獅童流 森の石松

シナリオ 小国英雄
鷹沢和善 映画「森の石松鬼より恐い」より
脚本 サタケミキオ  演出 本木克英

主な出演者

中村 獅童

高岡 早紀  橋本 じゅん
深沢 敦  八十田 勇一 笹野 高史
長谷川 朝晴  西牟田 恵 角替 和枝 高橋 和也 ベンガル

吉田 日出子


物語

若手演出家の石井(中村)は舞台「森の石松」の公演の演出がうまくゆかず、悩んでいた。
公演が間近に迫っているにもかかわらず、役者はセリフを噛むし、殺陣もまるっきりダメ。
石井のイライラはつのるばかり。
制作の岡田(高岡)に当り散らしたり、大道具の長さん(笹野)やずっとコンビを組んできた脚本家の松田(橋本)とも口げんかになったり。ついには脚本を書き直せと言い出す始末。
そこに、支配人の小松(高橋)や掃除のおばちゃん(吉田)も乱入して事態はてんやわんや……。
さらに石井と松田はその夜、公園の屋台の女将(角替)を訪ねると、そこで偶然鉢合わせた大御所脚本家・都(ベンガル)と口論になり、ついに大ゲンカ。そんな最中、突然稲妻が彼らを襲ったのであった!

我に帰った石井は周りの様子を見てビックリ!
辺りはちょんまげの町人が行き交う港町、純和風な町並みの後ろにそびえ立つのは富士山!そして自分の姿を見てまたまたビックリ! なんと森の石松になっていた!!
脚本家の松田も石松の相棒、松五郎に変身!!ここは清水? 今は…江戸時代?
これって、もしかしてタイムスリップ??
しかし、歴史では石松は金毘羅参りの帰りに閻魔堂でだまし討ちにあうことになっているのだ。
果たして石井と松田の運命はいかに?!
2006.10.14(土)マチネ 新橋演舞場にて 座席1階17列17番


感想というか、思った事を。
正直、じゅんさん目当てで観に行きました。
新橋演舞場は初めて足を踏み入れた劇場なのですが、キレイで独特の空間というか、素敵でした。
…観客マナーは最悪でしたが(苦笑)

二階のロビーでは、清水絡みということで、その地方の名産品が売っていたり、メロンの試食やお茶・ワインの試飲も出来ました。
お茶、おいしかったなぁ。
メロンも甘くておいしかったです!

…あ、観劇の感想を(笑)
んー、まあまあ楽しかったです。
ゆるーい気分で観てきました。
私の席は後方だったのですが、後方からずっと袋がさがさ、茶の間状態のおばちゃんの私語・・・これが最後まで途切れることなくあちこちから耳に入る状態でした。ずっとなんか飲んでる人もいたし。
1幕ならまだしも、2幕に入ってからも遅れて席に着く人多数。
舞台の内容が、結構笑えるものだったのでまだ救われたかも・・・。

芸達者の役者さんが揃っているだけに、さすが個々ではおかしかったり、笑ったりしました。
ベンガルさんや笹野さんは味があるというか、演じてるというよりその人そのもの、みたいな感じでした。自然に笑ってしまう位。
あと、西牟田さんを久々に見ました。嬉しかった♪
相変わらずのハスキーボイスでパワフルに啖呵を切り、すごいふくれっ面をする西牟田さんには、場内も大ウケでした。
八十田さんに、深沢さん、高橋さん・・・と他にも芸達者な役者さんたちが魅せて笑わせてくれました。
あと、獅童さんの自虐ネタ(?)みたいなものが台詞で多々あったり、「(笹野さん演じる次郎長に向かって)え〜、次郎長?釣りバカで運転手やってたじゃん〜!」みたいな台詞があったり。
そこそこ笑ったは笑ったんですけど・・・。

全体としてはどうなんだろうなぁ…。
なんか、せっかくの個々の力がまとまりきってない感覚がしたんです。
パーツパーツでは面白いんだけど、なんかもやっとしたものが残ったのが正直な感想。
私には、この舞台の「方向性」みたいなものが観えなかったです。
役者さんが素晴らしいだけに、なんだか残念。
あと、暗転が多くて長く感じました。(しかも1幕の最初の方で、音楽もない、妙な間の暗転もあり…)
あと、ラストのオチ?が出たところで、石松ミニロックライブみたいな感じになってたのですが、客層を考えるとそのノリを求めるのはどうでしょう…(^^;)
笹野さんがトランペット(コルネットかも…)お上手なのにびっくりでした。
かっこよかったー。
あと、高橋さんがギターを弾く姿を観て「男闘呼組!」と思いました(笑)
八十田さんがドラムを叩いていたのにもびっくり。
でも、ずっとじゅんさんが出てなくって寂しかった(T_T)
ひとしきりライブが終わった後、じゅんさんは音楽に乗って出演者紹介(すごい沢山出てます)をしつつやっと登場でした。

さて。
じゅんさん。
言い回しとか動きとか、もう自分のツボなんでしょうねえ。吹き出しそうになりました。
関係ありませんが、メタマクに続きこの舞台でも「吐いて」いました^^;
一瞬、メタマクを思い出してしまいました(笑)
船酔いした後、ごろっと横になってしまうのですが、その背中がかわいかった(笑)
人情があって、お茶目で、なんだかおかしくて(笑)観ていて幸せな気持ちになってしまうのでした。
獅童さんとのコンビもコミカルでなかなか面白かったです♪

その獅童さんですが、スタイルがよくて(「普通にきれいなお尻でびっくりした」Byじゅんさん)、お茶目な演技も、びしっと決めることも出来る存在感のある役者さんでした。
(声がかなり掠れていた気はしましたが)
石松の最後なんて、壮絶で圧巻でしたねぇ…殺陣ももちろんですし。
思わず惹き込まれてしまいました。

ということで、今月唯一の観劇は微妙な感じで終わってしまいました^^