「奇人たちの晩餐会〜馬鹿にしやがれ〜」

[作] フランシス・ヴェベール
[翻案] 廣岡豊
[演出] 荻野繁(フジテレビ)

〔出演〕

役柄 出演者 どんな役?
大橋徹 明石家さんま 主人公。出版社経営。
田口一 ジミー大西 晩餐会のゲストとして招かれた「バカ」(失敬。)
大橋由美子 秋本奈緒美 主人公の妻。
黒川淳一 うじきつよし 由美子のかつての恋人であり、主人公の親友(絶交中。)
柴田 温水洋一 田口の友人。国税局の査察官で大のヤクルトファン。
井本真理絵 松永玲子 主人公の愛人。
井戸川 伊沢弘 主人公の主治医。

あらすじ?

毎週水曜日、奇人変人をゲストに招き、密かに笑いものにしながら一番の「バカ」を決める「奇人たちの晩餐会」。
この会を趣味とする出版社経営の大橋は、とっておきのゲストを知人から紹介される。
模型作り(5円玉で五重の塔とか作っちゃう!)が趣味の冴えない男、田口だ。
しかし、晩餐会の当日、同伴する田口を家で待つ大橋はギックリ腰に苦しんでいた。
やってきた田口の「バカ」ぶりに満足する大橋だったが、それも束の間、妻の由美子から別れを告げる電話が入る。
田口は大橋を助けようとするが、大橋の愛人・真理絵、絶交していた親友・黒川、さらには国税局の査察官の
柴田まで巻き込み、事態はとんでもない方向へと突き進んでいく!
田口は大橋の窮地を救う事ができるのかー。
間違い、勘違い、すれ違いによる混乱の中、やがて田口は自分が晩餐会に招待された本当の目的を知って
しまう。
田口に翻弄される大橋。果たして彼は妻を取り戻すことができるのだろうか?

***********************************************

2003.8.2(土)マチネ 世田谷パブリックシアターにて観劇。 座席1階O列14番

ナイロン100℃のようにスクリーンにタイトルバックが出て始まったこの舞台。
そのままそのスクリーンに新幹線、道路を走る車の映像が瞬間流れ、その車の中で電話をしている「知人」が
アップに。あ、ラサール石井さんだ(^^ゞ
とびっきりのバカが見つかった、って大橋に電話してる。その途中で、大橋が「あいたたた・・・」
そして暗転の後、大橋の自宅、という幕開け。

大橋:「あいたたた・・・」由美子:「あなた、どこ?」
すると正面のソファの後ろから手がにゅーっと。由美子の手には氷たっぷりのビニール袋。
大橋:「冷やしてどないすねん!」由美子:「先生がそう(冷やせと)言ったのよ」
大橋:「ウィスキー飲むから氷くれ」由美子:その腰を冷やしていた氷を出そうとする。大橋:「汚いやろ!」
そんなご立腹の由美子と、ギックリ腰の大橋の掛け合いで始まりました。
(注:その後、主治医がきて、「なんで冷やしてんですか!!」と言われ、大橋:「だって、先生がそう言ったんで
しょ」主治医:「暖めろといったんですよ!」大橋:「あんの女あ!」と。)

とにかく、さんまさんとジミーさんの掛け合いが絶妙!おかしすぎる。大爆笑。涙流しながら笑ってました^_^;
舞台っぽくない、ライブ感っていうのがすごく伝わってくる。
演技してるって感じじゃないんだもの。天然???
間といい、さんまさんの突っ込みといい、ジミーさんのおばかっぷりといい・・・。
殆どこの2人の掛け合いに終始してました。
その中で他の出演者が絡むっていう展開(贅沢だ!)
伊沢さんが主治医としてやってくる。風貌が「チャーリー浜」だ。大橋、「私、関西人なのですみません」とか言い
ながら、「チャーリー浜さんに似てますよね?」挙句には真似をさせようとしている。
そして、とうとう、主治医もチャーリー浜さんの真似をしてしまう(?)

田口はもう、めちゃくちゃ。大橋の留守電を勝手に滅茶苦茶なものに(しかもふりつきで)変えてしまうし、
電話を頼まれても(大橋が自分の手帳を見せて、この人にかけて、って言ってるのに)間違い電話を愛人・真理絵
にかけちゃって、奥さんが出て行ったって教えちゃって、しかも「井本」と「妹」を間違えて、大橋が違うゆうてるのに
1人で勝手に納得してるし(?)。教えてもらってないのに、どこかに電話をかけようとしたり、(大橋:「どこにかけ
ようとしたんですか・・・」)自分は意味不明なボケボケを繰り返してるのに、大橋がたまにボケてもほったらかし
だし。(大橋:「ほったらかしですか・・・」)挙句には戻ってきた由美子を真理絵と勘違いして追い返しちゃうし。
言われたとおり紙に書いて、と大橋に言われ、書いた文章はすべてひらがなで、しかも句読点が滅茶苦茶だし。
大橋が「手帳をとって」というと、灰皿渡したり、挙句には手の中指を突き出して「手像・・・」(?)
かみ合わない、かみ合わない(笑)
大橋が「ホントに大丈夫ですか!」って言うと。
「おっけーおっけータンポポ牧場(?)あいどーんとおまかせ大周は台湾にいっちゃった♪」(しかもふりつき。)
・・・覚えちゃったよ(爆)

温水さんは後半登場。
黒川「(由美子から電話があって)武藤の所に行くって」大橋「あの女ったらしの最低な男の所に?」
でも、武藤の別宅先を知らない。すると、再三大橋に「かえれ!」と言われた田口が、帰り間際にぼそっと。
「僕の友達が査察官やってて、先日武藤の査察に入った。」
それだけ言って帰ろうとする(笑)慌てて引き止める大橋&黒川。
そんな流れで登場したわけですが。温水さんは存在が既に反則です(ばく)
いやー面白い。しかも、田口との意味不明な掛け合い(?)でお互い満足してるし。

(査察官が来るっていうんで大橋が絵画や骨とう品を慌てて隠したら)柴田が、「ここに骨とう品置いてましたね。
埃で跡が残ってますよ」田口が「さすがー、柴田くん」って感心してその置き台を何度もバンバン叩いてる。
そして一言。「・・・20へぇ!」(トリビアの泉かい!)
他にも田口が何か質問しようとして「カルト、Q!」って言うと大橋がぼそっと「深夜で止めとけばよかったんや・・・」
とか(?)番組名とかネタはちょっと忘れちゃったけど、そんなアドリブっぽい一言がぼそっぼそっと出てきてた。

ちなみに、温水さんは風貌がそのままネタになってしまってました^_^;(「この髪はカツラだ!これをはずすと、
ロン毛でそれをまとめるのが大変なんだ!」とバレバレの嘘を貫こうとする柴田。大橋に「じゃあ、はずしてみい!」
と突っ込まれたり。)
・・・で、田口が電話で(存在をだまして)武藤に電話をし、由美子がいるか探りをいれるけど。
「いや(由美子は)きてない。今いるのは査察官の柴田の妻だ。寝取ってやった。はっはっはっ」
・・・・。^_^;

ラスト、由美子が交通事故にあった(軽症だけど)と聞き、急いで病院に駆けつけようとする大橋。
大橋が準備をしてる間に真理絵から電話が。それをとる田口。そして、自分が招かれた真実を知ってしまう。
それを大橋に問い詰める。苦しい空気の中、由美子から電話。「来ないで」。
落ち込み、自暴自棄になる大橋。自分が一番バカです、田口にも弱気な発言。
田口は、そんな大橋を助けようと、医者のふりして(?)病院に電話、うまいこと由美子に電話をつないでもらう。
必死に、説得(?)する。大橋が横にいて指図してるんでしょう、という由美子の疑惑にも「勝手にやってることで
公衆電話からかけてる」と・・・。
一旦電話を切り、暫くして由美子から電話が。
田口がとってしまう^_^;
由美子:「あら?あなた、さっきの・・・」田口:「ご主人に代わります!」
ツーッツーッツー・・・・。
大橋:「ばかーっ!!!」

こんな感じでした。ラスト、そういう(しんみりした)展開かい、などと一瞬でも思ってしまった私がバカでした(苦笑)

うじきさんはかっこいーし、秋本さんは綺麗だし、松永さんはフェロモン全開(?)だし。
すごく楽しい舞台でした。

あと、これだけ何度かパブリックシアターに行ってる私ですが、1階は初めてで^_^;また違う空間で新鮮でした。
後ろから2番目だけど、ど真ん中で、すごく観易かった。
段差もあるし、前の席と席の間に後ろの席が配置されてるし、そんなに大きくない空間だから、後ろからでも
ばっちり。お客さんに優しい客席だなあ、と改めて気に入ったのでした。

※台詞は「こんな感じ」程度で。てにをはに自身がありません(^^ゞ