うたたね広場

   雲をまとってうたたね

ウソみたいですけどホントにそんな雰囲気の子どもだったんです。誰かの話を聞いているはずが、いつのまにか他のことを考えているという…。
つまり集中力に欠けていただけなんですけどね。
だから今でも「さっぱり人の話を聞いていない!」って怒られます。

   雲の如くふわふわふにゃり

これもウソみたいですけど、とてもカラダの弱い子どもでした。遅れて学校に行ったり、早く帰ってきたり…。つまり遅刻、早退のぐうたらなだけなんですけどね。

そんなひとりぼっちで歩く道々、ぽっかり浮かぶ雲は大好きでした。雲を雲らしく描きたいなぁと思いました。でも、「こんなんじゃない!」とクレヨンのいろいろな色を重ねて重ねて、しまいには暗雲たちこめる不吉な空にしてしまうというのがほとんどでした。

       雲のようなオハナシ

そのうち雲を描くのはあきらめました。
もっと面白いことを見つけたからです。
なんだか、心の中にオナハナシがぽこぽこ浮かんでくるのです。今度は文字で表現しようと試みました。が、やっぱりこれもうまく出来ませんでした。でも相変わらず、何十年たってもオハナシがぽこぽこ浮かんできます。

このクセ…なんとか直したいと思い、いっそのこと公表すればロバの耳じゃないけど、気持ちが楽になるのではないかと…。
今回はネット上で字を読むのは疲れるのではないかと思い、
とびきり短いストーリーにまとめました。どうか読んでもココだけの秘密にしてくださいね。

目次

■えむ版「青髭」 こだわりの少年
■しあわせな王子