まず通常カテコ。
印象的だったのは、高嶋さんが出てきたとき、キャスト全員も拍手を送っていたこと。
そして、内野さんがお茶目な仕草をしていたこと(笑)
下手、上手に向かって手をがぁっと(なんじゃそりゃ)いかにも「ゲッツ!」みたいな(?)感じで(でも両手は開いた状態。)笑顔でした。

で。
挨拶は村井パパ。
「今日で千秋楽を迎え、上演は569回(で合ってる?)を迎えたようです。なんかあちこちでちらほら噂があるようですが、また近いうちにお目にかかれるんじゃないかと。これも噂ですが…」
と。
ここでだったか、「2001年の初演から…(初演は2000年では?と心のツッコミ。)私は出てませんね・・・。」とボケ&周りからのツッコミという図がおかしかったです。

そして、
「出演者を代表いたしまして、6人の方にご挨拶いただこうと思います。ま、本当は私が7人目なんですが…」と村井パパの司会で進行しました。
 
村井パパ:「初風さんがご病気で降板なさって急遽ゾフィーを演じられました。出演者は他の芝居だったり、なかなか一緒に出来ず稽古期間が短い中、見事にご自身のゾフィーを演じられました。」 

寿さんです。 
「新参者のゾフィーです(^^)」
軽く笑いがあった直後。
「お稽古が短くて、どうしたら…皆さんに迷惑をかけないように出来るか不安でしたが…どうにか演じられたのもみなさんのお陰です。感謝を込めて、ありがとうございました。」
…最初から既に涙声で、言葉につまりながら、なんとか言葉を発していた、という感じでした。
そのに私はもううるうるです(:_;)←「ゾフィの死」でもうるうるしていた私。
 
「この人の帰りを待ち侘びていたファンが多いのではないでしょうか。少し長く6年大学に行っていたので、3年振りに復帰した井上くんです。」

井上さん。 
「出戻りのルドルフです。(客席(笑))」
「こんな素晴らしい作品で役でデビューさせていただいたんだ…と、改めて実感しています。…(こうして再び出演できたのは)
東宝さんスタッフの皆さん、その他もろもろの皆さん…。(ここで、一路さん他、「もろもろ」のひとまとめにツッコミが。)…いや、全部言うととても時間がかかりますので(笑)
観客の皆さんに支えられて、素晴らしい舞台にまた立つことができて本当に幸せでした。…そして、やっぱりルドルフは待ち時間がこんなに長かったんだとと実感しました(笑)」 

最後はカミカミでした(笑)「ふるさと」のような…という言葉もありました。あと、『モーツァルト!』の宣伝もしてました^^;
初日の姿とはうって変わってなんとさっぱりな挨拶!(笑)
 
「続いて、綜馬くん。この人はこの1ヶ月間ずっといろいろと(「どう演じたらいいのか」と)悩んでおりまして…。ただ、この人は悩みが実を結ばないタイプで…」 

そんな紹介に、綜馬さんが「えっ〜!」と村井パパに向かってズンズン歩いてツッコミ(笑) 

綜馬さん。
「舞台って空間芸術でしょ?」
「でしょ?」に客席もツッコむような笑い。 
「ですよね。」 …言い直し(笑) 

「やってる側から、瞬間瞬間がどんどん消失していく。今日(楽ということで)裏ではスタッフが道具の片付けとかをしてる中演じてるんです。
(消失しちゃって)いったいどこ行っちゃうんだろう?と思ったんですが、ああ、お客さんの心の中にず〜っと染み込んで(手の振りが静かに何かを押すような仕草)拡張していくんだな、と思ったんです。」 
あまりのいい話に客席から拍手。すると、「チャッチャッチャッ!」を指揮(?)←ルキーニかい。
「…決してこれ(チャッ〜)がやりたかったわけではなく(笑)」と^^;
あと、村井パパの「近くまた会えると」の言葉を受けてか、「また演じられることがあれば…」とやる気満々発言だったのが印象的でした。

その直後の村井パパの一言。
「つまらない挨拶ですみません」
客席、爆笑。
綜馬さん、「おお〜い!!」とツッコミ(笑)


「実は、この舞台中に大怪我をしました。本当はもう歩いてはいけないという状態の中、よく頑張りました。この人以外にルキーニは考えられません。」 

…村井パパは話してる最中に涙声で言葉を詰まらせました。
ただ、普段のキャラが災いしてか(?)最初ギャグと思われて一部笑いが。
私はたまたまお顔がはっきり見えてましたので、その村井パパの表情にぐっときてしまいました。

高嶋さんです。
大きい拍手の中、ちっちゃく「チャッチャッチャッ♪」
「今まで、みなさんのお陰で…ということを言っていたし、分かっているつもりでしたが、今回本当にみなさんのお陰を実感しました。出演者の方をはじめ 劇場の方々、エレベーターの係の方まで、本当に強く思います。ありがとうございました。」
短い挨拶でしたが、本当に心に染みました。

「えー私の楽屋は6階にありまして、右に内野くん左に井上くん向かいに綜馬くん(だったかな?)の楽屋があります。今日の3人の組み合わせですが、これが私には不幸のはじまりでして…。
あっち(右)から『ウォウウォウウォウ〜♪』こっち(左)からは『闇が〜ひろがぁる〜♪』(←すごい音程^^;)そっち(向かい)から『フヮンフヮンフヮン〜♪』と聞こえてくるんです。
しかもみんな全曲歌う。悔しいから自分も全曲歌ってみたんですが、3分で終わっちゃいました(ばく)。」

ここで、爆笑のあまり腰砕けになりドレスに埋没した一路さん(笑)
そしてそれを救出する(?)内野さん。

「そんな中でも特にしつこくず〜っとやってるのが内野くんです。」 

えらい紹介をされた内野さん^^;
「…そんなにしつこかったですか…(笑)村井さんの楽屋からは葉巻の香りが…。」と笑いながら。
「楽日を迎えられ、みなさんのすごいパワーを感じながらやることができました。5年間、このカンパニーでやってこられたのが一番大きいと思うのですが、例えば誰かかが怪我するとみんなで集結して…」と。「その中で死神の仕事ができて(「死神」の表現にちょっと笑い。)幸せでした。」
とにかく、スタッフのパワー、キャストのパワー、そして何よりも客席からの大きなパワーを感じた、ということを言っていたと思います。
あと、ストレートプレイから、ある意味転機となった役だったので…と、またの機会があれば、降臨したいと言ってました。 

「この人には100の褒め言葉を言っても足りません。何も言うことはありません、一路さんです。」 

一路さん。
「沢山の方から『エリザベート』をやるのは大変でしょ?言われます。確かに大変かも知れませんが、このカンパニーで、2000年からこの役をずっと演じ続けられたということが一生の宝物になりました。
まだまだ終わりではないと信じておりますが、全てのみなさんにお礼を申し上げます。」 

…そんな感じでした。

その後も何度も何度もカテコがあり、その度にトートダンサーズが後ろのセットに上がってたり、浦井さんやパクさんもいたり…。
(浦井さんがあまりに無防備な格好?だったので、去年のミス・サイゴン@さとしさん楽でひっぱり出された井上さんを思い出してしまいました^^;)
一路さん&内野さんのツーショットでは投げキッスが何度もあり、内野さんが後ろ向きになって一路さんがしゃがんで隠れてて内野さんがヒラヒラ衣装を揺らしてたり。
でも、拍手はやまなくて何度も何度もありました。
ずっと大人しく手を振っていた(「キッチュ!」の音楽にも特に反応してなかった)井上さんですが、最後には投げキッス連発してました(*^_^*)

そんなわけで、夢見心地のまま終わってしまいました。