2006年2月9日(木)☆初日


全体的に、思った以上にコミカル要素がありました。
何度もくすっと笑ったり、吹き出しそうになったりも。

新谷さんが、かなり個性的なキティになっていてびっくりしました。
私はナイロン100℃で何度も観てるので、彼女のあの声もあのキャラもそれ自体はさほど驚かないのですが、まさかキティであのまま出してくるとは思いませんでした(笑)
歌は、もう少しかな。ちょっと不安定な感じが。

今日、1番私がやられてしまったのは小市さん!
期待していましたが、それ以上!
彼のスティーバは、明るくて、かなりお茶目で、どっちかっていうと能天気な感じなのですが、それがいい風に出ていました。
軽快で心地よい演技。思わず笑ってしまうシーンも多々。
それだけに、ラストでの無言での激しいブロンスキーとの抱擁は、切なくてうるっときてしまいました。

葛山さんは3枚目に近い役でしたが、これまたなかなか。
いい声してますし、歌もなかなか上手い。
何より、三枚目な演技がわざとらしくなくて、魅力的でした。
新谷さんとの恋愛は、スマートなものではないけど、笑っちゃう位明るくて、最後にはそれがなんだか救いにさえ感じました。

山路さんのカレーニンは、一見淡々としてて自分の体裁しか気にしない冷たい感じがするのですが、その言動とは裏腹に、本当は心からアンナを愛してるんだろうなあ、と感じました。
プライドや不器用さが邪魔して、すれ違ってしまった…そんな気がして。
いつも厳しいカレーニンが、ある時、びくつく息子を静かに褒めるシーンがあるのですが、これにはほっとしました。
そして、その直後、思い余って息子に逢いに来たアンナへの言動にも、厳しいながらいろんな想い、愛情が感じられてなりませんでした。

そして井上さん。
第一印象は「逞しくなったなあ…」と。
歌声で言えば、低音が特によく響いていて安定していました。甘い高音も健在ですし。
そして、前半のアンナにのめりこんでいくその言動は、時にくすっと笑ってしまう位一途で、若さゆえの暴走具合(?)も素直に出ていたように思いました。
(友人とフェッシングをやっていたシーンで、アンナが尋ねてきたと分かるやの言動には笑ってしまいました。)
そして、彼は彼なりに一生懸命アンナを愛し、アンナの様子がおかしくても怒ることなく受け入れ、優しく包もうとしている姿もよく感じました。
それだけに、「いい加減にしてくれないか。」の台詞が妙に印象に残りました。
低い声で押し殺すような発し方が、逆に重みを感じました。
思わず言ってしまったような、そのはっとした表情、顔を覆った仕草…ブロンスキーも苦しんでるんだなあ、と。
あと、頼りなさげなアンナをしっかり抱きしめて、髪の毛を優しく撫でるシーンに特に「大人の男」を感じてドキッとしました。

確かに、アンナのことを分かっているようで、分かってあげられなかった、ということはあると思うのですが…。

実は観る前は、もっとアンナに感情移入するのかな、と思っていました。
逆に、ブロンスキーやカレーニンに対して思うところがあるのかと。
でも、ブロンスキーもカレーニンも責めることは出来ないなあ、と思ってしまいました。正直なところ。
そう思わせる、深い想いを感じさせてくれた魅力的なお二人でした。

アンナについては…ちょっと改めて。

カテコのことを少し。

何度かあった後、「予定になかった」一路さんの挨拶あり。
そしてはける間際、一路さんはさっと山路さんの腕に手を回し、腕を組んで井上さんをちらっと見てました。
「私は夫の元に帰るわ、じゃあねえ〜」と言いたげに(?)手を振って^^;
(その仕草がそっとだったので、妙にリアルな感じ。)

それを観た井上さん、一瞬の戸惑いの後(?)何を思ったか隣にいた小市さんの腕に手を回して腕を組んでいました(笑)
小市さんはめっちゃお茶目な笑顔だし♪