AGAPE store vol.6
BIG BIZ〜宮原木材危機一髪!〜

作 後藤ひろひと/演出 G2

 出 演 
健三:松尾貴史  結城:粟根まこと(劇団☆新感線)  木太郎:八十田勇一  
皿袋:松永玲子(ナイロン100℃)  神崎:後藤ひろひと(Piper)

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 昨年春に初演、好評を得た舞台をオリジナルキャストで完全再現する本作品は50人の声色を演じ分け、電話一本で宮原木材を
大企業にまでのし上げてしまった男 とその仲間たちが繰り広げる痛快なるパニック・コメディー。
爆笑に次ぐ爆笑の末に待ち受ける意外な結末とは? さらに、来年2月に待ち受ける続編「BIGGER BIZ」。
三部作構想の新たな幕が今、切って落とされる!

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2002.9.28 全労済ホール・スペースゼロ にて観劇。座席7列7番。
2002.10.3 二回目(笑) 座席9列17番(当日券) 


始まる前に、「注意事項のアナウンス」、通常流れますね。写真とるなとか携帯電話の電源を落として、とかいうやつです。
それが、松尾さんの声だったんです。しかも・・・物真似リレー(爆)
「ね、岡本(太郎)さん」とか「久米(宏)さん」というような形で次々にいろーんな人が出てくる。何回聴いても笑わずにはいられない。
政界からは土井たか子さんや橋本さん。伊武雅刀さんや岸田今日子さん(!)など会場からも思わず「おおっー!!」と大爆笑が
響き渡ります。(もっと沢山の人が出てきました)
そして、ラストがまたおいしい!「ねえ、ゴン太くん(岸田さんから)」「ンゴンゴ!・・・ねえ、のっぽさん」「・・・・・・・(シーン)」
・・・大爆笑!!そーだよね、のっぽさんだもん^^;

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〜本編(笑)〜

夕暮れのガラーンとした一室に名残惜しそうにたたずむ木太郎。机にシーツをかけにきた皿袋
「もうシーツかけちゃうよ。びらーっとね」「もう少しここにいていいですか・・・」
どうやら、ここともさよなら、というシーン。ちょっと切な気だけど、なんだかおかしい。
「あ、円盤。」(皿袋)「え?」(木太郎)「に、よく似たビルー!」(皿袋)
窓の外を指差した皿袋さん。そして、シナトラの曲と共に暗転。

宮原木材の従業員として働いているのは結城ただ1人だけで、書類棚もなければ、FAXもない会社。
それもそのはず、宮原木材は社長の税金対策の為に作られたペーパーカンパニーだった。
そこに、ふらーっと結城の幼なじみの健三がやってきた。
昔から健三に振り回され続けた(この内容がまたくだらなくておかしい。)結城は、健三を早く追い返したい。
そこで昔の友達に頼んで、電話で(関西弁で)脅して健三を追い返したいと考える。
#結城がその友達に電話し、「試しに今やってみて・・・(向こうの言い方を聞いてしばし無言)・・・おいどんは言わないよ・・・」

結城が席を外している間に電話がかかってきて電話を取った健三は、案の定、声色を変えて対応してしまう。
結城が戻って来ると、いそいそと健三は帰っていく。 結城の思うツボだ。喜びを爆発させる結城。
にこにこしながら机の上のメモを見、瞬間、顔色が変わる。
そのメモは、ペーパーカンパニーの宮原木材へきた本物の仕事の依頼。健三はしっかり商談をまとめていたのだ。
しかも半端でない金額の仕事。
その上、先方がこっちに来るという。先方が来たらペーパーカンパニーという事がバレてしまう。慌てて健三を連れ戻しに出て行く結城。 

宮原木材を絵を描く場所として使っている画家の神崎は、大好きなシナトラの曲を聴くと気が大きくなってしまう欠点がある。
しかも、都合が悪くなると口癖の「アデュ!」と共に去っていこうとする。 
そんな神崎がシナトラの曲を聴きながら社長の真似事をしていると、青木木太郎が飛び込みで「採用してほしい」とやってくる。 
前に勤めていた府中刑務所(?)の看守の仕事をリストラされて、このビル5階にある文房具屋の面接を受けたが、落ちてしまったという話
を木太郎は社長と勘違いした神崎に話す。 
#神崎が社長の真似事をしていた時、その様子がまたおかしい。受話器をとって、「あー社長です。それだけ伝えようと思いまして」
とか言ってたり、結城が読んでいた雑誌に会社の判を押してたり(笑)挙句に、誰もいないのに「あー企画書ですか?」とどんな内容
なのか話すんだけど、最初観た時は確か「CDがどうの・・・」って言ってた気がするんだけど、2回目観た時は、
「なに、小さい私が
沢山出てきて、投げられる?私が投げる、のではなく私を、投げる?そして食べられる?」
(ピクミンかい←心の中のツッコミ。)って
言っていた。これって、アドリブなの?大王?(笑)


シナトラの曲を誉めた木太郎に興奮し、気が大きくなった神崎はつい木太郎を採用してしまう。 
木太郎が大喜びで家族に連絡しに行ってるすきに神崎は我にかえり帰ってしまう。
そして、健三を連れ戻した結城。鳴る電話。出る健三。来たいという先方にいい加減な道案内をして来られなくし、仕事の依頼を向こうから
断ってくるようにしようとしている。
#すごいよー。この道案内(爆)「右左折しろ」だの「紆余曲折しろ」だの「そこで右往左往すると・・・」だの挙句には「知らない角を
曲がるとそこはもう旅の始まりです」
だの(爆)まくしたてる、まくしたてる。
中でも大爆笑だったのは、健三が電話で話してる途中に
「あ?音声が・・・(勿論うそ。)」と混線したふりをして、「ワンワン!」だの
「フーッ!」だの物真似をし始め、変な音声(雑音)を流した後、挙句に韓国からの放送が入るというもの^^;しかも「キ○×イル」を
繰り返し
、ガチャッ!(面白すぎる・・・)

そんな時、木太郎が戻ってきた。 
木太郎を先方と勘違いした結城と健三は言い訳をするが、どうにも話が噛み合わない。よく話を聞くと、社長に採用されたという。 
訳がわからない結城だった。(社長は長野に住んでる地主さん。)
そこに突然、皿袋が入ってきた。皿袋は電話の盗聴をしている。「ここ、ちょっと借りるぞ」(皿袋)「帰って下さい!」(結城) 
#「なんで今日は一本切れたようなのばっかり来るんだよ・・・」(BY結城)
結城は床にねっころがってはじたばた、暴れまくってます(笑)「どうしてお前(健三)は俺の人生のじゃまばかりするんだよう!!


しかし、その皿袋が「あ、プチッってなった。電話来るぞ」「trrr・・・」ビックリする結城と健三。
結城は一転、皿袋にもう少しここにいて電話が来るのを教えてくれて、とお願いする。 
電話が鳴るたび、声色を変えて応対していく健三。
とうとう来られなかった先方は(そりゃそうだ。)、FAXで詳しい事を送りたいという。
それを健三が伝えると、「・・・はい?」(結城)どこにFAX・・・。パニック状態の中、皿袋がパソコンを取り出しFAXを受信。「ほいきた、どーん!」

受信したFAXの内容とは、近くの外資系の会社の社長が、個人的に茶室を建設したいという依頼。困った結城。 
イタリア人が茶室の件で電話をしてくると、たまたまシナトラのテープを取りにきた神崎を捕まえた結城がそのまま電話口に神崎を出し、
「断ってください!!」と強く言う。断るつもりだった神崎はイタリア時代の経験から、(なめられまいとつい。)興奮し、仕事を受けた挙句、
値段まで吊り上げてしまう。

しかも、初仕事に張り切っていた木太郎が、結城と健三が奥の部屋に言ってるすきに(?)「興奮した社長?」神崎の指示で、契約書を
交わしてしまう。それも、宮原木材ではなく、結城の個人印で印鑑を押してしまった。
当然、先方から理由を聞かれたが、皿袋の指示で、健三が「この部署が独立し子会社となった」っとウソをついてしまう。
契約書も交わしてしまい、どうにも逃げられない状況に。 
#皿袋だいへんしーん!もっさりした感じ(?)のお猿系不思議ちゃん皿袋が、一転、胸の谷間がまぶしい(?)セクシー美女サラに
変身。


結城以外は乗り気だ。そんな中、サラ(本人が「サラでいいわよ〜」と言っていた。)が木太郎が面接を受けに行ったこのビル5階の
文房具屋が裏家業をやっている事を盗聴して知っていた。そしてそのお金をハッカーして奪う事に成功し、大金を手に入れてしまう。
#サラが(ネットに)侵入する時の言動はまるでAVでした(笑)

あまりの事態の進展に結城は気がおかしくなってしまう(笑)さらにぶち切れる結城。
本当におかしくなったんでは、と思わせる壊れっぷりに大爆笑でした。
「・・・アデュ!」と窓から飛び降りそうになったり、そこにたまたまあった缶コーラ2本を「カシャーン!」とロボットのように扱って、はちまきに
そのコーラをはさんでみたり、しかも自分は滅多に会わない社長にしょっちゅう会っているという(誤解だけど)木太郎に「どこにいるんだよ
・・・ここか?ここか?」と雑誌を捲ったり、引出しを開けたり、爆走。あげくに、「みーつーけーたー!」と連れて来たのはかわいいウサギの
ぬいぐるみ、「宮原ぴょんた社長」(笑)もうだめ(爆)

さらに増える茶室の依頼。ネットを使って材料を流そうとするサラだったが、問題が。「見た目は一緒のこの木材、どっちがいいもの?
これが分からないと今後の信用問題に係る」「うーん」

そんな中、木太郎の誤解がやっと結城にも分かり、「あんたは関係ない人なんだよ、帰ってくれ!」とつっぱねる。
かなしげーな木太郎、最後に自分の生い立ちを語る。「・・・大工の息子として生まれ・・・木の事しか分かりません」(会場既に大爆笑。
サラはビックリ顔で立ち上がる。)「もっくん!!」(木太郎のこと。)

どんどん進行してしまう「ビックビジネス」。ずっとダメだと言っていた結城も最後には折れてしまう。
長野の社長さんに電話をし、「独立宣言」。ドタバタのまま、暗転。

・・・そして、最初と全く同じシーン、台詞になる。
しかーし。
「あ、円盤。」(皿袋)「え?」(木太郎)「に、よく似たビルー!」(皿袋)
の後。
「・・・あれが新社屋ですか」(木太郎)・・・またもや大爆笑。
「そんなに名残惜しいか?昨日の事なのに。」(皿袋)
そういうオチかい!^^;
そして、木太郎専務、皿袋経理部長(笑)は机にシートをかけ、去っていく。

直後鳴る電話。「・・・おーい誰もいないのか。おいどんは・・・」

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松尾さんの次々に出てくる声真似が災いして(?)どんどん大会社にしてしまうわけですが(笑)その部署、名前もすごい。
「社屋周辺道路交通課:車手豪(くるまでごう)」だとか「同じく矢々詳(ややくわし)」だとか「スペイン事業部:闘牛」だとか「イタリア事業部:
パス田」だとか「総務部:経理部ひろし」(※間違って経理部につなぐ、と言ってしまい、皿袋のツッコミで総務部にまわさざるをえなくなり、
相手方から突っ込まれた為、こういう名前に・・・)だとか・・・。もうお腹痛いっす。

あと、度々言われる「殺し屋の目をしてる」粟根さん。さいこーっす。その殺し屋の目。にっこりするととても可愛い目になるんだけどなあ(笑)