「ブルールーム」(演出:デヴィッド・ルヴォー )
CAST:秋山奈津子 内野聖陽


*****2001.12.8(座席126番)/2002.1.12(座席38番)/1.15(座席137番)観劇************
*****こんな感じだったと思います******色分けで、いつの感想か分けています********
青→1.12 赤→1.15 …というような感じで…。

1「夜の道」   運転手×少女

突然の音楽と共に、2人が現れて回転する舞台。
見つめあう2人にドキッとしました。
ただ、展開が早すぎて(?)私にはついていけなかったかも(苦笑)
あっという間だった気がしました。

*****************************************
前回よりは落ち着いて見られました(笑)
アイリーンの「ねえ、キスちょうだい」が印象的でした。それと、ことを済ませたあとのフレッドの態度。
「すし食ったからよ、金ねーんだよ」…男って(苦笑)


2「ダンスホール」運転手×オーペア(ホームステイ先の家事を手伝って語学を学ぶ留学生)

正直、このシーンはあまり分からなかったです。(ごめんなさい。)
私は、頭に「運転手×女中(オーペア)」というのが入ってたし、「ダンスホール」というのも、
原作も読んでいたので、なんとなく情景は浮かべたのですが、初めて観る方にとって、
同じようにシーンが浮かべられたかなあ。でも、二人のやり取りはバッチリだった。

しかーし、シーンの間に舞台上で着替えたり、メークしたりするんだけど、下着以外全部脱いで
着替えた内野さん、この時下着はブリーフだった。そして、その上からジーンズなどを着る。
が・・・。※

*****************************************
席が近い事もあって、前回よりも表情とか集中して観ました。
「女は皆なんで、なんで」「ダメ、ダメって」
「リスクが大きすぎるんだから本気じゃないと嫌!」
フレッドは本気だ、と必死にくどき抱き合うんだけど・・・。やはりことが終わると態度が(苦笑)
マリーは本気で愛してほしかったんだろうなあ・・・帰ろうとするマリーをフレッドは必死に止める
けど、愛してるから、というよりはそれじゃあんまりだから、っていう感じで、フレッドを見つめる
(というか切なそうに、かつ厳しい表情)マリーは「なんにも分かってない!」といいたげだった気が
しました。
そんな、マリーの心情を測りかねてフレッドは戸惑ってました。
そんなシーンを観て、女は感情で恋をするけど、男は頭で恋をする所がある、と昔誰かが言ってたのを
ふと思い出したのであった(笑)

3「キッチン」  学生×オーペア

この舞台を通して、私が気になったのはこの「アントン」さんなのです(笑)
掲示板で、「新・真夜中・・・」を見た話の中で、「最初に出たシーンが気になる」と書きました。
それが、まさにこのシーンだったのです。

両親は別荘。この家には2人きり。そういうシチュエーションで始まります。

アントン、下心を隠してるような怪しい(?)おどおどした仕草で入ってくる。
マリー(オーペア)はあくまでもオーペアとして接している。
心理戦スタート(?)
さりげなく座ってる席をずらして近づこうとしたり、いろいろ試みるけど、気づかれなかったのか、
気づかないふりをされたのか、失敗の為(笑)退散。
そして、(アントンの部屋から)電話があり、、また「水が欲しい」という。
「下に来て」
マリーはそう言って電話を切ると、エプロンをはずし、髪を整え、降りてくるのを見計らって、
何気ない風に水を飲んでいる。
そこからは、マリーは「オーペア」ではなく、一人の女性としてアントンを見つめる。
歩く仕草ひとつからも、「誘惑」の雰囲気がなんとなく漂ってる感じがした。
アントンがマリーのブラウスに触れて、次第にボタンをはずして、露になった肌にキスをする。
一見、アントンが仕掛けてるように見えるんだけど、私にはマリーが仕掛けたようにさえ思った。
どんどん大胆になっていき、テーブルの上で二人は欲望のまま。。。
「誰かがきたら!」マリーはそのようなニュアンスの事を言うけど、「絶対来ない!」みたいな事を言って、
アントンはやめようとしない。
暗転。

「ピンポーン♪」
「ふああああ!」(こんな感じの声。慌てふためいている:笑)
突然の訪問者にテーブルの上でズボンがずり下がった状態で立ち上がるアントン^_^;
※(前シーンの前ふりから)下着が白の、いかにも、子供がはくようなパンツだったのです。
いつのまに、はきかえたのだ・・・そんなことにさえ、驚く私。

アントンは一気に現実に戻ったみたいだった。
「み、見てきてくれ」
「え?私が?」
「いいから!」
(なんか、立場がまた戻っちゃいましたか・・・)
マリー、しぶしぶ見てくるも、もう誰もいない。。。

(次のシーンで分かったんだけど、アントンの恋人(政治家の妻)が訪ねる事になっていた
みたいだった。ということは、アントンは他の女で試してみたかったのか??)

もうアントンの心はマリーには向いていない。
あっさり、冷たく突き放してしまう。
マリーはその心理がつかめず、再び誘おうとしている。
「友人が訪ねてきたらそこのカフェにいると行ってくれ」というような事を言う。
「え、でも、誰も来ないって!」
(さっきと言葉も逆転している・・・。)
「僕は命令しているんだ」
アントンは既にもともとの立場に戻っている。
「はい、ご主人様」
(イントネーションが色っぽい。)

とにかく、このシーン、アントンのその仕草からも思わず笑っちゃいそうになって大変でした。
男と女のかけ引きというか、心理の違いというか垣間見えた気がしました。

**********************************************
またしても、アントンくん、爆裂中(?)
ひとつひとつの動きがヘンです(笑)
その気になったマリーは戸惑うばかり。
さっきと話が違うやんけ、と思わず心で突っ込み入れた私です(笑)


4「ベットルーム」学生×政治家の妻

いそいそと部屋をセッティング(?)するアントン。
シャツなんかはベットの下へがーっと潜り込ませておいて、テーブルの上はお洒落(笑)
なんか、分かる、分かる(笑)

そして、エマ(人妻)が機嫌悪そうに入ってくる。(サングラスをかけてるけど、その「イライラ」ぶりは伝わってきた。)
彼女は不倫をしていて、しかも夫は政治家。
「家に誰もいない時に、あなたの部屋が見たい」とエマは言ったらしいが、いざ行ってみると、
誰もいないはずが、マリーが。。。(前シーン参照。)
そりゃ、怒るわ。(苦笑)
恐縮しつつも、エマのサングラスとスカーフをとっていくアントン。

「5分しかいられないの」と言うエマ。
慌てるアントン。
が、本心は違うのよ、といわんばかりに、立ったままのエマ。
年上の経験豊かなエマと経験の薄い(ない?)おたおたしている年下のアントンの姿が、なんともいえません。
せっかく、エマに「服を脱がせて」と言われたのに、緊張してるのか、マリーと服が違うからなのか、
ジッパーがおろせない。上からおろそうとして(それ、正解。)ダメで下からなんとかしようとしておろおろ。
何してるんでしょうか・・・アントンくん。。。
「いいわ、自分で脱ぐ」イライラしながら、ばーっと速攻脱ぐエマ。
黒のセクシーな下着姿(全身がレースっぽい。)のエマを見て、アントンは一言。
「何それ!?」
「知らないの?!マドンナも着ていたのよ!!」
エマのため息が聞こえそうだ・・・。
そして、ベットに入ったエマは、「さあ、くるのよアントン」と誘う。
アントンは喜びのあまり、慌てながら服を、靴下を脱ぐ。その姿がまた、笑ってしまった(笑)
「行くよ〜」飛び込むようにベッドへ行くアントン。「エマあああー!」
なんちゅーあまーい声(笑)
暗転。

電光掲示板をチラッと見る。と。
「0分」
思わず、爆笑してしまいました^_^;
どんどん、この電光掲示板の重要性(?)が分かってくるのでありました。

憮然と椅子に座って、煙草をふかすエマ。
ベッドに体育座りのように座って、なんとか自分をフォローしようとする(?)アントン。
取り繕おうとするアントンを、エマは、いじめる?^_^;
「もっと慰めてくれるものだと」思ったらしい、アントン。(甘いよー:笑)
エマは大人だから分かっていつつも、やっぱりいじめる、いじめる(笑)
どんどん拗ねて、裸のまま、情けない程ベットの上しょんぼりするアントン。

帰ろうとするエマに、「エマ、行かないで!あと5分だけ・・・お願い」

そこからは。
エマが、大人の女の本領発揮。
アントンは言われるがまま。
さっきとは全然違う素敵な時間・・・。

エマに「靴はどこ」と言われ、、靴、靴、と探し、見つけて渡す時。
「はいっ!!」(は、いいんだけど・・・)
下着(白いパンツです)の前に靴(ヒール)を差し込んで渡そうとするんだもの。。。アントン・・・。
場内爆笑。私も大爆笑。
アントンは本当に嬉しかったんだねえ。まさに有頂天だったのかも。
・・・でも・・・アントンの思いとエマの思いはなんとなくずれてきているようにも思いました。
だって、帰ろうとするエマにアントンが再び抱きつこうとすると、エマは「ヘアースタイルに気をつけて」だって(苦笑)
エマはアントンに何を求めたのかな。
そしてアントンは・・・・。

*********************************************
席が前から2列目で上手3.4番目くらいだったので、ベットで膝を抱える姿とか正面で…。、全裸の姿とかも
結構きわどい角度だったもので、さすがに、ドキドキしてしまい、目のやり場に一瞬困りました(苦笑)


*********************************************
エマが来るまでのセッティングがまずおかしくて。
しかも、心なしかいつもよりブランデーの位置があっちこっちこま動かしのように「あっち、こっち、やっぱそっち」
って感じで(爆)
笑っちゃいました。
しかも、「ピンポーン」鳴った時、慌てて難しそうな(?)本をテーブルに引き寄せて、しかもその1冊をいかにも
ずっと読んでたようにすまして読んだフリするんだけど、本が逆さまらしく(笑)慌てて向きを逆にしたり。
あと、「失敗」した後、「いい!少しでも動いちゃダメよ!」と半分脅しながらエマがアントンの上に乗っかると
アントンは素直に(?)びくっとして固まるんです(笑)しかもその時の手がおかしい。
(ベットにはりついてる)
なんか、心なしかいつもよりもアントンくん爆裂中、って感じでした(謎)


5「ベットルーム」政治家×政治家の妻

チャールズ(政治家)は疲れたように寝室へと入ってくる。
その仕草、台詞などからも年齢的なものとか、職業がら的なものとか、なんていうんだろう、
その性格、キャラクターが感じられたように思った。

何回も噛んでたのが、ちょっと残念。(一人で長い台詞を話すシーンだったと思うけど。)

エマ(妻)を心から信頼して、愛してるんだろうな、と思った。
(それは、このシーンだけでなく、次のシーンを観て更に感じたんだけれど。)
エマもチャールズを愛してるんだろうな、と思った。
(エマのキャラが前シーンとえらい違う気がしたのは気のせい?夫に従順って感じで・・・)
お互い裏切ってるって言えば裏切ってるんだけど、その実、お互い、いとおしく思ってるように感じて、
それって、きっと現実(現代)でも十分考えられることなんだよなーなんて思ってしまいました(苦笑)
激しく求めるというのではなく、静かに腕枕をし、抱きしめるチャールズ。
なんとなく、「夫婦」っていうものを改めて考えるシーンでもあったかな。

*********************************************
失礼ながら、心配したこのシーンも含め、全くかむことなく(内野さんごめんなさい!!)しかも、以前より
チャールズの人格がはっきりしてきたような、感じがしました。
台詞まわしなど、職業、年齢的なものなど、感じさせるものでした。
なんとなーくだけど、エマの心情が伝わってくる気がしました。
きっとチャールズの事は愛してる、でも、何かが噛みあってない、そんな気がしました。

6「ホテルの一室」政治家×モデル

「人妻」が舞台の真中でどんどん「モデル(少女)」に変わっていく。
メイク、ショートヘア(のかつら)、衣装・・・そして秋山さん自身の仕草もみるみる「モデル」に変わっていく。
単純に、すごいなあ、って芝居が始まる前にすでに感心してしまいました。

踊りながら、テーブルに並べられてある食べ物、飲み物を次々に口に運ぶケリー(モデル)。
それをいとおしそうに見つめるチャールズ。
というシーンから始まります。
私だけかもしれないけど、ケリーの言動を観て聞いてると、なんとなく寂しい気持ちになりました。
「幸せ」というものが感じられない、というか、愛に飢えてるというか。
あと、あんなに前半優しかったチャールズが後半(ことの後。)、特に自分の妻について言われると
(アナタの奥さんも似たような事してる、というような事を言われる)突然激怒する。
浮気してるくせに、やっぱり自分の妻の事を一番愛してるんだなあ、と。
(勝手と言えば勝手だけど。。。)
そして一言。「いるよなーこういう人」(苦笑)

**********************************************
妻の事は愛しているし、何よりもほっとする。
でも、刺激は求めてる。ケリーの事がいとおしい。
男って…(こればっかりやな:笑)


7「劇作家の部屋」劇作家×モデル

ロバート(劇作家)の部屋へ招かれたケリー。
溢れ出るボキャブラリー(?)を次から次へとケリーにぶつけるロバートには最初からくすっ、と笑ってしまいました。
かと思うと「ホントに僕の事を知らないの?」何度も何度もケリーに聞き返すあたりなんて、ナルシスト系の(?)
劇作家。ものを創り出す人には多いのかしら?(それは偏見でしょうか、すみません(笑))

「ピアノを聞かせてくれるんでしょ?」
ロバートは快くピアノの前に座る。
両手を軽く上げて(ピアノを弾くと思わせて)「あ、この曲ね」(爆:聞き入る体制ばっちりだったのに、肩透かし。)
「『ブルールーム』って言うんだ。」

そして内野さんの生演奏、歌声。
すごく素敵でした。
私はうっとり聞き入りつつ、ソファに目をやると、まるで子守唄に包まれるように寝入ってしまったケリーの姿。
歌が終わり、「どうだった?」と聞いたロバートの声にはっと目を覚ましたケリーは一言。
「あ、素敵だったわ」(笑:寝てたやんか。←心のツッコミ。)

後半、内野さんが全裸だったり、秋山さんも後姿ながら全裸に近かったりしたのだけど、ローソクの明かりのみの
部屋の中、嫌らしくない、美しいワンシーンとなっていたように思えました。
まあ、全くドキドキしなかったと言えば嘘になるけど(笑)

**********************************************
ピアノのシーンが、12/8の時と違ってました。驚き。
ケリーは、歌(ピアノ)が終わるあたりにふっと目を覚まし、ロバートは、「ポーン♪」「ポーン♪」と音階が上がって
いく。
その途中でケリーは拍手しようとするんだけど、ロバートは手で制し、更に「ポーン♪」「ポーン♪」と音が上がって
いく。どこまでいくんや!という位高い音までいって終わる。
そして、ロバートは手で「ほらここで拍手!」と言わんばかりの仕草。
ケリーははっとしながら拍手。
そして、「どう?」「あ、素敵だったわ、最高」という台詞に。

この日は席が席だけに、お二人の全裸のシーンはドキドキしないといったら嘘になります(苦笑)

ケリーはやっぱり愛に飢えてるのかな、って思っちゃいました。
ロバートもボキャブラリーのどさくさで(どこにいくっちゅーねん。ロバートの言ってる事分からへん:謎)
さよならを言ってるし。
「あなたの言ってる事理解したいけど、何言ってるか理解できないいい〜!!」(半泣き。BYケリー)
確かに(笑)

余談ですが、ことが終わってケリーが服を着るのをロバートが手伝うんだけど、BGMのせいか分からないけど
すごく寂しくなっちゃいました。私だけかも知れないけど。

8「ホテルの一室」劇作家×女優

すたすたとホテルの部屋に入ってくる女優。いそいそと入ってくる(?)ロバート。
あれだけ前シーンでは余裕たっぷりだったのに(苦笑)
次々に言動を蹴られる(?)ロバートがかなり滑稽というか面白かった。
カバンから聖母マリア様を出すわ(?)「ホントにくだらない事ばかり撒き散らすわね」とか言われるわ、
女優がやっと着替えてダブルベットに入ったので、その隣は自分か!と思いきや、女優は
「もうひとつ部屋を取ってあるから」と突き放し、挙句にはカバンから出したくまのぬいぐるみを
自分の隣に置いてしまうし(笑)
すごすごと部屋を出て行こうとするロバートを女優は呼び止め「ひとつ提案したいんだけど」
「なに?」「ここに来て」「そうこなくっちゃー!」(おいおい。)「そしてして!」
速攻戻ってくるロバート。なんか、かわいい。(失敬。)
完全に主導権は女優にあるって感じでした。
とにかく、台詞、間が面白かった。
ロバートがああ言えば、女優がばっさり切り返す、という繰り返しだったと思う。

最後の最後、ベットの中で、「死ぬほどあなたの事が好きなんだからじゃない!」と、えらい変りよう(失敬。)
の女優にロバートは感激。寄り添って首筋(だったと思う)に優しくキスをする。
私も「照れ隠しで実は女優さん、そうだったんだ!」と一瞬、思ったけど、すぐに、「ん?なんか引っかかる・・・」
女優の表情を観てそう思った、その瞬間。ロバートが女優を指差し、一言。
「それ、演技?」

このシーンは最初から最後まで笑ってしまった気がします(笑)

***********************************************
ベットに入ってからの二人がまたおかしくて。
斜めになってはあはあ言ってるロバートに女優は更に覆い被さり第二ラウンド?
暗転の後二人は足を大きく開いてはあはあ、だもの。
なんか、その前の交わされていた台詞がそのままことに進んだ感じで。
このような行為はすべてムーディでドキドキするものだとは限らないのよね、などと思ってしまいました。

「それ、演技?」と言ったロバートに対して「当ててみて」とかなり厳しく言い放った女優。
そのシーン、かなりツボに入っちゃいました(爆


***********************************************

9「劇場の楽屋」 貴族×女優

あくまでも紳士な態度のマルコム。最高の舞台を終えたばかりの女優。
「ムードを…」誘っても誘ってもすぐにはのってこないマルコム。次第にその空気を作っていく女優。
でもね、ことが終わった途端、コンビニ飯みたいなの(焼きそば?なんだろう。)を食うなよ、マルコム(爆)
「ムードが大切とか言ってなかったっけ?」って嫌味を言う女優の気持ちは分かるぞ(?)
「嫌な女だ」とかぼそっと言うしさ。
その高貴な装いとちゃっちいプラスティックのフォークがあまりにもマッチしてなくっておかしかったです。
さっきと言ってる事が違うし…。

ちなみに、「私達は生きてる。少なくてもこうしてれば生きてられる!」と切実に言う女優の台詞が印象的です。
しかし、どうしてこの人だけ名前がないんだろう・・・?

10「繁華街の一室」貴族×少女

大都会のざわめき、ベッドで眠るアイリーン、酒に酔って記憶があやふやで出て行こうとする男(マルコム)。
それだけでなんとなく切なくなった私です。

アイリーン、1年経ってもあの(?)フレッドと付き合いがあるんだ、結婚したいって言われてるんだ、でも…。
「今と違う事をさせてくれたら」というアイリーンに対してどうも反応がにぶいらしい。(マルコムとの二人の会話
から。)うーん。。。アイリーン幸せになるといいねえ。

目にキスをするだけで(何もせず)出て行く(と信じる)自分にロマンティックだと思うマルコム。
でも、「よっぽど酔っ払ってたのね…夕べの方が私を気に入ってくれたわ」というアイリーンの言葉に
「何もせず目にキスをするだけで出て行くなんてロマンティックだと思っていたのに・・・」とちょっとがっかりする
マルコム。
…でも、マルコムが出て行った後、マルコムが残したお札をばら撒いた様子からすると、きっと本当は何も
なかったんじゃないかな、って思うのは私だけかな。
なんか、うまく言えないけど、ちょっと切ない想いがしました。


ホント、いろんな出逢いがあり、いろんな人間がいる、って感じかな?

***********************************************

ちなみに、台詞は勘違い等あるかも知れません。
あくまでも、「こういうニュアンスの事を言っていたと思う」位に留めておいて下さい。
すみません。
大したレポじゃなくてすみません。
こんな感じー位で思ってもらえると嬉しいです。
皆さんのいろんな感想(ネタばれ)をお待ちしておりますm(__)m
テーマがテーマだけに、なかなか感想とか難しいとは思いますが。
***********************************************
(2002.1.15の書込みから。)

12日、私にとっての1ヶ月ぶりのベニサン。
演出が、以前と違ってる所もあり、出来もすごく良くて、空気も
引き締まってたし、笑いもあり、いろいろ思わせる事もあり、
終わった後の内野さんの表情が何よりも嬉しそうで、幸せそうで
ずっとニコニコしてました。
最後に後ろのドアから出てく時もおどけた仕草で手を振って出ていかれました。
内野さん自身も満足されたのではないでしょうか??
この日は席が席だっただけにかなりドキドキしてしまいました(笑)

ベニサン楽の今日は台詞回しが完璧だったと思います。
失礼ながら(笑)全くかまずに(内野さん、すみません!)自然
に「会話」されてました。
12月は正直、ある場面(レポ参照?)でのかみ具合が気になってしまったのですが、そんな事も全くなく、メリハリがあったし、前回よりもよりそれぞれの役柄が一人立ちしてるっていうか、
違う人物として観えました。
(仕草や台詞回しとか。)
観る度に魅力的な舞台になっているので、感動です(^o^)丿
カーテンコール(カーテンないけど、こういう言い方でいいのかな?)も、いつものプラス2。
プラス1は何度かのお辞儀の後、内野さんから手を差し出し、
二人はがっちり握手。
プラス2は普通だったら終わる空気だったのに(舞台も照明が
落ちていた)拍手がなりやまず、内野さんも慌てて上着を着ながら舞台に現れました(笑)
そして、(またしても内野さんからの仕草で)二人は抱き合ってました(^^ゞ
二人は終始笑顔。
そして、後ろの扉から出て行かれる前に、内野さんは上着を脱
ぎ、上着をふりながら出て行かれました。
「これでおしまいだよ」ときっと伝えようとしたのだと思います。
お茶目だ、内野さん(笑)
そして、やっと拍手が止みました。
舞台の照明は落ちたけど、ベットにだけ光があたり、ずっと回転
してました。
なんか、じんわりきてしまいました。

以上、東京での感想と変えさせていただきます(?)

「観劇レポ」へ Or (一気にホームへ)