ベガーズオペラ
演出・脚色 ジョン・ケアード  原作 ジョン・ゲイ  音楽 イローナ・セカッチ
   キャスト
    ※()内は演じている乞食の名前。掛け持ちで演じている乞食もいるので、
    数名ダブって名前が載っています。

    老役者                      金田龍之介

トム/フィルチ(トム)               橋本さとし

ビーチャム(ジョン・ジョンソン)         高嶋政宏
ミセス・ビーチャム(モリー・コシファン)    森公美子
ポリー・ビーチャム(マーガレット)       笹本玲奈

鉤指ジャック(ジャック・フォレスト)       幸村吉也
ペチコート・チャーリー(チャールズ・トーマス)小西のりゆき
ハリー・パディントン(ケネス・ホール)     村上歓次朗
すりぬけサム(ローズマリー)          高谷あゆみ
造幣局のマット(ウォルター・マッキントッシュ)三谷六九
ベン・バッジ(ベンジャミン・ホール)       照井裕隆
トム・ディップル(モリー)             宮菜穂子
ジェミー・トゥイッチャー(ジョニー)        川本昭彦
ボブ・プーティ(ブルーノ)             Kuma
くすね屋ネッド(エドワード)           水野栄次

    マクヒース(マッコリ)                内野聖陽

「もってこい」(ノエル)               原田優一
「やってこい」(エマ)                小此木麻里

ドリー・トラル(ドリー)                山崎ちか
ミセス・ヴィクセン(エリザベス・スミス)     泉 里沙
ジェニー・ダイヴァー(ジェイン)          入絵加奈子
ミセス・スラムキン(ローズマリー)        高谷あゆみ
スーキー・トードリー(ケイティ)          山崎直子
モリープレイズン(モリー)              宮菜穂子
    ミセス・コークサー(エドワード)           水野栄次
ベティ・ドクシー(ブルーノ)             Kuma


ロキット(ジェイムス)                 村井国夫
ルーシー・ロキット(エリザベス)          島田歌穂

ダイアナ・トレイプス(モリー・コシファン)     森公美子
STORY

乞食のトムは老役者のはからいで劇場を借り受け、そこで仲間の乞食とともに一夜限りの上演を行うー。

その劇とは・・・。

ピーチャムは正式には結婚していない妻・ミセス・ピーチャムと娘・ポリーとの3人暮らし。
彼は盗人から盗品を買い上げ、本来の持ち主からは手数料を取った上で、そ知らぬ顔で返してやるという、あくどい商売をしている。
 ある日、ひょんなことからポリーが追い剥ぎのマクヒースに惚れている事を知り、いても立ってもいられない。妻はのん気に構えていたが、フィルチから「二人は正式に結婚した」と聞くと、カンカン。両親揃って、娘を罵倒する。この夫婦にとって「結婚」とは憎むべき行為らしい。
この時代、誰でも犯罪者を当局に密告し、死刑に追いやることが出来た。つまり、ピーチャムはマクヒースを、マクヒースはピーチャムをいつでも合法的に殺すことが出来るのだ。
マクヒースの狙いが自分たちの財産ではないかと疑ったピーチャム夫妻は、一足先にマクヒースを密告し、処刑してしまおうと企む。そんなことも露知らずマクヒースは性欲剥き出しにポリーに愛を語っているが、ポリーから両親の企みを聞かされると大慌てで逃げ出す。
追い剥ぎの準備に忙しい仲間たちに、マクヒースは、ピーチャムから逃れるため、一時身を隠さなマクヒースくてはならないと告げる。
隠れ家にこもったマクヒースだが、何のことはない、お気に入りの娼婦たちを集め、快楽に浸ってお楽しみ三昧。そこへ、ピーチャムが踏み込んできた。仲間の誰かが裏切ったのだ。マクヒースは逮捕され、ニューゲイト監獄に連行されてゆく。
看守長・ロキットも喰えぬ男で、腹の底で何を考えているか分からない。娘・ルーシーは身重である。はらませた男はなんとマクヒース。結婚を誓っておきながら姿をくらませた憎きマクヒースを見つけたルーシーは、罵詈雑言を浴びせかける。運の悪いことに、そこへポリーがやってきた。二人の女が出くわして、女同士の凄まじい修羅場が展開されることに。だが、マクヒースが監獄から脱出するために必要なのはルーシー。それまでの甘い言葉はどこへやら、夫と慕う男に冷たくされたポリーは、連れ戻しにきた父親に殴られ、張り倒され、傷心の内に去っていく。
そしてマクヒースはまんまと脱獄に成功するのだが、盗品売買の倉庫内でのダイアナ・トレイプスの一言により居場所がばれ、再び連行、即刻絞首刑を言い渡される。
「これが最後の頼みだ。あの悪党二人をお前達より先に死刑台に送れ。それで俺は満足だ」
絶望の中で、マクヒースは仲間にそう言い残し、ついに・・・。

そのラストに老役者が口を挟む。
「なんだこれは。悲劇じゃないか。オペラはハッピーエンドでないと。」
作者のトムは反論する。貧乏人も金持ちと同様罪を犯していて、しかし結局罰を受けるのは貧乏人だけだ、と。
しかし、老役者は「そういう世の中だからこそ、我々がいるんだ」とそのラストを受け入れない。
怒ったトムは、その素晴らしい教訓(不公平な世の中であること)を伝えられたはず、という思いをぶつけつつ、半ば自棄になって乞食たちに指示をする。
「おい!そことそことそこ。恩赦って叫べ!」
戸惑う役者たちをよそに、トムは居たたまれなくなり劇場を飛び出す。追いかけるエリザベス。
台本にない展開と、トム不在の中。役者たちは乞食たちに戻ってしまい、どうしていいか分からない。
おろおろしながら、ついにマッコリが口を開く。
やっと劇場に戻ってきたトムが目にしたその光景とは・・・。

※前半はパンフを元にしていますが、後半は自分なりに作っています。台詞の違い等あるかと思いますが、ご了承ください。
観劇感想(それぞれをクリックしてください。)

2006.1.7(公開ゲネ)

2006.1.8(初日)

2006.1.9マチネ

2006.1.21マチネ

2006.1.28マチネ・ソワレ

2006.1.31千秋楽