9/9 ブルガリア〜ルーマニア(晴れ/30℃/暑い/走行距離138q)・・・ ・・・ ・・・

朝になっても5ドル取られた気分が収まらないのでキャンプ場に自生しているトウモロコシを形代わりに頂いた。
でも小さいので形代わりにもならない。

10:00出発、走ってすぐにルーマニア国境なので渡る事にする。出国前に小銭で食事を取ろうと思ったら
13時からだと言われた。仕方なく12時前に出国する。手続きも簡単で問題もなかったが、
バイクがレンタルだという説明をするのにいつも苦労する。

無事入国し換金も済ませて、まずは腹ごしらえとレストランで食事をする。美味しいスープに大きなステーキ肉、
ポテト、サラダ、パンも付いてボリュームのあるランチが1人600円とは安い!

一息ついたので、早速、ブタペスト方面へ向かう。走り出してすぐに道路工事があった。片側通行だったので
トラックの後ろについて走っていると工事の終わるところでポリスに止められた。何か?と思いきや。

10キロのスピード違反だそうだ。「はぁ・・」まさに「はぁ・・・」である。つまり外貨稼ぎの手段と思って
問題ないようだ。なぜなら止めているのは外国の車両ばかりだからだ。文句を言おうとしたら反則金の値段が
20000Lei(約300円程度)だったのでもめる気も無くなり、さっさと払ったが前にいたトラックの運転手はかなり
もめていた。僕には300円でも彼らには見過ごせない問題なのだと思う。それに確かに不条理だし・・・

 

ブタペストではあのチャウチェスクが立てたバカ家を見に行くが、巨大というか呆れた大きさですごかった。
当時の国民の悲鳴が聞こえてきそうだった。ちなみにルーマニアでもすごい札束である
(※写真に並べてあるのはすべて厚みのある札束です)

町を抜けたほどよいところにモーテルがあったので泊まる事にした。

モーテル 1泊二人75000Lei(Lei=レイ)

 

9/10 ルーマニア(晴れ所により小雨/14〜?℃/走行距離190q)

10:00出発。小雨のような雨が降ったがすぐに晴れた。

朝からマナーの悪い追い越しに合うが、こちらのあたりは追い抜きのマナーが悪い人が多いように感じた。
その他、主要道でのスピードの取り締まりも多い。ガソリンは安く感じる満タン(35000lei)約500円。

きょは、トランシルバニアに来たので、あの有名なドラキュラ城へ行った。ルーマニアは、ブルガリア
(と違って)より観光客が来ているようだ。ホテル・モーテルもわりときちんと?営業されており、しかも安い。
きょうはドラキュラ城の近くのGS内にあるモーテルに泊まる。

ここ数日、真水に飢えている。水を買うと炭酸水ばかりで真水がない。特に東欧ではミネラルウォーター=
炭酸水なので真水のミネラルウォーターを探すのに苦労するが、炭酸水も慣れてくると美味かもしれない。
それからワインも「ヴィン」と発音する感じで、先ほどやっと買えた(笑)

モーテル 1泊二人60000Lei

 

9/11 ルーマニア(曇り時々晴れ/15℃前後/室内夜10℃/走行距離263q)

10:00出発。ここトランシルバニア地方に入って、町や村の様子がぐっと貧しくなったように感じられて来た。
しかし、地方に入ると道路も少なくなるので標識も幾分わかりやすくなってきたが、ジプシーがすごく多く
色々と考えさせられる事が多かった。

※この時の東欧では、ジプシーやストリートチルドレンによく物乞いされたが、そのたびに心は悲しみと、
何も出来ない自分への怒りで満たされていたように思います。

 

ハンガリーへ向かいながら銀行を探しているとツーリングライダーとすれ違う。本当に久しぶりに見たような
気がする。GSとモーテルも増えて来た。西側の経済が入り込み西に近づいて来ているのを感じる。
嬉しいような寂しいような、でもやはり便利になると旅もしやすいので楽になるのは確かだ。

モーテル 1泊二人40000Lei(バス・トイレなし)

 

9/12 ルーマニア〜ハンガリー(晴れ/10〜25℃/暑くなる/走行距離266q)

10:00出発。ハンガリー国境へ向けて走っていたが、やはりルーマニアは物価が安い。買っても食べても安い。
それから、この辺りからドイツマルクで支払いを言われる(要求される)事が多くなる。ちなみに支払いを
請求されるとドイツマルクまたはUSドルなければleiといった具合だ。ここでの通貨の強さが感じられる。

国境に着くが、何処でも同じく国境の辺りは高値の商売が多い。

その国境でうろついている商売人から祐子が自分のみやげ物を買う。値段は安かったが荷物になるので
僕は反対した。結局押し切られて買ったが、その荷物を何処へ積むのかと国境を目の前にして二人でもめる。

何かとバタバタしたが、とりあえずルーマニア出国、あれこれ厳しい荷物検査もあったが、無事ハンガリーへ
入国。ハンガリーは簡単なチェックだけでOK。換金も終えてねぐら探しに走り出すが、道がぐっと良くなる。
物価も上った。

モーテル 18:30着 5250Ft(Ft=フォリント)

 

9/13 ハンガリー(晴れ/25〜30℃/暑い/走行距離330q)

9時過ぎ出発。ルーマニアもそうだったが、ハンガリーも平地が多いようで、どこまでも平野が続く。

ライダーも少し増えてピースサインもしてくれる。ブタペストは車も少なく道も分かりやすく美しい所だ。
温泉が有名だったので温泉に行くが。週末の土曜の14時と言う事もあってか、何処に言ってもクローズしていた。
ホテルの温泉なら入れるようだったが高いのであきらめて代わりに博物館に行って町を出た。

 

同じく土曜という事でスーパーも殆ど閉まっている。食料も無く買出をしなければと思う気持ち。もうすぐ
夕方なので、そろそろ宿泊場所を探さないと。と思う気持ち、そして交通量も少し増えて来て道路が綺麗に
なって気が緩んでいたのかもしれず、少し急いでいたのかもしれない。キャンプ場を探して町へ入ろうと
左折した時だった。フロントタイヤが突然安定を失い気がつくとスローモーションで膝をこすりながら
路面を滑っている自分とバイクがいたが後ろの祐子のことが・・・

さいわい僕も祐子も膝の擦り傷と少しの打撲で済んだ。荷物も問題なくバイクもステップとクランクケースに
少し傷がある程度だったが、左の前のウインカーのレンズと球が割れてしまった。

事故の原因は、道路にまかれたオイルだった。そこにフロントタイヤが載ったのだ。見てみるとオイルが道路に
広くまかれていた。こけた時に近くに居た1人の男性が駆け寄って助けてくれて、この人の話によるとつい先ほど
ここで自動車事故があり、その時オイルが漏れて、事故処理もせずそのままだったそうで、その男性も危ないと
思っていたそうだ。

すぐ近くに病院があるから一緒に行こうとその男性は親切に言ってくれたが、傷もたいした事はないので
丁重に断り、出発した。幸い走り出してすぐにバイクショップがあったのでウインカーの球だけ購入する。

今までヨーロッパを含めて他の海外でも事故がなかったので気分的にブルーになる。

気落ちしていたが、とりあえず泊まる所を探さなければならず。走っていたら美しいドナウ川のほとりに
キャンプ場があったので泊まる事にする。

 

9/14 ハンガリー(雨/走行距離0q)

事故そのものではないが、なんとなくブルーな気持ちが抜けないままでいる。その二人の気持ちを表すように
朝から雨が降っている。旅の疲れもたまっていたのだと思う。食料はパスタしかないが買出しにいく気力も
湧かず。祐子は疲れが出たのかじっと眠って動きたくないようだった。パスタだけは残っていたので具の無い
スープパスタで1日過ごすが祐子は、やはり疲れているのか3食殆ど食べなかった。僕もパスタとアルコールで
過ごす。

ドナウ川ほとりのキャンプ場連泊。

 

9/15 ハンガリー(晴れ/12〜27℃/朝がまた寒くなって来た/走行距離208q)

ようやく少し元気も出て来て、500mlのペットボトルのジュースを飲みながら
レンズの無いウインカーを朝から眺めていると、ふと思った(ひらめいた!)
のだが「付くかもしれない!」ペットボトルの底をウインカーに合わせて
見ると合うではないか!早速、ペットボトルの底から丁度いい幅をカットして
かぶせてレンズの下になるところに水抜きと熱抜きを兼ねた小さな穴を
空けてレンズの代用とした。素晴らしいクリアーレンズだ!
これはスイスに帰った時、バイクショップで絶賛を浴びる(笑)

バイクも気分よく復活したところで、元気付けに朝食をカフェでとり、ゆっくり過ごして走り出す。
ランチも気の良いシェフのおかげで思いのほか豪華なものとなり、ハンガリー料理を楽しめた。

隣接するスーパーで買い物もして出発。しかし、そのあとマナーの悪い若者の乗った車に出会い嫌な思いを
するが、折角の気分の良い日なのでバカはほっておく事にした。やはり今日は良い日なのか、いいキャンプ場が
見つかり早めに泊まることにしてビールを片手にテントの準備をはじめる。

今日だけではないがハンガリーに入ってから長距離トラックの通る主要道路で運ちゃんを目当ての下着姿の
お姉さんをよく見かける。タンデムバイクの僕らにもアピールして来るが(からかっているのだと思うが)。
この辺りも豊かな土地には感じられず特別な産業も無いようで走りながらまた色々と考えさせられる事の多い
道中だったように思う。

キャンプ場 1泊二人1900Ft

 

9/16 ハンガリー(晴れ/10〜27℃/朝夕冷えるが日中暑い/走行距離178q)

11:30出発。事故の日以来、ゆっくり過ごすようにしているが、きょうは本当にゆっくりした1日だったようい思う。
特に何もなくゆっくり移動して早めにキャンプ場へ泊まった。

キャンプ場 16:00着 1泊二人1780Ft

 

9/17 ハンガリー〜オーストリア(晴れ/10以下〜28℃/走行距離168q)

いよいよオーストリア、久々の西側の世界をまともに感じると思うと嬉しいような残念なような感じだ。

ハンガリーの方が、物価が安いので買い物をしていざオーストリアへ

両国ともツーリストのライダーはフリーパス。換金も済ませて。音楽の都ウィーンへ向かう。

流石、近代の大都市だけあって標識の案内もしっかりしており迷うことなく中心街へ2〜3人のひとに探している
ホテルの道を聞いて無事到着、親切な人が多かった。早速町に出て久々のギネスを飲んでご機嫌な夜となる。

HOTEL 1泊二人800AS(AS=オーストリアシリング)

 

9/18 オーストリア

(晴れ/日中も暑いが過ごしやすい夜もましだった/走行距離0q)

ホテルの朝食は食べ放題なので、ついつい卑しさが出て食い過ぎてしまう。

町の中へ散策に出かける。建物は歴史的よい雰囲気を出しているが、ザルツブルグの方がしぶみを感じるのは
気のせいだろうか。

昼食はビジネスマンがよく立ち寄って食べているカフェを選んで、チキン&サラダを頂いて見るが、実に旨い!

昼からは、美術館を見て回ったが絵の好きな祐子に付き合っていると4時間もかかった。そしたらあっという間に
夕方。約束のオペラに向かう前に食事をと探したが、久々の都会なので、奮発して少し高いディナーを頂いた。

オペラは観光用のものだと思うが、内容も素人の僕らを十分に満足させるものだった。それにチケットは
お昼間の散歩の時に音大の学生(だと思う)が販売しているのを学割料金300ASで購入させてくれていたので、
よけいに満足したものだった。

 

9/19 オーストリア

(晴れ/朝夕も冷え込まなくなり少し暑いくらいだ/走行距離471q)

10:00過ぎ出発。バイクに乗りウィーンを出てみると久しぶりにバイクに乗って走ったきがした。
GSもセルフスタンドが出て来たし(しばらく東欧だったので)セルフ式が懐かしく感じられる。

そして、もうひとつ懐かしい道を通り、思い出のキャンプ場へ向かう。

道はドンピシャ!で合っており、キャンプ場へ着いたが、やはりシーズンオフでクローズしていた。
以前の旅で立ち寄った時にとても親切にして頂いたオーナー夫妻に会いたかったのだが仕方ない。

ひとつ手前のキャンプ場へ泊まるが、実は設備はこちらの方がよくスーパーも目の前にあり、
もちろん風景は北海道や信州を思わせる景色でかなり良い所なのだ。そのスーパーで早速、
赤ワインを買ったがすごく旨かった!

キャンプ場 1泊二人1500AS

 

9/20 オーストリア(晴れ/日中暑いが過ごしやすい/走行距離0q)

今日は同じキャンプ場に連泊だ。

昨日は遅かったのでチェックをしておらず、朝からチェックを済ませシャワーを浴びて、スーパーへきょうの
買い物に行く。管理の人もとても親切だった。

大きなスーパーで目の前だったので少し買い過ぎた。

ワインのあてに美味しそうだった牛モツを買ったが失敗だった。それに洗濯のために買った洗剤も
なんだか変なもので(笑)

しかし、雄大な景色を眺めながら旨いワインを飲んで洗濯をしてゆっくりとした1日を過ごすのは
最高の贅沢かもしれない。

 

9/21 オーストリア(晴れ/11〜22℃/わりと暑い/走行距離325q)

きょうは、贅沢なキャンプ場を後にしてスイス方面へ向かって走り出すが、前にも通っている道なので
安心してゆっくりと走る。オーストリアに入って同じツーリングライダーも多くなり嬉しいのだが
(東欧ではライダーがいなかったので贅沢な話だが) ピースも少し疲れて来た。

きょうは、スイスも近いので、ゆっくり休憩しながら走り17時半ごろキャンプにする。

キャンプ場 17:30着 1泊二人190AS

 

9/22 オーストリア〜スイス

(晴れ 夕方の山間部だけ少し小雨/わりと暑い/走行距離243q)

スイスに帰って来た。懐かしいと言うか、もう見慣れた道や風景となっている。ここから真っ直ぐに帰ると
早いので、峠を越えてチューリッヒ方面へ向かうが、峠越えは雪が心配だった。峠に入る前に
朝の冷えた身体をカフェで暖めて出発したが、さいわい峠は少しの雨で済んだので助かった。

きょうは前から見かけていた峠の麓のガストに泊まる。

ガスト90Sfr

 

9/23 スイス

(晴れ/走行距離138q)

ゆっくりと朝食を食べてフルストへ向けて出発する。

バイク店では、いつもの笑顔で迎えてくれて、無事の帰還を喜んでくれた。

それにクラッシュの話をしたら、例のウインカーを見て大笑いをされると同時に感心されてしまった(笑)

 

9/24 チューリッヒ

チューリッヒ KE918便 20:00時発〜ソウル14:00時着

ソウル                  KE721便 18:30発〜日本 20:00時着

・・・・・・・・・・・・・・ Tschüs!

 

【データ】
<ER−5>※KLE500と同じエンジンでロードタイプ

・・・・・・・
REISEREPORTAGEN

燃費:時速120キロの場合、走行200qでKLEとほぼ同じ
時速100キロだと走行300qでKLEより少し良いかも
タンク容量:約12Lくらいだと思う(2004〜5年モデルでは17L)

全走行距離:約6532q

【後記】

手記を中心に、簡単に思い出した事を書き入れてあります。記録的には古いですが
東欧方面にいく方のイメージ作りの参考になれば幸いです。手記には記憶違いもあるかと思います。
また、私見も入っておりますが、ご容赦くださいますよう宜しくお願い致します。

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