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オーロラの彼方へ

 

長崎ユナイテッドシネマ

2000/12/20

オーロラを見てきた私としては、他の面白そうな映画を差し置いてもチェックしなければならなかった。それは、大正解のとてもいい映画だった。邦題はオーロラの彼方へだが、原題は"FREQUENCY"直訳すると"周波数"いわゆるハムの無線機の周波数のことだが、映画の内容からすると、「オーロラの夜に周波数は時空を超える」とでもいいましょうか。話の発端はオーロラの巨大なエネルギーをもってすれば質量の非常に小さい電波信号ならば時空を超える可能性があるというもの。この電波が6才の頃に父が死でから30年後の息子と生前の父親とを結ぶというもので「オーロラの彼方へ」という題から想像するものとはだいぶ違った印象だった。(ある意味オーロラの彼方かな?失敬。)でも、もう少し渋い邦題も良かった気がする。でも私のようにオーロラという名前にひかれて見る日本人も多いかも。この映画の凄いところは30年という年月を繋いだ二人の親子が助け助けられ、二人と家族また関わる人達の人生を変えて行くというところだ。この経過が事故や殺人事件などを通して描かれている。オーロラというイメージではなく、ブルースウィリス的なアクションシーンの正真証明のアメリカンアクション映画だと思った。そして物語の最後に父と息子は・・・。

もう一つ、個人的に私は19才の頃に父を亡くした。そして今、主人公と同じ36才でちょっとした病気を抱えて精神的に苦しんでいる。「なぜ、自分が大人になる前に父は逝ってしまったのか、色んな事を教えてくれれば、こんなに苦しまずに自分はもっと楽に生きられるかもしれない」厳しさばかり教えて去って行った父を思って、主人公と自分がダブってしまった。私はオーロラの仕事をやった事があり、そのため自費でアラスカへも行った。オーロラと私は切っても切れない仲だ。こんな私がこの映画を見て泣いている。時空を超えて父が私にメッセージをくれたとしか思えない。「おまえにもう教える事はない。自信を持って前へ進め」と。私には父と交信する手段はないが、厳しい時でなく、やさしい時の父を思い出せたような気がする。私はこの映画を見ながら半分以上の時間泣いていた。幸いにして客は4,5人で助かった。エンディングの時はスタンディングオベーションをすべきだと凄く思ったが、日本では非常識だ。もう一つ思ったことは、映画の終わりのキャスティングが流れるエンディングテーマの時間は、何事もなかったかのような顔に戻す時間なのだなということだった。36才というのは難しい年齢なのかもしれないが、自分にとってはこの映画は生涯忘れられないだろう。他の人はこの映画をどう見るのだろうか?00.12.21記

ミッションインポッシブル2

 

長崎ステラ座

評判通り、トムクルーズのアクションがすごい、かっこいい。3Dサングラスの指令で捕まえた女性に恋をしてしまい、よりによって彼女を囮にして本当のミッションが始まる。彼女の盗みのテクニックで証拠をつかませて、超ハイテクツールで監視し援護する。証拠はつかんだものの彼女の正体がばれる。人間の第6感にはどんなにハイテクな装置もかなわない。最後の最後はやはり拳の勝負。どんなにハイテクを駆使しても最後は人間の手でその穴を埋める。何処の世界でもこれは避けられない宿命。しかし、なるだけ手が掛からないように容易周到にしないとハイテクで飛躍した高さから人間はまっさかさま。今回はトムクルーズの岩登りの体力が勝利を掴んだ。あの二人は子供を作るのだろうか? 00.12.21記

3 

007/

ワールド・

イズ・

ノット・

イナフ

(2000.2.23)

長崎

新世界劇場

映画館の幕が上がるか上がらないかのうちに、その映画は始まり、テーマソングが流れるまでの間に一つの山場が訪れました。(水中でボンドはネクタイを直しますよ)最初の山場とタイトルの繋がりが最高にかっこいいし、テーマソングの間のCGが凄い。007は、こんなに凄かったんだっけ?というのが一番の感想でした。秘密兵器にも夢があります。博士の釣り舟は凄かったし、その他諸々。あたかも本当であるかのように作っている。その創作エネルギーが大切。技術者はこの映画を見て発想を学ぶべきです。ストーリー的にも最近の犯罪でクローズアップされる被害者の心理を鍵に複雑に展開していき、アクションと共にハラハラドキドキと楽しめます。007シリーズは、残酷なシーンや露出シーンは無く良いです。顔は硬派、手は早い、そして真面目で無謀なジェームスボンドと美しいボンドガールが十分に満足させてくれます。この映画、大満足でした。

フィールド

・オブ・ラブ

 

 

 

 

長崎

新世界劇場

大リーグのベテラン、大スターピッチャーの表と裏の物語。ケビンコスナーがかっこいいのであります。男と女の紆余曲折の中で男は男でなければならない。つらいさだめの物語。どこか日本的でもあるようなピッチャーという商売。男一匹侍投手。こんな党首がいればいいのに。そして感動のエンディング涙してしまいました。ノイズ消去の効かないマウンドで勇気付けてくれる両親の姿、そして離れて見守る女の姿、涙が出ました。男はいつになっても子供のようなものなのか。大人になればなるほど子供のようになっていくような。私もどこかのマウンドの上でノイズ消去をしてみたい。

1 

シックス

センス

 

 

 

 

長崎ステラ座

第六感ではなく、6番目の感覚。人には見えないものが見える。すなわち幽霊が見えてしまう少年の葛藤の物語。子供の自閉症の原因が単なる精神的な痛手によるものではなく、人と違う能力を持っていることから起こる孤独感や疎外感が原因であるという切り口に始まる。医学の力と家庭の犠牲によって少年達を救ってきた精神医がぶつかる解決できない壁、そして少年に見え隠れし、ちょっかいを出す幽霊達。医師が出した答えは、幽霊達の言葉を聞くこと。少年は一人立ち向かうしかない。幾つかのエピソードを超えて、遂に自立して行く少年。衝撃のエンディング。結末は公開が終わっていても書くわけにはいきますまい。

少年が見た幽霊をわたしたちも毎日の生活の中で観ているに違いありません。その解決策はただ一つ幽霊の声を聴くこと、彼らの願いをかなえてやること。恐怖に逃げているだけでは何も解決できないつらい毎日が待っている。恐怖心をそっと脇に置いてよく見てみると本当の姿がわかってくる。自然と解決の糸口が見えてくる。それに手を差し伸べると幽霊は喜んでいなくなる。私の幽霊はなんだろう(会社?)。あなたの幽霊は?