍との戦闘における捕虜なの」
 周囲に集まった者達は、皆、興味深げに結衣の姿を見詰めていた。
「皆に提案があるわ。作業成績な優秀な者には、この女を一日だけ自由にする権利を与えます」
 エンドーナは、結衣の作業着に手をかけて、ジッパーを一気に外し、はぎ取った。眩いばかりの裸身が周りで見ていた研究員の視線を貫いた。皆、淫らな笑みを浮かべた。エンドーナは、これ見よがしに結衣の乳房を揉みしだき股間に指を入れかき回した。結衣の裸身は羞恥のために、赤みがさしていた。


 結衣が拉致された竜人国は、日本の西方に位置するグリムという名の独裁国家であった。竜人族の世界では、ベード国に次ぐ軍事力を有していた。広大で肥沃な大地を有し、穀物生産が盛んであり、それらを飼料として人族の女を飼育し、性行奴隷兼食肉奴隷としてベード国に輸出し、巨万の富を得ていた。若くて美しい人族の女は、高額で取引された。需要が供給を遥かに上回り売れ残ることは無かった。二十歳で出荷され、数年間は性行奴隷として飼われ、その後は食肉として食される運命だった。
この世界では牛や豚等の家畜は存在せず、人肉が主要な食肉として消費されていた。

 結衣は施錠された地下の個室を与えられた。バストイレ付きで二十畳程の広さがあり、白黒のブラウン管式テレビや蓄音機やラジオも備え付けられており、かなりの好待遇だった。竜人達は、元軍人であった結衣の知識に大きな価値を見だしていた。一日八時間、地下の研究室で研究員達と一緒に働かされた。
 食事は果物や穀物それに魚介類が与えられた。夜はエンドーナがやってきて、一晩中抱かれるのが日課だった。週に一度は、研究員の中で、優秀な働きをした者に抱かれた。年寄りの男や若い女など様々であった。


第二章 天使達

東京都千代田区北の丸公園にある武道館は、異様な熱気に包まれていた。
 武道館の正面入り口には、長蛇の列ができていた。
 館内の控室。赤色の超ミニスカートと黒色のシャツを着たルナとミラが椅子に座り付き人の若い女性に化粧を施されていた。
「超可愛いわね」
 近くでは一緒に竜人国を脱出した海上自衛隊所属の本庄里奈が二人の顔を覗き込んでいた。里奈が感嘆するほど二人の容姿は愛らしかった。大きな瞳に燃え上がる様な金髪。まるで西洋人形のようだった。
「ありがとう」
ルナが里奈の顔を片手で引き寄せ、頬にキスをした。
その時、ドアが開き、花束を抱えた男が笑顔で入って来た。
「隆一!」
ルナとミラが勢いよく立ち上がり、男に抱き付き、キスの雨を浴びせた。ミラは男のズボンを脱がそうとすらした。
「ミラ。ここでは駄目だよ」
 優しくミラの手をよけたのは、三人と竜人国を脱出した航空自衛隊所属の太田隆一だった。彼らが日本に帰国後、太田が航空自衛隊の幕僚長に働きかけ、ルナとミラを亡命させることに成功した。背後には安室総理の強力な支援もあった。安室は二人に未来の希望を見ていたのかも知れない。
三人が近況を話しながら盛り上がっていた時、ドアが開き燃え上がる様な金髪でサングラスをかけた若い女が入ってきた。女は上下黒革のスーツを着て身長は百八十センチ以上あり、モデル体型だった。
「グエン!来てくれたの」
ミラが歓声を上げ女に抱き付いた。
「可愛い子ちゃん達、元気だった?」
グエンがサングラスを外し、空いている方の手でミラの尻をポンと叩いた。
「陸自の待遇はどうだ?」
 太田が、グエンに声をかけた。
「ナイスガイが多くて毎日、欲情しているわ」
 グエンは太田の計らいで陸上自衛隊に入隊していた。身体能力が人間離れしているグエンは、陸自に新設された特殊部隊に配属されていた。ひとりで百人分の兵力と恐れられる兵どもで構成される部隊だが、その中でも卓越した戦闘能力を有していた。
「彩はまだ来ていないの?」
 太田と一緒に竜人国に渡った彩もルナとミラの公演を見にくることになっていた。
「上手くいっているのか?」
「最近彼女忙しくて中々会えないの」
「一緒に住んでしまえば?」
 ミラが惹き込まれるような笑顔でグエンの顔を覗き込んだ。グエンは一瞬悲しそうな表情を浮かべ、首を軽く振りミラの額を優しく指で突いた。
 彩とグエンは竜人国で愛人関係となっていた。グエンは同性であり人族の彩を心から愛していた。
「ルナさん。ミラさん。開演の時間です」
 ドアが開けられ、プロデューサーの女性が二人を迎えに来た。

「楽しんで来い」 
 太田がルナトミラの尻をポンと叩いた。
 二人は大田にウィンクしてから部屋を出て行った。

 武道館の会場内には老若男女の観客達で満席状態だった。
舞台い二人が現れると会場内には大きな歓声と割れんばかりの拍手に包まれた。
二人が観客に向かい一緒に挨拶をすると一層大きな拍手に包まれた。
二人が演奏に合わせて、激しく情熱的なダンスをしながら歌い出した。時に静かに、時に激しいJーPOPとメタルを融合させたような旋律は、観客達の心を鷲掴みにした。観客達はその美しく伸びやかな歌声に我を忘れて歓喜した。大勢の観客が涙を浮かべていた。

 ルナとミラーによるワンマンショーが絶好調に達した時、武道館の裏口に黒塗りのセンチュリーが停車した。運転席から上下黒のスーツを着た長身の女が降り立った。女は夜だというのに黒色のサングラスをかけていた。髪はセミロングの金髪で鼻筋がとおり、モデルのような容姿だった。その女が、後部ドアを開けた。車内から内閣総理大臣の安室涼介が降り立った。安室は武道館の裏口を見てから、西空に輝く満月を一瞬、凝視した。
「ダナン。ルナとミラに会うのは久しぶりだろう?」
「はい。二人の歌が聞けると思うと昨夜はあまり眠れませんでした」
「私も同じだよ」
 ダナンは上着の胸ポケットに片手を入れ、周囲の様子を伺い、安全確認をしてから武道館のドアを開けた。安室を庇うようにして中に入った。


「素晴らしいショーだった。あのように魂を揺さぶられる歌を聞いたことがない」
 内閣総理大臣の安室は重厚な和テーブルの向かいに座るルナとミラの美貌を交互に見詰めた。ルナとミラの間には、太田が座っていた。
「おじ様。こんな豪華な夕食をありがとう」
 ルナが天使のような笑顔を浮かべた。テーブルには、マグロやカニやウニ等の刺身が大皿に盛られていた。廊下に通じる襖があいて仲居が別の料理を運んできた。クジラ肉の刺身だった。
 そこは、銀座にある高級割烹の一室だった。中庭に日本庭園があり、襖を開けた部屋からは、澄み切った池の水面が見えた。苔むした灯篭の柔らかい光が水面を照らし出していた。安室がルナとミラの初公演祝いを企画したのであった。室内には、他にグエンとダナンの姿もあった。


「あの異変が起き日本国は、竜人族が支配する異世界に放り込まれ、国民の気持ちは暗く落ち込んでいた。君達の魂を揺さぶる様な歌が国民に勇気と希望を与えてくれた。感謝の言葉を思いつかないくらいだよ」
 安室は二人に頭を下げた。
「よしてよ。おじ様。照れちゃうわ」
「何か希望はあるかね?」
 安室の言葉に二人は、一瞬見つめ合った。
「おじ様の家に居候の身なのですけど、私達隆一と一緒に住みたいんです」
 安室は、ふたりを安全上の理由から総理官邸に匿っていた。停戦時とは言え敵対する竜人族であるふたりに身の危険が及ぶことを恐れたのだ。しかし杞憂だったのかも知れない。ルナとミラはその美貌と魂を震わせるような歌の魅力によって今はトップアイドルとなっていた。ファンクラブも結成されていた。公安調査庁の調べでは二人の暗殺を企てるような勢力は現れていないとのことだ。
「そうか。それは寂しくなるな」
「おじ様には素敵な家族がいるじゃない」
 ルナが元気付けるように安室の手を握り微笑みかけた。
「総理。自分の意志は無視でしょうか?」
「太田君は独身だろう。ご両親と吉祥寺に住んでいると聞いているよ」
「両親ともルナとミラの大フアンです」
「話は決まったようだ。一応護衛を手配した後で、引っ越しなさい」
「おじ様、ありがとう!」
 ルナとミナが立ち上がり安室に抱き付いた。
 

 日本国と竜人国は日本海及び太平洋上での戦闘で軍事技術が遥かに進歩していた日本が圧倒的勝利を収め、停戦条約が締結されていた。互いに干渉しないことが条件であった。停戦時の交渉には航空自衛隊一佐に昇格した太田が、竜人語を解するということから国会から全権の委任を受けて担当した。竜人族は圧倒的な軍事力と工業力を有する日本国の条件を吞まざるを得なかった。

 また、異変発生時に日本に駐留していた米国軍の第七艦隊は、旧世界ではハワイ諸島、現在は竜人国のマカリ諸島を武力制圧し占領していた。マカリ諸島に住んでいた竜人達すべてが母国であるベード国、旧世界の米国本土に強制退去させられていた。さらにグアム諸島は、旧世界のままであったため、駐留米国軍の一部は、グワムに帰投していた。
 ハワイ諸島、それにグアム諸島は、人口が多く産業力も強大な日本本国を頂点として連携することとなった。

 総理大臣の安室は、軍事、エネルギーそして食糧政策を三大政策として、政府与党勢力の力を結集し、勢力的に取り組んだ。

 安室は異変発生後すぐに憲法改正に着手した。周辺国が凶暴な竜人族により支配されているということを全国民が知ることとなり、憲法改正の機運が一気に高まった。野党側は世界情勢が百八十度変わっている事実を無視し、相変わらず理想主義の平和思想を押し出してきたが、国民からあっけなく無視された。
 安室は憲法改正の前に衆参同時選挙を実施した。その結果、予想通り実際的な政策を持たない野党は大敗し、選挙前に比べ勢力は激減した。
 憲法改正の発議が政府与党から発せられ、衆参両院で過半数の賛成を持って可決された。その後、国民投票に掛けられ、過半数を持って憲法改正は決定された。


 衆議院国会が開始された。最初に野党議員が質問席に立った。
「異変以来。我が国は完全に孤立し、食糧自給率が四十%と言われる厳しい現実があります。食糧対策の現状と今後の見通しをお聞きしたい」
 沖村農林水産省大臣が手を上げた。議長が指名し沖村は席を立った。
「議員のご心配は御もっともです。現在、備蓄米等を消費し何とか凌いでいる状況です。でもご心配はありません。先月出港した捕鯨船団が大漁との知らせを受けています。また、全国的に海産物資源が大幅に増加していることが確認されております」
 沖村はここで一旦コップの水を飲み、息を整えた。
「さらに農産物につきましても、遊休農地の再利用を開始しています。また、これまで利用していなかったブナやミズナラのドングリについては、家畜の飼料として利用可能となりました。北海道や九州で大規模な肉牛の生産を始めました。米や野菜は百パーセント自給可能なので、肉牛の生産が本格化すれば、国民の舌も胃袋も満足させられます」
「議長」
 先ほどの野党議員が手を上げた。議長が議員の名を呼んだ。
「遊休農地の活用で農業生産物の増産に手掛けるということですが、農業には化学肥料が必須です。異変前、ほとんどを海外に頼っていた我が国には肥料の原料がありません。これをどう解決するおつもりですか?」
 鋭い質問だった。しかし、沖村は笑顔を浮かべ手を上げて立ち上がった。
「肥料の自給にも目途がついております。那覇市の南東四百八キロメートルに位置する太平洋上に浮かぶ沖大東島には、化学肥料の原料になるリン鉱石が三百万トン埋蔵されていることが確認されています。採掘の目途もついております」

 次に別の野党議員が質問のために席を立った。
「異変前、我が国の石油自給率は僅か〇.四パーセントと言われておりました。エネルギーを確保できなければ、食糧生産もできないでしょう。政府はどのような見通しを持っているのでしょうか?」
 経済産業大臣の脇田大輔が手を上げた。
「ご心配のとおり、確認されている石油埋蔵量では自給は困難な状況です。しかしメタンハイドレートの生産が順調であり、石油の不足分を補っても余ると考えております。自動車用エンジンの大半はガソリンからメタンガス式に切り替え可能です。原子力発電も百パーセントの稼働率になっており、さらに海水に含まれるリチウムを燃料とする核融合炉開発が最終段階に達しています。これが完成すればエネルギ―問題は一挙に解決に向かいます」
 メタンハイドレートから産出するメタンガスの生産は二千十八年度から商業化が開始され、生産量は年々増加していた。異変発生以来政府は、メタンガスの増産に力を入れており、竜人族から奪ったサハリン鉱区とともに日本国のエネルギー受給の要となっていた。日本近海のメタンハイドレートは日本が消費する天然ガスの九十六年分の埋蔵量があるとされ、エネルギー問題は解決の目途がついていた。

 最後に野党第一党の社友党から、女性議員の早瀬香織が政府与党に対し、代表質問に立った。
「憲法九条が改正されて、政府与党は有頂天のようですね」
 第一声に対し、議場から多数の野次が飛んだ。
「静粛にしてください」
 議長が野次を飛ばす議員達を宥めようとした。
「本日は、先日の予算審議会にて閣議決定された防衛比率三%について総理に質問いたします。我が国と敵対する竜人国に対して我が国の軍事技術は七十年以上進んでいますね。そのような状況で防衛予算を増やす必要があるのでしょうか?」
「内閣総理大臣 安室涼介君」
議長が安室を名指しした。安室は片手を上げて席を立った。
「早瀬議員のご質問ですが、現在我が国が置かれている状況を理解していないようです。確かに我が国の軍事技術は竜人国より遥かに進んでいます。しかし竜人国の戦闘機や艦船の保有数は我が国を遥かに上回っています。それらすべてを使い同時攻撃を受けた場合、すべてを迎撃するのは困難な状況にあります。さらに竜人国は核兵器を保有しています。侮りがたい相手なのです」
 早瀬議員が片手を上げて席を立った。
「武力だけでは国民を守れないでしょう。竜人国との和平交渉を積極的に進めるべきです。いかがでしょうか?総理?」
早瀬議員はいつものように食い下がった。
「確かに和平交渉は必要と考えています」
「認めるのですね?総理?それでは防衛予算増額の閣議決定を再考してください」
「それは正しい判断ではありません。武力の背景があって交渉ができるのです。それに和平交渉が成功するという保証はありません。すべての可能性について考慮し、行動することが国民を守る政府の責務と考えております」



第三章 襲撃

一週間後、早瀬香織議員は社友党の議員団十名を従え、豪華クルーザーで太平洋を東に向けて航海していた。
 香織は軍拡を推し進める政府与党に反発し、独断で竜人国との平和交渉の道を選択し、日本を後にしていた。
 議員関係者には、自分が所属する社友党の幹部にだけ計画を伝えていた。
 香織は計画の成功を確信していた。交渉を有利に進めるために社友党の支援者の中から若く美しい女達を連れて来ていた。二十代のモデルや女優達十人が豪華クルーザーに乗船していた。香織は計画のためなら、女達を竜人国への貢物とするつもりだった。政府与党からもたらされた情報では、竜人達は人間の若く美しい女を最も好むということだ。
 もちろん、計画成功のあかつきには、彼女達の存在を一切隠ぺいするつもりだった。

 香織が宿泊する船室では、秘書の早見優愛を全裸にして全身を舐めていた。
 香織は、同性愛者であり、今年で二十四歳になる秘書の優愛を愛人として囲っていた。優愛は、有名大学卒で容姿はモデルといっても通用するような美女であった。香織は優愛を全裸にして全身を舐ることを何よりも好んだ。足の指先に始まり、脛や太腿や盛り上がった乳房を丹念に舐め上げ、最後には、膣やアヌスを飽きるまで舐めていた。優愛が何度も逝くまで許さなかった。
 優愛が四度目の絶頂を迎えてから、優愛が着ていた服を脱いだ。五十歳を越えて、肥え太った香織の醜い裸身は、股間に長大なペニスバンドを装着していた。
「この身体は私の物よ。誰にも渡さないわ」
 香織は普段見せたことのない淫らな表情を浮かべていた。香織が執着するほど優愛の裸身は美しかった。優愛をうつ伏せにさせ、背後から一気に貫いた。
 その時、船室のドアがけたたましく叩かれた。
「何?今大事なところなのよ!」
香織はドアを忌々し気に見詰めた。
「先生。大変です。竜人国の艦船が並走しています。こちらの様子を伺っているようです」
ドアの向こうから船長の武田が状況を説明した。
「わかったわ。スタッフを至急会議室に召集して!」
 それから香織は、優愛の太腿を両手で押し広げ、激しい勢いで舐ってから、ベッドを降りた。
「優愛ちゃん。起きて頂戴」
「どうしたんですか?」
ベッドの上に裸身を横たえた優愛が香織の方を見上げた。優愛は何度も逝かされ意識が朦朧としていた。
「竜人国の艦船が来たのよ。これから忙しくなるわ」
 慌ただしく衣服を身に着けた香織が優愛を部屋に残し出て行った。


 会議室では、船長の武田や香織の秘書等、その他船員十名が集合していた。
「武田さん。状況を説明して下さい」
 香織は蒼白な表情で武田の顔を見詰めた。声に少し震えを帯びていた。
 総白髪で五十代半ばに見える武田が、立ち上がった。
「敵国の艦船一隻が本船に対し三十分並走を続けています。敵艦船は、五千トンクラスの駆逐艦と思われます。海自に応援を要請するべきです」
「何言っているの?この航海の意味を忘れたの?我々単独で竜人国と平和交渉を進めることでしょう」
「しかし、攻撃を受けたら本船は一たまりもありません」
「相手の船と連絡はとれないの?」
 香織が、室内の窓から並走する艦船を凝視した。
「交信を試みていますが、返信はありません」
「白旗を上げたらどうかしら」
 香織は立ち上がり、船長である武田を見下ろした。
「彼らに通じるか不明です」
「いいわ。じゃあ。女の子たちを裸にしてデッキに並べて」
「何と仰いました?」
 武田は己が耳を疑った。国会議員の言葉とは信じがたかった。香織が言った女の子というのは、クルーザに乗船している二十代のモデルや女優達十名のことだった。
「竜人は若い娘に目がないと聞いているわ」
 香織は平然とした口調で続けた。
「彼女達を交渉の道具にするというのですか?それはあり得ません」
「どうして?彼女達には十分な手当てを渡しているわ」
「竜人達が彼女達を渡せと言ってきたらどうするのですか?」
「渡せばいいのよ」
「信じられない!」
 武田は席を立った。目を白黒させていた。
「貴方が船長を続けたいなら私の言うことを聞くのね」
 香織は冷たく言い放った。
「私に犯罪者になれと言うのですか?」
「貴方には高校生の娘がいるわね?来年受験でしょう?私に逆らえばどこにも行けなくしてあげるわ。当然貴方も首だし、親戚一同が痛い目を見るわよ」
「……」
 その後、クルーザのデッキには、十名のモデルや女優達が全裸で並べられた。
 皆、整った美しいプロポーションの持ち主だった。
 彼女達は船長の武田からデッキに上がるように指示されただけだったが、デッキで彼女達を待ち受けていた香織が拳銃を突き付け全裸になるように強制したのだ。香織の剣幕と拳銃に従わざるを得なかった。従わなければ本当に撃たれる勢いだった。
「あの女は狂っている」
 デッキの端で状況を見守る船長の武田が、一等航海士の鮫島に呟くように言った。
「社友党と言えば、人権や平和主義を第一に唱える野党ですよね。実体は目的のためなら手段を択ばないということですか」
「国民は騙されているのさ。俺達は大変な航海に出てしまったんだ」
 二人が声をひそめて会話している中、竜人国の艦船が急激に接近してきた。
 
 数分後、艦船はクルーザに横付けしてきた。クルーザの乗員全員が茫然とした表情で巨大な艦船を見上げた。
 操舵室に戻った武田はクルーザを停船させた。
「はーい。竜人国の皆さん。日本国国会議員の早瀬です」
 香織が艦船に向けて頭上で大きく手を振った。それに呼応するように竜人国の武装兵士達がクルーザのデッキに飛び降りてきた。
 兵士達は無言のまま全裸で並べられた女達を取り囲んだ。香織が兵士達にスマホを向けた。
「私は国会議員の早瀬です。貴方たちと平和交渉に来ました」
 スマホから、機械的な竜人語が流れた。スマホには予め、ベード語のメッセージが録音されていた。兵士達は答えることもなく、ただ女達の裸身を食い入るように見詰めていた。
「どうしたの?何故何も答えてくれないの?」
 香織は額に汗をかきながらソマホを操作した。
「平和交渉に応じてくれたら、この娘達を差し出します」
 スマホから機械的なメッセージが流れた。それを聞いた兵士達のひとりが香織の前に移動してきた。
「貴方が代表者なのね?」
 香織は背丈が二メートル以上ある兵士に向かい右手を差し出した。兵士の右手が素早く動いた。刃渡り七十センチ以上ある長大な軍用ナイフが一閃した。香織の右腕が根元から切断されデッキに転がった。
「な…何なの?ギャー!」
 香織は自身の切断された右腕を見て絶叫を放った。
 兵士は叫び続ける香織の口に軍用ナイフを突き刺した。後頭部から脳症とともに切っ先が飛び出した。香織は白目を剥いてデッキに倒れた。
 それを合図に兵士達は、全裸の女達に殺到した。兵士達は全裸の女達を抱き上げ豊かな乳房や尻を舐り回した。デッキ上に彼女達の泣き声や叫び声が満ちた。
その場で女を押し倒し、行為に及ぶ者もいた。
「海自に救援を要請するんだ!」
 武田が通信士に命令した。乾いた銃声がして操舵室の窓ガラスを貫通した。武田が眉間を撃ち抜かれ床に倒れた。


 総理官邸の一室には、防衛大臣や内閣官房長官等の閣僚が集合していた。
「総理。クルーザーが沖ノ島海域で発見されました」
 防衛大臣の露木が安室総理に報告した。
「早瀬議員は無事ですか?」
 内閣総理大臣の安室が、迎え側の席で露木に尋ねた。
「残念ながら、早瀬議員を含め生存者は発見されませんでした。社友党の議員十名とその他乗員の惨殺死体が発見されました。情報では、十名のモデルや女優も乗船したとのことですが、彼女達の遺体は発見されていません。早瀬議員の秘書も拉致されたようです」
抑揚の無い無機質な声が会議室に響いた。
「最悪の結果となってしまったようですね。竜人国に確認しましたか?」
安室が落ち着いた口調で尋ねた。
「空自の太田一佐がベード国に確認した結果、関与を否定されました」
「ベード国とは休戦条約を締結しています。ベード国以外が関与しているということでしょうか?」
「乗員が撮影したと思われる画像がクルーザの監視カメラに録画されていました。それには竜人国兵士の映像も映されていました。太田一佐にも確認を依頼した結果、ベード国軍の軍服とは異なるとのことです。映像を再生します」
「ダナンを呼んでください。彼女にならベード国以外の軍服を識別可能かも知れない」
数分後、安室の秘書兼ボディガードであるダナンが会議室に呼ばれた。モデルのような容姿とスタイルを持つダナンが現れると室内の空気が一変した。会議室内に微かな香水の香しい香りが漂った。安室を除く議員達の視線はダナンの美貌に注がれていた。
「ダナン。ここに掛けなさい」
 安室は、隣の席を指差した。
「はい。総理」

 ダナンが席に着いたことを確認した露木が、プロジェクターのリモコンを操作した。壁に掛けられたスクリーンにクルーザのデッキを映し出した。
 デッキには社友党議員達の引き裂かれた死体が映し出された。次に美人女優として有名な秋元沙耶が全裸にされ、竜人族兵士に抱きかかえられている様子が映し出された。
「止めて下さい!」
 ダナンが立ち上がり、サングラスを外しプロジェクターの静止画を凝視した。
「彼らはベード国兵士ではありません。グリム国兵士と思われます」
 白目が無い大きなブルーの瞳で安室の顔を見詰めた。
「確かなのだね?グリム国と言えば旧世界では日本の北西側に位置しロシアに匹敵する国と記憶している。太田君からの情報によるとベード国と敵対する勢力であった筈だ」
「はい。竜人世界はベードとグリムの二国が支配しています。他にも民族は存在するのですが、すべて二国の植民地となっています」
 安室は腕組をし、目を閉じてダナンの話に耳を傾けていた。
「総理。彼女達の救援はいかがしますか?」
 防衛大臣の露木がダナンの説明が終わってから安室に質問した。
「彼女達は自分の意志で向かったのです。しかも政府は国外への渡航は禁止していました。自衛隊員の命を犠牲にはできません」
 閣僚会議は安室の一言で終了した。


 その頃、グリム国の地下施設にある一室では、エンドーナがゼルブに作業の進捗状況を報告していた。広さ十畳ほどの室内には会議机が置かれ、ゼルブが椅子に腰かけ、エンドーナが直立不動の姿勢をとっていた。
「ゼルブ様。最近結衣の様子がおかしいのです?」
「どういうことだ?」
「以前より、元気がないというか無気力なのです」
「ふむ……」
 ゼルブは腕組をしてエンドーナの話を聞いていた。少しの間、無言で天井を見上げた。
「それは精神の病だな。誰も身寄りのない国に拉致され奴隷の身だ。将来への希望も無い」
「どうすればいいのですか?結衣の力無くして計画の成功は望めません」
「結衣に仲間を与えよう。先日、我が艦隊の艦船が日本国のクルーザに遭遇し、捕虜を得ている?」
「捕虜?」
「とても美しい人族の女達が十一匹だ。一匹は閣下が食されたので現在は十匹になる。その内の一匹を結衣の仲間にしよう」
「本当ですか?」
 エンドーナが大きなブルーの瞳を輝かせた。
「政治家の秘書をしていた女で名前は優愛という。まだ二十代前半と若く知的で美しい女だ」
「私も抱いてもいいですか?」
「ああ。自由にするがいい。但し、俺が抱いてからだ」
 二人は淫らな笑みを浮かべながら、地下施設の一室を後にした。

 翌日、グリム国地下室一室。竜人兵士により虐殺された香織の秘書兼愛人であった早見優愛がエンドーナに引き渡された。優愛は全裸に革製の首輪をつけられた状態だった。
「美しい……」
 エンドーナが優愛の全身を舐めるように見詰めていた。
「まったく。結衣に劣らぬほどの美女だ。皮膚も驚くほどき肌理が細かい」
 ゼルブは言いながら優愛の盛り上がった尻を鷲掴みにした。
「……」
 優愛の裸身が震え戦いた。表情は蒼白で今にも泣きだしそうだ。
「抱いていいですか?」
「ああ。構わぬ。お前の性技で奴隷とするがいい」
「御意のままに」
 エンドーナはゼルブに深々とお辞儀をして優愛の腕をとった。
「一緒に来るんだよ。死ぬほど逝かせてあげるから」
 エンドーナは震え戦く優愛の裸身を肩に乗せて部屋を出て行った。
 ゼルブは淫らな笑みを浮かべながら、優愛の盛り上がった尻を食い入るように見詰めていた。

 エンドーナは優愛を地下室の一室に運び込んだ。大型ベッドを中央に配した広さ十畳ほどの部屋であり、広さ六畳余りのバストイレが備え付けられていた。
エンドーナは優愛をベッドに仰向けに横たえ、両足を大きく広げ股間を覗き込んだ。優愛は両手で顔を覆い、嗚咽を漏らした。
「美しい」
エンドーナが結衣から学んだ日本語で言った。
「貴女は日本語が話せるのですか?」
優愛が驚きの表情を浮かべ、エンドーナの顔を見詰めた。
「ああ。少しなら話せるさ」
「お願い。助けてください」
「何で私がお前を助けるのさ。お前は家畜なんだよ。私に逆らったらお前を殺して喰らってやるからね」
エンドーナは残忍な笑みを浮かべ、剃毛された膣に口を付け音を立てて舐り始めた。
「……」
 優愛は大きな瞳を見開き思わず絶句した。微かな希望が無残に打ち砕かれた。再び両手で顔を覆い今度は声を上げて泣き始めた。優愛はここに連れて来られる前に多くの竜人に抱かれた。性交奴隷と同じ扱いだった。主人が見知らぬ竜人の女に代わっただけだ。
 エンドーナの舌技は巧みだった。次第に快感が沸き上がってきた。エンドーナの金髪を鷲掴みにしながら腰を前後に動かし、エンドーナの顔に股間を擦り付けた。
 エンドーナが自分の唇を舐め、淫らな笑みを浮かべ優愛をうつ伏せにさせた。
 剥き卵のように滑らかで白い尻がエンドーナの視線を貫いた。獣のような唸り声をあげアヌスに舌をつけた。優愛が喘ぎ声をあげ白い背筋を仰け反らせた。
 驚くほど長くしなやかな舌がアヌスに進入してくる。直腸を刺激され優愛は羞恥に泣き叫んだ。エンドーナは執拗だった。アヌスで逝くまで優愛を責め続けた。
 優愛は泣き叫びながら一度目の絶頂を迎えた。
 エンドーナは目の前に横たわる優愛の白い裸身を見詰めながら、ベッドのサイドテーンルから赤ワインのボトルを取り出しラッパ飲みで喉を潤した。
「こんなんでは済まないからね。今晩は寝かせないよ」
 優愛の裸身を片手で抱き上げ、豊かな乳房に舌を這わせた。
「お願い。もう許して」
「声も可愛いね」
 エンドーナは優愛の舌を吸い出して存分に舐めた。指先は優愛の股間で忙しそうに動いていた。優愛が軽く逝った後で今度はマングリ返しにして膣を舐め始めた。優愛が何度逝っても責め続けた。
 数日後、エンドーナは優愛を伴い、結衣の部屋を訪れた。ノック無しでドアを開けた。部屋では研究員のマルチェルがベッドに結衣を横たえ股間を舐めていた。マルチェルが振り返った。楽しみを奪われた怒りの表情を浮かべた。
「マルチェル。今日は帰りなさい」
「主任研究員だからって、偉そうだな」
 身長二メートル以上あるマルチェルが立ち上がり、エンドーナを見下ろした。
「気に入らないなら、此処を出て行けばいいわ」
「首ってことかい?」
「止めたいなら、どうぞご自由に」
「その女は何者だ?」
 マルチェルは美しい優愛の裸身を見て淫らな笑みを浮かべた。
「大人しく帰るなら、今度この女を抱かせてあげるわ」
「本当か?」
 マルチェルが生唾を呑み込む音が聞こえてきた。エンドーナが軽く頷くと。鼻歌を歌いながら部屋を出て行った。
 結衣は二人に気が付かず、ベッドに横たわり天井を見詰めていた。
「結衣。起きなさい。今日はお友達を連れてきてあげたわ」
 エンドーナが結衣の乳房を鷲掴みにした
 結衣がうっくりと二人を交互に見詰めた。すぐに優愛の顔をじっと見つめた。
「貴女は人間なの?」
 結衣の虚ろな声が部屋に響いた。
「優愛という名前よ。貴女へのプレゼント」
 結衣はゆっくりとした動作で起き上り、優愛の肩を抱いた。
「本当に人間なのね」
「貴女は結衣さんですね。貴女が樺太で行方不明になったことは新聞で見ました」
 結衣は答える優愛の頬を優しく撫でた。優愛は逆らわなかった。


「太田君。F―十五の改修は順調ですか?」
「はい。総理。二百三機すべてのレーダーをJ/APGー二改に改修済です。三百キロ先から敵機を探知できます」
「そうですか」
「エンジンも出力十七トン級の最新型に換装しています。推力偏向装置付きですのでドッグファイトにおいて敵なしです。センサー類などのアビオニクスやデータリンクも装備しています」
「素晴らしい」
「Fー三十五の生産も順調です。現在百機を生産済で後二百機の生産ラインを構築済です」
「竜人国と我が軍の軍事力は七十年以上の開きがある。ステルス技術は彼らに想像すらできないだろう」
「はい。絶対に負けることはありません」
 安室総理と太田一佐は厚木にある空自基地にいた。二人は管制塔から近代化改修済のFー十五Jが滑走路から飛び立って行く様子を眺めていた。
 Fー十五Jの編隊が飛び立った後にFー三十五Aが、強烈な爆音とともに急角度で離陸し急上昇して行った。
「素晴らしい機動性だ。全然鈍重な感じはしないね」
「開発当初は、Fー十五やFー十六のような第四世代機のシャープな機体形状に比較されそんな噂もありましたが、開発が進むにつれ、驚くべき飛行性能をもつことが確認されています」
 太田が安室に説明したようにFー三十五Aは当初不可能と言われていたスーパークルーズが可能であることが確認されている。アフターバーナー無しで約二百四十キロの距離を時速マッハ一.二で巡航可能だった。しかも二千十六年に実施したFー十五Eとの模擬戦では完全勝利を記録している。
「ところでルナとミラは元気かね」
「大分慣れたようです。父や母に気に入られていますよ」
「お父上はお元気ですか?学生時代は剣道部でお世話になりました」
「そうだったんですか?親父何も言わなくて。総理と知り合いだったなんて初耳です」


 丁度その頃、太田の実家では異変が起きていた。覆面をした屈強な身体つきの男が五人が、サイレンサー付の自動拳銃を構え太田の家族を取り囲んでいた。
 居間のソファーにはルナとミラが横たわっていた。睡眠薬で眠らされているようだ。太田の父親は、額から血を流し床に倒れていた。
「警察に連絡したら二人の命は無いぞ」
 首領格と思われる男が、太田の母である静香の額に銃口を擦り付けるようにした。静香は全身を震わせながら、大きく頷いた。男達はルナとミラを背負い部屋を出て行った。
「貴男!」
 静香が床に倒れていた太田琢磨に縋りついた。
「二人は連れて行かれたのか?」
 太田は息を吹き返した。額の傷は侵入者に銃身で殴られた痕だった。
「いつだ?」
「つい今しがたです」
「……」
 太田は起き上り、居間に隣接する和室に走った。床の間に飾られていた真剣を引っ掴み、和室のガラス戸を開け、素足で屋外に飛び出した。
「貴様等!」
 侵入者達は意識を失ったルナとミラを黒塗りのバンに乗せようとしていた。
 太田は叫びながら、鞘から真剣を抜き放ち、バンに駆け寄った。
 ルナを抱きかかえていた男が、ルナを車内に放り込み、胸ポケットから自動拳銃を抜き太田に狙いを付けた瞬間、白い光が放たれた。自動拳銃を持った手首が切断され路上に転がった。返す刀でミラを抱きかかえっていた男の喉元を貫いた。
 バンがタイヤを軋らせながら発進しようとした。太田の真剣が運転席のドアを貫き、運転者を串刺しにした。その時、乾いた銃声が響き太田の左肩先に血しぶきが上がった。助手席の男が発砲したのだ。太田は真剣を引き抜き、身体を低くし次弾を躱した。
 ドアが開く音が聞こえ、助手席の男が止めを刺すために走り寄って来た。太田に狙いを付け引き金を引いた。太田はわき腹に衝撃を感じながら真剣を投げ付けた。切っ先が男の腹部を突き抜けた。
 男は驚いたような表情をして、その場に座り込んだ。衝撃で握っていた自動拳銃が路上を転がった。その時、パトカーのサイレンが響き渡った。

「親父!」
 太田は、父の琢磨が入院している病院の病室に駆け込んだ。
 父の琢磨は、病床に横たわり、ルナとミラが看病を行っていた。
「隆一!」
 ルナとミラが太田の懐に飛び込んできた。二人とも泣いていた。
「親父は?」
「肩とわき腹を撃たれた。急所を外したので助かったよ」
 琢磨がベッドに横たわったまま、太田に説明した。
「御父さんが命がけで助けてくれたのよ」
 ルナが泣きはらした顔を隆一の胸に擦り付けた。
「この歳で人を切ってしまった」
 琢磨は己が掌をじっと見詰めた。
「二人を守るためだ。親父は悪くない」
 二人は静かに見つめ合った。
「隆一。来ていたのね」
 背後から母親の静香が駆け寄ってきた。
「母さんも大変だったね」
「どうって事無いわよ」
「今日から俺とダナンが家で常時二人の警護をすることになった。総理直々の命令なんだよ」
「ダナンさん。久しぶりね。彼女の好物を買ってこなくちゃ」
 親父も御袋もルナとミラが好きだなと隆一は心の中で呟いた。母もあれだけの惨事に遭遇しているのに何事も無かったように振舞っているのだ。隆一は心から二人に感謝していた。
「本当?隆一といつも一緒にいられるの」
 先ほどまで泣いていたルナとミラがはしゃぎ始めた。
 丁度その時、ダナンと安室総理が病室を訪れた。
 太田が起き上ろうとした。
「先輩。そのままでいてください」
 安室が太田の肩に手を添えをベッドに横たわらせた。
「安室君。いや安室総理。お久しぶりです」
「安室君と呼んでください。私も先輩と呼ばせてもらいます」
「この度は二人を危険な目に合わせてしまい、大変申し訳ない」
 琢磨が安室の手を両手で握り締めた。
「先輩のお蔭で二人は無事だったんです。感謝しております」
 安室は深々と頭を下げた。
「犯人について何かわかりましたか?」
 太田が恥ずかしそうな表情で話題を変えた。
「社友党の後援者であることは確認できました。早瀬議員の仇を討とうとしたようです」
 安室に代わってダナンが答えた。
「馬鹿な!とんだ逆恨みだ。大体社友党は竜人国との平和条約締結を推進していたではないか」



第四章 潜入工作

その頃、グリム国では、クルーザから拉致された若い女達が、グリム国王ロクの前に全裸で整列させられていた。優愛の姿は見られなかった。女達は皆、蒼白な表情でブルブルと震えていた。嗚咽を漏らしている女もいた。
 数日前に女達のひとりが、ロクにより丸呑みにされ食われた様子を目の当たりにしているのだ。
「ロク殿下。本日はどの女を食しますか?」
 女達の背後に立つゼルブが、そう言ってからロクに深いお辞儀をした。
「後九人いるな。ゼルブお前も喰らいたいであろう。ひとりをお前に進ぜよう」
「これは、大変ありがたきことでございます」
「お前のお蔭で我が国の軍拡が大幅に進んでいる。好きな女を選ぶが良い」
 ゼルブは片手を床に付き、さらに深くお辞儀をしてから、立ち上がった。
「女達ひとりづつロク殿下の前でゆっくりと一回りしなさい。お前からだ。そうだ。名は何という?」
 ゼルブは結衣から学んだ日本語で女達に命じた。
 ゼルブが最初に指名した女は、全身を震わせ嗚咽を漏らすだけで動こうとしなかった。
「早く名を名乗り、殿下に美しい裸身をお見せするのだ。さもなければお前から殿下に召しあがっていただくぞ」
「麻友です」
 身長が百七十センチほどで、手足が長く瞳が大きく可憐な顔をした二十代前半くらいの女が、蚊の鳴くような小さな声で答えた。
「麻友という名前か。日本国では何をしていた?」
「モデルです」
「モデルか。顔をスタイルも申し分ないな」
 ゼルブは感心したように大きく頷いた。竜人国でもモデルという職業は存在した。麻友と名乗った女は、女達の中で一際美しかった。
「ゼルブ。その女が気に入ったのか?」
「はい。このように美しい人族の女は見たことがありません」
「よかろう。その女を進ぜよう。ただし、ワシもその女が身悶えする様を見てみたい」
「ここででございますか?」
「そうだ」
 ロクは満面に淫らな笑みを浮かべ大きく頷いた。
「御意のままに」
 ゼルブはロクに一礼し、麻友の前に屈みこんで、豊かな尻を抱寄せ股間に顔を入れ、音を立てて膣を舐り始めた。ゼルブの舌技は絶妙だった。死への恐怖を感じながら麻友はこれまで感じたことのない快感を得ていた。必死に己が手で口を塞ぎ、喘ぎ声を抑え込んだ。
 ロクもゼルブと麻友の痴態を眺めながら、女達ににじり寄り近くにいた美人女優の天木麗菜を巨大な腕で抱え引き寄せた。
「嫌!食べないで!」
 絶叫が、室内に響き渡った。シミひとつない美尻が震え戦いていた。ロクは玲奈の白い裸身を両手で持ち上げ、顔を股間に押し付け巨大な舌で舐った。麗菜は恐怖の余り失禁した。ロクは歓喜の笑みを浮かべ小水を喉に流し込んだ。
「人族の美女はショウベンも美味いぞ」
 ロクは泣き叫ぶ麗菜を顔の上に持ち上げ大口を開けた。それは巨大な洞窟のようだった。麗菜の悲鳴がさらに大きくなった。逃れようとして必死に裸身を揺れ動かしたが、ロクの怪力の前には無力だった。
 ロクは瞳の盛り上がった白い尻から口に入れた。麗菜の極上の裸身は、前向きに折り畳まれ、徐々に口内に呑み込まれていく。
 麗菜はもう泣いていなかった。瞳は色を失い冷たい微笑みを浮かべていた。恐怖と絶望のあまり狂ってしまったようだ。麗菜の裸身は、既に頭部を残すのみになっていた。万歳をするような格好で口内に呑み込まれた。
 丁度その時、ゼルブも絶頂に達し、麻友の中に精液を迸らせた。麻友は絶頂の末に意識を失っていた。
「どうだった?」
 ロクが膨れ上がった腹部を手で摩りながら聞いてきた。
「最高でした」
「そうか?で、これからどうする?」
「私も空腹を感じましたので、この女の肉でディナーといたします。失礼いたします」
 ゼルブは、ロクに深々とお辞儀をしてから意識を失った麻友を肩に担いで部屋を後にした。ゼルブの去り際、ロクはゼルブに担がれた麻友の剥き卵のような美尻と、残された女達の裸身を交互に見詰めた。口元から大量の唾液が零れ落ちた。
 ゼルブが去ってからロクは女達の中で一人だけ平静を保っている者がいることを確認した。
「衛兵。その女を余の前に連れて来い」
 ロクは部屋の片隅に待機していた衛兵に命じた。
 衛兵はロクが指差した女に近付き片手で抱え上げ、ロクの前に立たせた。
「オンナ。ナマエハ?」
 ロクは、ゼルブから学んだ片言の日本語で問いかけた。
「大木希です」
 希と名乗る女が、ロクの顔を見詰め返した。
「ノゾミカ?ナゼオマエハ、ワレヲオソレヌノダ?」
 大木希は日本では、トップグラビアアイドルとして有名な女であった。ハーフのように彫の深い顔立ちに抜群のプロポーションを持っていた。
 希は日本を去る前、心から愛していた有名男優から捨てられ失意の中にあった。
 死に場所を求めていたのだ。さらに希は以前からカニバリズムに深い関心を寄せていた。カニバリズムを題材にした小説を読みふけっていた。カニバリズムと言っても食べる側ではなく食べられることに異様な興奮を覚えていた。
 いつしか、モンスターに食い殺される妄想を思い浮かべながら自慰をするまでになっていた。
「私を食べてください」
 希は己が指先で膣を広げて見せた。
「ヨニクワレタイトイウノカ?」
 ロクが一瞬驚きの表情を浮かべ、すぐに淫らな笑みを浮かべ唾液を床に垂らした。希の股間に顔を近付け長い舌でペロリと舐めた。
「いい。逝っちゃう!」
 それだけで軽い絶頂に達し、その場にしゃがみ込んだ。すぐに四つん這いになりロクにシミひとつなく剥き卵のようにすべすべの尻を見せた。
ロクは巨大な手で希の腰を掴み、アヌスに長い舌を入れてきた。
「いい!」
 それだけで逝きそうだった。白く盛り上がった尻が淫らに動き始めた。
「食べて。お尻から丸呑みにして下さい」
 希は喘ぎながらロクの顔に深い尻の割れ目を擦りつけた。長い舌が直腸を刺激してきた。余りの快感に眩暈を覚えた。己が指先でクリトリスを刺激した。
余りの快感に失禁した。
「いい……。逝っちゃう!」
 希は鋭い喘ぎ声を上げ、白い背筋を仰け反らせるようにして果てた。
ロクも凄まじいまでの快感を覚えていた。逝き果てた希の顔に巨大な男根を擦りつけた。
「うっ!」
 ロクが男根を希の顔から離し、別の女に先端を向けた。大量の白濁した精液が迸り、その女の全身を汚した。
 暫くの間、二人はその場に横たわりじっとしていた。
 希が思い出したように四つん這いになり、ロクの巨大な顔に近付き、両手で巨大な口を開けさせ、その中に白い尻を落とした。ロクは逆らわなかった。希の尻を咥えながら起き上り、舌先でアヌスや膣を刺激しながら口内に呑み込んでいった。希は呑み込まれながら何度も絶頂に達し、全身を震わせた。最後には希も先ほどの麗菜と同じく万歳をする格好で口内に呑み込まれて行った。
 希は喉の粘膜に包まれながらまだ生きていた。次第に息が苦しくなってきた。
 その時、喉の筋肉が激しく煽動し、次の瞬間、口内から吐き出された。
「ノゾミ。ヨハナンジノコトガキニイッタ。トウブンカッテヤロウ」
 床に尻餅を付いた希の頭上からロクの声が聞こえてきた。


 三十分後、麻友は失神から目覚めた。そこは、壁が大理石で広さが百坪ほどもある広大な部屋だった。尻や背中が冷たく感じた。大理石で造られた台の上に寝かされていることがわかった。視線の先には、重厚な木製の扉が見え、そこに体長三メートルほどのトカゲのような生物が蹲っていた。白目の無い丸く黒い瞳が麻友の裸身をじっと見つめていた。口元から大量の唾液が零れていた。

 麻友は恐怖の余り再び意識を失う寸前だった。
 その時、麻友は何者かの視線を背後に感じた。顔を背後に向けた。ゼルブが椅子に座り、片手に注射器を持っているのを見た。
「気が付いたか?そうそう。あれは私のペットだ。今日はまだ餌を与えていなかったな」
 残忍な笑みを浮かべ、盛り上がった麻友の乳房を鷲掴みにした。
「……」
「これが何かわかるか?」
「わかりません」
 麻友は蚊の鳴くような声で答えた。
「これを打つと痛みを感じなくなる」
 ゼルブは麻友に説明しながら、麻友の首筋に注射針を刺した。ゼルブの言う通りすぐに全身の感覚が消えた。
 ゼルブは傍らに注射器を置いて、鋭い切っ先のナイフを麻友の下腹部に当てた。
「お前はこれから私のディナーになるのだ。それにしても何と旨そうな身体なんだ。しかもため息が出るほどに美しい」
 言い終わらぬうちに下腹部に軽い鈍痛を感じた。麻友は頭部を起こして視線を向けた。ナイフの刃が膣の周囲で動いていた。ゼルブの手が伸びて、拳大の肉塊を持ち上げた。
「お前のマ※コだ。先ほどは堪能させてもらったよ」
 ゼルブが淫らな笑みを浮かべ肉塊に喰らいつき鋭い牙で引き裂き、口内で咀嚼した。麻友は恐怖の余り絶叫しようとしたが薬のせいか声にならなかった。
 ゼルブの食欲は凄まじかった。膣肉を喰らい尽くし、今度は麻友をうつ伏せに横たえ、盛り上がった白い尻に喰らい付き鋭い牙で肉を噛み裂き、呑み込んだ。
 麻友は顔を背後に向けた。尻肉を貪り喰らうゼルブと視線が合った。口元は鮮血に染まりまるで悪鬼の形相だった。
「お前の尻肉はこれまで食べた中で最高に美味だよ。すべて喰らってやる」
 麻友の尻は喰い裂かれ白い骨が露出していた。ゼルブが再び尻に顔を押し付け、肉を喰らい始めた。その時、扉の方から低い唸り声が聞こえてきた。先ほどの巨大なトカゲが白い牙を剥きだしにして唸り声を上げていた。
「仕方のない奴だ。待ってろ」
 ゼルブが斧を振り上げ、太腿の付け根に打ち下ろした。切断された麻友の片足を大トカゲに投げ付けた。大トカゲは空中で足を口で受け止め両前足で掴み、太腿肉に齧り付き肉を貪り始めた。
 麻友は激しい出血のために意識が切れかけていた。再び仰向けにされ下腹部から胸までナイフで縦に切り裂かれた。ゼルブの片手が腹腔に入れられた。すぐに肝臓を掴みだされた。血塗れの肝臓に齧り付いた。
「言葉にならないほど美味いな。グール。そろそろいいぞ。存分に食え」
 肝臓を食べ終えたゼルブがナプキンで口元を拭きながら立ち上がった。
 グールと呼ばれた大トカゲが、大股で麻友に近付き、盛り上がった右乳房に噛み付き一気に食い千切った。次に腹腔に顔を入れてきて内臓を食べ始めた。
 その時には麻友は既に息絶えていた。


 翌日、ゼルブが宮殿の執務室で書類に目を通しているとき、机の上に置かれた電話機が鳴りだした。
「何だ?」
「ゼルブ提督。ロク殿下がお呼びです。食用女を連れてこいとのことです」
「わかった。すぐ伺うと伝えてくれ」
 ゼルブは受話器を置いてから深いため息をついた。捕虜にした女達はまだ残っている筈だった。食用女が欲しいなら衛兵に命じればいい筈だった。
 ゼルブはもう一度ため息をつき首を振ってから立ち上がった。
 再び受話器を取り、ダイヤルを回した。
「料理長に食用女を一匹準備しておくように伝えてくれ」
「承知いたしました」
ゼルブは疲れた表情で受話器を置いてから執務室を後にした。

 三十分後、ゼルブは金髪で美しい容姿をした全裸の食用女を伴い、ロクの居室を訪れた。
「おお。ゼルブ。待っていたぞ」
 ロクが絨毯を敷いた床に横たわり、うつ伏せに横たわる希の盛り上がった白い尻を舐めていた。
「捕虜はまだ残っているではありませんか?」
 ゼルブは憮然とした表情で美しい希の裸身を見詰めた。
「この女は余のペットだ」
「他の女達はどうしたのですか?」
「五人は余が食べた。残りは、料理長に渡した。晩餐会のメインディッシュ用だ」
「貴重な捕虜である五人をたった一日で食べたのですか?」
「ああ。美味かったぞ。余はまだ喰らいたい。あの女達の肉は食用女とは異なる。肉が柔らかく、何の癖もないのだ」
 ロクは長い舌で希のアヌスをペロリと舐めた。希の白い尻が震えた。
「私には食用女の肉も十分に美味と思えますが……」
 ゼルブは傍らに立たせた食用女の盛り上がった乳房を鷲掴みにした。女の白い裸身がわなわなと震え始めた。
「食用女が美味なのは認める。しかし、何度でも言うが日本女の肉は極上だ。癖になる味だ。余は決めたぞ。ゼルブ。日本国に潜入し、若くて美しい女達を大勢拉致してこい。さらに先端技術も盗んでくるのだ。我が国が異世界と遭遇した際、国民は人族の女達に狂い狂気に駆られ、貴重な産物を破壊し尽くした。人族の戦車や戦闘機が無事だったのは奇跡だ」
「……」
 ゼルブは突然の命令に暫し絶句した。
「どうした。ゼルブ。余の命令が聞けぬと言うのか?」
「…とんでもございません。御意のままに」
 ゼルブは床に膝を付き深々と頭を下げた。
「明日には出発しろ。お前が指揮をとるのだ」
「明日でございますか?」
「不服か?」
「御意のままに」
 ゼルブは床に額を付けるようにした。ロクの巨大な腕がゼルブの傍らに立つ食用女に伸びた。絹を裂くような悲鳴を発し、女はロクの腕に抱え上げられた。
 ロクが女を頭上に抱えがげ、大口を開けた。泣き叫ぶ女の尻を呑み込んだ。
 白い裸身が徐々にロクの口内に呑み込まれていく。女は必至に逃れようとするがロクの怪力の前には無力だった。泣き叫んでいた女の様子が一変した。口内ではロクの長い舌が女の膣やアヌスを刺激していたのだ。死を直前にした女は、凄まじいまでの快感に身悶えした。ロクの長い舌がアヌスに進入し、直腸を刺激した。女は鋭い喘ぎ声を上げ白目をむいて失神した。ロクは満面の笑みを浮かべながら意識を失った女を呑み込んでいく。
 女を丸ごと一人呑み込んでから、何事も無かったように希の尻に顔を押し付けてアヌスを舐り始めた。

 翌朝、ゼルブは部下ではなく美しい人族の食用女を一人伴いグリム国の最東部にある海軍基地に四発式輸送機で向かった。五十人は乗れる輸送機の乗客は、ゼルブと食用女二人だけだった。ゼルブはシートに座り、今回の作戦計画が書かれた書類に目を通しながら、全裸の食用女を膝の前に座らせ、口腔性交をさせていた。
 燃え上がる様な金髪に美しいブルーの瞳とシミひとつない白く滑らかな肌を持つ食用女は必至に顎を動かし舌で男根を舐っていた。
「お前。名は何という?」
 長旅に退屈したゼルブが女に声をかけた。普段ではまず食用女に声をかけることなど無かった。
「アーリアと申します」
 女は男根を吐き出し、俯いたまま名乗った。
「歳は幾つだ?」
「十九歳です」
「そうか。肉はお前くらいの年齢が柔らかく脂がのって一番美味い。今回お前を連れてきた意味がわかるか?」
「……」
「これからロク殿下から仰せつけられた作戦を遂行しなければならない。お前は大勢の兵士達への手土産だ。何人にも犯され最後には…わかるだろう?」
 女が蒼白な表情になり、ブルブルと震え始めた。ゼルブは退屈しのぎに女を板ぶっているのだ。女を抱き上げ後ろ向きに膝の上にのせて徐に挿入した。
 背後から豊かな乳房を揉みしだきながら上下に突き上げた。
 ゼルブにとり、いや竜人にとり人族の女等、家畜に過ぎないのだ。性行奴隷兼食肉の意味しかなかった。

 それから半日かけて、食用女を凌辱しながら大陸を横断し、日本海に面した軍事基地に到着した。基地の敷地内にある空港から軍用ジープに乗り換え、数キロ先の軍港に向かった。食用女のアーリアは、ゼルブによる激しい凌辱のために消耗のあまり意識を失っていた。ゼルブは膝の上にアーリアを抱き盛り上がった美尻の感触を楽しんでいた。

 港には多数の軍艦が停泊していた。全長が二百メートルほどある巨大潜水艦が停船していた。潜水艦はデーゼルエンジンに鉛蓄電池を搭載していた。艦首には武骨な感じの魚雷発射口が見えた。
 潜水艦の近くに数十人の海軍兵士が整列していた。
「ゼルブ提督。出港準備は整っております」
 隊列の最前列にいた将校がゼルブに向けて敬礼した。
「そうか。ミハイル艦長。急な命令によく従ってくれた。これは土産だ」
 肩に担いでいた食用女のアーリアをミハイル艦長に手渡した。
「これは美しい食用女でございますな」
 ミハイルは失神から覚めないアーリアの容姿に一瞬見とれた。
「兵士達に与えろ。作戦成功の前祝いだ。道中に料理して皆にふるまってくれ」
「承知しました」
 

 艦内の一室に艦長以下五名の将校達が集まっていた。作戦机の周りにゼルブを取り囲むように席に着いていた。
「提督。今回の作戦目的を教えて下さい」
「目的は二つだ。まず、人族が支配する日本国に上陸し、極上の敵国美女を多数拉致することだ。さらにひとつは、日本国の最新技術を盗み出すことだ」
「本艦に拉致した女達を収容するのですね。それで最少人数の乗員での作戦を命じられたのですか」
「そうだ。今回の作戦は戦闘行為が目的ではない。密かに日本国に上陸し、大勢の若くて美しい人族の女達を拉致し、最新技術を盗むのだ」
「上陸地点はどこになるのですか?」
 艦長のミハイル大佐が机に海図を広げた。
「ここだ。日本国の地名で北海道の東沿岸部を目指す」
「選定の基準は何ですか?」
「これは、日本国の捕虜から得た情報であるが、日本国の西岸部や南西部の海域には海底ケーブル網が海底に張り巡らされており、艦船の侵入を検知するということだ。この海域には海底ケーブルが存在しない」
「海底ケーブルとは何ですか?」
 副官のメイ少佐が質問した。年齢は二十代後半くらいで、抜群のプロポーションと美貌の持ち主だった。将校たちの中で唯一の女性軍人だった。
「通信網として敷設したということであるが、軍用にも使用しているということだ。非常に感度が良く発見されるのは確実だ」
「人族の女は何人拉致するのですか?」
「この艦は後何人まで乗れる?」
「詰め込んだとしたら二百人です」
「では二百人を拉致する」
「作戦は本艦だけで実施するのですか?」
「そうだ。日本国は宇宙から日本全域を監視しているということだ。海上艦船が接近すれば、即時発見され撃沈されるだけだ」
「拉致した女達は、基地に戻るまでの間、可愛がってもいいのですか?」
 メイが大きな美しい瞳を淫らに輝かせた。
「傷つけない限りは自由にするがいい」


 その頃、ルナとミラは、北海道K市に滞在していた。サマーフェスティバルに向けて郊外のペンションでボイストレーニングを行っていた。自衛官の隆一と安室総理の秘書官である竜人族のダナンと隆一の父 琢磨も護衛のために一緒に滞在していた。
 ペンションの裏庭には、白樺林が広がっており仮設ステージが作られ二人がフェスティバルで披露する新曲の練習をしていた。バックバンドのメンバーも一緒だった。ギターとベースとドラムによる破壊的な演奏に合わせてルとミラがダンスをしながら爆音に負けない美しい歌語を披露した。
 仮設ステージから十メートルほど離れた場所には露天風呂があり、龍一と琢磨それにダナンの三人が汗を流していた。露天風呂には木漏れ日が射していた。
 ダナンも他の二人と同様に全裸だった。惜しげもなく豊かな乳房と尻を晒していた。
「こんなに寛いでいていいのか?」
 琢磨が仮設ステージで熱唱するルナとミラに穏やかな視線を向けていた。
「周囲の林には警察官を配備しているから大丈夫ですよ」
 ダナンは湯の中で太田の男根をゆっくりと扱いていた。
「お前達。こんな昼間からいい加減にしないか」
 琢磨がタオルを持って湯船から上がった。六十歳を過ぎているが筋骨逞しい肉体にダナンの視線が釘付けになった。
「親父。もう上がるのか?」
 太田が気だるい声で琢磨に声をかけた。
「ほどほどにしておけよ」

 琢磨が去ってからダナンが湯に潜り隆一の男根を口にした。
「ズルいわよ。ダナン!」
「独り占め禁止よ!」
 練習を終えたルナとミラが全裸になって湯船に飛び込んできた。三人で男根の奪い合いが始まった。太田は逆らわなかった。竜人族の性欲は人間の比では無かった。湯船の中央に立ち上がった太田の周りを三人で取り囲み、男根やアヌスを激しく舐った。太田は歯を食いしばり凄まじいまでの快感に耐えていた。

 ゼルブが指揮を取る潜水艦が道北の稚内市沖合二十キロの海域を横切り、最終的に道東のA市沖合二十キロの海域に停船した。海上には浮上せず、シュノーケルのみを海面に出し、空気を艦内に送り込んでいた。

 時刻は深夜を過ぎていた。潜水艦の艦橋が海面上に出ていた。周囲には深い霧が立ち込め、海面は驚くほどに凪いでいた。
「ゼルブ提督。どうやって上陸するのですか?」
「本艦で沿岸に接近すれば確実に敵軍に補足される。然るに泳いで行く」
「えっ!失礼ながら陸まで二十キロあります」
「そうだな」
 ゼルブは懐から金属製の小さな箱を取り出し、スイッチを押した。
 眼下の海面が泡立ち始めた。すぐに海面から巨大な生物の長い首が飛び出した。
 ミハイルが上体を仰け反らせた。危うく悲鳴を上げるところだった。
「恐れることはない。こいつは我が軍が研究している生物兵器だ。この無線機で操ることができる。出港から本艦の後方につけて来たのだ」
「この海龍がですか?」
 ミハイルが額の汗をハンカチで拭きながら上擦った声を出した。海面から出ている首の長さからして全長は三十メートルは優に超えるだろう。長さが二メートルほどもある巨大な口には長さ三十センチほどの鋭い牙が乱立していた。
「上陸部隊に準備するように伝えろ。三十分後に甲板に集合だ。ウエットスーツに着替え最小限の武器を携行するように指示するのだ。ぐずぐずしていたら夜が明けるぞ」
 ゼルブは厚い雲の隙間から時より顔を出す満月を見上げた。

 三十分後、ウェットスーツを着用し、軽機関銃や拳銃で武装した九名の上陸部隊が甲板上でゼルブの前に整列した。皆竜人族の女兵士だった。女性兵士と言っても過酷な訓練で鍛えられた尖鋭揃いだった。敵地に潜入する上で男より身長が低い女の方が目立たず、さらに女ならば敵に警戒される危険も少ないとの判断であった。全員が甲板から海面に飛び込んだ。
 予めゼルブに指示されたとおり、海龍の背びれや尾びれにしがみ付いた。
 海龍が十名の戦士を引きながら海面を時速二十キロの速度で沿岸部を目指し、進んでいく。兵士達は波にもまれながら必死に尾びれや背びれに掴まっていた。
 手を離したら置き去りにされ、海面を漂うことになるのだ。
 一時間程でオホーツク海に面した海岸に到着した。竜人族の兵士達は砂浜に上がり、砂の上に横たわった。疲労困憊のあまり少しの間、立つことができなかった。
 ゼルブが最初に起き上り、兵士達の人数を数えた。一人の脱落者も無かった。
 上陸地点に人影は無かった。暗闇の中、三キロほど離れた地点に光が見えた。
 セルブは兵士達の中から一人を選び、偵察に向かわせた。その女兵士は一時間程で戻って来た。
「ゼルブ提督。あの光は民家の明かりでした。民家は一軒のみで人族の若い夫婦が住んでいるようです」
「そうか。ご苦労であった。これからその民家を急襲する。そこで三時間の食事と休憩の後に都市部に向かう」

 草原の只中に一軒の民家が建っていた。ゼルブ達は足音を忍ばせながら、民家に接近した。ゼルブは窓際に立ち、カーテンの隙間から内部を覗き込んだ。
 蛍光灯の豆電球だけが点いていて、室内を微かに照らしていた。中央にダブルベッドが置かれ、二十代前半に見える男女が寝ていた。暑さのせいで布団は掛けられていなく若い女の裸身が見えた。美しい顔立ちをした女だった。乳房や尻の膨らみを見てゼルブは生唾を呑み込んだ。痩せ型の男の方はパンツだけ履いて高鼾をかいていた。
 ゼルブ達は玄関側に移動した。ドアに鍵は掛けられていなかった。見張り役のひとりを除き室内に侵入した。
「男は殺しましょう」
 副官のメイ少佐がゼルブに小声で言った。
「いや。すぐには殺さない。情報を聞き出してからだ。女は犯してから喰らう。二人を拘束しろ」
 ゼルブが命じると兵士達は一斉に寝室に雪崩れ込んだ。絹を裂くような悲鳴が聞こえすぐに静かになった。
 メイが若い女の口を手で塞ぎ、抱き抱えるようにして寝室から出てきた。男の方は他の兵士が肩に担いできた。居間は照明が点けられていた。
 兵士達は手際よく、男を木製の一人掛け椅子に縛り付け、女の方をキッチンテーブルの上に横たえた。メイが手を放すと女が叫び出そうとした。
「騒ぐと殺すぞ」
 ゼルブが拳銃を構え、捕虜の結衣から学んだ日本語で二人を脅した。
 拳銃とゼルブの白目が無い青い瞳だけの目を見て、女はわなわなと震え始めた。
「そうだ。それでいい」
 ゼルブは震え戦いている女の顎を掴み、顔を食い入るように見詰めた。
「美しい。お前、名を何という」
 拳銃の銃口を豊かな乳房に押し付けた。
「亜里沙です」
 女は蚊の鳴くような声で答えた。
「亜里沙か。声も美しいな」
 ゼルブは拳銃をホルスターに仕舞い込んでから、亜里沙と名乗った女をテーブルの上に仰向けの姿勢で横たえた。シミひとつない白い太腿を触り、徐々に股間の方にずらしていく。椅子に縛り付けられた夫が血走った目でその様子を見ていた。亜里沙は両手で顔を覆い咽び泣いていた。指先を膣に進入させ感触を楽しんだ。それから両手で白い足を大開きにさせ、膣に口を付け激しい勢いで舐り始めた。風呂に入っていたのか異臭はせず、素晴らしい味がした。
 女兵士達は、その様子を取り囲むようにして見ていた。皆、淫らな笑みを浮かべていた。
 少しの間、膣を舐ってから亜里沙をうつ伏せに横たえ、むき卵のような白い尻の割れ目に顔を入れアヌスを舐り始めた。亜里沙の咽び泣きが、喘ぎ声に変わり始めた。
 アヌスの味に堪能してから、ズボンのチャックを開けて長大な男根を掴みだし、背後から貫いた。亜里沙が白い背筋を仰け反らせ鋭い喘ぎ声を上げた。
 ゼルブは激しく腰を使い鋭く呻き、亜里沙の膣内に放出した。ニ、三分亜里沙の背中に抱き付き休んでから、今度はアヌスに挿入し腰を突き動かした。アリサはアヌスを突かれる痛みに泣き叫んだが、ゼルブは容赦しなかった。残忍な笑みを浮かべながら亜里沙の豊かな乳房を鷲掴みにして腰を使い続けた。
 数分後、亜里沙のアヌスに精液を流し込んだゼルブは満ち足りた表情でズボンを履いた。
「お前達も楽しんでいいぞ」
 女兵士達はぐったりと脱力した亜里沙を抱き抱えるようにして浴室に消え、亜里沙の全身をシャワーで洗い流してから寝室に運び、ダブルベッドの上でしたい放題に凌辱を加え始めた。
 女兵士達は手や口で亜里沙の裸身を嬲った。亜里沙は膣やアヌスや太腿や乳房と、全身を嬲られ逝きまくった。逝っても逝っても解放されなかった。
 亜里沙は犯され、逝きながら人生が終わったことを悟った。侵入者が竜人族であることに気が付いていた。白目にない瞳だけの大きな目、女達が話す聞いたこともない言語、話には聞いていた竜人族が、今自分を犯しているのだ。竜人族は人間の女の肉を食べるということも聞いていた。亜里沙は、同性愛の趣向は無かったが、夫とは比較にならない巧みな愛撫に死の恐怖に怯えながらも悶え狂った。
 何人もの竜人族の女が膣やアヌスや重たげな乳房を手や舌で舐っているのだ。
 ある女は亜里沙の豊かな白い尻を抱き、アヌスに舌を入れてきた。これまで感じたことのない快感に身悶えした。乳房を吸われながら、膣を舐られ白い背筋を仰け反らせながら三度目の絶頂を迎えた。朦朧とした意識の中、太腿や膣やアヌスや乳房に女達の淫らな舌を感じた。

 ゼルブはキッチンの冷蔵庫から缶ビールを取り出し、寝室の二人掛け椅子に腰かけその様子を楽しみながら喉を潤した。竜人族の世界でもビールやワインは作られていた。ゼルブは破壊した人族の都市部で発見された酒類を回収させ、自宅で楽しんでいた。人間が作ったビールの味が好みだった。
 女兵士の一人が、寝室のクローゼット内に張形を見つけた。それで亜里沙の膣を犯し始めた。凌辱はその後、一時間ほど続いた。
 女兵士達が全員堪能したところで、ゼルブが立ち上がった。
「そろそろいいだろう。食事の準備をしろ。外で盛大な焚火をしてその女をバーベキューにするんだ。メイ少佐は捕虜の尋問に協力してくれ」

 居間に戻ったゼルブは懐から注射器を取り出し、椅子に縛り付けた男の腕に注射した。それは強力な自白剤だった。
 メイ少佐が椅子の前の床に座り、ゼルブの指示で男のパンツを脱がせた。人族の男根を見るのは久しぶりだった。サイズは差ほどでも無いが、硬度があり竜人族とは比較にならない快感が得られそうだった。
 メイは目の前の男根を見ながら、生唾を呑み込んだ。片手で数回扱いてから一気に呑み込み口腔性交を始めた。自白剤は快感を与えることで効き目が倍増するのであった。
「名前は何というのだ?」
 男は薬のせいで意識が朦朧としていた。
「佐伯圭太です」
「圭太。お前に聞きたいことがある。この辺りに若い女達が大勢いるところはないか?」
「明日から三日間、K市の郊外でサマーフェスティバルが開催されます。全国から十万人以上の人間が集まります」
「若い女達が大勢来るのか?」
「はい。K市のホテルや旅館は満室になり、それでも足らず、郊外のペンションも一杯になるということです」
「女達はどうやって全国から来るのだ?」
「旅客機やフェリーでやってきます。今日もA市の港に臨時フェリーが来ています」
「フェリー?何人乗れるのだ?」
「確か。八百人は乗れると聞いています」
「八百人か?」
 ゼルブが白目の無い青い瞳を輝かせた。
「この周辺に工場や倉庫の廃屋は無いか?]
 ゼルブは質問を続けた。
「ここから南に五キロの沿岸部に缶詰工場跡地があります」
「建物は残っているのか?」
「確か解体はまだしていなかったと思います」
 ゼルブは佐伯の話に熱心に耳を傾けた。時折小さな手帳にメモをとった。
「そうか。それは好都合だ。他にトラックを複数台所有している輸送会社がどこにあるか知りたい」
 ゼルブが尋ねたとき、屋外から肉を焼く香ばしい匂いが漂ってきた。
「輸送会社はありませんが、トラックなら港の倉庫に何台かある筈です。水揚げした鮭の輸送用です……」
 その時、佐伯は尋問に答えながら、メイの口内に射精した。メイは淫らな笑みを浮かべながら激しく吸引した。
「トン数は?」
「……十トントラックの筈です」
佐伯は脱力感の中で答えていた。
「そうか。それはいい」
ゼルブによる尋問はその後暫く続いた。
「提督。料理ができました。中庭においでください」
 尋問が終わるころ、サリア上等兵が室内に入って来た。
「丁度いい具合に腹が減った。メイ少佐。人族の男を喰ったことはあるか?」
 ゼルブが佐伯の男根を手で扱いていたサリーに腕時計を見ながら尋ねた。サリーは尋問の間、既に三回佐伯の精液を飲んでいた。
「いえ。オスは食べたことがありません」
 メイは美しい顔を一瞬欲情に歪め、目の前にむき出しにされた男根を凝視した。
「男根は珍味だそうだ。お前達にこの男の処刑を命ずる。夜明けまでに完了するように」
「承知しました」
 二人は目を輝かせながら敬礼した。二人は薬で意識が混濁する佐伯を拘束している縄を解いて、メイが男根を掴んだ。男根を引っ張り佐伯を立たせ、キッチンへと消えた。

 キッチンではメイとサリアが佐伯を立たせ、男根とアヌスを濡れタオルで拭いていた。それからサリアが佐伯の背後に屈みこんでアヌスを舐り始めた。刺身包丁を手にしたメイが前に立って男根を口に含んだ。数度目のフェラチオであったが、何度味わっても素晴らしかった。佐伯は背が高く顔立ちは整っていた。竜人族の女は、同性も異性も愛することができるバイセクシャルが多かった。殺しを前提とする残酷で甘美な責めが始まった。
 
 その頃、裏庭ではゼルブ達の遅い夕食が始まっていた。
 焚火の前には、木製のテーブルが置かれ、その上には顔以外をキツネ色に焼かれた亜里沙の死体が無造作な感じで横たえられていた。
 女兵士達が良く切れる軍用ナイフで死体の肉を切り分けていた。湯気を上げる膣肉の塊が皿に載せられゼルブの前に置かれた。
 ゼルブが手掴みで肉を掴み齧り付いた。
「塩味が絶妙で最高に美味だ。それに歯触りもいい。お前達も存分に食するがいい」
 ゼルブが脂に塗れた手をタオルで拭きながら言った。
 女兵士達は一斉に亜里沙の肉を貪るように食べ始めた。女兵士達の食欲は凄まじく、胴体から腕や太腿を引き抜き齧り付き、腹部を縦に切り裂き内臓を貪り喰らった。
 ゼルブはキッチンの冷蔵庫から持ってきた缶ビールを飲みながら、脂の載った尻肉を手掴みで食べ始めた。
 一時間ほどで身長百七十センチぐらいはある亜里沙の主要な肉は喰われ骨が露出していた。

 食後、ゼルブは女兵士のメリア少尉とアリシア曹長を居間に呼んだ。
「お前達二人はこれから、ここから西方五キロにあるK市に潜入し、情報収集をして来い。くれぐれも人族に気付かれぬようにするのだ。重要な点は、人族の女達が大勢集まるサマーフェスティバルという集会に潜入し、若くて美しい女達がどれほどいるか確認してくるのだ」
「了解しました」
 その後すぐに二人は佐伯の車に乗り、K市を目指した。作戦に参加した女兵士達は皆、人族の車に習熟していた。グリム国では極東ロシアや韓国で複数台の車両を入手していたのだ。
 グリム国民による破壊活動から免れた数少ない車両であった。竜人族の自動車より遥かに性能が良かったが、構造は似ていたため、女兵士達が運転技術をマスターするのにさほど時間はかからなかった。
 午前四時の夜明け前、二人が運転する車は広大な牧草地の合間を突き抜けるように作られた車道を爆走していた。すぐにK市郊外に位置するスーパーに到着した。駐車場に車を止め、スーパーの裏口をこじ開け内部に進入した。
 目指す売り場はすぐに見つかった。それは衣料品売り場だった。店内には非常灯が灯されていた。
 店内の壁には、着飾った女性モデルのポスターが張り付けられていた。
 メリア少尉とアリシア曹長は懐中電灯でポスターを照らし出した。
「このメスを食べてみたい」
「少尉殿。私も同感です」
 二人は、薄暗い中、大量の女性用下着やスカートやTシャツを探し出した。サイズはすべて大き目だった。衣服の他には、ハイヒールやサンダル等の靴類を探し出した。従業員用のロッカールームで、鍵のかかったロッカーをこじ開け、従業員の私物を漁った。女物のバックから、現金やクレジットカードを盗み出した。
 日本国に潜入する前、潜水艦での航海中に艦内でゼルブから、日本国の現金やクレジットカードの使用方法について説明を受けていた。簡単な日常会話も習っていた。
 目的の品を盗み出し、裏口から出たとき、サイレンの音が聞こえた。複数台の車両がスーパーに近いてきていた。店内の監視カメラが二人の画像を警備会社に転送し、警備会社から地元警察に通報したのであった。
 二人は盗品を車に積み込み、スーパーの駐車場から逃げ出した。

 夜明け前、ゼルブとメイは、K市郊外にあるK工業大学の前に立った。
 佐伯宅から十キロほどの距離を徒歩で移動したのだ。二人は三メートルの塀を軽々と飛び越え、学内に進入した。
 数時間後、大学の一室である機械工学課所属の技術室に教授と大学院生の二人が入って来た。教授は総白髪で五十代後半くらいの年齢であり、大学院生は二十代前半で若く美しい女だった。ミニスカートから白くすべすべの太腿が伸びていた。腰の位置が驚くほどに高い。
「高見君。今日は君の研究成果を見せてもらうよ」
 教授の宇野紘一が大学院生の高見奈々に話しかけた。
「はい。教授。準備はできています」
 奈々は室内の中央に置かれた作業台の上に置かれた自動車用エンジンの前に宇野を案内した。
「シリンダの材質にセラミック素材を使用してみました」
「燃費はどれくらい向上したのかね?」
 宇野がエンジンを覗き込みながら尋ねた。
「十%です。燃焼温度も高くなっています」
「それは素晴らしい。学会に報告しなければならないな」
 その時、大きな拍手の音がドアのところから聞こえてきた。
 サングラスをかけ軍服を着たゼルブが満面の笑みを浮かべながら、手を叩いていた。
「君は誰かね?」
「私はゼルブといいます。これは部下のメイ少佐です」
 メイが拳銃を構えながら、ゼルブの背後から現れた。
「何のつもりかね?」
 宇野が奈々を背後に庇うようにして、ゼルブを睨み付けた。
「教授とそのお嬢さんに協力して貰いたいだけです」
 メイが前に出てきて、宇野の影に隠れる奈々の腕を掴み、宇野から引き剥がした。羽交い絞めにした奈々の長い黒髪に顔を押し付け匂いを嗅いだ。
「乱暴は止めたまえ!」


 三十分後、ゼルブ達は宇野が所有するバンタイプの車両に乗り、大学を後にした。運転席にはメイが座り、後部座席にはゼルブと宇野と奈々それに学生の広瀬麻衣と高村ゆかりが乗っていた。
 麻衣とゆかりは宇野の助手として攫ってきた。二人とも美しい容姿をしていた。 
 男子学生ではなく女子学生にしたのは、役に立たない場合、食肉とするつもりだった。
 宇野以外は、皆、全裸にむかれていた。女達は抱き合うに一塊になり、震え戦いていた。後部座席の窓はカーテンで覆われ内部を見られることは無かった。
 ゼルブは奈々を女達から引き剥がし、逆さまに抱いて膣を舐め回した。十分に濡れてから膝の上に抱ぎ男根を挿入した。
 奈々の盛り上がった乳房を口に含み、乳頭を舌で転がした。嗚咽を漏らす奈々を上下に動かし、男根で突き上げた。やがて車内には奈々の喘ぎ声が響き始めた。


第五章 拉致される美女達 へと続く


  

 

 中華帝国 最終編(平成29年7月30日更新)

   『はじめに』
西暦二千五十五年、軍事技術で圧倒的な優位にある日本は、アジアの覇者となった中国に反撃を始める。
 陸上自衛隊員を三十年前に退官した沖田は、愛する女のために、自衛隊に復帰し、新開発のパワードスーツを着用し単身で中国に潜入する。ここまでが、前編の内容です。
 本作では、任務を終えた沖田が中国を脱出するシーンから始まります。日本と中国は全面戦争へと突入します。

『登場人物』
沖田 誠(オキタ マコト)
陸上自衛隊員、五十五歳。防衛大学を主席で卒業した頭脳明晰で強靭な肉体を持つ。反面、情に脆いという性格の持ち主。自衛隊を退官し、北海道の山中にて隠棲していたが、愛する女性を守るために、再び最新鋭のパワードスーツを着用し、単身で中国に戦いを挑むことになる。

ミナ
 中国空軍の女性パイロット。類稀なる美貌の持ち主。最新鋭のステルス戦闘機で日本領域に潜入する。


『本編』

第一章 プロローグ


 沖田は宮殿の最下層に造られた回廊を歩いていた。腕には意識を失った美奈を抱えていた。回廊は緩やかな傾斜で地下の深部へと続いていた。
 沖田がセットした時限爆弾は三十分前に爆発していたが、回廊まで影響は無かったようだ。爆発で追跡者はすべて死滅した筈だ。
「アドバイザー。何故さっきから黙っている?」
「……」
 回廊に逃げ込んでから、人工知能は一言も発していなかった。
「妬いているのか?」
 沖田は冗談のつもりだった。人工知能の音声は若い女性のものであった。いかに高性能であっても美しい美奈の容姿に嫉妬心を抱く筈は無かった。
「……」
「いい加減に答えろ!ガタでもきたのか!」
「若い女性にガタがきたとは酷い言い方ですね」
「……」
 人工知能の人間臭い返事に今度は沖田が沈黙する番だった。
「私の実体は大尉もご存じな前田少尉の思考パターンのコピーなのです。貴方がスーツを着用する直前までの前田少尉の記憶が移植されています」
「何だって!真理子君の思考パターン?」
 沖田は狼狽のあまり、訳がわからなくなっていた。
「膨大な知識だけでは、日々刻々と変化する環境には対応することができません。人間の思考パターンを移植することで、臨機応変な対応が可能になるのです。前田少尉は軍事情報のスペシャリストでもあります」
 沖田の脳裏には、この任務に就く直前に沖田の世話係を担当した前田真理子少尉の美しい裸身が過った。美奈の容姿に劣らぬ美しく明朗な女性だった。無意識のうちに立ち止まり、コンクリート製の壁を凝視していた。
「何故。今それを明かすのだ?」
それを言うのがやっとだった。
「私の任務が終了したからです。皇帝の所在を特定することが任務でした」
「ここを消滅させる気か?」
「はい。後十分で、宮殿全体いや北京市全体が核融合弾道ミサイルにより破壊されます」
 沖田は意識を失ったままの美奈の寝顔を見詰めた。脇の下にヒア汗を感じた。沖田は全力疾走を開始した。回廊の奥に向かい、時速百キロで突進した。
「回廊の奥はどうなっている?」
 真理子のことは意識から飛んでいた。
「この速度では後一分で行き止まりです。その先は地底湖です」
 沖田は前方数百メートル先に視点を集中させた。回廊の終わりは広大な空間が広がっていた。
「後、八分でミサイルが到達します」
 アドバイザーの声が終わらぬうちに回廊から巨大な地下空間に飛び出した。沖田は両足を踏ん張り一気に速度を落とした。金属製の靴底と岩石が摩擦を起こし大量の火花を発した。地底湖の湖岸から数メートルの位置で何とか停止することができた。
 地底湖は中国海軍の潜水艦基地であった。数十メートル離れた場所に装甲車が停車しており、中から武装兵士数名が飛び出してきた。沖田は片腕を兵士達に向けた。
 赤外線レーザー砲が兵士達をバラバラに引き裂いた。装甲車の砲塔が沖田達に向かう寸前に再び赤外線レーザー砲が発射され、装甲車の車体を貫き爆発炎上させた。
 不意に甲高いサイレンが鳴り響いた。無数のサーチライトが地底湖全体を照らし出した。
 先ほどから沖田は、近くの湖岸に二隻の潜水艦が停船しているのを認めていた。一隻は全長三十メートル程の小型潜水艦であった。
 沖田は小型潜水艦に向かって猛然とダッシュした。数十メートルをジャンプして小型潜水艦の甲板に飛び降りた。艦橋の上にジャンプして、ハッチを開けて内部に潜り込んだ。
「アドバイザー。操船は可能か?」
「かなり旧式ですが、可能と思われる」
 パワードスーツの肩先の部分から細い金属製の接続端子が伸びだしてきた。それが、小型潜水艦の操縦卓にある入力端子に接続した。
 艦の下部から微かなモータ音が聞こえてきた。
 潜水艦は一気に潜水を開始した。
「左舷方向百メートル先に洞窟が見えます」
 沖田を乗せた小型潜水艦は地底湖の壁面に穿たれた横穴に進入したその時、自衛隊が発射した核融合弾が北京市上空で爆発した。百メガトンのエネルギーは巨大な火球となり、北京市全体を包み込み爆心地である宮殿に直径数キロにも及ぶ巨大なクレーターを作り出した。
 衝撃で地底湖の天井部が一気に崩壊した。


第二章 沖縄戦


「王大佐。祖国が核攻撃を受けています!」
「何!」
 沖縄自治区にある中国人民解放軍司令室では、陸軍少尉の陳が、壁一面に張り巡らされたモニターの映像を見詰めていた。額からは大粒の汗が滴り落ちていた。陳は、執務室にいる司令官の王大佐にLAN配線の画像通信にて状況を報告していた。
 大型のモニターには北京市中央に穿たれた直径数キロのクレーターや激しく炎上する周辺地域の様子を映し出していた。
 陳少尉の報告を受けていた王大佐は執務室に隣接する寝室で広大なダブルベッドに横たわり、全裸の若くて美しい女に男根を舐めらせていた。隣にもう一人の若い女を横たわらせ、尻を撫でまわしながら陳少尉の報告を聞いていた。
「糞忌々しい。小日本め!」
 口腔性交を行っていた女の髪を掴み、勢いよく喉の奥に突き入れ放出した。女は窒息のために大きくむせいだ。
「全部飲め。さもなくば今夜お前を喰ってやるぞ」
 王は、目の前で苦しそうに息をしている女に冷たい視線を投げかけた。右手で女の豊かな乳房を鷲掴みにした。

 その頃、沖縄自治区の人民解放軍宿舎では、昼間から日本人奴隷女性に対する性的凌辱が行われていた。兵士達は老酒のボトルを回し飲みながら全裸にむいた若い女性達の全裸に群がっていた。
 彼女達は、人民解放軍が沖縄に侵攻した際に捕らえられた沖縄県民の子孫であった。
 容姿端麗な若い男女が県内の特別区に収容された。彼らは性交を強いられ、拒絶する者は容赦なく殺された。性交により生まれた子供達は人肉農場と呼ばれる施設で育てられた。日本文化の中で日本人として育てられ、中国語と日本語を学ばされた。男の少数は十八歳で人間種牛にされ、残りは沖縄県内や中国本土に送られ共産党員の中年婦人の性交奴隷として飼い殺しにされた。
 女の方は、半分が人民解放軍や共産党員の性行奴隷とされた。残りの女達は、超高級食肉用として中国本土の食肉工場に送られた。
 性行奴隷とされた女達も二十五歳までにすべて食肉として屠殺される運命だった。

 兵士達は軍服姿のまま、全裸に剥いた若い女達の性器を口や手で弄んでいた。
「お前等。小日本が攻めて来ているのに何だ。この体たらくは!」
 宿舎に駆け込んできた人民解放軍の士官が、若い女の膣を舐めていた兵士の尻を蹴りあげた。
「少尉殿も一緒にどうですか?もう少しで昼飯です。極上の女を処分したところです」
「何を言ってやがる。一時間以内に小日本の軍隊が上陸してくるのだぞ」
「いいじゃないですか?この機会に小日本を殲滅しましょう。若い小日本女を大勢手に入れられますよ」
「馬鹿言え。敵兵の装備は我が軍を凌駕しているんだ。このざまでは我が軍は破滅だ」

 その頃、沖縄自治区内の特別区には、日本との開戦を恐れた人民解放軍の脱走兵達が暴徒と化していた。ある脱走への集団は、日本人の若い女達に殺到し、全裸にむいて軍用トラックの荷台に乗せどこかに逃げ去った。またある者は、泣きじゃくる若い女をその場に引き倒し、全裸にむいて膣やアヌスを舐めまくり、怒張しきった男根で貫いた。

街の至る所で同様な凌辱が繰り広げられた。

「お願い。助けて……」
 二十歳くらいの若くて美しい女が、ひとりの脱走兵により全裸にむかれ、うつ伏せの状態で白くてむき卵のようにすべすべの尻を舐められていた。
「俺は日本語はわからん!どうせ俺達は小日本の軍隊に殺されるんだ。その前に好きなだけ女を犯してやるんだ」
若い兵士は、女の尻肉に噛み付いた。血が滲むくらい強く噛んだ。
「ギャー!」
「もっと泣け!」
男は歪み切った顔で今度はむっちりとした太腿に噛み付いた。
目の前の白い尻が震え戦いていた。
男は血塗れになった女の尻を抱き、狂ったように腰を振り始めた。


+++++++++++++以下平成29年7月30日更新部分++++++++++++++

  那覇港では、脱走兵により構成された反乱軍が、特別区より拉致してきた日本人女性を民間の輸送船に運び込んでいた。女達は皆、全裸にされていた。屈強な体躯の船員達が次々と泣き叫ぶ全裸の女達を肩に担ぎ、船底へと消えていく。
 反乱軍が操船する輸送船五隻が日本人女性を満載し、那覇港を出港していく。
 輸送船群は太平洋を東進していた。米国を目指していた。
 出向してから三時間後、輸送船群は海上自衛隊の護衛艦隊に取り囲まれた。
 海上自衛隊の護衛艦いずもから輸送船群に対し、無線交信が行われた。
「こちら日本国海上自衛隊所属護衛艦いずもです。応答願います」
「本船は民間の輸送船です」
 輸送船群の一隻に乗船していた元軍医の陳大佐が英語で応答した。
「国籍をお知らせ願います」
「国籍は米国です」
 陳のマイクを握る手が僅かに震えていた。周囲の者達は固唾を呑んで見守っている。
 輸送船群は那覇港を出港する際、国旗を降ろしていた。
「では国旗を揚げてください」
「……」
「本艦は君達の輸送船が那覇港から出港した事実を確認しています。即座に投降しなさい。抵抗すれば撃沈します」
「我々は反乱軍だ。中国軍には所属しない。米国に亡命するつもりだ」
「積み荷は何ですか?」
「沖縄近海で採掘したレアメタルだ。米国に亡命する際の交渉材料だ」
「沖縄近海は元来日本国政府の領海です。そこで掘削したものは我が国の所有物です」
「……」
「どうしましたか?」
「茶番は終わりだ。積み荷は小日本の若い女達だ。攻撃すれば女達も死ぬことになるぞ」
「そういうことにはなりません」
「何?」
 その時、デッキから銃声が聞こえてきた。陳大佐は操舵室の窓から、デッキっでパワードスーツを着た海上自衛官と船員達が銃撃戦を行っている様子を目撃した。パワードスーツの防弾性能は完璧でライフル弾を受け付けなかった。
銃撃戦は海上自衛官の勝利であっけなく終了した。
「わかった。降伏する」
 陳大佐は茫然とした表情でマイクを握った。
 すべての輸送船にパワードスーツを着用した海上自衛官が乗船し、制圧していた。自衛官はパワードスーツの動力を使い、海中を移動し輸送船に乗り込んでいた。
「皆さん。私は海上自衛官の斉藤です。貴女方を救出に来ました。安心してください」
 船倉には数十人の若い女性達が全裸で監禁されていた。彼女達は皆、救出された喜びのあまり声を発することもできず、全裸であることも忘れ自衛官に抱き付いた。うれし泣きの嗚咽を漏らす者達もいた。
 自衛官がデッキへと彼女達を誘導した。消耗のあまり立てない者については自衛官が抱き上げデッキへと運んだ。
 救出された数百人の女性達を各艦に分乗させ、日本本土に向けて出発した。
 

 その頃、日本国航空自衛隊のFー三十五J改の飛行編隊が沖縄自治区の上空に来襲していた。超高度なステルス機能により、人民解放軍の地上レーダー網では探知不可能であった。各機は上空一万五千メートルから数キロの電子励起爆薬を搭載したJDAMを地上レーダーや空港施設に向けて放出した。すべてが数メートルの精度で命中し目標を消滅させた。
 電子励起爆薬は一キログラムで五百キログラムのTNT火薬に相当する威力を持つ。その破壊力によりターゲットは完全に破壊された。爆撃を逃れ飛び立った中国軍ステルス戦闘機Jー三十一改が迎撃に飛びあがったが、瞬時にFー三十五改から放たれたX線レーザーで破壊された。
 また、沖縄近海に待機していた海上自衛隊の潜水艦三隻が海中から巡航ミサイル数百発を発射した。弾頭部に電子励起爆薬百キロを搭載した巡航ミサイルは沖縄本島の各拠点である中国軍基地を完全に消滅させた。
 さらに沖縄本島の沿岸部には、海上自衛隊の輸送艦から発進した上陸用舟艇数数百隻が続々と上陸し、乗船していたフル装備の陸上自衛官数千名が降り立った。
彼らは最新のパワードスーツを着用していた。中国軍が装備する小銃弾から自衛官を完全に防御することが可能だった。自衛官達はパワードスーツに守られ、携帯式X線レーザー銃で中国陸軍兵士を殲滅していく。中国軍兵士は絶望の中で逃げ惑うばかりだ。
 陸上兵力はパワードスーツを着用した陸上自衛官だけでは無かった。
 レールガンとX線レーザー砲で武装する一○式改戦車群だった。
 中国陸軍の旧式な戦車群を続々と撃破していく。

続く

 

ダーク 冒険編 (平成29年7月30日更新)

  『はじめに』
 ルーマニア大学に留学中の芝紀子は、吸血鬼に拉致され山奥の古城に監禁される。
 彼女を救うべく、改造ヴァンパイアにより一命を取り留めた黒沢 龍一が救出に向かう。
 

『登場人物』
黒沢 龍一 (クロサワ リュウイチ)
ヴァンパイアの超人的能力を与えられた少年。寡黙でクールな反面、心の奥底に激情を秘めている。

芝紀子
ルーマニア大学に通う留学生。絶世の美女。

江藤 麗子(エトウ レイコ)
高校の英語教師。モデルといっても通用する美貌の持ち主。暴力団によって拉致され、陵辱の限りを受けるが、龍一によって救い出される。



『本編』

第一章 プロローグ


 二〇一一年六月。場所はルーマニアのトランシルベニア地方に位置する森林地帯。
 時刻は十九時を過ぎたばかりだ。西の空には、血のように赤く巨大な満月が煌々と輝いていた。深い森を切り裂くようにして造られた林道を、ひとりの若い男が歩いていた。
 年の頃は二十歳を過ぎたばかりであろうか。彫りの深い顔立ちに鋭い眼差しを持つ青年であった。肌の色から東洋人に見える。黒革のコートにジーンズという井出達で、長さ一メートル以上ある皮袋を背負っていた。
 周囲は、オオカミや熊等野獣の気配に満ちているが、彼はまったく恐怖を感じていないようだ。
 曲がり角を進んでいるとき、五メートルほど正面に大きな影が見えた。それは低い唸り声を上げながら、立ち上がった。体長三メートル近くもある成獣のヒグマであった。
 青年は、驚いた様子も無く、平然と構えていた。
「俺に何か用か?」
 穏やかな口調でヒグマに語りかけた。ヒグマは、なおも低い唸り声をあげながら、青年の前に立ち塞がっていた。
「これから大事な用事があるんだよ。悪いけど、お前と遊んでいる暇は無いんだ」
 驚いたことに青年は、ヒグマの横を悠然と歩いていく。ヒグマは、巨大な頭部を青年に向けて動かすだけで、攻撃しようとはしなかった。ヒグマはその場に蹲り、前足を舐め始めた。立ち去っていく青年の後姿をちらっと見詰めてから、深い森の中に消えた。


 それから林道を数キロほど進んだ時、不意に青年は立ち止まった。青年の穏やかな瞳が、爛々と赤く輝きだした。青年から十メートル程、進んだ林道の中央に、若い全裸の女が立っていた。燃え上がるような金髪の女は、青年の顔を見詰め、形のいい上唇を舐め回しながら、淫らな笑みを浮かべていた。
「こっちにおいで。美しい男」
 女は片手を上げて男を誘った。血のように赤い満月の光が、女の美しい裸身を浮き上がらせている。
「伯爵の城は、後どれくらいだ?」
 女の顔に一瞬、困惑の色が広がった。生暖かい風が二人の間を通り抜けた。女の裸身が一瞬で青年の身体に張り付いていた。
「下らない話は止めて、アタイと遊ばない?」
 女の舌が青年の首筋を這い回った。青年は、表情一つ変えはしなかった。女はその場にしゃがみこみ、ズボンのファスナーを下ろし始めた。
「ここは正直ね」
 淫らな笑みを浮かべて青年の顔を見上げた。
 白魚のような手で男根を掴みだし、数回擦りあげてから、呑み込んだ。淫らな音を立てて口腔性交を始めた。青年は歯を食い縛り、射精を堪えていた。
 女の燃え上がるような金髪を掴み、口腔性交を止めさせ、手で四つん這いにさせ、屹立した男根で背後から貫いた。女の豊かな乳房を鷲掴みにしながら、激しい勢いで腰を前後に降り始めた。女は気持ちがいいのか、金髪を振り乱し、喘ぎ始めた。
 青年が逝く瞬間に女も果てた。ふたりは少しの間、余韻に浸っていた。不意に女の瞳が真赤に燃え上がった。青年はその瞬間を見逃さなかった。
 女の首に腕を回し、一気に頚骨を圧し折った。驚くべきことに首を圧し折られても女は死ななかった。首が折れ曲がったまま、悪鬼のような表情で鋭い犬歯をむき出しにして、青年の首を絞めようと両手を伸ばしてきた。
青年が胸のフォルダーから、レイジングブル四五四カスールを取り出し、女の口に突っ込み引き金を引いた。爆音とともに女の後頭部が吹き飛んだ。
 青年は、コートのポケットから透明な液体が満たされた小瓶を取り出し、死体に注ぎかけライターで火を付けた。可燃性の液体なのか、死体は一気に燃え上がった。
 死体が燃え尽きるのを確認してから、針葉樹林が密生する森に踏み込んだ。
 十メートルほど進んでから足を止めた。森の中にできた広さ十畳ほどの草地に全裸の若い白人女が倒れていた。首筋は大きく切り裂かれ、右足が根本から切り取られ、既に絶命していた。腹部も縦に切り裂かれ、内臓が露出していた。
 死体の近くには、女の衣服が散乱していた。ハイカーだったのだろうか。リュックや水筒も見つかった。
 さらに焚き火の跡もあった。燃え滓の中には、女のものと思われる肉を剥ぎ取られた大腿骨が無造作な感じで、転がっていた。
 青年は、死体の前に膝間付いて少しの間、黙祷してから、先ほどの小瓶を取り出し、死体に透明な液体を注ぎかけ、ライターで火を付けた。
 燃え上がる炎をじっと見詰めていた。



第二章 不死者


 そこは、針葉樹が生い茂る深い森の中に建てられた古城の地下室であった。
 全裸にむかれたひとりの若い東洋人女性が、簡易ベッドに四肢を縛りつけられていた。
 暗い蝋燭の明かりが、女優と言っても通用するような女の美しい容姿を映し出していた。
 素肌は雪のように白く、滑らかで溢れんばかりの若さが凝縮されていた。
 その女の股間では、何か黒い物が蠢いていた。それは何者かの頭部であった。
 それが動きを止めた。
「どうだい?女に犯られる気分は?」
 若く美しい女の股間を舐めていたのは、同じくらいの年齢の若い女であった。こちらも先ほどの女に匹敵する程の美女であった。その女は真紅のチャイナドレスを着ていた。
「お願い。そんなことしないで……」
 ベッドに縛り付けられていた女が、か細い声で懇願した。
「止めて欲しいだって!ここはこんなに濡れているよ」
 チャイナドレスの女は簡易ベッドの下から、鋭利なナイフを取り出した。それで縛られている若い女の首筋をなぞった。女の表情が見る間に青ざめていく。女が淫らな笑みを浮かべながら、若い女を拘束している紐を切断した。自由になった女をまるで子供を扱うように軽々と持ち上げ、簡易ベッドの上に、四つん這いの姿勢をとらせた。
 シミひとつ無い美尻の背後から、極上の尻に両手を当てて股間を覗き込むようにしてから、舌なめずりをした。
「お前のきれいなアソコが丸見えだね」
 ゆで卵のような滑々の尻を両手で押さえ込むようにして、尻の割れ目に顔を押し付け、焦らすようにアヌスを舐り始めた。
「お前のケツは最高の味だよ。このまま食ってしまいたいね」
「嫌!」
 若い女は、豊かな黒髪を振り乱し号泣した。生暖かい舌がアヌスの中に侵入してきて肉癖を擦り上げた。意識とは裏腹に鋭い快感が背筋を走り抜けた。
 チャイナドレスの女は、若い女の豊かな乳房を鷲掴みにして乳首を指先で摘みながら、アヌスを激しい勢いで吸った。それは内臓が吸い出される恐怖を感じるほど激しいものであった。若い女の泣き声が、やがて小さな喘ぎ声に変わっていく。若い女に同性愛の趣向は無かったが、全裸でアヌスや膣を舐め回される快感に嫌悪感は薄れつつあった。
 若い女のクリトリスを弄りながら、舌先を筒状に丸めて若い女のアヌスに突き刺した。女は、鋭い喘ぎ声を上げて全身を震わせ、簡易ベッドの上に突っ伏した。
チャイナドレスの女は巨大な張形を装着し、勝ち誇った顔で若い女の膣を一気に貫いた。
全裸の女は鋭い叫び語を上げて白い背筋を仰け反らせた。張形を装着した女は、女の黒髪を掴み自分の方に向かせて口に吸い付き舌を吸い出し舐った。
 全裸の女はあまりの快感に訳が分からなくなっていた。チャイナドレスの女が望むままに膣を犯され、舌を与えた。
 チャイナドレスの女は一層激しく腰を若い女の盛り上がった白い尻に叩きつけた。
 組み敷かれた全裸の女が、鋭い喘ぎ声を上げて、背筋を仰け反らせた。次の瞬間、全身を脱力させチャイナドレスの女の下に横たわった。
 チャイナドレスの女は余韻を楽しむように少しの間、脱力した女の膣を犯した。
 数分後、全裸の女はベッドの上に仰向けで横たわっていた。チャイナドレスの女は、太腿の間から膣を覗き込み指先でクリトリスを弄っていた。
「お願い。もう許して……」
「生意気な口を聞くんじゃないよ!お前はアタイの肉に過ぎないんだ。夜は長い。何度でも逝かせてあげるよ」
 全裸の女は、ぼんやりとした表情で、自分の膣を弄る女の顔を見つめた。
 その女は、欲情に濡れた目で若い女の顔を見返し、舌で自分の唇を舐めた。
 若い女の脳裏に先ほどの快感が蘇った。恐怖感は既になくなっていた。
 上半身を起こしてチャイナドレスの女の頭を両手で掴んで、自分の膣に顔を押し付けた。
自ら膣を与え女の好きにさせた。すぐに激しい勢いで吸われた。それだけで逝きそうになった。全裸の女は、再び女の頭を手で押さえた。女の手を掴みベッドの上に仰向けになるように誘導した。チャイナドレスの女は嬉々とした表情で従った。
 全裸の女は仰向けに寝たチャイナドレスの女の顔に跨り、膣を顔に押し付けるようにして腰を淫らに動かした。女が、アヌスに指を入れ直腸内をかき回してきた。全裸の若い女は好きにさせていた。
 膣を激しく吸われ、アヌスを弄られて、女は気が狂いそうなほどの快感を得ていた。
 女の柔らかい舌が膣に侵入してきて、内部を擦り上げた。電撃のような快感に意識が一瞬で吹き飛んだ。気を失って、女の顔に跨ったまま前のめりになり失禁した。
 チャナドレスの女は、嬉々とした表情で小水を口で受けた。小水を飲み干してから、起き上がり、意識を失った女の盛り上がった白い尻に顔を埋めて、アヌスを舐り始めた。
  
 古城の地下室では、無数の蝋燭が苔むした石壁に虚ろな光を投げかけていた。
 広さ百畳ほどもある部屋の中央には、長さ二メートル以上もある黒曜石で造られた石台が置かれ、その上には二十歳くらいの若くて美しい白人女性が全裸で横たえられていた。 
 女の股間には、皺だらけの醜い老人が、張り付き何かを啜っていた。
 豊かな乳房と腰つきの白人女は既に息をしていなかった。老人が皺だらけの顔を上げた。
 口元から真赤な鮮血が滴り落ちた。老人は舌先で口元の血を舐め、深い溜息を漏らした。
「若い女の血は、美味いのう」
 独り言を言ってから、鋭い鉤爪で女の柔らかい腹部に突きたて、まるでチーズでも裂くような感じで、縦に切り裂いた。まだ、生暖かい腹腔に両手を差し入れ、血塗れの肝臓を取り出し、齧り付いた。鋭い犬歯で肉を噛み裂き、何度も租借してから呑み込んだ。

 血のように赤い色をした巨大な満月が、切り立った絶壁の頂上に聳える苔むした古城を照らし出していた。先ほどの青年が、深い森の切れ目から古城を見上げていた。古城へと続く道は無く、目の前に立ち塞がる数百メートルの絶壁を登るしかない。
 青年は不適な笑みを浮かべると、ヤモリのように壁に張り付き、両腕の力だけで、絶壁を登り始めた。数百メートルの絶壁を苦も無く登り詰めた。
 目の前に黒々とした古城が浮き上がった。城のあちこちから薄暗い光が漏れていた。
 正門は避けて、切り立った崖を両手の力だけで支えながら裏側に向かった。数十メートルほど進んだところで、岩が張り出した場所に着いた。そこには、縦横二メートルほどの横穴が穿たれていた。躊躇することなく、苔に覆われた洞窟内を進んだ。洞窟内には満月の光が僅かに差し込んでいるだけで、暗闇と変わらなかったが、しっかりとした足取りで進んでいく。まるで暗闇でも目が見えるようだ。
 二十メートルほど進んだところで、行き止まりになっていた。青年はコートのポケットからペンシルライトを取り出し、前方を照らし出した。分厚い鋼鉄製の扉が行く手を塞いでいた。コートのポケットから透明な液体が入った小瓶を取り出した。小瓶の蓋を開け、鍵穴に透明な液体を注ぎこんだ。
 強烈な酸の匂いがして、白煙が立ち込めた。片手で扉を押すと、音もなく開いた。
 扉の先は苔むした岩肌が続く回廊だった。天井までの高さは五メートルほどもあった。 
 両壁には一定間隔で燭台が配置され、暗い蝋燭の炎がユラユラと揺らめいていた。
 青年は背負っていた革袋を地面に下ろし、ジッパーを開けて中身を取り出した。
 それは黒光りする銃器であった。対物ライフルのXM五百。口径十二.七ミリ、重量十一Kg、装弾数十発でブルパップ式だ。威力は強力で人間の胴体を真っ二つに引き裂くほどだ。銃身を構えながらゆっくりと進みだした。青年の顔が緊張のためか、少し引き攣って見えた。苔むした回廊を数十メートル進んだところで、前方情報から光が漏れているのを確認した。足音を忍ばせ、ゆっくりと近ついていく。
 見上げると、回廊の天井に一辺が二メートル四方の竪穴が空いていた。青年は銃の安全装置を外した。静寂の中に無機質な機械音が響き渡った。
 青年が五メートル上の竪穴に向けて垂直に飛び上がった。まるで重力を感じていないかのようだ。竪穴を通り抜け、穴の近くに着地した。周囲に銃口を向けて一回りした。
 そこは岩盤がむき出しになった広さ百坪ほど空間だった。花崗岩でできた壁には、無数の燭台が作られ、ロウソクの妖しい炎が周囲を照らし出していた。また、壁にはいくつもの横穴が穿たれていた。青年は横穴を凝視した。内部に人の気配を感じ取っていたのだ。
 構えていた銃を下ろし、ひとつの横穴に近つき、内部を覗き込んだ。横穴には鉄格子が嵌められていた。中には、簡易ベッドが置かれ、数名の若い女達が横たわっていた。女達の寝息が聞こえてきた。青年は銃を肩に担いて、鉄格子に両手をかけた。
 太さ三センチはある鉄棒が見る間に撓んでいった。
 自分が通り抜けられるだけ、鉄棒を曲げ、横穴に侵入した。眠っている女達の顔を覗き込んだ。皆、白人女性で若く美しい容姿をしていた。
 その中の一人が、青年の気配を感じたのか、両目を開けて青年の顔を凝視した。美しい顔が恐怖に歪んでいた。青年は叫びだそうとする女の口元を掌で抑えた。
「俺は魔物ではない」
 その女の耳元に顔を付けて英語で囁くように話しかけた。女がロウソクの微かな光に照らし出された青年の瞳をじっと見つめ、ゆっくりと頷いた。
「貴方は誰?私達を助けに来てくれたの?」
「魔物達は何人いる?」
 青年は女の問には答えず、逆に質問した。
「二人よ。醜い老人と若い日本人の女だけ」
「奴らを倒せば、君達を助けたことになるのかな?そうだ。この女性を知らないか?」
 青年は胸ポケットから一枚の写真を取り出し、女に見せた。
「知っているわ。三日ほど前に女が連れて行ったわ。知り合いなの」
「彼女を助けに来たんだよ」
「もう手遅れかも知れないわ。奴らは人間の血を吸い、肉を食べるの。私達は奴らの食料として浚われて来たのよ」
「不死者と若い日本人の女か。奴らはどこにいるんだ?」
「いつもはあの扉の向こう側からやって来て、この中にいる誰かを連れて行くの。連れて行かれた人で戻った者はいないわ」


青年は、囚われの女達をその場に残し、女達から聞いた扉を開けて中に入った。
光も無く、漆黒の闇の中を青年は進んでいく。手で触った感触では、岩石を削り掘り進んだ回廊のようだった。まるで周囲が見えるかのように足取りは確かだった。百メートルほど通路を進んだ時、再び木製の扉に到達した。
 鍵は掛けられていなかった。周囲に気を配りながらゆっくりとドアを押しやった。
 むせ返るような異臭が鼻を刺激した。足元に肉がこびり付いた人骨が散乱していた。
 青年は何事も無かったかのように周囲を見渡した。
 そこは広さ百坪ほどの空間で高さは十メートルは優にある岩盤を繰り抜いたホールのようだった。数千本と思われる燭台が岩壁一面に突き出し、蝋燭の怪しげな光が部屋全体を照らし出していた。

 その時、目の前に上から何かが落ちてきて、どさりと音を立てた。
 見ると全身を切り裂かれた白人女性の死体だった。女性は二十歳くらいで一糸も纏わず、美貌の持ち主だった。膣部や太腿や尻肉が鋭利なナイフで切り取られていた。
 片方の乳房も切り除かれ胸骨が見えていた。左脇腹が縦に切り裂かれ、心臓が取り出されていた。青年は女性の前で瞑目し、見開かれた瞳を指先を添えて閉じてあげた。
 首筋には一対の小さな穴が開いていた。

 青年は視線を女性の死体から岩壁に移した。見渡したが出口のようなものは無かった。天井に視線を向けると、縦横二メートルほどの穴が穿たれているのが見えた。
 青年は不敵な笑みを浮かべ岩壁に張り付いた。ヤモリのような速度で岩壁を登り始めた。
 すぐに天井の穴に到達した。その穴を潜り抜けると大理石で造られた巨大なホールに出た。

 苔むした岩造りの回廊が目の前に続いていた。無数の火が付いた燭台が並び、縦横三メートルの回廊を百メートル程進むとT字路に差し掛かった。中央に立ち止まり、少しの間、聞き耳を立てた。右側に伸びた回廊から微かに気配を感じた。青年は足音を忍ばせ、右の回廊を進み始めた。数十メートル程進んだ時、木製の扉が見えた。鍵は掛けられていなかった。ノブを回しゆっくりと押し開いた。

 広さ三十畳ほどの部屋の中央には大型のベッドが置かれ、その上では真紅のチャイナドレスを着た女が、全裸の若い女を四つん這いにさせ、アヌスを音を立てて舐っていた。
「麗子……」
 青年が上擦った声で女の名を呼んだ。
 チャイナドレスを着た女が振り返り、悪鬼のような形相をして牙を剥いた。唸り声を発しながら垂直に飛び上がり高さ三メートルの天井に張り付いた。
「誰かと思えば、龍一かい。何しに来たのさ?」
 麗子と呼ばれた女が、天井に張り付いたまま楽しみを奪われた怒りのために怨嗟の籠った視線を向けてきた。
「失せろ」
 問いかけには答えず、レイジングブル四五四カスールを向けた。麗子は獣のような唸り声を発したかと思うと、天井をイモリのように這いながら部屋を縦断し出口から出て行った。隆一と呼ばれた青年は目で追うだけで引き金を引こうとはしなかった。


「貴男は?」
「黒沢龍一です。お父様の依頼で助けに来ました」
 紀子と呼ばれた女が毛布で豊かな胸を隠しながら起き上り、龍一と名乗る青年の全身を見詰めた。美しく逞しい青年であった。

その頃、若い女達が囚われている牢獄に黒い影が侵入した。牢獄の中央で黒いマントを羽織った皺だらけの顔をした老人が、周囲の女達をひとりづつゆっくりと見詰めていく。視線を向けられた女は一様にブルブルと震えだした。
老人は、女達の中でも一際美しい娘をじっと見詰めた。
ゆっくりと歩み寄り、震えている女を片手で立たせた。
「知っているか?二十歳くらいの女の血が最も甘いことを。肉はとろけるほど柔らかく美味なことを」
 老人が娘の盛り上がった白い尻を片手で摩りながら、耳元で囁くように言った。
「……」
 女が全身を震わせ、嗚咽を漏らした。老人の顔を決して見ようとはしなかった。
 老人は女を抱き上げ、牢獄を後にした。

 数分後、城の一室では、老人が全裸で金髪の女を犯していた。先ほど牢獄から連れて来られた女だった。
 老人はマントを羽織ったまま、木製のテーブルに横たえた雪のように白くシミひとつない女の太腿を押し広げ股間を舐めまわしていた。時折上を向いて淫らな笑みを浮か獣のような唸り声をあげた。
 女は両手で顔を覆い、咽び泣いていた。
 老人は女をうつ伏せに横たえ、盛り上がった白くむき卵のような尻の割れ目に顔を入れてアヌスを舐め回した。女の咽び泣きが次第に喘ぎ声と変わっていった。
 老人がマントと黒服を脱ぎ捨てた。骸骨のように痩せ細り、皺だらけの身体で女の背中に張り付き、背後から貫いた。
 女が鋭い喘ぎ声を上げて、背筋を仰け反らせた。老人は暫くの間、腰を前後させた。
 女が全身を震わせ絶頂に達したとき、老人は獣のような唸り声を発し背後から女の首筋に噛み付いた。


+++++++++++++以下平成29年7月30日更新部分++++++++++++++

女の白い裸身が仰け反った。必死に逃れようとするが、朽ち木のような老人の手に羽交い絞めにされ、身動きが取れなかった。女お動きが次第に緩慢になり、やがて動かなくなった。
 老人は女を逆さまに持ち上げ、股間を噛み裂き、ずるずると体液を啜りだしていく。
 普段は死んだ魚のような目が、今は爛々と赤く燃え上がっていた。

 三十分後、老人は城の一階にある広さ百坪はある厨房にいた。先ほどの女の死体が、大理石で造られた調理台の上に載せられていた。
 老人は、鼻歌を歌いながら、女の裸身を鋭い肉切り包丁で切断していく。むっちりとした長い太腿肉をまるでチーズのように切り裂いた。切り取った腿肉を一口大に切り火にかけた大鍋に放り込んだ。
 盛り上がった尻に包丁を入れ、ステーキ大の肉を切り取った。塩コショウをまぶし、熱したフライパンで炒め始めた。すぐに胃腸を刺激する香ばしい匂いが厨房内に広がった。

「いい匂いね」
 老人の背後には麗子が影のように立っていた。
「お前も食べるか?今日は久しぶりに料理を作ってみた」
「頂くわ。何だかお腹が空いてきたわ」
「もう少しだ。これでも食べておけ」
 老人は白人女の腹部を包丁で切り裂き、血まみれの肝臓を取り出し、一口大の肉を切り取り麗子に口に入れてやった。
「美味しいわ。やはり若い女のレバーに限るわね」
 麗子と老人は先ほどから日本語で話していた。
 その後、老人は、白人女の裸身を肉切り包丁のみで、バラバラに切断していった。
 切り分けた肉に調味料で味付けを行ってから料理用の鍋やガスオーブンに入れて火を付けた。
 残った肉は、ビニール袋に包んで、巨大な冷蔵庫に入れた。
 麗子はその様子を赤ワインを飲みながら見ていた。

 三十分後、厨房に隣接する食堂では、老人とチャイナドレス姿の麗子が食事をしていた。
 広大な室内の中央に置かれた食卓テーブルには、老人と麗子が向かい合って座っていた。
 食卓テーブルには、先ほど老人が料理した白人女の肉料理が所狭しと並べられていた。
 中央には死化粧が施された女の生首が皿に載せられ置かれていた。
「この尻肉ステーキ。柔らかくて最高に美味しいわよ」
 麗子はナイフとフォークを優雅に使いステーキ肉を口に運んだ。
「まあまあだな。俺は紀子の尻肉を喰ってみたい」
 老人は手掴みだった。鋭い犬歯で肉を噛み裂き、赤ワインをガブ飲みした。
「あの娘は私の物よ。それに今は龍一に匿われているわ」
「我が城で我が物顔に振舞うあの男は何者だ?」
「龍一のことを知りたいの?」
「当たり前だ。ここは俺の城だ。誰にも勝手はさせない」
「じゃあ。殺したらいいじゃない」
 蔑むような笑みを浮かべた。
「奴は強い。これまで見た種族の中では最強だろう。俺は年老いた」
 尻肉ステーキを噛み裂きながら、遠くを見るような目付きをした。
「貴方は種族の長老でしょう?何ビビッているの?」
「口の利き方に気を付けた方がいいぞ。俺は種族の女を喰らうのも好きなんだ。麗子。お前の尻も美味そうだな」
「いいわよ」
 麗子は立ち上がり、老人の前に歩み寄った。チャイナドレスの裾を持ち上げた。パンティは履いていなかった。後ろ向きになって剥き卵のような尻を老人の顔に擦り付けた。
 老人は深い尻の割れ目に顔を押し付け、美味しそうにアヌスを舐った。麗子はチャイナドレスを脱ぎ全裸になって自慰を始めた。

続く

 
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